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はてなキーワード: 副操縦士とは

2024-01-17

anond:20240117125032

メーデー!を見てたら副操縦士が軍歴詐称者だった回があって、調査官が「こういう人はストールン・バロー(Stolen Valor)といって非常に嫌われます」と言ってたのを思い出した。

ちなみにその副操縦士には虚言癖があり、自分を大きく見せるための嘘をついて結果的大事故を引き起こす一因となり、事故調査から自信過剰生意気」とボロクソに言われていた。

2024-01-03

海保にも副操縦士いたんだよね。

機長が指示を聞き間違えたとしても、副操縦士が聞き取れてたら訂正や確認ができたはずだよね。

どっちも聞き間違えたとかある?もし仮にそうだとしたら、ますます機長だけに原因があるわけじゃないよね。

どっかのアホが海保自衛隊と思い込んで、国交省VS防衛省とか言ってたけど、海保国交省や。

2024-01-02

航空無線交信問題点 anond:20240102191331

・KLM4805便が「管制承認」を「離陸許可」と誤認して離陸滑走を行ったこと。

・KLM4805便の副操縦士および管制官が管制用語から離れた用語(「We're at take off」と「O.K.」)を交信使用したこと

・押しつぶしたような無線音声、混信が起こった事により、それぞれに誤解が生じたこと。まったく同時に管制官とPAA1736便両方が送信を行い、それゆえ交信音声が打ち消し合いKLM4805便には聞こえなかったこと。

現在管制用語では、指示の際に、「OKオーケー)」や「Rogerラジャー了解)」といった口語表現単独、あるいは「イエス」「ノー」単独承認を行ってはならず、「Affirmative(肯定だ=イエス)」「Negative(違う=ノー)」といった決められた用語使用し、指示の核心部分を復唱(read back)させることで、相互理解したことを示さなければならない。加えて、「take-off(離陸、テイクオフ)」という用語も実際の離陸許可を下ろす時か離陸許可を取り消す時にしか口にしてはならない。離陸許可の時点までは、コクピット管制塔も「departure(出発/出域)」という用語を使わなければならない(例:「ready for departure」=出発(離陸)準備完了)」。

しかし、2000年代に入って以降、この要請は必ずしも遵守されていない。2008年2月16日新千歳空港で2機の航空機B747MD-90)が滑走路上ニアミスするというテネリフェ事故類似の状況が発生している。原因は、管制承認についての交信管制官が「take-off」という用語を使ってしまったため、航空機側が離陸許可と誤認し離陸滑走を開始したこと(および、機長らも聞き違いを問いただしたり指示を復唱したりせず、ただ「Roger」とのみ答えたこと)であった。 

テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故: 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%8D%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A7%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9C%E6%A9%9F%E8%A1%9D%E7%AA%81%E4%BA%8B%E6%95%85 

2023-10-03

anond:20231003182613

極端な話をすると、「このまま仕事を進めればマズいと思っている人が、心理的抵抗感なく、このままじゃマズいと声に出せる状況」が心理的安全性の目指すところ。

それを最先端実践しているのが航空業界

かつては副操縦士が機長に意見するのに戸惑って墜落したケースがあり、

再発防止のために心理的安全性を初めとする人間心理やらなんやら徹底的に研究し尽くして今の安全な運航を実現している。

(詳しくはマシュー・サイドの「失敗の科学」がお勧め

で、そのためにはどうすれば良いかとあれやこれや試行錯誤しているのが心理的安全性界隈。

その「試行錯誤」の部分だけを見て心理的安全性ってこういうものかと思ってしまうのはマズい。

心理的安全性は、「なんとなく良いもの」ではない。実現すべき目的がある。

それを意識するだけで認識も少し変わると思う。

2023-08-26

anond:20230826110724

プロ驚き屋が騒いでいただけだぞ。

IT企業は「AI副操縦士である」ということを強調していたんだけど、日本語圏にはそれが伝わっていなかったかプロ驚き屋の主張だけが広まってしまった。

2023-05-31

日本人が生成AIに苦手なことをやらせるのはアトムのせい

おれたちは生成AIに苦手なことをやらせがち

〇〇について教えて系の質問は全部ダメ。堂々と嘘をつくのは勿論、回答が抽象的すぎて役に立たないことが露呈した。

この批判がまさにそうなのだが、どうもわれわれ日本人は「ChatGPTが一番苦手なこと(≒自分が知らないことを教えてもらう)にChatGPTを使おうとする」という傾向があるらしい。日本の経営者に聞いたChatGPTの使い道のアンケートでは、「仕事で調べものをする時に活用する」が39.3%でトップだ。これが米国の職場でのChatGPT利用法の調査だと、上から順に、


となっていて、情報検索や調べものタスクは上位5位に入っていない。総じて米国の働き手は、ChatGPT自分情報インプットするためのツールではなく、自分他人情報アウトプットするためのツールととらえている。

生成AIは「続きを書くAI」でしかない

深津氏も折に触れて言っていることだが、生成AIは元々「文章の続きを書くAI」であり、それがスケーリング則によって多くの拡張能力を獲得したものだ。だから一番得意なのは、「プロンプトで与えたテキストを指示通りに加工すること」(校正・要約・分類・翻訳など)と「プロンプトで与えた指示によって、新たにテキストを作り出すこと」(作文・提案問題作成・コード作成・ロールプレイなど)だ。元々そのようなことを実行するための仕組みなのだから、ここがスイートスポットになるのは当たり前だ。少し触ってみて、何ならうまくいくのか、何だとうまくいかいか自分なりに検証して結果を見れば、今のChatGPTテキスト加工器・テキスト生成器として使うのが一番いいということがすぐわかるはずだ。増田自身

ギリギリ使えるのが長文の要約系と、コーディングの補助くらい。

と書いている。その通り。そこが一番使える用途なのだ。つまり元増田も、体感的にはそれがChatGPTの一番得意なことで、情報検索は不得手だとわかっているのに、不得意なことをバリバリやらせて、その結果に失望している。GPT-3やGPT-4は「2021年9月以後の情報は持たない」と折に触れて回答してくるのにも関わらず、生成AIハルシネーション問題がこれだけ広く注意喚起されているのにも関わらず、それを調べものに使って勝手にガッカリしているのである

日本人は生成AIに知性を幻視しがち

これは元増田だけではない。自分の周囲にも、同じことをやって同じようにガッカリしている連中がたくさんいる。おれは、これが日本人文化的歴史的に〈ファンタジーとしての汎用人工知能(AGI)〉に馴染みがありすぎるせいなのではないかと思っている。自律思考型のロボットアンドロイドが登場する数々の創作に触れ続けたことで、我々には「思考能力を持つ、優れたAI」というもの存在が、脳内に〈リアリティある未来〉としてインストールされている。だから、おれたち日本人は、「AI対話的なテキストコミュニケーションができる」となった瞬間、その対象一定の知性を仮定してしまう(これはもちろん、ANI(特化型人工知能)にすぎない今の基盤モデルに対しては、高すぎる期待だ)。そして自分の知りたいことを問いかけては、的外れな答えが返ってくることに失望嫌悪する。これは「知性のようなものが、実際はそうでなかった」ことに対する、一種の「不気味の谷」反応だ。

アメリカ人にとってChatGPTテキスト加工器

上のサーベイで取り上げたアメリカ人のChatGPTの使い方を見ると、彼らが全くそんな幻想を持っていないのがわかる。これはキリスト教圏における、おそらくは宗教的タブーに紐づいた、人間非人間のあいだに設定された懸隔の大きさと無縁ではないだろう。彼らは、人間以外の存在には軽々しく知性を見出さず、あくまで〈道具として〉ChatGPT使役する。だから回答の正否を自分判断できないようなことは聞かない。テキストの加工器として、あるいはアイディアの生成器として使うだけだ。生成された結果の善し悪しは自分評価し、使うか使わないか判断すればよい。そういう道具を使って、作業時間を大幅に短縮しつつアウトプットを仕上げる。そのような使い方が、今のところはChatGPTや生成AI用法ベストプラクティスということになるだろう。

マイクロソフトにとって生成AI作業アシスタント

そのことは、マイクロソフトの365 Copilot実装のデモ動画を見てもわかる。スピーカーは、人間操縦士であり、Copilot(GPT-4ベースのChatGPT兄弟)はその名の通り副操縦士だとして、両者の主従関係を繰り返しアピールする。Copilotは忠実な僕として、人間プロンプトで指示したことをやる。娘の卒業パーティのために会場の予約メールから情報抽出し、友人達に送る招待メールの文面を書き、OneDriveから写真を引っ張り出して、指定したトーン&マナーパワポ作成し、画像を生成し、アニメをつける。Wordスピーチの文案を作らせ、みんなから戻ってきたエピソードを適度に切り貼りさせる。あるいは職場で、商談相手に向けたWordドキュメントを補完させ、それをPowerPointコンバートさせる。Excelで昨期の売上低下要因について考えられる候補をいくつか出させ、そのひとつを掘り下げて分析させ、ボトルネック要素を改善した場合予測をさせる。

これだけてんこ盛りのタスクショーケースの中に、「ローカル側にデータ存在しないことに関する情報検索・調べもの」が入っていないのがわかるだろうか。つまり、生成AIというのはそういう使い方をするものではない、という話なのだ

調べものに使うなら、調べもの用の低能力なAIを使え

かにBingは出典リンク付きで答を返してくるが、これはGPTのような基盤モデルにとってはあくまで余技の類だ。本来一番得意な「生成」の能力を制約しつつ、リアルタイムブラウジング機能を持たせた結果、何とかそのように動作するのであって、逆にBingやperplexity.aiテキスト生成・加工がめちゃくちゃ苦手だ。つまり「正確な情報を返すこと」と「新たなコンテンツを生成すること」は、現状の生成AIにおいては相反する要請だ。どちらかを重視するなら、それが得意なAIやらせればよい。

裁ちばさみで鼻毛を切るな

ChatGPTを調べものに使って文句を言うやつは、裁ちばさみで鼻毛を切ろうとしていることに気がついてほしい。とにかくおれたちはアトム幻想を一旦捨てなければならない。生成AIは、知性ではなく道具だ。道具だから、お前が使った通りに動作する。動作結果に不満があるなら、用途が間違っているか、指示が間違っているか、その両方だ。


anond:20230531122439

2023-05-22

「機長、副操縦士に加え、客室乗務員13名と乗客256名の合計271名」→合計の搭乗数の計算あわなくないですか?

256+13=269ではないでしょうか?それとも、私の日本語解釈おかしいのでしょうか?

こういう人たちに我々はどう対応していけばいいのか

2023-03-17

「我が社でもコピロット活用を〜」「話題のコピロットが〜」

  コパイロット(Copilot、副操縦士)な

2022-07-18

anond:20220718122805

自分の力で自分人生を生きてないか

最終的に神頼みになるんだろう

人生が乱気流に巻き込まれ飛行機みたいになったとして

機長や副操縦士ならやることは沢山あるが

単なる乗客ならひたすら神に祈るしかない

みたいな

2020-09-19

anond:20200919122811

何故投獄される可能性が無いと言いきれるのですか?この件以外にも精神疾患理由無罪になった件は山ほどありますが…

仮に言いたい事が「パイロットはどんな無茶な事をしても罪にならない」と言う事が言いたいのでしたら、それは間違いです。

https://www.bbc.com/japanese/46068039

2018年副操縦士飲酒検査に引っかかり逮捕されています

2020-09-18

anond:20200918170849

副操縦士な。本当は副も要らないんだけど。captain, first officer, crew chief, cabin crewっていう海軍方式から

船長副長操舵手、航海長、航海士ってわけ。

2020-09-15

anond:20200915132832

から、なぜ機長が生きている段階で、制御を奪えるのかがわからない。

副操縦士以下が制御を奪うのであれば機長は操縦できない。

操縦中になにかしたら、そりゃ墜落する。

いったん、操縦を辞めさせて、それからだ だから、操縦席から引っ剥がして取り押さえるのが先だ

 

逆に機長が操縦して権限を有している時に

よこからあれこれ、いじくり倒せばそりゃ墜落するだろ

そういう事故最近も起きてた

2020-08-19

これは難しいな。

管制塔とパイロットが、副操縦士が気絶している場合に、もうすぐパイロット意識を失うと思われるが

最後に完成塔と更新をして、オートパイロットを切断しろと3回3つの言語命令してきた場合

とりあえず、操縦室のドアを開ける許可を求めて、気絶します。さようならみなさん、またあしたZzz

 

ドアは、あけた。マニュアルに変えた。通信は確保した。最後の僕の仕事、僕の命を守る。 も・・・もんもこ・・・バタ

2020-04-20

anond:20200420085133

政権が倒れると指揮を取る人が不在になって大混乱になるから誰もそんなことは求めてないんだよ。

言ってしまえば乱気流に巻き込まれ旅客機に乗っているようなもの

安倍ちゃんパイロット副操縦士大臣共がいくら下手糞でも、あいつらがハンドル離して真っ逆さまに落ちたら元も子もない。

俺らは政権に「しっかりしろパイロットもっとハンドルを右に!インド人じゃねえよ!」という具合に絶えず声を上げ続けることしかできないんだ。

とりあえず治療薬の認可と家賃補償と軽症者向け施設の支度をとっととやってねって感じ。

2019-07-08

小学生プログラミング言語を学ばせる前に、経営者プログラミング言語を学んで欲しいよ。

7payの事件

ITセキュリティー学とか、IT失敗学歴史教科書になってもおかしくない。

小学生プログラミング言語を学ばせる前に、経営者プログラミング言語を学んで欲しいよ。

なんか、詳細は、門外漢素人にはサッパリからないが。

フリーメールメール送信最近携帯番号を求められることがあった。

慎重だよなと、思った。

経営技術者とのITへの認識の隔たりを感じると、隣国の話を思い出す。。

韓国だと、パイロット敬語を使わない英語でやりとりする風習があるという。

副操縦士が、機長への意見をいいやすいようにするためだそうだ。

過去航空機事故事件から学んだらしい。

日本は、失敗を暴くと先人の無知やらを気にするからな。

  

SNSでの炎上は、いざしらず。

権力者には逆らえない、社会なのですね。。

  

社会の仕組み、税金の仕組み、プログラミングの仕組み、学ぶことがたくさんあるよ。。

  

  

2018-08-16

心配

今度母と海外に行くのだが、なぜか「私たちが死んだらどうしよう」とやたら心配する。ここ数年、毎年のように一緒に海外旅行をしているが、そんな心配を聞くのは初めてだ。確かに今まで行った国の中では治安の悪い方には属するが、「貴重品を盗まれないよう気をつけましょう」とか「お土産屋などでのぼったくりに注意」とか「大都市交通ルールはあってないようなもの」みたいな注意書きがガイドブックに書いてあるぐらいで、東南アジアに行く以上しょうがないんじゃないかというレベル内戦のまっただ中でいつ爆弾が降ってきてもおかしくない状況なら心配になるのも分かるけど、飛行機が墜落したり着陸に失敗して炎上したりしない限り大丈夫だと思うんだけど…

私たちに何かあったら親戚の○○おばちゃんから連絡してもらうからあんたの職場電話番号を教えなさい」と言われて仕方なく母のケータイに番号を登録。かの国の航空会社なのでJAlANAほど信頼できないかも知れないけど、今のところその航空会社飛行機大事故を起こしたと聞いたことはない。夫である父も長期で海外に行っており、自分たちに何かあると姑と実母(私にとっては父方の祖母と母方の祖母)を置いていくことになるのが心配なのか。

私の心配は「パスポートとかカメラとか盗まれたらどうしよう」とか「バス移動の途中でお腹を下したらどうしよう」とかその程度だ。特に胃腸の方は、日本食事と水でも、ちょっと食べ過ぎるとすぐにお腹が痛くなってトイレに走る羽目になるので心配である。多少ぼったくりにあったとしても、そんなに小遣いを持っていくつもりもないし、大量にお土産を買う予定もないので、多少のお金安全が買えるならしょうがないとすら思う。

昔親しかった人で「飛行機に乗って事故ると死ぬから」といって絶対飛行機に乗ろうとしないのがいたけど、そんなことを言ったら年がら年中海旅行出張に出かけている人はどうなるんだ。うつ病副操縦士が機長を閉め出して山に向かって突っ込んでいったみたいな飛行機に乗り合わせたらもう諦めるしかないけど、それは極めてレアケースだろう。私は旅客機に乗るときにいちいち「落ちたらどうしよう」とか考えないようにしている。どっちかというと自衛隊警察ヘリコプターや小型飛行機が、ベテラン中のベテランを乗せておきながら事故を起こして墜落したりする方が怖い。いちおう免許を持っていても、素人が小型飛行機を操縦するなんて自殺行為ではないかと思う。

まぁ何はともあれ母の不安杞憂に終わることを祈る。

2015-04-02

ドイツ副操縦士より日本操縦士やばいのだけれど

今朝のニュース

桜美林大、パイロット養成指定返上 管理ずさんと指摘

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150402-00000005-asahi-soci

簡単に言うと、学校内で自分達で試験やってもいいよってなってたのが、

まりにもずさんだったのでやっぱ国でしっかり試験やるわってなった。

指定養成返上なんてのはよっぽどのレベルだと思う。

記事の中のここに注目していただきたい。

日本航空元機長で、養成コース長の宮崎邦夫教授取材に、「就職対策に力を入れすぎ、組織運営安全管理がおろそかだった。反省している」と話した。

就職対策とある

パイロットが不足していると言われているが、実はパイロット資格をとっても就職難なので就職できない。

からどこも必死

現実問題として、こういうパイロットの訓練をしている大学就職状況は厳しくて、結局お金を払って就職させてもらっている。

そのへんのことと、日本パイロット養成がどれだけ危険かを書いたので読んでもらいたい。

http://anond.hatelabo.jp/20140601224735

最近パイロット不足で誤解されていること

あとついでに、最近,国土交通省パイロットの定年を67歳にまで延ばした。

JALがつぶれる前までは60歳だったのに。

安全よりも人数の確保。

人員養成ではなくその場しのぎ。

これが日本の航空業界の現状。

http://anond.hatelabo.jp/20150402060323

お前、ちゃんと病院行けよ。判断基準おかしくなっているよ。

彼にとっては乗員乗客が何人乗ってようが些細な問題に過ぎなかったのだろう。

あるいは巻き添えとなる犠牲者の数など念頭にすらなかったのかもしれない。

私たちにとって今や日常茶飯事となってしまった駅での人身事故についても同じである。もちろん次元の異なる事例ではあるが、本質的には変わらないだろう。

飛行機副操縦士のように他人の「生命を奪う」ことは、駅での人身事故列車への飛び込み自殺)で「巻き添えにする」(=列車の遅延などで迷惑をかける)こととは、「次元の異なる事例」という言葉で済ませてよいことではない。

それを「本質的に変わらない」と思っているということは、お前の判断基準が異常になっているということだ。 言語概念を正しく使えていない状態だということだ。そしてそれは、非常に危険だ。

旅客機を墜落させた操縦士が羨ましい

こんなことを書くのは不謹慎まりないことは承知だが、あのような豪快な自殺遂行できた彼を羨ましく思う。

あの墜落事故が単純に操縦士自殺目的飛行機を落としたと仮定しての話ではあるが、操縦桿を握った彼が故意に墜落させたのは報道を見る限り確からしい。

ちなみに自分は今のところ自殺願望はないが、いつ死ぬか如何に死ぬかを自分で選びたいので、何年後あるいは何十年後か分からないが自殺するだろう。

もちろん自殺するときは、できる限り他人迷惑をかけない手段を選ぶつもりでいる。

しかしか副操縦士に羨望の念を抱いたことは否定できない。

どうせ死ぬならありふれた死に方ではなく、豪快かつクリエイティブな死に方をしたいと思ったりもする。

自殺手段は数あれどアルプス山脈旅客機で突っ込むことが出来る立場にいた彼は恵まれていた。

ほとんどの人間は首を吊るか、高所から飛び降りるか、あるいは練炭自殺くらいしか方法がない。

彼にとっては乗員乗客が何人乗ってようが些細な問題に過ぎなかったのだろう。

あるいは巻き添えとなる犠牲者の数など念頭にすらなかったのかもしれない。

私たちにとって今や日常茶飯事となってしまった駅での人身事故についても同じである。もちろん次元の異なる事例ではあるが、本質的には変わらないだろう。

当の自殺志願者にとって自分行為がどれほど多くの人に迷惑を及ぼすか、そんなことは自分死ぬという問題比較すれば考慮にあたいしないのである

こんなことを書いていたら三島由紀夫のことを思い出した。

最後事故によって亡くなられた犠牲者哀悼の意を表します、なんてことは書かない。

2014-07-14

NHKパイロット不足ニュースで報じられていないこと

NHKニュースを見たのでその感想

パイロット不足ニュースが実際の状況とはまったく違うことを以前書きました。

最近のパイロット不足で誤解されていること

この記事の内容は、資格はあるけど未経験パイロットは大量に余っており就職難です。というもの

パイロット志望の若者が急増(NHK)

このニュースなんだけど、よく動画を見てもらいたい。大学説明会に親同伴でしょ?後半にでてくるけど学費は2000万円ほどです。なので子供だけでどうにかなる問題じゃないんですよね。で、こういう大学がいくつかあって、日本パイロット資格者の大半を占めるようになる。ということは、パイロット金持ちじゃないとなれないってことになる。それもこれも航空会社が訓練費用を出さなくなったからで、明らかにおかしな状況になっている。

ピーチパイロット不足が大きなきっかけとなったが、これに伴って今ピーチパイロット募集している。その文面で未経験者の現状がわかるので紹介したい。

https://saiyo.axol.jp/12/c/jade-sky/entry/shokushu#c3

の少し下のほうに「副操縦士候補要員」というのがある。

航大やニュースに出てた大学卒業すればここの応募資格はほぼクリアできる。見てもらいたいのはその応募資格最後の一行。

・再応募の場合は、過去応募回数が1回以内の方に限る

これ。何度も応募してくんなってこと。つまり、この募集枠の人間はいくらでもいるということを現している。この1行でどれだけ未経験パイロット就職難で冷遇されているかわかると思う。あと、応募の回数に制限をかけるってのはどうなんだろう?他の業界のことはわからないけど有資格者に対する募集で回数制限って問題ありそうな気がする。今、パイロット不足ニュースで飛びつくのもいいかもしれない。4年後には状況がよくなっているかもしれないから。でも気をつけておいてほしいのは、ニュースでは就職難の状況が一切報道されないということ。ちなみに、JALの破綻前にも世界パイロット需要の増加と大量の定年退職問題になっていた。だけど実際には需要は増えなかった。この部分はいま資料を探していてまた今度まとめます

まぁはっきり言うけど、現状ではパイロットへの道に進んだとしてもパイロットになれる可能性は20%以下だからね。2000万円かけて資格を取ったあとに他の道へ進めますか?募集の条件は満たしているが採用される可能性はかなり低いそんな状況で収入がないからといってパイロット以外の仕事ができますか?そんな道を進んでダメだった人をパイロットとはまったく関係のないあなた会社では雇いますか?

*あと関係ないけどピーチのような、

書類選考通過者にWEB上で一次面接のご連絡

みたいないわゆるサイレントお祈りはどうにかならんかな。航空会社はどこもこの方式で、返事をするとこのほうがめずらしいんだけど。どこも「安全サービス」が売りのはずなんだけど、安全→作業の実施確認ができていない、サービス問題外。表ではそう言っていても中身はこんなもんだよ航空会社って。

2014-06-01

最近パイロット不足で誤解されていること

パイロット関係のことについて思いついたことをぐだぐだ書いていく。

パイロット就職

先週、J-AIRJAの子会社)の採用試験を受けてきた。この会社は去年から4ヶ月に1回くらい採用を繰り返していて今回で4回目。採用人数は毎回6人程度で応募者は毎回100人を超える。倍率は20倍くらい。この状態が他社も含めずっと続いている。これが、パイロット資格は持っているけど実務経験のない人の実情。いま実際に問題になっているのは機長が足りないってこと。機長は足りないのにその1つ下の段階の人はまともに仕事につけないのはなんでだろうってのをなんとなく書いていく。

航空会社新人パイロット需要は毎年100~150人程度しかない。JALがつぶれたときに700人以上のパイロットが職を失ったのでその時の影響がまだ続いている。1つの会社採用募集を出すと100人分以上の履歴書が届くけど採用されるのは数人。当然、履歴書を送ってる現役の人だけじゃなくて資格は持ってるものの半分あきらめて採用活動に参加していない人もいっぱいいる。

この応募者の中には航空大学校卒(パイロット養成する唯一の学校法人)の人もいっぱいいる。報道では、航大の人数を増やして~とか言ってるが現状ではまともに就職できていないので意味がない。さらに、自社養成の人数を増やして~とかも言ってるけど、それだとさらまっさらな状態の人に訓練を始めるってことだからかなり的外れなこと。


LCCの待遇は悪くない

この2年ほどでLCCは機材を増やし、パイロットもそろえた。そのパイロットほとんどは日本人なんだけど、一体どうやって集めたのか?答えは簡単、他社から引き抜いた。で、もし自分がどこかの航空会社で働いているパイロットだとしてそう簡単にLCCのような「格安」航空に行くだろうか?でも元の会社より待遇がよかったら行くよね。一般の人が誤解していることは、格安航空だからといって働いている人の給料が低いというわけではないということ。

結局、いまLCCで働いているパイロットJALやANAの子会社から来た人。それらの子会社よりLCCのほうが給料がいい。じゃないとわざわざ転職しない。飛行機を利用するみなさんに知っておいてほしいのは、JALやANAの高い航空券を買ったとしても機材がB737やA320以下の小さいものだったら、多くの場合実際の中身はLCCよりも待遇の悪い会社で働いている人達が運航しているということ。JALやANAのつもりでサービス要求するのはかわいそう。LCCは格安から安全性不安を感じる、とか言う人がいるけど、それだったら知らずに乗っているJALやANAの子会社のほうがもっと悪いから


訓練費用は10分の1、訓練期間

報道では、よく機長になるまでに10年とか何億の訓練費が~とかの話があるけど、ゼロから航空会社に応募できるまでの資格をそろえるのに2年、さらそれから6年で機長になれる。で、資格をそろえるのに2年と書いたけどこれをアメリカ基準でやると10ヶ月で全部の資格が取れる。費用は300万円くらいかな。国土交通省のやりかたのせいでそこからさらに同じ資格日本で取らないといけなくて、これに1年ちょっとと500万円くらいの追加費用がかかる。この部分は完全に無駄。で、東海大学資格を取れる学科を作ったんだけど、なぜかここでは全ての訓練をアメリカで修了させることができる。しか試験官がアメリカ人というわけのわからん扱い。それができるならいままで国土交通省試験官がわざわざ海外試験のために出張に行ってたのはなんだったんだ、国内でのバカ高い訓練費はなんだったんだと。で、そんな好待遇なのに学費は2000万、4年もかけて資格を取る。全部アメリカ価格から格安資格を取れるのにそんな高い学費は一体どう使ってるんだと思ったら、卒業生採用してくれた航空会社に裏で渡してるみたい。それが500万以上。そんなことされたらそりゃいろいろおかしくなるよ。ちょっと前までは訓練の質が~とか言ってたのに結局は金かと。

まぁこのへんの訓練期間とか費用は、JALやANAのような大型の機体を飛ばす大手のように毎月のフライト時間の少ないパイロットと、LCCのようにフライト回数が多いパイロットでは全然違ってくる。だいたいの場合大手の基準が紹介されるからかなり時間がかかるようなことになってるけど実際はそうではない。さらに、日本だけ妙にきびしい基準を緩和すればもっと短縮できるし、海外で訓練すれば費用場合によっては10分の1にもなる。

ちなみに、ジェットスターが公表していたA320への機種移行訓練は1ヶ月150万円。世界基準ではこの程度だけどどこかで機種移行について書かれた記事があったら比較してみてほしい。


なにが言いたいかというと

結局、航空会社が社内訓練費を出さないようになったことがかなり大きな問題だと思う。東海大学等にパイロット資格が取れる学科ができたが、これはつまり航空会社は訓練費をださず学生自分お金出して資格取ってねってこと。それでまぁ一応ANA東海大学支援してるから一応卒業生を数人だけ採用するけど、何人採用するかは航空会社側の自由だしそれ以外の人の採用約束できないのであとは自分就職先みつけてねってこと。東海大学入学する人はANAに入れると思って入るんだけどね。以前のような自社養成だと一般の大学生採用してから社内で訓練させていたけど、この方式だと訓練費を出さないですむし、技量不足等で最後まで訓練を終えられなかった人を他の職種で面倒を見る必要もない。これはパイロットだけじゃなくて客室乗務員でも同じようなANA支援学校がある。

パイロット医師弁護士のように個人で仕事をするのはむつかしくて、どこかの航空会社にいないと仕事ができない。資格を取っただけではそれを活かせないところに大学資格を取るということに無理があるように思う。

資格を取ったあと航空会社採用されると、その会社で使っている機種ごとの資格を取らないといけない。飛行機では一定以上の大きさだと機種ごとの資格必要になる。ここにかかる訓練費が国土交通省基準だとかなり大きい。航空会社はこの費用もけちる。ある程度乗務員として働くとどこの会社にでも転職できるくらいの経験値がたまるんだけど、その転職に関しては航空会社は以前はあまり気にしてなかったように思う。なぜなら航空業界は閉鎖的で、ステップアップができないような業界だったから。一度どこかの会社に入ってしまうと同待遇か下の会社しか転職できなかった。JAグループ、ANAグループ内でより待遇のいい会社には行けない。だから毎年のように待遇に関してストが起きる。だけどここ数年のLCCの設立で、訓練させたパイロットを他社に取られるということが頻繁に起こるようになった。ある会社の人事の人は「いままで育てたのに他社に行ってしまうような人は信用できません」って言ってたけど人事としてその発言ははずかしくないのかと思ったよ。で、そうなってくると自分のところで訓練させたあと他社に取られるの覚悟で新しい人を採用するべきか?となってますます訓練費を出さなくなる。こんな感じで、入社初期の多額の訓練費とステップアップのない業界事情が機長不足の原因の1つだと思う。


いまやらないといけないことは、今後も機長は不足するので増やさないといけないということ。外人機長を雇うという手もあるけど外国人ほとんどの場合短期でしか働かないし人件費日本人より高い。つまり一時しのぎにしかならずそのあとも同じ状況が続く。それなら日本人副操縦士を機長にしていくべきだ。LCC並みの多めのフライト時間ならいままでよりも短い期間で経験が積める。いまはLCCでの機長昇格はあまり積極的ではないけれど、この数年で体制を整えればいい。むしろ国が支援してLCCを機長養成機関みたいにすればいい。JAlやANAだと時間がかかりすぎる。早ければ入社して4年で機長になれるかもしれない。同時に、いまのままの未経験者の採用状況だと同じような状況が続くことは目に見えている。これはポジショントークだけど、でもたしかにいま副操縦士を多く採用しないと機長だけ増やしてもその後が続かない。自社養成をどうこうより、最短で問題を解決するにはい資格を持って就職活動している人を雇うほうが早い。そういう人がたくさん余っているんだから採用する代わりに給料をぐっと下げて、それを訓練費にまわせばいい。

訓練基準と手続きの緩和も必要国土交通省無駄に基準を高くしすぎている。技量の低いパイロットを増やすのは心配かと思うかもしれないけど、実際いまの採用状況は腕ではなく金で決まってるし、日本以外の世界ではもっとゆるい基準でスピーディーパイロット養成されている。それでも安全に運航が行われている。厳しい基準でも日本けが特出して安全というわけではない。

うまくまとまらなかったけど、またなにかあれば書きます

 
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