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はてなキーワード: 人工心臓とは

2024-03-19

anond:20240319221133

俺も「ロボットではありません」にチェック入れる時は人工心臓がドキドキする

2023-05-10

育てられ方の差で死にたくなってる

高卒就職した。

小学生のころから「お前は高卒公務員試験を受けて就職するんだよ」と両親に言われて育てられてきた。

姉も同じように育てられてきた。

違う点は、姉はピアノ習い事10年近くやってたことと公務員試験に落ちて私立大学に進学したこと

私は習い事なんてさせてもらえなかったし、公務員試験に受かってしまってクソ田舎から一歩も出ずに生涯を終えるのが確定してしまった。

高校自称進学校(笑)だったけど公務員試験勉強しかしてなかったからめちゃくちゃ成績悪かった。

なにもかも手遅れになってから人工血管とか人工心臓についてすごい興味を持って、それについて学んでみたいと思ったけど全部遅かった。

大学卒業して東京就職した姉は、付き合った男を追いか退職して大阪引っ越しもの破局してメンタル病んで実家に帰ってきた。

今はなんかホルモンバランスが悪いとかなんとかでトドみたいに太って、働かないまま実家ゴロゴロしてる。

ホルモンバランスのせいで痩せにくくなっててさー」っていいながらスナック菓子食べながらチューハイ飲んでて、改善させる気ないだろって思った。

ぷよぷよとかじゃなくて、中身がみっしり詰まったデブになっててマジで引いた。

明らかに手をかけられて育てられたのに両親の思うように育たなかった姉は、今なぜか両親にとてもかわいがられている。

両親が示した道を歩んだはずの私はつまはじきにされた。

何が違ったんだろう。性格か。

2023-03-28

先天性心臓の子達が学校の「マスク外し」に怯える今~命の選別役をさせられる学校教員リコリス・リコイル

先天性心臓患者の成人。要するに生まれつき心臓奇形がある。100人に1人は自分みたいな先天性心臓病を持って生まれてくる。3クラスあれば、1人ぐらいはいる。

基本、子どもの頃に手術をしないと、寿命が短くなったりする。幼児期に手術をして直せば、「順調にいけば」健常者と同じ寿命が保たれるといわれている。が、一度手術をすれば、完全に健常者と同じというわけにはいかない。一生、「新型コロナウイルス重症リスクあり」の基礎疾患者になる。先天性心臓病で手術した子は、学校は健常者と同じ「普通学級」に通う。学力普通の子と変わらず、日常生活普通におくれるので「障碍」がなく、障碍者手帳も余程重度でないともらえないからだ。見た目は、健常者と全く区別がつかない。自分も小中高、全て健常者と同じ教育を受けてきた。つまり、基礎疾患リスクけがある。

心臓というのは、基本的に一度、筋肉が弱ると治ることはない。だから子どもの頃に手術直後の状態ベストで、その後の人生は、いかに「現状を保つか」が勝負になる。新型コロナウイルス感染しても「治るから」なんていうのは、同じ土俵を踏んでいない健常者のたわごとだ。先天性心臓患者で手術した子は、成人しても何十年経っても手術した病院の専門の「小児科」に定期健診に通う。子どもの頃に手術した影響が出るのは、手術から何十年も経ってからからだ。手術した病院も、昔の手術が成功しているかどうかを追跡調査できるので、メリットがある。

さて、自分最近、定期健診で小児科に行ってきた。子どものころから何十年も通った病院だ。が、様子が違った。延々と待たされる。いつもは待たされても1時間ぐらいなのに、2時間以上も待たされた。初めてのことだ。

医師の方に聞いたら、クラス先生が「4月からマスクを外そう」という雰囲気になってしまい、怯えた子が親御さんと一緒に来院して学校提出用の診断書をお願いされるケースが続出していて、結果、遅くなったという事だった。

何というか、「やっぱりそうなのか」という感じだ。要するに、学校先生にとって、我々みたいな見た目健常者にしか見えず、生活に支障が出るという意味での「障碍」も持たないのに、基礎疾患だけ持って社会で暮らすような人間は「邪魔っけ」であって、「社会お荷物」で要らない存在なんだろうと思う。

学校先生が口ではどのようにつくろおうが、内心はそのように思っているはず。マスクをつけずに感染したら、重症化したり人生が変わってしまうような子たちは、自分仕事の上では「生まれてきてほしくない邪魔存在」で、リコリス・リコイルみたいな先天性心臓病をダシに使った作品の中で、健常者に共感を与えるだけの存在として生きて、10代のうちに死んで社会に出てきてほしくない…と、学校先生はそのように思っているのだろう。少なくとも、我々先天性心臓患者は、教員を見たら自分迷惑存在だと思っているはずだ、と自衛して生きたほうが日本社会では幸福になれると思う。自分はそうやって生きてきた。

やはり、「先生は、私みたいな先天性心臓患者は生まれてこないほうがいいと思っているんじゃないですか?」、「先生は、健常者の立場で命の選別をしている、差別主義者だったんですね」、「クラスマスクを外して、クラスターが発生し、万一私が重症化したら、私は先生を一生恨もうと思います」、「マスク外して感染したら重症化するかもしれないのに、私にマスク外してほしいってことは、先生クラスも私に重症化してほしいって思っているっていう事ですよね?」ぐらいの事は、学校先生に言ってあげてもいいんじゃないかなぁ。できるだけ、学校先生が、我々のような存在が、アニメの中だけではなく、現実にかなりの比率で「生きている」存在であると実感できるように。

タイトルに「リコリス・リコイル」をいれたのは、最近主人公心臓病にして売れたアニメからだ。全話見た。まぁ、要するに百合×ガンアクションを、やりたかったのだろう。が、何だろうな、健常者が我々先天性心臓患者に対して何を期待しているのかが、良くも悪くもよくわかアニメだった。

主人公千束は、要するに銃の天才でありながら、人工心臓をつけて寿命他者コントロールされる存在だ。そういう話が実際に大ヒットしたという事は、脚本家原作者意図に関わらず、「先天性心臓患者みたいに変な病気を持って生まれてくる人間本来的に迷惑存在だが、かわいくて才能があれば生かしてやってもよい、ただし、その寿命は健常者が管理してやる」というようなどす黒い差別感情支配欲を健常者は心のどこかに持っていて、そういう心を持っているからこそ、あの話を楽しくみられるのだろう。

現実には、人工心臓をつけてあんなに激しく運動する事を仕事にするなんていうのはあり得ない。どちらかというと、リコリス・リコイルだとクルミの方が、先天性心臓患者が目指すべき仕事に近い。

我々、先天性心臓患者は、生まれた時から肉体労働には適さない体で生まれてきたが、大部分は回復して障碍者手帳を持てない。自分は、そういう例外的存在が生まれてきて申し訳ないという気持ちちゃんとずっと持って生きてきた。生まれてきたことで日本社会迷惑をかけて申し訳ないとは思っているが、自分の手術の時点でいくら日本社会から投資されてしまっているので、そのまま自殺したら日本社会迷惑をかけたまま死ぬことになる。だから、将来は体を動かさなくてすむ仕事に就いた方が社会のためになると考えて、自分は、ちゃん国立大学工学部情報系に進んで、大学院まで出て、ちゃんと働いて納税して結婚して子どももいる。ちなみに、先天性心臓病の多くは遺伝しないので、子どもは健常者。

でも、クラス全員のマスクを外そうとする「学校先生」は、そういう我々、先天性心臓患者まるごと、少数派だから日本社会にいらない、排除したいって考えなんでしょうね。まぁ、我々が少数派であることは否定しないし、何より、我々の手術法が開発されていない時代は、我々先天性心臓患者は皆、幼児のうちに死んでたので、我々がいなければ日本社会が成り立たないというわけではないことは歴史証明している。

が、これだけは言っておきたい。我々の多くは、手術しないと死ぬ体で生まれてきて、手術して我々を生かそうとしたのは日本社会日本の手術の多くは、高額医療費制度を使って、公金を使って賄われてきた。日本社会は、一度は我々を生かして社会に役立てようとしたのですよ。

我々が要らない、厄介な存在なら、手術に補助を出したりせずに放置するだけで、勝手幼児のうちに死んだのに、せっかくそういう体で生まれてきたのに、それをわざわざ社会の役に立つかもしれないと思って生かしたのは日本社会の方。

学校先生」は、特に公立学校先生は公金で雇われているわけだから日本方針に従うのは当然。「学校先生」が、我々、先天性心臓患者に生きる価値がないと思って、クラス全員のマスクを外す施策をするのであれば、日本社会が一度我々を生かして日本社会のために役立てようとしたことと、ご自身判断矛盾していないことを証明してほしい。

このままマスクを外す判断継続されれば、重症化しやすい我々先天性心臓患者の子から先に感染して死にやすくなり、長期的には、我々のうちで成人してから長く生きるものは少なくなり、我々は淘汰される。「学校先生」がクラスマスクを外させるという事は、長期的には、我々先天性心臓患者の子達を選択的に死にやすくして、消極的優生思想を実現させようとする計画に加担している事になることを、「学校先生」には自覚してほしいと思う。それが「学校先生」ご自身の考えであり、日本社会の考え方とも合致するとご自身で信じていて、大多数の健常者のために、我々先天性心臓患者を長期的に淘汰させることが日本社会のためなのだと心から信じていらっしゃるなら構わないが、ご自身倫理感と反するのであれば、かわいそうだな、と思う。ご自身倫理観と合った、誇れる仕事学校先生にはしてほしい。

2022-09-26

anond:20220926044355

あそこまで自分の命を達観してる主人公だったとして

そこに至るまでの書き方ってものあるじゃん

作品人工心臓でいつ止まるかわからない中を生きてきてもう疲れ切ってるとか

強まる救世主への憧れと死ぬまでに自分も誰かを救いたいという思い

吉松には会えたけど自分の使命が殺しだったという絶望感とか

いろいろ丁寧なのに大事なところは全部やらないのよ

2022-07-23

anond:20220723132138

子種を生み出す器官さえ残っていれば、ホース(輸出管)の部分は義足人工心臓のように人造して取り付けることができるんだろうか。

もしできるのなら、用途に応じて長さを変えたものを着脱することも可能だろう。

2022-07-08

anond:20220708172047

たぶん、今、人工心臓の取り付け手術をしてるんだよ。

2020-05-02

人工心臓の人も生きているのだから脳死こそが人の死であって、心臓死が人の死ではない。

2019-07-12

白血病ドナーは何故ボランティアなの?

おかしいよ

善意ボランティアに頼るなんて

ドナーリスクも大きいんでしょ!

薬を貰うのにだって病院で見てもらうのだって治療費を払ってる

ドナーだって移植提供だって提供者にお金を払うべきだ

薬に払うのに何故臓器や骨髄を提供してくれる人に払えないの?

補助人工心臓は有料じゃん

何でそれが人の臓器になるとボランティアとなるのかなー???

2018-10-05

キン肉マンウォーズマンに寄せて

息も絶え絶えにリングの上に転がりながら、ウォーズマンロビンマスクにこう尋ねた。

「だれかオレの顔を見て笑ってやしないか?」

ロビンマスクは彼を見つめ、力強く声をかける。

「だれも笑ってやしないよ」

から安堵すると同時にウォーズマンの全身から力が抜けていく。

それを抱きとめながらロビンマスクは涙をこぼす。



こんな感動的な場面から始めたい。

これは漫画キン肉マン」に登場する一人の超人ウォーズマンについての一つの考察である



ウォーズマンロビンマスク弟子として、漫画キン肉マン」の第8巻、

『第二十一超人オリンピック編』から登場する超人だ。

人間ロボットの間に生まれ、そのどちらにも属さない「ロボ超人である彼は登場時、

その残酷さによって読者に強烈なインパクトを与える。

針状の爪を発射する武器ベアクローを使って対戦相手を惨殺、

練習のためにグラウンドを走る死刑囚149人のうち148人を殺害

キン肉マンの仲間であるラーメンマンの側頭部を抉って脳漿に穴を開け、

植物状態にするなど、攻撃残酷さでいえば作中随一ともいえるだろう。



しかし、そのような残虐さに反して、転んだ子供に手を差し伸べて助けようとしたり、

前述した149人の死刑囚の中でも老人だけは見逃したりといった優しさが

時折垣間見えるのもウォーズマンの特徴である

性根は優しい彼を残虐な戦いに駆り立てたのは一体何だったのだろうか。


ロビンマスクは作中、「超人オリンピック」のリング上でキン肉マンへの攻撃の手を止めたウォーズマン

「また くうものもくえず きるものもろくにない すさんだ生活にもどりたいのか」と尋ね、

ウォーズマンはそれに応えるように激しい攻撃を再開した。

ここから想像されるのは、彼が故郷ソ連で置かれていた厳しい状況である

この後、キン肉マンとの闘いを通して彼は残虐さを捨てたクリーンな戦い方の大切さに気付く。

そして、対戦相手マスクを剥いだ方が勝ちというルールの中で、

みずからそれを脱ぎ捨てると共に自分過去を語るのだ。



ウォーズマン自身が単なる超人でもロボットでもない「ロボ超人であることを嘆き、

どこにいっても爪弾きにされ、いじめられ続けた日々を回想して「地獄生活」だったと称した。

そのような彼を唯一救ったものこそが格闘技であり、

いつしか自分超人ロボットを「血まつりにあげることがいきがいとなった」のだと彼は語る。


やがて雷鳴に照らされた彼の素顔は、人間でも均整のとれたロボットでもない、

極めて歪なもの、恐ろしいものとして描かれ、

それを見つめるキン肉マンとその婚約者ビビンバの顔も稲光の中で無言にこわばっている。

彼の素顔から受けた、誰も何も発せないような衝撃、

それが登場人物の表情のみを並べることで読者に鋭く突き付けられるのだ。

ウォーズマンの「素顔」は非常にドラマチックなやり方で我々に提示される。

醜い、恐ろしい、そう思ったとしても彼を気遣えば口に出すことができない、

いわば配慮リアリティとでも呼ぶべきものがこの場面には備わっており、読者ですら、

ウォーズマンの顔からどのような印象を受けたかをあえて言葉にしないように努めてしまうのである



彼の生い立ちや素顔についての問題はここで一度大胆に明かされたのち、しばらくはその影を潜めている。

残虐を捨て、キン肉マンら「アイドル超人」の一員となったウォーズマンは、

「七人の悪魔超人編」においては戦士として、

黄金マスク」編においては作品舞台として(「黄金マスク」を巡る戦いはウォーズマンの体内で行われる)活躍し、

仲間を支えながら友情を深めていく。

そして、もはや誰もが彼にまつわる悲劇を忘れ去った頃、冒頭の事件が起きるのである



コミックス17巻に始まる「夢の超人タッグ編」において、

彼は師であるロビンマスクとタッグを組み、共闘することとなった。

この時の対戦相手ネプチューンマンキング・ザ・武道の二人が結成した「ヘル・ミッショナルズ」であり、

ロビンマスク仮面をつけたネプチューンマンの正体がかつての好敵手、

喧嘩男(ケンカマン)」なのではないかと疑っている。

やがてそれは証明されるが、ネプチューンマンは正体を知られたことを理由ロビンマスクを殺そうとする。

ウォーズマンは師を助けるためにリングに上がるも技を決め損ね、ネプチューンマン仮面を外されてしまう。

彼の素顔を見た観客は衝撃を顔に浮かべ、ウォーズマンはなんとか仮面を奪い取って、再び顔に装着する。

彼が仮面を外され、再び装着するまでの間に挟まる以下のセリフは注目すべきだろう。



ネプチューンマン「(注:ウォーズマンに対し)醜い顔を隠すために覆面超人の道を選んだのであろう」

ロビンマスク「これ(注:仮面)をウォーズマンからとりあげることはあまり残酷だ!!」



ネプチューンマンウォーズマンの素顔を「醜い」と指摘したときロビンマスク特にそれを否定しない。

それどころか、仮面をつけずに戦い続けることはウォーズマンにとって残酷だと断定的に語る。

これはなぜか。ロビンマスクもやはりウォーズマンを醜いと感じ、

それでいて庇うこともせず受け入れているのだろうか。


当然そうではない。再び仮面をはぎ取られたウォーズマンロビンマスクに、

「だれかオレの顔を見て笑ってやしないか?」と問いかける。

そして、「だれも笑ってやしない」という言葉に安堵しながら命を落とすのである



この場面において我々が再確認しなければならないのは、

ウォーズマン自分のロボ超人としての素顔を見せること、

そしてそれを“笑われる”ことをいか忌避しているかということだ。


超人オリンピックのなかでロビンマスクウォーズマンに対し、

過去に過ごしてきた「くうものもくえず きるものもろくにない すさんだ生活」について指摘し、

ウォーズマンは当時の暮らしぶりを取り巻く貧困生活の困窮とを思い返し、それを恐れているかのように見える。

しかし、この時ウォーズマンが真に恐怖していたのは単なる生活苦ではなく、当時の自分が置かれていた立場

すなわち、周囲からいじめられ、疎まれ続ける「地獄生活」の中で精神的なダメージを与えられることだったのだ。



ロボ超人であることが理由で受けた誹りや嘲りは彼の心に未だ深く陰を落としていた。

アイドル超人として仲間たちと友情を深めようと、戦いを乗り越えようと、

その陰を完全には取り除けていなかったことが、この場面では悲しみと共に明らかになる。

彼の陰を知るロビンマスクウォーズマンから仮面を取り上げることを「残酷」だと指摘したのは、

仮面をつけずに生きていくことがウォーズマンにとって、自分がロボ超人であることを

突きつけられながら暮らすことと同義であると考えていたためではないだろうか。

彼はここで一度命を落とし、超人墓場で長く労働をすることになる。



それから少しの時が流れ、「キン肉マン24巻に始まる「王位争奪編」において

ウォーズマンキン肉マンとの再会を遂げる。

彼は超人墓場に追いやられたキン肉マン脱出させるために、

脱出必要な「生命の玉」と呼ばれる宝珠をキン肉マンに分け与えた後、

超人専門の医師であるドクターボンベに人工心臓をもらうことで生き返り、

自身墓場から生還成功する。

この時の手術のミスのせいで彼は一度ほぼ戦闘能力を失ってしまうが、

であるロビンマスク指導を受けることで戦闘技術回復

再び登場時のような残虐な戦い方へ、そこからクリーンな戦い方へ、と復活を遂げる。



この「王位争奪編」は、キン肉マンがキン肉星の王として戴冠する場面で幕を下ろした。

平和になった世界の中、ウォーズマンアイドル超人の一人として、

メディカルサスペンション」と呼ばれる特別治療を受けることになり、長らくの療養生活を送る。

そして順調に体力を回復した彼は、「完璧超人始祖編」で再びリングに立ち、

宇宙から襲来した「完璧超人」たちを迎え撃つことになるのである



しかし、ここで再び悲劇が起こる。ウォーズマンとその対戦相手

ポーラマンとの戦いの直前、ロビンマスクが命を落とすのだ。

対戦相手であった”完璧超人ネメシスロビンマスクを破った後、

塔状に組まれリングからその体を突き落とし、砂丘に埋めてしまう。

墓穴を掘る手間を省いてやったのだ」と語るネメシス言葉を聞き、

慟哭しながら懸命に砂を掘り起こすキン肉マンの姿は非常に印象的なものである



この場面において、ロビンマスクを失った悲しみをこれまでの感謝に代え、

続く戦いに向けて決意を固めていくキン肉マンと、

戦闘が始まろうとする中にあって敵に背を向け、

もはや姿の見えない師を思って涙をこぼすウォーズマンの姿は対置され、

ライバルとして出会ったキン肉マンロビンマスク

対して師匠弟子関係にあったウォーズマンロビンマスクとの関係の違いを示している。



その違いは続くポーラマンとの戦いからも読み取ることができる。

ウォーズマンはこの戦いの中でロビンマスクを失った悲しみから暴走し、自身の戦法を見失ってしまう。

テリーマンは彼を見て、普段の「計算され尽くしたクレバーな戦いぶり」とは逆の、

ガムシャラに向かっていくだけの戦闘本能の塊」のようだと口にするが、それも当然のことである


キン肉マンにとって、ロビンマスクあくま自分と共に成長していく超人の一人であり、

彼を失ったとしても彼はそれをバネに立ち上がって自分なりの戦いを続けることができる。

しかし、ウォーズマンにとってのロビンマスクは戦い方の土台や軸作りに大きく貢献した人物なのだ

結果として彼はここで師と共に育ててきた「計算」や「クレバーさ」を失い、

積み上げてきたものを一度壊すことになるのである



ポーラマンに追い詰められ、ウォーズマンは「オレの命などどうでもいい」、

「刺し違えてでもこの戦いに勝利しなければ…ロビンに合わせる顔がない」とまで言う。

ポーラマンは彼の様子を見て、恐怖心を持たず、

ひたすらプログラムとして戦い続けるだけの「ファイティングコンピューター」だと笑った。


その時、ウォーズマンリングロビンマスクの姿を見る。

実体のない、いわば幻影のような彼はウォーズマンにこう語りかける。

「お前はいつも自分のことをロボ超人だと気にしているようだが」

「私はおまえをロボだと思ったことは一度もない」


回想の中で、ロビンマスクウォーズマン攻撃の仕方を教えている。

森の中で木を次々と攻撃、倒していくウォーズマンだが、

もう少しで目標を達成するという時になってぴたりと攻撃の手を止めてしまう。

ロビンマスクは彼を叱りつけるが、よく見るとウォーズマン攻撃しようとしていた木の陰には子鹿がいる。

ウォーズマン意図に気付き嘆息するロビンマスクの前で、子鹿は森の奥へと駆けて行く…



そのような思い出を証拠に、ロビンマスクは続ける。

「おまえは血肉の通ったわが弟子だ」

「そのことに誇りを持てる超人になってほしい」



「オレハキカイナンカジャナイ」

師の言葉を聞いたウォーズマンは、こう言って立ち上がる。

彼の言葉はこの場面で、機械人間が何を基準として分けられるのか、

この場面において“機械である”ということが何を示すか、

そのような大きなテーマをも巻き込みながら読者の方を向く。



倒されかけたところからウォーズマンは再び立ち上がり、

普段のような冷静な戦いぶりを発揮するが、

その背後にある考えを、彼はこのように説明した。



「今までオレはロビンの恩に報いようとするあまり自分の命を捨てるつもりで戦っていた」

しかロビンはこんなオレに生きろと言った!」

「だからオレはもう死ぬために闘わない!」

「生きるために…ロビンがオレに託してくれた大事な魂を守るために闘う!」



この場面で機械人間の間に置かれるのは、

戦いの中にあって「生きる」ために奮闘することはできるか、

また相手を「生かす」ことを考えられるか、ということである

ロビンマスクとの練習中、子鹿を逃がし、

「生かす」ことを考えていた時点でウォーズマン

作中における「機械」の定義を脱していたことになるが、

自身が「機械でない」との自覚もつにはまだ足りないものがあった。



それが、ロビンマスクウォーズマンに伝えた、「誇り」である

彼は自分という存在に誇りをもって初めて、

体は機械であっても心までは機械でないと宣言できるようになった。

「オレハキカイナンカジャナイ」、

そう宣言する彼の言葉があえて機械的にカタカナ表記されているのは、

あくまでも彼の体は機械でできているが、“それでも”」、という

“それでも”の先、逆説のその先を読者に想像させるためではなかったか



ここで物語は、生まれ持った肉体の性質を変えることはできないけれど、

心は変えることができるのだと我々に伝えるが、

これは奇しくも「超人オリンピック編」の中、

残虐超人として現れたウォーズマン正義に目覚め、

アイドル超人に加わったときと同様のメッセージである



そして、「友情」と「信じる心」をもって自身の体の欠点

すなわち活動限界存在を乗り越えてポーラマンを倒した後、

彼は自分がロボ超人であることを以下のように語る。



ロビンはオレのなかで永久に生き続ける このオレが死なない限り

それが寿命のない 半分機械でできた超人のいいところだ」



幼少のころ、自身を「地獄生活」に追い込んだロボットの体に対する複雑な思い

――憎しみ、悲しみ、怒り――、

それをロビンマスクが与えた誇りによって乗り越え、肯定することに、

ウォーズマンはこの場面でついに成功するのである



最終決戦としておかれたネメシス戦の直前、

ウォーズマンは自らの師を倒したネメシス報復することなく、

その立場キン肉マンに譲る。



弱気キン肉マンの自信のなさに対してウォーズマンは一度、

「半分機械からオレにはわからないのか」と口にするが、

すぐにその発言を打ち消し、「生身である半分」では理解できると語る。

自分人間的な面と機械的な面の双方を理解した彼はここで、

ロボ超人である自分理解するとともにしっかりと受け入れている。



ポーラマン戦で彼は、「超人オリンピック編」を彷彿とさせる雷雨の中、

ポーラマンマスクをはぎ取られ、

「醜いツラだ」、「みんなおまえのツラをみて笑っているぜ」と嘲笑されるが、

彼はその言葉を「それがどうした」と打ち消し、師のために戦いを続ける。



自分の顔を見られること、

そして笑われることを臨終の間際にすら恐れていたあの彼はもはや存在しない。

ロビンマスクを失った代わりに自分のロボの体に誇りを持ち、

敵を「生かし」、自分を「生かす」ことに注力する。

ウォーズマンは変わったのである



キン肉マン」という物語においては、「人は変わる」ということが繰り返し語られる。

正義の側から悪の側へ、反対に悪から正義へ、

そしてそれを超越する新たな勢力へと超人たちはその立場を次々と転じ、

その度に誰かが喜んだり悲しんだりする。

それがウォーズマンにおいて特に顕著に現れるのは彼自身が、

自分の”機械的”な外見を誰よりも気にしていたからだ。



から敬遠されるのは嫌だ、疎まれるのも怖がられるのも嫌だ。

しかし、生まれ持った体だけはどうしても変えることができない。

そんな葛藤劣等感、「変わる」ということに向けた諦観交じりの強い欲求

ウォーズマンは常に抱えているが、

そのような「変わらない」ロボットの体が他方、

物語を通した彼の精神的な成長を浮き彫りにしてもいるのだ。



今の彼は逃れようのないものに対して抗うことをせず、

かに受け入れるだけの強さを持っている。

そして、その強さが一朝一夕に獲得されたものでないと知っているからこそ、

我々はウォーズマンという超人に、より一層強く魅きつけられるのではないだろうか。

2016-06-17

カバネリの勝手な予想

カバネリの勝手な予想です。

生駒は何故か蒸気鍛冶師。普通職業ではない。何か理由があると思う。

生駒カバネリを元に戻すのが目的になる。

多分カバネリを元に戻すのは普通の人の心臓を入れ替えるを元に戻ると思う。

でも生駒はそれを拒否するのかと想像

では生駒はどうするか。

おそらく蒸気鍛冶師の技術を使って人工心臓を作る。

それを無名移植して、無名はお米をいっぱい食べれるのではないかと思う。

男のカバネリには何かがあるかと思うが、それはまだ思いつかない。

2013-12-09

通話マナーペースメーカー

もりあがってる「電車内での通話マナー」について。

俺はオッサンだから多少昔のこと憶えてるけど、

電車内の通話って

ペースメーカーケータイ電波で誤作動おこすかもしれんからダメ

ってのが主流だったように思うんだよね。

ペースメーカーって人工心臓みたいなもんだけど

当時からなんでかそういう言い方せずに

ペースメーカーペースメーカー言ってたよね。

オッサンの記憶違いならすまんこだけど。

んで最近

「誤作動なんて起こさねーよ情弱

ってのが浸透してるのかな、

から浸透しちゃったマナーに対して

「やらなくていいならやめろよやめようぜ」派と

別にこのマナーなくさなくてもいいよね」派と

「なにがなんでもマナーマナー」派と

「叩けるものは釘でも叩け」派と

渾然一体となってるような。

若いこもオッサンもオバーちゃんもわかるように

これは完全な俺の推測なのよね。

俺は電車内の通話うるさいと思うし、

万が一でも俺の通話が原因で人死にでるといやだから

電車内では通話は一切しない。

(でもケータイいじるけどね、っていう矛盾

で、本題なんだけど

ペースメーカーの誤作動なんて起こさないってソース

どんな記事なの?

読んだことないんだ、

おせーてくだしあ

2010-04-16

[]gaijinw関連

http://anond.hatelabo.jp/20100410085014の続き。

http://anond.hatelabo.jp/20100410170724への返信

当人のハイクhttp://k.hatena.ne.jp/gaijinw/)を読ませてもらいました。一言、id:gaijinwをネット右翼呼ばわりするのは、ネット右翼にすら失礼だと思いました(笑)

id:gaijinwの編集したはてなキーワードについて、まだまだ記します。

Anilir Serkan

2010/04/10 06:50:25

編集者

gaijinw

編集内容:

append

+[[アニリール・セルカン]]

+参照: http://d.hatena.ne.jp/Serkan_Kawasaki

http://d.hatena.ne.jp/keywordlog?klid=1161914

http://d.hatena.ne.jp/keyword/Anilir%20Serkan?kid=292079

遠山敦子

朝日新聞』記事での、[[アニリール・セルカン]]絶賛のコメントが注目された。

文部科学相で駐トルコ大使も務めた遠山敦子さん(70) は、セルカンさんに「日本のお母さん」と慕われている。

数年前、トルコデーの祝賀会で「有能な技術者がいる」と 紹介され、以来、家族ぐるみの交際を続ける。「普通の顔を持っている非凡な天才」とセルカンさんを評する。

「8カ国語を自由に操り、スキーを履かせればメダルをとり、 学問の領域でも大型構造物の解析で群を抜く。 いつか宇宙エレベーター宇宙に行き、地球全体を眺めた上で、 トルコに帰って科学技術大臣になり、大統領に推されるかもしれませんよ」

朝日新聞 2009年8月29日 土曜別刷り「be」の「フロントランナー」の記事より

http://blog.livedoor.jp/saihan/archives/51652716.html

参照: http://d.hatena.ne.jp/Serkan_Kawasaki

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%B1%F3%BB%B3%C6%D8%BB%D2?kid=292080

アニリールセルカン

編集時刻:

2010/04/10 06:49:34

編集者

gaijinw

編集内容:

append

+[[アニリール・セルカン]]

+参照: http://d.hatena.ne.jp/Serkan_Kawasaki

http://d.hatena.ne.jp/keywordlog?klid=1161913

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%A2%A5%CB%A5%EA%A1%BC%A5%EB%A5%BB%A5%EB%A5%AB%A5%F3?kid=292078

人工心臓

編集時刻:

2010/04/16 09:21:33

編集者

gaijinw

編集内容:

append

+人工心臓は、心臓の機能の代用するために用いられる人工臓器である。

+心臓を切除して埋め込まれる「全置換型人工心臓」と、心臓の機能の一部を補う「補助人工心臓」の2種類がある。

+>>

+デザイナーの[[川崎和男]]は、クラインボトルクラインの壷)を、[[人工心臓]]のデザインに応用する業績によって[[医学博士]]を取得し、さらに、それをアメリカ学会で発表したと主張している。

+http://www.odekake.us/index/brilliant_people71.htm

+参照:http://d.hatena.ne.jp/Serkan_Kawasaki クライン壷の人工心臓 では血液流出しませんか?

+<<

http://d.hatena.ne.jp/keywordlog?klid=1163469

クラインの壷

編集時刻:

2010/04/16 09:17:12

編集者

gaijinw

編集内容:

13a14,19

+&gt;&gt;

+デザイナーの[[川崎和男]]は、クラインボトルクラインの壷)を、[[人工心臓]]のデザインに応用する業績によって[[医学博士]]を取得し、さらに、それをアメリカ学会で発表したと主張している。

+http://www.odekake.us/index/brilliant_people71.htm

+参照:http://d.hatena.ne.jp/Serkan_Kawasaki クライン壷の人工心臓 では血液流出しませんか?

+<<

http://d.hatena.ne.jp/keywordlog?klid=1163467

 
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