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はてなキーワード: 修士課程とは

2023-06-12

anond:20230611220226

高校生まではだいたい○○lineとかの一般的呼び方が使われるけど大学だと現役と浪人があるから大学ごとの文化が出て面白い

東工大だと23B(2023年学士課程入学)とか22M(2022年修士課程入学)とかの入学表記から卒業後でも使える。

東大はUT3みたいに学年で表記してるのを見かけるけど卒業後はどうやりとりするんだろう。

2023-06-04

anond:20230604160826

資格とかスキル云々とかの前に、まず大前提として学部修士課程情報工学情報科学専攻して課程を修了して下さいって話。

それがないなら正直お話にならない。

2023-04-19

日本危機感を覚える平凡な大学生国外脱出する方法を教える

タイトル通り,日本悲観論に揺れて漠然国外に行かなきゃと考える学生に,金をかけずに国外脱出する方法を伝授する.

それはずばり,国外大学院卒業して現地就職を目指す方法だ.

海外経験なくても地方出身でも可能

実家が平凡,なんなら貧しくても問題ない.むしろ貧困奨学金取りやすいので有利な場合もある.

ただし理系学生特に国立大学を推奨.

別に旧帝レベルでなくても,地方国立でもいい.

文系は専門外だ.別の道をあたってくれ.

金ないのに私立文系行く学生のことはもっと知らん.

1. 学業に専念し,良いGPAを維持しろ.少なくとも3.5/4.0以上は欲しい.

2. 給付奨学金に応募しまくれ.貧困対象でも成績優秀者対象でもいい.金銭的余裕を確保してバイト時間勉強に充てろ.

3. 海外とのコネクションがあるラボ,もしくは論文を書かせてくれそうなラボ卒研しろ

4. 国立大学院に進学しろ修士課程まででいい.同じ研究室でもロンダしてもいい.

5. 院から第一種の貸与奨学金に応募しろ

6. 可能なら半年から1年くらい留学しろラボコネでもいいし協定校でもいい,ただし研究留学しろ

短期留学場合給付留学奨学金結構充実してるので,応募して受かれば金銭負担は少なくて済む.

7. アメリカ・もしくは欧州博士課程に応募しろ.在学中は給料授業料が出る.

 卒業後はそのまま現地で高給企業就職しろ

おめでとう,完遂です.

解説

海外進学を目指すにあたり,海外大学GPAを何よりも大切にしているので,学業成績は高めを維持しなければならない.

日本大学生は海外大生と比べて本当に勉強しないので,門前払いされたくなければ周りに流されず勉強しろ

一方,日本大学大学院は授業より研究重視なので,これは逆に実績を積むのに都合がいい.

日本修士卒業までに論文投稿学会発表奨学金の獲得(意外にもアピールになる),学術賞等を積み重ねれば他の国の受験者と大いに差別化できる.

更に更に,第1種奨学金は上に挙げたような実績が豊富だと半額もしくは全額が免除になる.利子もなく借り得なので借りておいたほうが絶対にいい.

生活費に使うもよし,インデックスファンドにぶち込むもよし.

研究留学はチャンスがあれば行っておいたほうがいい.将来の進学先候補になるし,違う大学院に行く場合にも海外研究者の推薦書が手に入る.ついでに英語も鍛えられる.

近年だと都道府県単位大学ごとの奨学金,トビタテ留学JAPAN等々かなり幅広く給付短期留学奨学金があるので全て応募するべし.

欧米大学院特に博士課程の学生学費無料給与が出るので競争が激しいが,

ここまでで履歴書を十分に彩れば,海外大学院応募でも十分に戦える.

日本のように博士学生社会不適合者というレッテルもなく,むしろキャリアの一環という側面が強く劣等感を感じることも少ないだろう.

在学中も生きていけるだけの金を貰いつつ,良い就職先も見つかる.

英語が苦手?

海外脱出を目指すなら最低限話せるように努めろ.

博士課程まで行きたくない

英語も喋れず大した学位もない外国人を雇う国なんてないので,誇れる移民を目指しましょう.

博士号は一番手っ取り早い方法です.

以上,ここまでが地方出身者だろうが海外経験なしだろうが国外脱出できる方法だ.

学部から海外院→修士卒で就職も出来ないことはないが,さらに難しくなるのでここでは取り上げない.

また海外大学院応募にあたってはノウハウも勿論あるが,また長いテーマになるなので割愛する.

これで君も近い将来,悲観論漂う日本ともおさらばできる.

おめでとう.

2023-03-23

さえない人生

 小学3年生のとき中学受験塾の入室テストを受けたら、選抜クラスに入ることができた。はじめて「得意なこと」ができた気がした。でも、自分がたいして頭がいいわけじゃないと気づくのも早かった気がする。小さな校舎だったけど、俺よりもっと勉強ができる子は何人もいたからだ。受験では運よくそれなりに入試難度の高い中学に入れたけれど、それは自分の唯一の「得意なこと」が、その学校では「苦手なこと」に変わってしまうことを意味していた。

 それからずっと、勉強より得意なことが何かないか探し続けて生きてきた。運動神経がよくないのはもう知っていた。音楽ができるわけでも絵が描けるわけでもない。高校生とき(男子校だったからだけど)ほとんどの同級生より早く彼女ができたのは嬉しかった。でも、長続きしなかった。振られたショックで大学受験勉強も後半からほとんどできなかった。なんとか大学には進めたけれど、学科にもサークルにもなじめなかった。大学での勉強自体は楽しくて修士課程に進んだけれど、博士課程に進む勇気は出なかった。頑張って公務員試験を受けて(結局筆記試験が一番得意だった)、地方公務員になったけど、事務仕事があわなくてやめてしまった。結局、中学受験塾で勉強を教えて生きている。

 30歳、金なし彼女なし独身、今の会社出世もできないだろうし、転職も難しいだろう。振り返ってみると、小3のときにできた「得意なこと」に振り回されて生きてきたような気がする。それならもっと得意な人がたくさんいることを認めた上ではじめからもっと勉強にすがって生きればよかったのかもしれない。さえないなら、さえないなりの生き方がほかにあったんじゃないだろうか。

2022-12-27

30歳大学院生就職

特定されても構わないので自分語りします。

慶應文系学部卒業機械メーカーにて法人営業をしていたが鬱で3年目に退職イミテーションゲームという映画やそれに関連した書籍に影響され地方国立大学情報工学コースに3年次編入最初勉強に追いつくだけで精一杯だったが段々楽しくなっていった。歳下の友達にも恵まれた。計算理論か知能分野に興味を持って入学したが、余りの難しさに挫折画像処理研究室選択学部卒業した後は同じ研究室修士課程に進んだ。2年目の現在、複合現実仮想オブジェクト操作する際の処理方法に関する論文を書いている。

正直研究修論に関しては問題ない。やばいのはこれからだ。日々の勉強研究の忙しさ、楽しさを言い訳就活してない。俺は今年30になった。来年31だ。どうすれば良い。博士に進む勇気もないしこれ以上の財力はない。働かなくてはならない。月20万貰える仕事に就きたい。どこかしら拾ってくれるのだろうか。

2022-12-24

母子家庭から東大へ行った

田舎出身」かつ「親族東大卒東大生はいない」かつ「母子家庭から東京大学工学部計数工学科を卒業し、情報理工学研究科にて修士課程を修了した。今はただのサラリーマン。親ガチャ教育格差についての一般例に対する個別一事例として。

両親は歯科医だったが俺が3歳の頃に離婚し、中国地方から東海地方の母の実家へ。家族構成は母、俺、祖父祖母の4人。祖父叔父歯科医歯科医院を営んでおり、離婚後の母もそこで働いていた。祖母教員だったが俺が生まれた時には定年済だったため、平日は祖母に育てられたようなもの祖母や母はそんなに勉強にうるさくなく「学校宿題公文プリントだけしっかりやればあとは自由」だった。家に帰って学校公文宿題を済ませばいくらでも遊べたしゲームもできた。

家族学歴的には祖父戦前歯学専門学校叔父と母は私立歯学部、祖母駅弁大学になる直前の師範学校女子部卒。東大帝国大卒親族含め誰もいない。

県庁所在地まで電車や車で1時間以上かかる田んぼしかない町で育ったため、習い事や塾はなく公文のみ。幼稚園小学校中学校ともに地元の町立。小学校毎日遊び、中学毎日部活高校受験で初めて本格的に勉強して県庁所在地の県立高校電車で1時間かけて通学した。高校でも毎日部活勉強英単語古文の暗記と学校課題のみ。高2と高3の春休みから学校の近くの大手予備校に通い始め、現役で東大理科一類合格した。

高校の長時間通学はきつかったし、県庁所在地付近で育ち小さい頃から塾に通ってた友達駅弁附属の小中から入ってきた友達との学力差を感じることもあったが、受験期には差がなかったと思う。大学でもそこまで灘や開成出身との差は感じず普通に仲良くなれたので、結局は環境とかではなく本人のやる気や性格次第な気がしなくもない。

2022-12-18

anond:20221218011730

俺もそう思った 単に学部卒業するか修士卒業するかだけの違いだよな

せっかく修士課程に入っても、M1の初めからインターンだのなんだので研究室ほとんど来なくなる学生も多いし、学生就職にかかわるから教員側も強くは文句を言えない

2022-12-17

大学教員だけど、もう学生にお給料払えない」の続き

自分修士課程の時は普通に先生が取った科研費っぽい研究の一部をやっていたので、別世界だなあという感想。」

それはRAとしてお金が出たのかな!ここでは、学生科研費研究の一部を手伝ってもらう費用科研費から支出するのが大変だという文脈だよ!そもそも研究する学生のためのバイト代科研費から支出しようと考える自分みたいな大学教員は、大学教員全体の中では「良心的」な方だと思うよ!「学生研究するのは当たり前!」、「卒業論文修士論文存在をチラつかせて焦らせて無給で学生自分科研費研究のために働かせよう!」という発想で、そもそも学生研究バイト代を払うという事すら考えたことのない大学教員はかなり多いと思うよ!数割の大学教員はそうなんじゃないかな!でも、学生大学に払っているのは「学費」であり、科研費教員研究のために国から出ているお金なので、扱いとして全然別物で、厳密にいえば学生教員科研費研究を手伝う義務はないはずだよ!そして、科研費の仕組みとして学生RAとして雇いお金を払う事も想定されている以上は、「科研費研究学生従事させたいなら、ちゃんバイト代を払ってね」という仕組みに制度上はなっているはずだよ!卒論修論を盾に学生科研費研究を手伝わせる行為は、厳密にいえば、無償労働強要に当たるんじゃないかな!学生の側も変に大学教員対立したりして卒論修論が完成させられなくて留年かになったらいやだからほとんどの場合、そのまま受け入れると思うけど、厳密には無償労働強要サービス残業させているのと同じだと自分は思うよ!学生の側も一枚岩ではなくて、教員研究を手伝えるのが嬉しいとか研究楽しいとか、そういう学生もいるはずだよ!でも、全ての学生がそうなわけじゃないし、「大学教員研究なんかどうせ社会の役に立たないんだから、早くやり過ごして社会でマトモなもっと役に立つことやらせろ」って思っている学生も割といると思うよ!いや、自分研究社会の役に立つから(そうじゃなかったら科研費通ってない)、たいていの場合大学教員研究社会の役に立たないというのは学生勘違いだと思うのだけど、だとしても、そう勘違いしている学生が多いことは否定できないよ!研究楽しいと思えるタイプ学生の「善意」によりかかるのは危険だと自分は思うよ!寄りかかりすぎて、本来科研費研究卒論修論研究関係ないのに「卒業できないぞ!」とおどして論文を書かせるのは、厳密にはアカハラと取られる可能性があるよ!全国を探せば、それでアカハラ認定されて懲戒解雇になった大学教員もいるよ!自分はそういう方がこわいので、学生科研費研究は手伝わせないよ!逆にこっちも科研費研究学生に手伝わせる義務は負ってないしね!

申し訳ないが研究設備必要な分野で研究費年100万はただの無能なのよ……分担者に入れてもらうとか、なんとでもなるだろ」

申し訳ないけど研究設備の話はしていないよ!自分研究設備は足りていて、学生雇用の話をしているよ!研究設備は一度そろえてしまうか、最悪、設備を持っている他研究室に頭下げて研究させてもらえばいいだけだと思うよ!大きな予算の分担者に入れてもらったところで、年100万が数年間、年数百万になるだけで、大差ないと思うよ!あと、少なくとも自分自分の分野では無能ではないと思うよ!ここ5年の業績だと、分野を限定すれば明らかに国内で上から数えて何番目の位置にいると思うよ!与えられたリソースの割には業績出している方だと思うよ!自分より業績ない大型個人研究費獲得者、割といるしね。自分より研究業績あげている人を連れてきてから無能呼ばわりして欲しいよ!

後、年100万が安いと思う人は、正直、企業に行けばいいと思うよ!自分は金にならない研究が好きだからアカデミアに残っているけど、アカデミアが研究費獲得に苦労する割には研究やすいなんて言うのはわかりきったことなんだから、不満があるならさっさと企業に行けばいいと思うよ!

「そういうの全部ひっくるめて研究だよね!?

こういうこと言う人結構いるんだけど、これが全く意味からないよ!違うと思うよ!だって企業はこんな事やってないよね!労務管理担当をする方を別におくことができるはずだよ!で、研究の内容に関しては、企業でも技術的には大学と似たような研究できるはずだよ!お金にならないか大学と同じ研究やってないだけの事が大半だと思うよ!「そういうの全部ひっくるめて研究」にしちゃったら、逆に、「そういうの」を経験しない企業大学と同じような研究ができないって企業を下に見て小馬鹿にしているように聞こえるよ!国立大学だって、各研究室の光熱費水道代とかは普通研究から請求されないか教員個人が把握していないだけで、しっかり各研究室ごとにどれだけ電気使ったか計算されて支払われているはずだし、その会計担当されている職員の方がいらっしゃるはずだよ!光熱費に関してはたくさん使ったからと言って大学教員の手間が増えたりしない仕組みが構築されているよ!現状、光熱費水道代については、同じ大学財産でも、教員管理の手間がいかない仕組みができているのだから労務管理でも本来はできるはずだよ!できないのは制度が悪いんだと思うよ!

2022-12-13

印鑑無断使用ってバレないものなのかな?

一応犯罪だが、気になったことがあるので書く。

私は、修士課程のころ、指導教員印鑑勝手に買って使ったことがある。

他人印鑑勝手使用することは有印私文書偽造罪と立派な犯罪だが、なぜかバレなかった。

卒業からかなり経った今も全く何の追及もない。

しかしたら印鑑無断使用ってバレないものなのかな?

きっかけと経緯

その研究室は、専攻分野の中でも際立った研究をしており、かなりの実績を出していた。

担当教員もかなり力のある人物で、設備も充実していたことに魅力を感じた。

研究テーマも、他の学生と全く異なるものを任せてもらい、やりがいもあるだろうと思っていた。

そこで論文執筆国際学会発表をたくさんこなして博士課程まで進み、アカデミックに残りたいと思っていた。


だが、研究室に入ってすぐ、そんなことはできるわけがない現実に直面した。

まずコアタイムが厳しく、コアタイム外のゼミ会が毎週あったり、それ以外の時間暗黙の了解で残らせるところだった。

夏休み学部生が1カ月以上あるのに対しこちらは長くて1週間、春休みはなし。

書かれていないことは暗黙の了解に過ぎないと無視していたら、指導教員直々に「お前やる気なさすぎ」とまで言われた。

雑用当番や研究室行事も頻繁にあり、ただですら研究疲弊しているところに追い打ちをかけるようだった。

また、研究室が優秀ならメンバーも非常に優秀ですぐについていけなくなった。

そんな中、研究成果をうまく出せず、指導教員に叱責される毎日を送っていた。

指導教員は言うことが頻繁に二転三転するうえ、こちらの意見は全く聞き入れられず、ストレスが溜まっていった。

うまくいかない実験に関しこちらが改善案を出しても一切認めず、ただやり直せと言うのみでにっちもさっちもいかなくなった。

学生相談制度で別の教授と会ったときも「ここまで緩い研究室すら無理なら退学すべき。就職も今は人物重視だから問題ない」と言われた。

学内相談員も同様に、遠回しな言い方ではあったがやたらと退学を勧めてきた。もしかしてそういう校風だったのだろうか。

そしてある日、ついに限界を迎えてしまい、半ば喧嘩別れの形で研究室を飛び出してしまった。


その後は好きな講義を受講するなど学部生に準じる生活を送っていた。

ところで、私は学内で国際教養認定するプログラムに入っていた。

それは対象講義いくらか受講し、さら留学すると大学から認定証とともに国際教養お墨付きがもらえるというものだ。

もちろん国家資格とかじゃないからこれで食えるわけではない。ゆく先々話のネタにはなる程度だ。

そんな中、ふと留学プログラムのお知らせがメールで届いた。

ちょうどお金もたまっていたのでそれに応募しようと思った。


しかし、大学院生は何をするにも教授許可がいる。授業の履修だけでなく休学・退学ですら例外ではない。

もちろん留学にも指導教員許可必要で、願書には指導教員の記名押印をもらう必要がある。

しかしその時の私は指導教員と仲違いしており、のこのこと研究室に出て「ハンコ下さい」なんて言うわけにもいかなかった。

実際、これまでのことを謝罪しに行ったことはあるのだが、取り付く島もなく追い返された。

となるとどうにかして印鑑を押してもらったことにするしかない。

研究室へ行くとバレてしまう。ならば指導教員と同じ苗字印鑑を買って押すしかない。

ダメで元々店に赴くと、かなりメジャー苗字から簡単に入手できた。

指導教員名前Wordで印字し、買った印鑑を押したら問題なく受理された。

(後で知ったが「記名押印」は印鑑さえ押していれば氏名は印字やハンコでもOKだという。氏名も手書き必要なのは署名捺印」)

なんとなく犯罪意識はあったが、これしか選択肢はなかった。

申し込むとすぐに「学内選考合格。返済不要奨学金付きで先方に推薦するので応募手続きを進めるように」という返事が来た。

そのまま応募手続きを進めたところ、留学先による選考にも合格してしまった。

ちなみに、一番大変だったのは英文履歴書と志望理由書の作成だった。インターネットで調べて何とか出来たが。

留学担当部署合格を報告すると、選考だけでなく留学にあたり書く申請書にも指導教員印鑑必要だとわかった。

ここまできて引き返すわけにはいかないが、同じことをすればいいので良心の呵責はなかった。

なんでバレなかったんだろう?

こちらの行動がバレるきっかはいくつかあったが、追及は全くなかった。その原因を考えてみたい。

まず印鑑を使った段階についてだが、これは簡単だ。印鑑を買って押したところは目撃されていないのでわかるわけがない。

書類受理した側についても、建前上指導教員許可必要としているが、実際は印鑑の有無を事務的に見るだけだからだ。

銀行ではないのだから印鑑登録をしたり、その真正性の判定や所有者への確認はしない。

もし不備が見受けられるのなら書類を突き返して作り直しを命令するだけでよい。

受理された後も、書類関係する諸手続きしか用いない。つまり用が済んだら即時破棄が普通だ。


そこで一番バレる原因になりそうなのが教授会だ。

国際教養プログラム担当教員によると、プログラム修了認定の議題を教授会に出したという。

となると、配布資料または口頭で私の名前が出ており、それを指導教員認知しているはずなのだがなんの追及もなかった。

不思議に思ったので原因をいくつか考えてみた。

私としては、ありそうなのは順に③、①、②だと思う。

①国際教養プログラムの参加には指導教員許可不要と思っていた。

かに指導教員許可を要する物事は数多く存在するが、そうでないものも多い(証明書の発行、通学定期の購入など)。

従って、国際教養プログラム参加には指導教員許可不要と思っていた。

当然、私が無断でやったことにも気づいていない。

印鑑無断使用含め、私が不正行為に手を染めていたことに気づいていたが追求しなかった。

講座の受講や留学には指導教員許可として記名押印が必要である

指導教員許可などした覚えがないのに私が勝手に受講を始めてプログラム修了まで至っている。

となると、私が何らかの不正方法で事を進めたに違いない。

しかしながら、それを立証する証拠がない。留学の応募書類などを開示してもらうことはできるがこれでも立証は難しい。

(なお、卒業生については事務局学位単位の修得状況だけ保有し他は破棄するため、現在教員による立証は不可能)

私を呼び出して話を聞こうにもいくらでもすっとぼけられてしまう。教授会の開催も私の修了間近と追及する時間的余裕もない。

もし事前に立証できているなら、学科内のエライ教授に話をつけて懲戒処分に持っていけるはずである

とはいえ、私がこんなことをしていようとも指導教員自身研究室には何の実害もない。

それに、ヒエラルキーの非常に強いアカデミック世界だ、こんな不確かなことで騒ぐのはもったいない

下手に騒いだせいでお偉いさんに目をつけられるとキャリア台無しだ。

特に、私を大学から追い出さないといつまでも居座られる。ならば研究成果が不十分でも修了判定を出すしかない。

(一応、学生放置することで在籍可能期間を満了させて除籍に持ち込むことはできそうだが、問題になるのだろう)

そもそもこの話題に興味がない。

大学教員は如何に予算を取ってきて研究成果を出し出世するかが大事

こんなことどうでもいいし、私がやったことについて調べるのも面倒。

余談・その後

書類申請がうまくいったので留学へ出発。楽しい留学ができた。

帰国後は残りの単位を修得し、国際教養プログラム認定要件クリアした。

学内カウンセラーの方に仲裁してもらい、無事研究室にも戻れた。

研究室には指導教員とは別にもっとエライ教授がいたが、私が不在にしている間、何の前触れもなく退職した。

私以外のメンバーにも退職日や理由などを事前に知らされなかったそうだ。

そういえば私が研究室に入る前、その教授は「近い将来指導教員を独り立ちさせる」と言っていたので、それ絡みだろうか。


研究室に来なくても研究を進められるようになった。連絡は口頭でなくチャットソフトを使うことになった。

研究生活面、あらゆることでこちらを詰めてきたはずの指導教員対応事務的になった。

今までは研究報告でさんざん貶されていたところを、提出したらすぐに「よいと思います」と言われるようになった。

高圧的に命令してきたところが、丁寧語提案するような口調になった。

「どんなことよりも研究を優先せよ」だったのが、「やりたいことがあるならそちらを優先した方がよいです」と言うようにもなった。

ただ、「発言が二転三転する」と言われたのが心外だったのか、何度も「研究ですので変更もありえます」と言うようになった。

発表資料も何度も突き返されたところを、指導教員が大枠を作り、こちらはデータだけ書き加えればよいことになった。

雑用当番やゼミ会、研究室行事免除となり、学部生に準じる夏休みももらえた。


研究は順調に進み、要件もすべて満たし修了できた。

修士論文は序論として先行研究に続いて自分研究背景をまとめ、あとは研究報告書を要約していけば完成した。

その代わり、

・私の研究ポスターや発表実績を外部(研究室ホームページ研究棟の廊下など)に公開しない

卒業アルバムの撮影は私抜きで行う

・修了間近に私のデスクを片付けに行ったら、そこが荷物置き場になっていた(最も、研究室を飛び出す前からよくこうなっていたが)

など、私をいなかったことにしたいようだった。


学位記授与式を過ぎ離籍しても、就職先への出社日前日まで研究をさせるところだったが、私は修士論文を出した時点で解放された。

(本当はこれ、部外者研究従事させているので万が一のことがあった時を考えるとマズいことなのだが…)

結局、修士学位記と認定証、そして「修了おめでとうございますさようなら」とそっけない言葉をもらい大学から去った。

(なお、博士課程については、1年次後期の時点で指導教員直々に「テメーはダメだ」と言われたので断念していた)

何のつもりか研究室からの寄せ書きもくれた。数人はメッセージしか当たり障りのない内容だったけど。


一応研究ノートとかは返してないが、こちらも特にとがめなし。まぁ「門外不出にする価値もない」ってことなんだろうけど。

研究室感謝する義理もないので、研究室パソコン内のデータ研究実験ソフトなどを全消しするプログラムを仕組んでおいた。

バレにくくするため、研究室を去ってから数か月後に全消しプログラム作成してから消えるパッチファイルだけ入れておいた。

全消しプログラム生成からさらに数か月後、そのプログラム作動パソコンダメになるというわけだ。

今頃どうなっているか気になるが、今は部外者研究室とも仲が悪かったため覗きに行くことができないのが残念だ。


ところで、私が去った後の研究室や専攻の方針がどうなったのか気になるところである

私のような学生ニーズに最大限配慮した研究進路指導をするようになったのか。

研究室の都合を最優先できるか、志望理由書や面接確認するようになったのか。

単に私の一件は「例外」として忘れ去られ、今までと変わらない日常に戻ったのか。

2022-12-10

デビッドライスと白饅頭和解しろ

デビッドライス氏と白饅頭氏が互いを批判する文章ブログSNS上に投稿している。しかし,以前からこの両者の発信する文章を読んできた私としては,両者の主張は根本的なところで対立はしておらずむしろ同じ方向を見据えて書かれているように見えた。

 ではなぜ,ライス氏と白饅氏は対立するに至ったのだろうか。結論から書けば,両者は主張の内容は近しいものだが,その主張をどのようにして一般に発信するべきかという点において大きな価値観の相違があった。その相違にばかりに注目し批判を繰り返した結果,現在の不必要対立を生じさせたと私は考える。

 両者は互にレッテルを張り合い,主張をよく確かめずに感情的言葉を投げ合っているように見える。しかし,ライス氏と白饅頭氏は現代言論界において重要役割を担っており,こんなところで格を落とし合っている場合ではない。

 本文は両者の誤りを指摘し,反省対話を促す内容となる。

 実際に両者がブログSNS投稿した文章から,なぜ不毛対立が生じたのかを見ていこう。

 ライス氏は2022年11月2日自身ブログ道徳的動物日記」に,『「女性差別的な文化を脱するために」オープンレターについての雑感』というタイトル記事投稿した。その中で,氏は白饅頭氏の言説について

弱者男性論者たちはアカデミシャンではなく、コンプレックス差別を煽ったうえでnoteYouTube言動を売って稼ぐ「商人」だ」”

批判した。

 弱者男性論者である饅頭氏がアカデミシャンではないというのは事実だ。彼は学部卒で,大学等には属さず個人で発信を行っている。「商人」というのもやや悪意のある表現ではあるが,note書籍販売しているとい点では間違った表現ではない。

 だが,アカデミシャンでないことも「商人であることも,白饅頭氏の論を誤りだとする根拠にはならないはずだ。ここでライス氏が批判しているのは言説ではなく,白饅頭氏の立場手法だ。氏の言説が誤りだと主張するならば,具体的に彼の文章引用するなりして,どこがどう誤りなのかを論理的説明するべきだろう。

 また,ライス氏は2021年4月3日現代ビジネスに『「フェミニズム叩き」「女性叩き」で溜飲を下げても、決して「幸せにはなれない」理由』という記事寄稿した。その中で,

弱者男性論でおこなわれているのは、「女性」(または「フェミニスト」「リベラル」)という属性仮想敵にして、自分たちのつらさの原因はすべて彼女たちに責任があると主張することで、弱者男性である読者たちの溜飲を下げさせるための議論だ”

と書いた。ここで批判されているのは“溜飲を下げさせるための議論だ”とあるように,弱者男性論の主張する内容ではなくそ目的だ。もちろん,その弱者男性論によって留飲を下げている男性も少なからずいるだろう。

 しかし,それが決定的に弱者男性論を否定する根拠になるだろうか。卑小な目的で立てられた論であろうと,それが誤りだと証明するには論を構成する根拠理論についての誤りを指摘するべきだ。

 上記のように,ライス氏は弱者男性論を批判しながらも,その批判内容は専ら論者や読者の問題を指摘することに終始し,弱者男性論を構成する根拠理屈についての矛盾殆ど指摘していない。

 ライス氏は上記記事の中で,弱者男性論がある程度は妥当であることを認めてすらいる。しかし彼はその妥当性を認めながら,それが社会に与える悪影響のみを強調し,弱者男性論をこき下ろしている。これはややバランス感覚に欠けた主張だと言える。

 なぜ彼はこのような一方的な主張をしたのか。それは,彼がネット論客と呼ぶ者たちによる弱者男性論が盛り上がりを見せていたからだ。ライス氏は先ほど引用したように,ネット上で学位を持たない者が政治的な主張をし注目を集めることに対し強い拒否感を持っている。彼からすれば,学位を持たず大学にも属さない者の発信する政治的主張はSNS上でフォロワーに対してアピールするだけのものにすぎず,学術的な裏付けのない稚拙な主張に過ぎないようだ。

 たしかに,ネット上で政治的発言をするアカウントの発信する内容は仲間内に向けてのアピールに終始しがちな傾向があることは否めない。

 しかし,白饅頭氏の発言ほとんどは客観的妥当性を意識しているものだ。彼のどの主張にしても,必ず明確な根拠を示しながら筋道を立てた発言を行っている。弱者男性論にしてもそうだ。

 SNS上には白饅頭氏と同様にアンチリベラル的な主張をするアカウントが数多く存在し,数万のフォロワーを獲得しているものもいるが,彼ほどの存在感と影響力を有している者は他にいない。それは,白饅頭氏の発言する内容がアンチリベラル層だけでなく,中立一般層にたいしても説得力を持っていることの証左と言えなくもない。

 ライス氏は白饅頭氏のTwitternote上での発言批判している。ライス氏によっては,SNSのような誰でも発言可能空間では論理的に正しい意見よりも大衆感情を煽る意見の方が支持を得やすい。だから饅頭の主張は誤りであるにも関わらず支持されるのだという。

 しかし,白饅頭氏が発言を行っているのはTwitternoteのような誰もが発言できるメディアに留まっていない。現代ビジネスプレジデントオンラインBLOGOSといった,中立性を保ったある程度格式のあるWEBメディアにおいてもその主張が掲載されている。これは,彼が一般メディアからもある程度の評価を獲得している根拠であり,仲間内に向けて偏った発信ばかりをしているというライス氏の主張を否定するものになる。ちなみに,現代ビジネスにはライス氏も寄稿している。

 ライス氏は学術的な背景のある言説を至上のものとし,ネット上での言説を程度の低い物と見なす価値観を持っているようだが,これは偏った価値観だろう。

 ネット上では素人発言可能だが,それに対して専門家批判を加えることも可能なのだ。生半可な言説では,素人ネット上で自らの論が正しいと広く認めさせることは,実際のところかなり困難だ。ネット上で政治的主張をするアカウントのほとんどは仲間内価値観確認し合うことしかできないのが現実だ。

 そんな中で,広い層からの支持を集め,書籍出版するまでに至った白饅頭氏の言説は,一考に値するものである判断されるべきだろう。たとえ学位がなくとも。

 それに,学術分野での肩書を持つ者の発言が必ずしも正しいとは言い難くなってきているのはライス氏も理解しているはずだ。実際に,彼のブログでは大学に属する研究者の著書や発言の誤りを指摘する記事が多く書かれている。

 ライス氏は,ネット論客の主張は仲間内へのアピールばかりで発展性も新規性もないと言うが,学術世界ではそうでなはいと言えるだろうか。学術界でも,特定コードに反する内容の主張が正当な理由なしに発表を拒否されるという事例が少なからずあったはずだ。

 ライス氏は学術であることを重要視しているが,それだけを至上のものとし,そうでないものを見下すような態度はそれこそ閉鎖的で彼の指摘するネット論客の悪い特徴と同じだ。

 ここからは,白饅頭氏の発言とその問題点を挙げていく。

 2022年12月20日,白饅頭氏はライス氏のツイート引用リツイートしこのように書いた。

社会正義総本山アカデミ屋を称揚する奴がいうのマッチポンプ感があって草”

 たしかに,社会正義定義しがちなアカデミア出身ライス氏が,社会正義に疑問を呈する内容の本を紹介するというのはやや疑問を生じさせるものかもしれない。

 しかしながら,ライス氏は普段からアカデミアの主張する社会正義について無批判だったわけではない。彼のブログを読めばわかることだが,学術的な地位のある人物の著書についても内容に疑問を感じる点があればしっかりと指摘をしている。

 ライス氏はアカデミアを重要視こそしているが,かといって盲目的に信奉しているわけでも無い。

  同日に白饅頭氏はTwitterで次のように書いた。

“いやだから、君のような人文アカデミア礼賛ネット論客が「露悪的なおもしろさ」とか語るのダブスタもいいとこでしょ。”

 白饅頭氏はライス氏を“人文アカデミア礼賛ネット論客”と呼んで揶揄している。これは,ライス氏が人文アカデミアについて批判的な視点を持ち合わせていることを無視した発言だ。

 白饅頭氏は12月9日にこのような発言もしている。

インテリの本って普通に読みにくくて面白くないという根本問題があるんだよな。

おもんなくてわかりにくい文章を書いているだけの分際で「高尚なことをやっている」とのぼせ上がっている奴らの商売破綻するなんて当たり前でしょ。

「本当に頭のいい人は一般の人でもわかりやす説明する」みたいな論調には与しないまでも、かといって「複雑なものを複雑なまま理解するのが知性だ」みたいなのも、インテリの自惚れが含まれていないわけではないだろう。“

これは名指しこそしていないが,ライス氏の著書に絡めた発言ととることができる。たしかに,ライス氏の著書は硬い文体でやや学術寄りの内容でもあるため,読むために労力を要する。

 だが,ライス氏の著書はより厳密な内容で社会について論じたものであるという点から,白饅頭氏の著作よりも優れていると言える。本自体の売り上げで言えば白饅頭氏のほうが圧倒的ではあるが,それは彼の知名度と,内容の易しさによるところが大きいだろう。ライス氏の著書は本人の知名度も低く,厳密で硬い内容であるために気軽に手に取れる本ではないものの,より厳しい視点を持つ読者にとってはライス氏の方が優れたものとなるはずだ。

 白饅頭氏は難解な内容について“インテリの自惚れ”と言っているが,これはただの暴言だ。ライス氏の著書が難しい内容となっているのは,学術的な視点からより厳密に理論を展開しようとしているからであり,アカデミア出身としての自負心と責任感によるものだろう。アカデミアを腐したいあまり不適切言動をしてしまっている。

 12月10日には,このような発言もしている。

“  世間知らずのインテリくずれがパソコンタカタで俺に勝つなんて甘い。フォークリフト乗ってから出直せ。”

 “世間知らずのインテリくずれ”とは,おそらくライス氏のことだろう。しかし,ライス氏は大学院を卒業した後企業勤めやフリーターをしながらブログ執筆していたため,白饅頭氏の言う世間知らずは根拠のないレッテル張りだ。インテリという言葉には明確な定義がないためはっきりとしたことは言えないが,少なくともライス氏は修士課程卒業しているという点で学部卒の白饅頭氏よりも学術的な視点でのアドバンテージがあることは確かだろう。インテリくずれという揶揄も,適切な発言とは言い難い。

 白饅頭氏はライス氏を頭でっかち世間知らずな,大衆の苦労など知らない嫌味なインテリなのだと思い込んでいる節があるように見える。

 しかし,ライス氏のブログを読めばわかることだが,彼は社会に出て様々な苦労や葛藤出会い,しっかりと現実を見据えたうえでその経験を活かしながら発言をしている。決して白饅頭氏が言うような,苦労知らずや頭でっかちではない。

 白饅頭氏はライス氏のブログや著書に関して,“つまらない”や“わかりづらい”,“売れない”と評している。たしかに,ライス氏の硬い文体は読む人によってはつまらないと感じるかもしれない。だが,社会について論じる以上は厳密かつ真剣な文のほうが望ましいというのも,一般的な考え方ではある。ライス氏の文章ライトな読者層にとってはつまらなく感じるかもしれないが,言説に対してより高い基準を求める読者にとっては大いに満足のいくものであるはずだ。

 白饅頭氏はより広く読まれることを目的としだ文章を書くため,その内容を可能な限り平易なものにしている。彼からすれば,ライス氏の文章はわかりづらく自己満足的なものに見えるのかもしれないが,分かり易さを求めることで論理的な強度が低くなることも事実だ。ライス氏の文章批判的な視点を持った読者に対しても説得力を持つように書かれているため,どうしても文章が複雑化することは避けられないだろう。それをわかりづらいの一言で済ませるのは不当な評価だと言わざるを得ない。

 白饅頭氏の著書がライス氏の著書よりも売れているのは確かだが,市場での評価が必ずしも言説の正しさを格付けするものではないはずだ。先程も書いたように,白饅頭氏の本が売れているのは知名度と平易さによるものが大きく,世間で売れる本の殆どがそうだ。

 白饅頭氏は読みやすさを重視するあまり学術的な厳密性を軽視しすぎている。たしかに厳密性を求めた文章は難解で読みにくくなるが,一定レベル以上の読者はそう言って文章を求めるようになるにも確かだ。白饅頭氏の文章新規の読者を獲得すことには適しているが,高い基準を求める読者からは不満を覚えられる内容だろう。

 また,白饅頭氏はアカデミアに対して偏見を抱いているようにも見える。彼の発言を見ると,アカデミアとその出身者はアカデミア内でのコンセンサスに沿った発言しかできないと思っているようだ。

 しかし実際には,アカデミアとその出身者には多様な背景と思想をもった人々がおり,時には学会での権威に背くような意見発表されているということは彼が知るべき事実だ。

 

 これまで書いてきたこからわかるように,ライス氏が重視しているのは学術的な姿勢と厳密性だ。一方で白饅頭氏が重視しているのが人気と分かり易さだ。両者が重視しているものは両立が困難であり,それゆえに互いが敵対的姿勢を取るようになってしまったのだろう。

 くだけた表現をするなら,ライス氏は「ガチ」であり白饅頭氏は「エンタメ」だ。どんなコンテンツであっても,ガチエンタメ対立しがちであると同時に両方が必要とされるものだ。

 ここで,格闘技興行想像してみよう。コアな格闘技ファンを満足させるためには,当然実力のある選手同士の対戦を見せなければならない。しかし,実力があっても知名度は低いという選手が多い。知名度の低い選手では,新規ファンライトファンを呼び込むことができない。そこで,実力はともかく知名度のある選手試合も組まなければならない。

 実力のあるガチ選手知名度のあるエンタメ選手,共に興行を成り立たせるために必要存在だ。白饅頭朝倉未来なら,デビッドライスはヴガール・ケラモフだ。

 ライス氏のような,学術的な背景から厳密な文章を書ける作家も,白饅頭のような分かり易くて売れる文章を書ける作家も,言論世界を成り立たせるために必要存在のはずだ。

 両者は現在リベラルネット世論に対して同様の疑問を呈することもあり,思想的な共通点もあるように見える。冷静な対話を重ねれば,互いの考えについて理解を示し合うことも可能なはずだ。

 ライス氏と白饅頭氏はこれから日本言論界リードする存在になり得る作家であり,こんなところで小競り合いをして格を落とし合って欲しくない。

anond:20221210001547

フランス語で書かれた専門書を翻訳する際に当該分野の専門知識を有する人間英語からの重訳をさせるよりも

当該分野は素人でもフランス語翻訳家に原書を訳させる方が適切な翻訳可能だというのが人文系常識なの?

本当に疑問なんだけど、日本にはフランス経済専門家とかおらんの? 探せば日本のどっかにフランス語原典から訳せて経済学の知識がある人が絶対いるでしょ(フランス語メジャー言語だ、って強調してるのはそういう意味もあるよ)。

ピケティの本が世界的な話題であるなら尚更、フランス語経済の双方に通じた翻訳者を探してくるか、それが無理ならフランス語から翻訳を監修する経済学者を連れてくるべきで、重訳は最後の手段だろう、というのが人文系感覚。「アイスランド語推理小説」ならまあ重訳でも仕方ない(良いわけではない)けど、「フランス語経済学書」だったら、日本にはフランス語専門家大勢いるんだから彼らに直接訳させろ、翻訳にあたって経済学の知見が必要ならフランス経済専門の翻訳者 or 翻訳を監修してくれる経済学者を連れてこい、というのが相場じゃないかなぁ。すげえどうでもいい本ならその手間を惜しむのもわからなくはないけど、世界的な話題作ならそこの手間はかけるべきでしょ、と思うよ。だからピケティを重訳で良しとする感覚マジで理解できんのよな……(出版社にとっての経済メリットはわかるけど、学問的にはメリット皆無でしょ)

結局、人文系にとっては「原典にあたる」ことがまず基本であって、翻訳原典ではないわけよ。研究をするにあたって翻訳で済ませてよいのは、

場合に限られるんじゃないかしら。あとはよっぽど研究環境の貧弱な地方大学所属してて碌な研究ももらえず図書館も充実していないので原典を入手することができず、なおかつ信頼に値する翻訳があるなら、まあ翻訳で済ませるのも仕方ないかもしれないけれど、山形浩生はそんなに貧窮してるの? って話になるので。

理論もすべて原典で読むべきか、はまあ微妙なところ。たとえばフーコー思想研究するのならフランス語原典を読むのは必須だけど、フーコーの「生-権力概念ドイツ研究に応用してみました! みたいな場合は、うーん、まあ研究の基礎となる資料ちゃんドイツ語で読んでるなら理論日本語訳でもいいかなぁ、という感じ。もちろん理想を言えばフランス語読むべきなんだけどね、それ言ってるとキリがないからね)

なお、元の話題に出てる北村紗衣は、「原典を読める文学作品については研究し、そうでない作品ロシア文学とか?)については評論する」というスタンスであることをどっかで公言していたはず。研究あくま原典依拠して行うもの原典を読んでいないのは研究とはいえない、というのは、人文系研究者としては当然のスタンスだと思う。なんだろう、増田経済学のこととかよくわからんけど、英語からの重訳を出されるのは、数学統計学を踏まえずになされた経済研究を出されるようなもんなのよ。基本のキができてないですね、問題外、って感じ。

2022-11-19

anond:20221119123739

教員二極化してるんよ

中枢の国立大とかトップ私大でまだ研究熱が冷めてない教員と、研究競争から降りて学生相手に授業してたらその週が終わってしまタイプ教員がいる

後者教育比重をあげまくってるから人間関係学生寄りになりがちな気はする

俺は研究周りに比較的近いんだけど、基本的学生とは距離置いてるっていうか

最低でも修士課程以上の学生しか仲良くやってる時間はないし

2022-11-18

anond:20221118094710

その難癖は本筋に関係あります?と素朴に思ったのはさておき、

修士課程自分でやった初めてのテーマ論文化のとき指導教員にすごく助力いただく形でしたが、その時に書いた極めてしょうもない論文数本にすら業績評価で負ける教員がいるっていうことです。英語論文が生涯数本しかない教員とか。研究費云々はパソコンと部屋を借りてたくらいですが、指導教員には色々と大変お世話になりました。ご存知ないかもしれませんがちゃん論文にすれば研究費の報告に載って貢献したことになるし、独立した研究者間でも研究費の分担や協力、テーマの分配みたいなことは普通にやります

他にも粗探ししてきそうだから先に書いておきますけど普通に今は私も独立してやっているし、女性がこういう粗探し視点でゴチャゴチャ言われている場面もよく見るのでいつも複雑な気持ちになります。私も下駄履かせてもらって生きてきたし、あなたが一人で生きてきたわけではないように結局どの段階で下駄を履くかだけの違い。

anond:20210512142829

博士号をとってちょっとしたくらいの男性研究者(29)です

アカポスこそ純粋に業績や能力ジャッジされるべきであって性別採用なんて言語道断だと思う。

結婚したときに私もキャリアプランを色々考えましたけど、自分を含めてやっぱり男性下駄履いてるなぁって思うことは多いですね。

無理矢理でも女性増やせば全体の界隈人数が増えるから優秀な人がよりたくさん出てくることを期待してますそもそも日本特に理工系女性なすぎなんですよね。海外学会かいったら若手の女性研究者がたくさんいてビックリします。私の専門分野だと国内の同年代女性は両手で数えられるほどだし、全員すごく優秀で、めちゃくちゃ優秀な人しかわざわざ残らないんだろうなと思います男性結構均等に分布してて頂点もいるけど底辺結構いる。あなたなぜ大学教員になれたの?みたいな能力の人が結構たくさん、それも年配世代に多い。

はいいつつも私の分野でも女性限定公募が猛威を振るってはいて私も影響を受けていて、綺麗事ばっかりも言ってられないなという気はしています。ただ前述の通りそもそも界隈に人がいないか女性限定公募かけて血眼で女性採用しようとしてもそもそも誰も応募してこなかったり… あとまぁやっぱり上の世代の後始末は上の世代の身も切って欲しいっていうのはありますよね。ただでさえ任期ついてて必死で年に何本もトップジャーナルに載せてるのに私の修士課程の時以下の業績のオッサン教授まで上り詰めてたり任期なし助教ポストを何十年も占めているのを見ると怒りは湧いてくるし、なんか不平等だなぁと思うんだけど、それって女性どうこうじゃなくて上のオッサンたちの問題女性転嫁されてるだけなんじゃないかとか思ったり。

2022-11-12

東工大博士課程学生だけど女子枠導入には賛成

https://www.titech.ac.jp/news/2022/065237

 

東工大女子枠を導入することについて外部の人間がごちゃごちゃ言っているみたいだけど内部の人間としては大賛成。

以下ネット上で見た批判について増田意見

 

学力合格者を選ばないことで質が落ちるんじゃないの?

 

A.前提として東工大学部生は基本的に9割が大学院へと進学する。なので大学院修士課程卒業時の質で考えることとする。

東工大国内でも優秀な大学だと考えられているが、所詮成人したばかりの子供なので、他の大学と同様に入学後に遊び惚けて惰性で大学院に進学する学生が内部生の約3割程度いる。

まり学部一年の頃から飛びぬけた天才と真面目な秀才以外は、東工大生も他の大学生もその間にほとんど差はないということである

 

さらに、大学院修士課程では外部の大学から向上心が高く優秀な学生大学院入試ハードルを越えて院進してくる(概ね内部生の3割程度と同数)。

まり、仮に大学受験が苦手な天才や真面目な秀才ギリギリ落ちた枠の中にいても、そういった学生は他の大学頭角を現した後に東大東工大に入ってくる。

 

したがって学部入試においてギリギリ合格するか否か、の範囲に収まる学生を1割程度落としたところで東工大の質が落ちる可能性は少ないだろうという実感がある。

 

博士課程の人間としては、多様な背景を持つ学生教職員議論できる環境を用意する方が大学の質を高めるだろうという東工大姿勢応援する。

ついでに言えば、鶏口牛後と同じく、学部入試ギリギリ程度ならよその大学の上位を保って卒業したほうがよほど幸せ人生を送れるだろうと思う。

 

 

男女差別は良くないだろ。

 

A.差別デメリットより公平性を保つことの社会的学術メリットのほうが大きいと考える。

現状、女性研究者が少ないことは将来的な研究領域開拓を妨げる大きな障壁となりえる。

上でも述べたが多様な背景を持つ研究者の数が少ないほど議論頭打ちとなり発展が見込めない。

 

 

・それよりも大学女性に対する環境を整えろ。そうしたら女子の進学率が増える。

 

A.整えるためには内部の女性を増やす必要があると考える。外部の人間アンケートなどを取っても活かしようがない。

研究運営に関わる立場から見ても、男しかいない研究室において女性配慮した環境作りを行うことはまず不可能であると感じる。

  

 

・女も所詮枠を用意してもらわないと合格できないって思われる。

 

A.東工大卒業した場合学部入試でお膳立てされたかどうかが本人の評価に関わることは一切ない。

その場合そもそも外部からの進学者はみんな学部入試東工大に落ちた人間じゃんと思われることになるが、もちろんそんなことはない。

 

基本的に本人の評価大学院でどれだけ深くまで研究を行ったかどうか、になる。

研究室での活動を真面目にこなさなかった学生は専門的な知識に欠け、試行錯誤経験や忍耐力を持たず、建設的な議論ができない。

この相手研究能力基本的理系修士以上と少し話せばすぐばれる。

 

このような意見は間違いなく理系修士卒以外の人間が発していると感じる。

また、東工大学部入試を通過することを目的東工大に入る学生東工大に合わないように思う。

仮に入っても当然周りは東工大生ばかりで自慢できることでもないので。

 

 

女子入試面接で「女性活躍社会に貢献するために」とか書いてあるけど東工大に入りたい理由理学工学を学びたいからであってズレている。

 

A.理学工学を学びたいだけなら他の大学に行くか、独学で勉強すればいい。

多くの大学のアドミッションポリシーを見てもわかるように、近年の大学理学工学を学びたいだけの人間を求めていない。

求める人材は次代の科学技術イノベーションを担い、日本未来社会に貢献する意欲のある人間である

 

以下追記

男側から不満が出てくるのは「女だけを優遇する」からだと思う。

工業系の大学女子枠を作るのであれば、女性割合が高い看護学校短期大学医療系の学校に「男子枠」を作って初めて男女平等になる

A.今回の施策男女平等の実現ではなく男女の公平性を調整するためのものであると考えられる。

東工大ニュースではDiversity&Inclusion(D&I)という言葉が用いられているが、グローバル社会ではDiversity、Equity、Inclusion(多様性公平性包摂性)のDEIがキーワードになっている。

男女平等理想社会として目指すべきであるが、男女の性差を超える技術革新が生まれるまでその実現は不可能であり、現状では男女の公平性を調整することが現実的施策となる、と理解している。

 

かに女性管理職候補は欲しかったが、であるならば程度入試学力担保されている文系大学の方が良い。

A.メーカー企業では一般的技術総合職という枠組みで採用が進む。

簡単に言えば理系文系が同じ採用枠内で比較されることはない。

 

まあ、そもそもこういうアファーマティブアクション思想自体マクロ視点で望ましい社会(この場合男女平等社会)を実現するためなら罪のない特定個人(女子生徒優遇がなければ受験に受かったハズだった男子生徒)に不利益を負わせても良い

A. 事前に公表している時点で女子生徒優遇がなければ受かったハズだった男子生徒など存在せず、不利益が生じた個人もいない。

仮に存在するとしたら、これまで女子大学入学できなかった全男子学生不利益を被っていると考えるのか?

またAO入試留学生枠も存在するが、彼らの枠を増やすことも他の学生不利益を生じさせているのか?

 

大学が受け入れると決める人材の種類や割合大学側が決めていいのは当然の権利であろう。

大学が決めたルールと考え方に賛同できないならば大学側も必要としない、というだけだと考える。

 

下手に博士号を取ってもその先の進路が悲惨ということが、すっかりバレてしまい、男女共に総スカン。本当に一流の科学したい奴は渡米している。科学アジア大学には不利すぎる業界

A. 専攻による、としか言えない。

物質理工学院の博士課程学生に限ってはその8割から9割がアカデミアや大手企業就職できている。

また博士課程への経済的支援も他の大学よりも充実していることが多い。

 

 

以下は東工大とは関係ない話題ですがコメントが多かったので増田個人意見を述べます

じゃあ医学部男子多めにとりますっていっとけば問題ないなw

事前に公表しておけば大きな問題にはならないと思います

医学部医者世界に詳しくないので男女のどちらを増やすべきかについては言及しませんが。

男子の少ない学科への男子枠も賛成なんだよね?

賛成です。特に保育士看護師については男性の数を増やすべきだと思います

男性保育士看護師モデルケースが少ない現状、進路を選ぶ際の情報が少ないことは男女の公平性に欠けると考えています

仮に事前に「女性は全て不合格」と公表すれば、女性不利益は生じない?

女子大学存在が許されるなら男子大学も許されるべきだと思いますよ。

多様性を確保した方が研究の発展に資する、という立場なので設立合理性には疑問ですが。

 

さらコメントに対して追記した

anond:20221112230636

2022-10-09

アカハラがない大学院なんてあるの?

自分は、そのへんの私大文系)の修士課程の1年生なんだけど、4月から指導教員から「これはアカハラだろ」ってことを散々受けてる。

他の先生相談しても、ほぼ全員役立たずで、「○○先生指導教員)とよく話し合いなさい」とか、「○○先生はそういう人だから・・・」「あなたの受け取り方が悪いんだよ」と言うだけ。アカハラしてくる奴と何を話し合えば良いんだよ・・・そいつと一対一で話すのが怖くて、呼び出されるたびにビクビクしてるような自分が、まともに話し合えるわけがない。

アカハラ相談をしたせいか指導教員による根回しのせいか、今の自分研究科先生のほぼ全員から無視されている。(同期と先輩は、全然問題なし)

自分博士課程に進学して研究を続けたいと思っていて、他大学大学院を受験しようと考えているのだけど、日本最高学府ですらアカハラはあるみたいだ。Twitterとか見てると、アカハラ隠蔽とかも多いみたいだし。外部生が、学内実態を把握するのは難しいから、受験するのも躊躇する(受かるか受からいかは別の問題として)。

どんなに対策委員会を置いたって、「アカハラをするのも、その先生個性から」で、片付けられてしまう。今やアカハラの手口も巧妙になってきていて、直接的な発言は行わないから、証拠を集めても警察被害届を出すのも難しい。

アカハラのない大学院なんてあるのか???もはやないのでは?

アカハラをしない指導教員はどこにいるの?どうしたら巡り会えるのか??

10月10日 追記

コメントありがとうございます

自分には、指導教員真正から向き合って問題解決しようとしていたところや、アカデミアの世界は、(上の者に取り入ろうとする能力よりも)研究実績こそが重視されていると信じていたところがあって、だからこそ、余計にアカハラに苦しんでいたのだと気づけました。心が少し軽くなりました。

タメになるコメントばかりで・・・本当に感謝していますありがとうございました。

2022-08-16

anond:20220816131515

卒論廃止卒業単位は半減させて2年間で実質的学士課程は終了。残りの2年間はモラトリアム期間。

モラトリアム期間は何をしていても良いし学費もかからないが学生としての身分は維持される。

モラトリアム期間が要らない人は即卒業も可、即修士課程への移行も可。

そんなシステムが良いのではないだろうか。

2022-07-15

大手メディア、リチャード・J・サミュエルズ氏を取材しろ

こういうことを書いている本の著者らしいです

笹川良一反共主義は、保守政治とうまく結びついていた。笹川は、岸信介と協力して、アジア各地の反共産主義者との関係を深めていった。この活動により、1960年代半ばに統一教会創始者である文鮮明接触することになる。1967年笹川山梨にあるモーターボート競艇場での日本初の集会統一教会を招いた。翌年、文氏が韓国で「共産主義勝利連合」を設立した3ヵ月後、笹川日本での名誉会長就任した。岸は感心した。「若い人たちがみんな共産主義勝利連合のような人たちだったら、日本未来は明るいのに」と岸は感心した。笹川と岸は、後に現代日本で最も忌み嫌われることになる団体庇護した。

統一教会は、日本若者誘拐マインド・コントロール疑惑で嫌われていたが、多くの日本政治家にとって計り知れない利益をもたらすことが証明された(そして今も証明されているかもしれない)。統一教会日本本部は、かつて岸信介が所有していた東京土地に建てられた。1970年代初頭には、ムーニーと呼ばれる教会員が、自民党政治家のために、勤勉で非常に価値のある選挙運動員として無償奉仕していた。ムーニーは長年にわたり、しばしば詐欺的で攻撃的な販売改宗戦術によって、訴追から保護されてきた。1980年代までに、日本世界統一教会収入の5分の4を提供したと伝えられている。

岸・笹川と文のつながりは、岸派と連合派を通じて拡大した。岸派直系の福田赳夫1974年文鮮明を「アジアの偉大な指導者の一人」と称え、岸内閣の最年少閣僚連合の公野党の子である中曽根康弘も同様に文鮮明を称えている。岸内閣の娘婿である安倍晋太郎も、選挙戦ムーニーを利用した。日本共産党が作成した自民党民主党の126人の政治家のリストには、小沢一郎橋本龍太郎、その他の党の幹部が含まれていた。1990年総選挙では、百人以上の国会議員が「共産主義勝利するための連合会」から支援を受けたようである。文氏の影響力は、1992年入国特別許可に表れている。日本法律では、1年以上服役した外国人入国できない。しかし、1992年3月自民党の最大派閥トップである金丸信総裁法務大臣に取り次ぎ、入国許可された。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

ttps://twitter.com/sfujihira/status/1546464449845936128

日本語版にはどう書かれているんだろう

ttps://www.amazon.co.jp/dp/4492211675

この経歴なら信ぴょう性あるだろ

リチャード・J・サミュエルズ(Richard J. Samuels、1951年11月2日 - )は、アメリカ合衆国政治学者、マサチューセッツ工科大学政治学部教授。専門は、日本政治経済安全保障政策

1973年コルゲート大学政治学科卒業1974年タフツ大学政治学部大学修士課程修了、1980年マサチューセッツ工科大学政治学部大学博士課程修了、Ph.D.政治学)。マサチューセッツ工科大学助教授(1980-84年)、准教授1984-90年)を経て、現職。

1992年から1995年まで同大政治部長を務めた、2001年から2008年まで日米友好基金理事長

2022-07-11

理系私大中退危機にあってもあきらめないで

最近の某事件犯人が、某私大理系学部経済的理由から中退していた、とネット記事で知りました。

私も犯人と同年代で、同じような経験をしています。同様の境遇若い人たちに、何とかなるかもしれないと思って欲しくて、私の体験した私大生活修士号取得について書きます

なお、犯人が起こした事件は決して許されるものではないと思っており、犯人擁護する意図はありません。

私は高校時代、恥ずかしながらセンター模試の結果がいつもボロボロでした。中でも古文漢文歴史化学などの科目がひどい出来でした。

一方で、得意科目物理数学が大きく評価される私大模試では、いつもなかなかの偏差値でした。

結果、センター試験は本番でもボロボロでしたが、早慶関関同立といった私大理系学部合格しました。

入学手続きから高校卒業までの間に、なんと父がリストラに。

それまでも職を転々としているような父で、実家には大した預金もなかったようです。

入学式を迎えたものの、いつ授業料が払えなくなるか分からない状態でした。

大学事務室授業料について相談し、入学直後に募集のあった大学オフィシャル奨学金に申込みました。

家庭の収入証明する書類や推薦状など揃えなければいけない書類が多く、なかなか大変な手続きでした。

親の都合なのになんで私が…と思いながら手続きしたことを覚えています。今思えばバチ当たりな考えですね。

無事に奨学金審査に通り、私の場合は年間およそ100万円の授業料免除されました。

ただし、年間50万円ほどの施設利用料は支払う必要があり、こちらは母が支払ってくれました。

奨学金審査は毎年ありましたが、幸い三年間、連続採用されました。

この間、奨学生になるために成績だけは学科タップをとり続けていました。

からといって勉強漬けではなく、アルバイトで飲み代を稼いで、サークル活動も楽しんでいました。

大学3年生になると、理系学生は院進学について決めなければなりません。

私は進学してもう少し勉強したい気持ちがありましたが、来年さら修士課程でも奨学生になれるとは限らない。

そこで、より学費の安い国立大学修士課程検討しました。

その中で知ったのが、飛び入学制度です。

大学3年生で4年生と共に試験を受け、合格すれば来春から一年早く修士課程入学できるのです。

もちろん入試を受けました。

志望先の研究室学生コンタクトを取り、院試面談に関するアドバイスをもらって無事合格

おまけに特待生として修士課程二年間の授業料免除もゲットしました。

さらに無利子の奨学金で月7万円を頂くことができ、激安の学生寮にも入れたので、修士課程バイトなしで生活できました。

ときどき研究室先生TAをさせてもらい、お金を貯めて研究室旅行にも行くことができました。

大学院での研究は、周囲と比べると卒論を書いていないという負い目もありましたが、先生には分け隔てなく指導いただきました。

また、リーマンショック前の売り手市場だったこともあり、就活では複数大手企業内定をもらいました。

さらラッキーなことに、そこそこの成績だったようで奨学金の返済が半額免除になりました。

結局、学部時代から約50万円プラス生活費で修士号を取得することができました。

その後、就職してから数十年。すでに奨学金も返し終わっています

それが何だと思われるかもしれませんが、東大生人気ランキングに入るような会社で、そこそこお給料もいただいています

結婚もして子供もいて、平凡ですが幸せな日々です。

自分の子供には幅広い選択肢の中から進路を決めてほしいと考えていて、日々子供のために頑張って働いています

あのとき奨学金制度を教えてくれた方や、採用して下さった方々のおかげで、今があります

本当に感謝しています

経済的理由から学びを諦めそうになっている学生の方へ。何か方法がないか、周囲の大人相談したり、裏技がないか調べてみてください。

学ぶ意欲のある人には、どこかで誰かが味方がついてくれると思います

どうか諦めないで。

2022-06-29

anond:20220629001204

まず最難関学位というのは博士です.

準学士(短大卒)<学士(4年制大学卒)<修士(大学院修士課程卒)<博士(博士号取得)

という感じで, 学歴序列的に最強なのは博士で, 世界中博士より上の学位存在しません.

博士はある種世界最強です.

世界最強なので博士が断然おすすめです.

博士を捕まえる方法は, 医師弁護士を捕まえるよりも比較簡単です.

博士一口に言っても実は分野ごとに傾向が異なります.

捕まえやすさでいくと, 狙い目は博士(工学)です.

なお, 博士( ) ←かっこの中は専門分野を書くことになっています.

工学以外にも, 医学, 農学, 理学, 文学, 学術という感じで種類があります.

工学といってもいろいろな分野があるのですが, 電電と機械特におすすめです.

さて, 博士(工学)は就職にはめっぽう強くて, トヨタ自動車とか国土交通省とか日立製作所なんかに勤めてます.

就職した後に接近するのは難しいです.

在学中にアプローチするのがより効率が高いです.

学校東京工業大学という大学が狙い目です.

なぜならば, 工学部の学生割合が大きいのと, 博士号取得を目指す学生が多いためです.

例えば東京大学にも博士号取得を目指す学生が多くいますが, 法学部医学部といったハズレ学部があるため, いくぶん効率が落ちます.

(これらの学部研究科学生はどういうわけかパートナーがいますので, ここではハズレと表現しました. 当該の学部研究科所属する方にはお詫びいたします)

これから具体的な方法説明します.

まずアマゾンプライムビデオ映像ソフト「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を2回視聴してください.

この間に「真希波・マリ・イラストリアス」という登場人物の感じを記憶してください.

次にセブン-イレブン目黒緑が丘駅前店でアルバイトの申込みをします.

シフト中心でお願いしますと言えばほぼ確実に採用になります.

博士号取得を目指す学生基本的夜行性なため, 生活時間帯を合わせる必要があります.

夜間にコンビニカップ麺またはモンスターエナジードリンクまたはそれら両方を買いに来るチェックシャツ(東京工業大学制服です)を着用している動物あなたの標的です.

バイトしながら心ゆくまで品定めしてください.

気に入った個体を見つけたら, 笑顔接客します.

顔を記憶してください.

服装制服のため, 参考になりません. また, メガネの有無もほとんど情報量がありません.

3回目以降のご来店では, 笑顔に加えて, レジ打ちの前に「こんばんは」と発音します. 「ワンコ君」の部分は発音せずに, しかし心の中で唱えると効果的です.

その後毎日決まった時刻に来店するようになりますので, 商品を渡すときにそれとなく手に触れるようにします.

セブン-イレブンでは, 商品の受け渡しの際にお客様の手に触れぬよう指導されていますが, 罰則規定はありません. 無視して構いません.

この一連の動作は専門的には「かぎ刺激」と呼ばれていて, 東京工業大学博士号取得を目指す学生はこの動作を境に結婚意識すると言われています[Masuda A. et al., 2011a].

あとは連絡先を渡して, デートに誘います.

LINEID電話番号を渡すよりも, Discordの方がフレンド登録してもらえる率がいくぶん高いようです.

「1本おまけ」と称してモンスターエナジードリンクを手渡して, その缶の底に連絡先を書いておけばよいでしょう.

あとはうまいことやってください.

2022-06-18

給料自主的に半分カットせよ」中国の賃下げラッシュ驚きの実態

https://diamond.jp/articles/-/304914 そんな中、公務員減給状況が書かれた投稿が突然、中国国内SNS拡散された。その内容は、「上海市公務員で、処長級の年俸は、35万元(約698万円)から20万元(約399万円)」とか「北京天津などの大都市では20%近く給与カットされた上に、さまざまな手当も廃止された」「全国で最も裕福といわれる浙江省広東省公務員所得も約25%カット」など具体的な内容だった。

 公務員減給実態についての中国政府側の公式報道はないので、投稿内容の真偽は定かではない。インターネットに流れたこうした投稿は削除されてしまったが、中国政府はその内容について否定してはいない。数字の正確さはさておき、どうやら都合の悪い事実としては確かに存在しているのではないか

例えば、広東省の一部地域公務員に対する手当支給が遅れていて、公務員の手当は2カ月、教員は1カ月猶予されたりしているという。広東省深セン市では、数年前に導入された大卒への定住手当1万5000元(約30万円)、修士課程卒への定住手当2万5000元(約50万円)が廃止された。深セン市中国で最も財政的に豊かな地域として知られるのだから、他の都市推して知るべしだ。

 こうした減給公務員に限ったものではなく、民間企業ではより広く見られる。しかも、今年に入ってオミクロン株が感染拡大してからより深刻化している。企業は生き残りをかけて、従業員自主減給申請書の提出などを求めたりして、人件費を減らそうと躍起になっている。

 なかには50%もの大幅な「自主減給強硬に求める企業もあれば、「退職したとき給与の減額分を返す」と約束する企業もある。減給額が多い従業員ポストは守るが、減給積極的に応じない従業員は「自主辞職」を求められてしまう。50%の減給を受け入れない従業員に対しては、会社を去ってもらう作戦を展開している企業もかなりある

 北京インターネット会社に勤務する女性の暁暁さん(31歳)は、基本給+成果給で月に1万5000元(約30万円)もらっていた。5月に入ってから在宅勤務をしていたが、5月中旬に、突然、給与を50%下げると会社からメールが送られてきた。

 大幅な給与削減作戦に不満をもつ同僚は、会社交渉してみたが、結局、交渉が失敗して「自主辞職」という形で会社を去った。それを見た暁暁さんとほかの社員はやむを得ず給与の50%カットという条件をのんだ。しかし、わずか1カ月後の6月上旬に、投資から資金投入がなくなり、会社経営困難に陥ったという理由リストラされた。

2022-06-11

anond:20220611203422

学部から修士課程のあと、 博士課程入学 → 諦めて就職社会人博士課程入学博士学位を取得。1回目の博士入学から取得まで21年かかった。

2022-05-27

anond:20220526220512

みんなまじめに考えてあげてエライ。使えそうなアドバもあってワロタ

私は日本のこういう「大多数の人間何となくやってる生き方から一度でも外れるとそれが本人が選んだかどうかにかかわらず絶対リカバーできないことになってる社会」が死ぬほど嫌いだったか修士課程アメリカ移住したわ。

いくつかの研究室貯金できるレベル生活費支給)を転々としたあげく40代かば博士課程中退、専門とは特に関係ない公務員になって初年度から年収800万円。

外国人には出来ないこともいろいろあるし結局人生を一番左右するのはどこに住んでても運だから「こういう生き方もある」的な意味で書いてるわけでは全然ないけど、「年齢を理由新規参入の道が断たれない」「ジョブチェンジしても過去経験と費やした時間マイナス評価されない」ってだけで何やってても精神的にすごく楽なのは実体験として知ってる。

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