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はてなキーワード: 享楽的とは

2024-04-19

人生とは結局運が全てなのか?

2人兄妹だが、兄は生来生真面目で娯楽らしい娯楽を持たず青春の全てを勉強に捧げ、いい大学へと進学した。しか卒業時期が氷河期と重なり、周りの友人があえて留年し景気の好転を待つ中、劣悪な条件で就職したものの、長時間労働パワハラで体を壊し、以降ずっと実家10年ほぼ寝たきりの引きこもりとなっている。

対して私は享楽的性格で、小中高とにろくに通わず親の財布からお金を抜き取っては遊び呆けて過ごし、大学へは進学できず専門学校経理を学んで卒業。時は氷河期から脱して売り手市場となっており、私は中堅企業新卒入社、その後、社内の中堅社員結婚し、寿退社し、出産。今は手のかからない二児の母となり、忙しくも自分時間を持てる生活を送っている。

兄と私の人生を見比べれば、報われるべきは兄のはずなのに、兄は社会的には失敗しもはや再起も望めず、一方私はまぁまぁ成功したと言える人生を送っている。結局は人生を決めるのは運が全てではないかと言う気がしている。

子ども達にはい人生を送って欲しいが、兄と私の人生を考えれば勉強すればいい人生を送れるのかと言うのも疑問がある。一般論として、勉強していた方がよりよい人生を送れる可能性が高まるってのも分かってるんだけどね。。。

2024-03-20

時代実力主義へ変わってるよね

「楽して稼ぐ」「努力ダサい」「ノリと感覚が大切」「辛い事から逃げて自分らしく生きる」などの、ここ数年の価値観から形成される成果物が見向きもされなくなる日はもうすぐ来る、というか来ている。

演技の出来る役者、内容のしっかりした脚本、練られたカメラワーク映像ドラマが支持されている。

歌の上手い歌手ダンスの上手いアイドルクオリティの高い楽曲が取り上げられつつある。

ネタ面白い芸人が持て囃され、TVに出ている漫才師ほとんどがM1準決勝進出者だ。

お笑い芸人や、かつてのおバカキャラは、論理的思考戦略を表に出し、バラエティが巧妙なプロレスである事を認知させている。

これは、エンタメに限った事でなく、一般社会でも起こりつつある。

Twitter社は、技術スキルが高くないが、立ち回りが上手い人達を一挙に解雇した。

今後の企業追随するかもしれない。

中身は空っぽだが、キラキラ外装でコーティングされた物は使い捨てされる。

享楽的時代は終わるのだ。

技術知識経験資格思考力を努力で勝ち取らなくてはならない。

若さ愛嬌とノリで世渡りしてきた私は、恐々としている。

2024-02-25

とある香水のフルボトルを乗り気で買おうとしてたところに

落ち込む出来事があって趣味じゃなくなってしまった

なんて案外よくあることなんだろうか

ゴージャスで贅沢で享楽的、みたいなテーマのものが欲しかったのに一転、マイナスイオン深呼吸 系に

なんだかもう疲れた

しばらくは息をすることだけに集中しとこうと思う

2024-02-21

サッカー選手とかお笑い芸人とか

大昔、ダウンタウンスポーツ選手を呼んでひな壇トークする番組を見た

ある女性トッププロゴルファーマイナースポーツ選手に向かって

「なぜそんな金にならんスポーツをしているのだ?」と突っ込んだ

 

俺はなるほどと膝を打った

漠然とした思考が頭の中にあるが、深くは考えず言語化もしていなかったテーマが一気に晴れた瞬間

 

同じ身体能力や知能があっても選択するスポーツ(に限らず職業人生)で収益性は変わる。当たり前だ

人気があり金が回るスポーツの方が実入りがいい、損なスポーツとそうではないスポーツが生じる。

プロとはそういう世界

金になる分野は競争も激しいが、リスク含めた費用対効果がきれいに均衡することは無い

特にトッププレーヤーとなるとその差は大きく広がる

 

芸能人が「一般人」というセリフを口にするたびにイラッとしていた

自分たち特殊人の自負からくるのだろうが

 

特殊人の彼らはテレビ電波を使い自分能力に最大限レバレッジをかけて収益を得る

彼らと同程度面白くアタマの回るやつは世間に腐る程いるが、

芸人を目指すか、他の職業選択たかの違いでしかない

 

プロゴルファー芸人も皆自分収入自分の才能、労働の正当な対価だと勘違いしている

 

スポーツ選手芸能人スキャンダルメディアスクラムが起きると

自分たちも一人の人間だ、と言い出す。でも特殊人だよね?

 

そういうリスクも含めてその職業を選んだんだよね?

今更何いってんの?

プライバシーやある種の自由を商材に変えたのは自分ではないか

大衆ウケる人間を演じる対価として効率の良い人生を得ながら、損失、リスクは受け入れられない

甘くね?

 

お笑い芸能人サッカー選手強姦をしたのかどうかなんて真実はどうでもいい

大衆はそれを面白おかしく扱い、あるいはそれが虚偽であろうが叩き、社会から抹殺するゲームコマとして消費するだけだ

 

健全な世の中だ?

そう思うよ、クソだ

 

でもそんな不健全な世の中でなければそもそも君らの職業不要なんだよ

人はゲスく、無知享楽的から君らの見せる芸やパフォーマンス職業として成り立つのだ。

 

かつて一億総白痴なんてセリフ流行ったが

バカ番組をアホみたいに垂れ流し、その片棒をかつぎ、自分バカ啓蒙育成しておきながら、

自分がそのせいで理不尽に責められる側になると

自分を責めるやつはバカだと罵る

いやぁぁぁぁぁwww

オモロ

2024-01-25

anond:20231205020915

やべーマジで自分の将来を見てるようだわ。

わたし彼氏あなた祖父のような感じ。

享楽的自由で気まま。好奇心が強いか知識趣味は広いね。話してて楽しい。でも根が幼稚だから、見苦しい喧嘩もするし、寂しがりで甘えん坊、ずっと恋人みたいなノリでいる。

 

私たち不倫なんだ。

彼がバツイチで、わたし独身だったけど。

幸か不幸か、彼に子供はいなかったので、あなた祖母のように、元の家族のしがらみはさほどないのだが。

 

前妻とのイロイロのせいで、私たちも一緒にはなれないの。というか、なりたいと思えない。このまま、風当たりの少ない形でいたいと逃げている。

そして、彼の親族は、あなた父親のように、わたしのことを、憎んでいる、いや、忌まわしく思っている。

 

それでも、わたしと彼は、内縁夫婦に似た形で暮らしてる。戸籍住民票も別々で、でも夫婦みたいに暮らしてる。

 

私も彼も、今はまだ若くはないけどシリアスな歳でもないので、流れに身を任せているけれど、

そうか年老いて生死が噛んでくるようになると、そんなふうに葛藤を生むような出来事と出くわすことがあるのだなぁ。

 

素敵な増田だったよ。

わたしも、家族の形にこだわりなどないし、幸せでいるために今の人生を歩んでいるが、たまに「これでいいのか」と考えてしまうことはある。

そんなときこの増田をまた読み返すことにする。

社会から認められるような家族にはなれなくても、誰かにとって大切な家族のような存在になれる日が、家族として死を悼んでもらえるような日が、私たちにもいつかくるかもしれない。

そして、日陰を選ばなければならない私たちがこの世からいなくなるとき、こんな私たちの死を悼みたいと思ってくれるような有難い人が、なるべく苦しまないで済むような生き方をしたいと思った。

生きがいになるよ。ありがとう

2023-11-18

金持ち貴族の妾になって享楽的な日々を送っていると噂の娼婦を呼び寄せてみた。「それで?あなたは私にいくらベットされますの?」娼婦は高圧的な態度でぼくに問いかけた。ぼくは考えて「1本でどうですか?」と言った。娼婦の顔は変わらなかった。「…じゃあ3で!」ぼくは強めの声色で言った。娼婦の顔が曇ってきた。これはまずそうだ。「わかりました。100でいかがでしょうか。今ぼくが出せる精一杯です」娼婦は微笑んだ。「最初からそう言えばいいのに」そう言いながらぼくの足をヒールで思いっきり踏んだ。ものすごく痛かったが、とてもしあわせな心地だった。

2023-10-05

日本の流れ

俺の歴史観はこう。戦後、全国の名家財産税インフレによって資産を奪われた。彼らの高IQ遺伝子は奪われなかった。スプラシーズンリセットのように、社会的地位が高かった人も低かった人も、一斉に同じところからスタートをした。そうすると差が付くのは勉強努力次第で誰でもなりたい職業になれると思った。昭和平成前半まではそのようなムードだったと思う。最近になって、努力ではなく遺伝子だと気付きはじめた。戦後リセットから世代経て、財産を貯める家も出てきた。生き残りたいなら、個人努力依存せずに、財産遺伝子の面で結婚戦略シフトする必要がある。生き残りたくない人は、人類史上最高に平和で豊かな時代になったので、享楽的に生きれば良い

2023-09-13

教養

肛門そよ風 (@TanTaiP)さんが0:17 午前 on 金, 5月 22, 2015にツイートしました。

私は「人に耳を傾けさせる力は、言葉の内容や順序より、その言葉を発する者の声質や仕草リズムに左右される」と思っているのですが、そう思う根拠の一つが、このボブマーリイが超テキトー理論で「大麻いいじゃん」って言ってるだけの映像です。

https://t.co/axkuVXmZD9

(https://twitter.com/TanTaiP/status/601406541267279872?s=09)

ジャニーズなんて聴くな、Bob MarleyBob DylanThe Beatles聴いて教養身につけろって言ってるおじさんには、この動画を見て欲しいね

ダンスミュージックなんて、そもそも享楽的なもんだろうし、そのダンスミュージックとして質の悪い物をジャニーズ提示してるとは思わないし、古いオリジナルからしか"教養"を得られないわけでもないだろうし、享楽的ものさらに後継からだって得られる物はあるだろう。

教養得るための道具として文化を使う考え方もなじめない。

たとえばハウスで踊って享楽にふけることだって、ある特定の箱の中でしか享楽にふけることが出来なかった人たちがいたわけだし、同じように今の時代音楽の中でジャニーズしか得られない何かを得ている人もいるのだろうし…

歌詞しか歌を語れない人なのかね。

2023-08-04

dot 倫理的であるよりも合理的であることを選びたいし、普遍的思想を広めたいのであれば一定以上合理的である必要があると思う。肉食が合理的であれば肉食を続けるし、非合理的であれば肉食を減らすだろう。

まさか肉食が合理的だと思ってるのか?

動物権利といった倫理的問題を抜きにしても、環境負荷の高さ、持続性の低さから畜産は全く合理的ではない。地球人口が、100億にもなろうというのに肉食が合理的に考えて持続可能なわけがない。食べただけ肉になる牛が開発でもされれば別だが。

栄養別に今は肉食でなければ絶対取れない栄養はない。大豆アミノ酸スコアは100だ。ビタミンB12ヴィーガンが不足しがちな代表的栄養素で、サプリメント摂取している人も多い。だが、そもそも畜産では家畜ビタミンB12硫酸コバルト)を与えているかビタミンB12が肉に多く含まれているにすぎない。肉を経由する必要があるだろうか。

他にどんな合理的理由を求めているのか知らないが、あなたたちが本当に合理的であるなら肉食を減らす選択をするだろう。

単に享楽的に肉食をやめたくない、という人はそれは仕方ない。その方が素直だ。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/honz.jp/articles/-/53828

2023-07-20

anond:20230720190914

勉強は確かにそうだな。享楽的すぎて頭から抜けてた

やるか! リスキリン

スポット副業いかもな……いいか

空白期間だった時は海外旅行とかしてた

単身だとなんとでも好き放題できるんだけどな

2023-05-15

どうせ戦場死ぬんだから

真面目に仕事頑張ったりするのアホらしいなって思ってきた

享楽的に生きて自殺するほうがいいんじゃないかって思ってきたんだけど鬱病なんかな

2023-04-22

お金の使い道がなくてホストクラブで使ってみた

夫の知らない隠し預金が何百万かあって、隠していることもあってただ塩漬けになってる(これとは別の独身時代貯金夫婦貯金がある)。

服飾、旅行などの消費行動、創作活動必要な器材、寄付、クラファンあたりに使ってみたけど、なんか一度くらいは享楽的なことに使うかと思い、ホストクラブ行ってみた。

使う額が初来店10万円→次の来店30万円と順調に消費してて、あ〜これは行けば行くほど使う額膨れ上がりますわ……って思った。

楽しい楽しいけどコスパ悪すぎるし楽しさの奥行きがないので(ホストとズブズブの関係になればまた違うのだろうけど、そんな関係にはなりたくない)、お金が尽きるより前に飽きそう。

そうしたら次は何に消費しようかな。

2023-03-15

AI病になってしまった

AI病【エーアイ・ビョウ】

シンギュラリティが起きAIが力を持つことで、自分のやっている文化的活動奉仕活動職業を、いつかAIにとって代わられると感じ無気力になる状態

自分アイデンティティを失い、欝のような傾向が見られること。かつて機械化によって仕事が失われた時も、一般的労働者は陥ったとされる。(民明書房)


さいきん何をしようと思っても、「これAIに任せればいいよな」とか「俺よりAIの方が上手くやれるよな」と思ってしまって無気力になる。

料理とかも、「将来ロボットと合わされば俺の必要ないよな」とか思ってしまう。辛い。


唯一ゲームしている時と女を抱いて快楽を得ている時、筋トレとか運動している時しかやる気が出ない。

生産活動全てにおいてやる気を感じず、享楽的行為しか喜びを感じられなくなった。

そして生産性が無いから時折虚しさを感じる。代替可能な俺の人生、俺の代わりが確実にある感覚

2022-12-19

自分可能性に希望が無くなると死にたくなる

結局さ、努力したぶんだけ上達できる奴、何やってもダメな奴、ぜ~んぶ遺伝子で決まってる

いろいろと手を出してもモノに出来なかった低能側だからほんと実感するわ

絵やらDTMやら対戦ネトゲやら何やっても後進に抜かれてばっかで劣等感ばっか募って何も楽しくねー

どーせまた何か始めても金になるとこまでいけねーし勝てやしねーしもう何も始める気になんねえ

この脳味噌で何やっても無駄無駄、虚しいだけだわ

はーああ

昔は麻薬とかで破綻してるアメリカ人とか見て何やってんだアホやなって思ってたけど理解できるようになったわ

奴らは自分に何の可能性も見出せなくなってっから麻薬享楽的自殺してるんだなって

人生まじつれーわ生まれないのが一番得だ

真面目に死にてーわこの脳味噌じゃ生きててもしょうがねえ

色々動画を見てると拳銃自殺が最も苦痛なく一瞬で逝けてる

日本でも銃解禁してくれや

2022-10-13

若い子って堅実だよなぁ

もっと借金して享楽的に消費してくんないか

2022-10-08

オワ

年齢制限

なかったことにされるスタート地点の不平等

流行資本正義オルタナ模索するもあらゆるルートに蓋をされ、割に合わない底辺職へ誘導される

一度落ちた人間差し伸べられる手は大体詐欺師のそれ

努力信仰。勝てばみんなのおかげで負ければお前のせい

なんでも民営化。なんでも自己責任

せっかく何かを発明したり発掘しても、長期的においしい利権は全て他国へ売り払う売国政府

わざと身にならない教育課程を課し、無能を量産

享楽的メディア蔓延らせ、戦意を削ぎ、国民全体を弱体化させる

年功序列制度

あらゆる場所から少しずつ徴収するクソデカ税金

税金を払う側が死ぬほどめんどくさい手続きを踏まされ少しでもミスる犯罪者扱い

2022-06-15

anond:20220613094136

LGBコミュニティでは、昔っからそういう形で同性婚批判する議論はありますぶっちゃけ50年以上前からあったし、今も同じ事を言ってる人たちはいます

まずゲイ男性同性婚批判について。ハッテン場とかをイメージしてもらうとわかるけど、ゲイ男性界隈というのはだいたい性的交流交渉に対してオープンで(享楽的ともいう)、短期間に多くのパートナーを持ったり、ワンナイトだけと割り切ってたりと、特定相手との排他的関係(モノガミーシップ)に拘束されたがらない人達が多かった(今でも多い)です。アクティヴィストも、基本的にはこういう行動パターン自分たちが創り上げた独自ライフスタイルゲイライフ)、異性愛主義から解き放たれたゲイ男性独自文化的資産とみなし、肯定的に捉えてました。

もちろんそれは、同性との持続的関係を公にしつつ生きることが難しい時代背景ゆえの事情でもあったし、一方で60年代ヒッピー文化でもフラワーパワーとかと並んで性の解放が訴えられてたという事情もあったんですけど、まあ時代の空気だったんですね。で、そういうライフスタイルが主流だったゲイ男性の多くにとっては、「同性婚」というのはあんまりピンと来ないテーマだったんですよ。俺たちがヘテロの真似してどうすんの、という。米国でも欧州でも日本でもこういう言説は根強くありましたし、当事者自身がそう書いている書き物も多く残っています

もう一方のレズビアン界隈での同性婚批判について。こっちはこっちで、結婚制度を「男女の性役割分業を究極的に固定化する差別的制度」という風に見る人たちが多かったんです。今よりもレズビアンフェミニスト的な立場人達の影響も強かったし。家父長制と結婚制度こそが世の女性たちを抑圧しているシステムなんだから、それを自分たち模倣するなんて…という抵抗感もありました。

そもそも当時は、「同性同士が結婚する」というアイディア自体、多くの当事者にとっても突飛な、想像を超える、およそ現実的でない絵空事だったんですよね。大半のゲイレズビアンは、そんなことが本当に実現するとは思ってもいなかったから、それを目指して社会運動したりもしなかった。そもそも「昼間の世界」でカムアウトすること自体自殺行為みたいな時代です。同性愛という性的指向を詳らかにして堂々と同性パートナーと暮らすことすら難しかったわけですからさらにそこに法律婚の仕組みを適用するだなんて発想を持つ人はほとんどいなかったんですね。もちろん「同性のこの人と結婚できたらいいなあ」と夢想する人達は当時もいましたけど、それは多くの場合ロマンティックなファンタジーとして語られていた。結婚制度を同性間に拡張することで、異性カップルに認められているさまざまな社会的権利自分たちも獲得しよう、という発想はまだ乏しかったんです。

こういう流れを一変させたのが、80年代AIDSパニックです。若い人は知らないと思いますけど、日本でも当時はプライバシー侵害なんかガン無視した、壮絶なパニック報道がありました(参考: https://www.janpplus.jp/topic/433 )。今でこそHIVAIDSは、発症抑制も症状の緩和も可能な、生活態度次第では余命を全うできる病気になりましたが、発見当初は本当に不治の病だったんです。震源地ひとつとなった米国ゲイ界隈はもう本当に凄惨な状況で、各都市コミュニティ自体が壊滅し消え去ってしまうほどのパンデミックになりました。バスハウス(ハッテン場)で活動的だった人達を中心にゲイシーン全体に感染が広がり、次々に病み、衰え、死んでいったんです。その中にはもちろん、互いに大切に思っているパートナーと長期的関係を築いていたカップルもいました。その経緯を通して、パートナーの病と死に伴う課題、つまりパートナー医療・看取り・相続などについて、同性愛者は全く権利がなく、法的にとても脆弱立場にある」ということがコミュニティに深く認識されることになりました。

結婚というのは、恋・愛から始まる親密な関係に確固とした法的枠組を与えてくれるものであると同時に、人が生きていればいずれ来る病・苦・死のリスクに対して、信頼できるパートナーと共に備え、支え合うことを可能にしてくれる枠組でもありますAIDSという歴史的な苦難は、そのことへの経験想像ゲイレズビアンコミュニティ全体に与える決定的な機会になりました。「ゲイの老後」という、それまであまり語られなかったトピック海外でも日本でも注目され始めたのこがこの頃です。多くのゲイ男性が「自由享楽的ゲイライフ」という夢の先にある、生活者としての現実シリアスに捉えるようになった…といってもいいかもしれません。これを保守化と取るか、成熟と取るかは人によって違うでしょうが自分後者だと思います

AIDSパニック以後、ゲイレズビアンアクティヴィズムが一気に同性婚推進路線に舵を切ったわけではありませんが、パートナーシップに対する法的保護ニーズを求める声はじわじわと広がっていきました。そして、米国各州で一部当事者法曹支援者同性婚訴訟を起こして、そのうちいくつかで良い結果が出続けたことで、同性婚に対して微妙葛藤を持っていたアクティヴィズム界隈でも「これは行けるかもしれない」という手応えがでてきて、徐々に同性婚をめぐる権利運動が主流化していきました。このあたりの経緯は、ぜひジョージチョーンシーの『同性婚 ゲイ権利をめぐるアメリカ現代史』をお読みください。




というわけで、実は元増田意見は割と真っ当というか、問題の芯をとらえてます。というのは、元増田が書いてることは、かつてのレズビアンゲイコミュニティでの典型的同性婚批判ロジックとしっかり符合してるからです。

自分同性愛者だったら絶対結婚とか目指さんけどな

だって結婚って異性であることを前提とした文化制度法律じゃん

そんなもん同性パートナーとのルールとして採用したくないわ


これは上でも書いた「異性愛前提の制度模倣従属すべきでない」という声。

それよりも新しく同性パートナーと生きていくのに必要なことを自分たちで決めてそれを法律に落とし込んでいく方がいい

それが多様性だろ


これは「既存結婚制度に縛られない、よりフラット意味合い法律関係シビルユニオンPACSパートナーシップ制度など)」を求める声。これについては、保護される権利が同等でない「まがいもの」で満足すべきではない、という批判もあったりして、結局それぞれにニーズのある人達がそれぞれの路線運動して、結果的に両方が実現していくという流れがあります

よく話聞いてると同性婚目指してる人たちって、結婚恋愛のゴールだと思ってる節あるんだよな

から同性愛者にも恋愛のゴールとして結婚させろと言ってるみたいでアホっぽい


恋愛のゴールとしての結婚」も、やはり異性愛主義ロマンティック・ラブ・イデオロギー模倣とみなす批判はあります。一方で、先のチョーンシーはゲイ歴史学者で「自分同性婚法律化されても利用しないと思う」という立場ですが、それでも同性婚をめぐる運動当事者を強くエンパワーしていることははっきり認めています。やっぱり法律婚って、そのパートナー関係に対する社会的承認象徴なんですよね。その関係行政公的に認め、社会も追認する。そういう承認を得ることが当事者にとってどれほど心強く、報われる、喜ばしいことなのかは、想像していただければわかるのではないかと思います

元増田のような問いを受け止めつつ、それでも諸々の紆余曲折を経て、同性婚の実現による法的権利社会的承認の獲得に向かって前進してきたのが、今のレズビアンゲイコミュニティだと思います

2022-05-09

anond:20220509151735

ワイの楽観的で享楽的性格遺伝してる可能性もあるし、そもそも子育ての8割をワイがしてるしな

旧帝卒のワイから見て、F欄卒の嫁の子育てはダメダメ過ぎて見てられねぇ

2022-03-07

日本人とは見えている風景が違う

anond:20220305184321

まぁ友人のいうことも実感としてわかる。

ロシアソ連だった頃、わがままを言わず慎ましく暮らしていれば裕福でないなりに生活できていた。住居も就職基本的には割り当てる仕組みだったし。今の我々からみると低所得層だけど、ご近所さんみんな等しくそんな感じで生きていた。

そりゃうっかり口を滑らせたとかあることないこと密告されたとかで捕まって命を落とすことはあるけれど、日本人交通事故で年間1万人くらい死亡していた時期があったし、理不尽自分の命が奪われる可能性はどこの国に住んでいても僅かにあるものだ。


でも30年前のソ連崩壊で、彼らは自由自己責任が幅を利かす弱肉強食世界にいきなり投げ込まれしまった。

私たち日本から観察したソ連崩壊の原因って、社会主義システム限界であり、長年のツケがついに回ってきた結果だと理解している。でもロシア中の人からは見え方が違うんじゃないだろうかと思う。

自由という名のもとに自分勝手と弱肉強食を信奉するアメリカが、山のようなカネとモノと享楽的生活を見せびらかし「あなたも仲間になれば好きなことができる」という甘言を弄して、慎ましく暮らす人たちをたぶらかしていったように見えてるんじゃないかしらん。

たぶらかされた結果、待っていたもの底辺生活だとしたら恨みはつのる。

実際、弱者保護の仕組みを設けない自由主義って、金持ち貧乏人を搾取する構造を作りがちだし。


ただね、ソ連時代平穏ロシア人の暮らしも、本当は衛星国からいろいろ吸い上げることによって成立していたのかもよ、とは思う。

2022-02-17

ウクライナ

ウクライナ関係戦争始まるかもしれないのにお前らは呑気だな

っていう人いるけど。具体的に何が起こるかなんて予測できなくない?

仮にもし予測できたとしても教えたくないんでしょ。色々な理由で。

 

なら今を享楽的に楽しんでることに文句言わないでほしい。

2022-01-29

ブレインフォグ

先日コロナ陽性となった。

平日は完全在宅ワークなのだが、週末に友人と食事をした時にかかってしまったようだ。

症状は主に高熱と喉の痛みだった。

熱は 3 日くらいで収まったのだが、喉の痛みはなかなかひどく水を飲むにも痛むという有様だった。鎮痛剤が切れると寝ている最中にも喉の痛みで目が覚めてしまう。

だが結局喉の痛みも一週間くらいで完治した。

ただ頭がすこし熱っぽいという状態が 2 週間たった今でも治っていない。

熱っぽいというのはあくま感覚的な話で、実際に体温を測っても熱があるわけではない。

HER-SYS に入力しなければいけないので毎日体温は測っているが、最近は 35.7 度程度でこれは自分の平熱だ。

しかし、明らかにコロナにかかる以前の状態に戻れていない。

具体的には、明確に必要である判断されるような事以外に取り掛かる気力が大きく減退している。

仕事については、明確に必要かどうかが比較的わかりやすいため現時点では特に影響はない。

しかプライベートなことについては "明確に必要である" ことなほとんどないため、何も手につかないという状態が続いている。

病的だと思うのは、プライベート享楽的なことについても取り組もうという気になれないのだ。

自宅療養中なので外出はできないが、普段やっているような youtube の好きなチャンネルを見る、ゲームをする、映画を見る、ネットサーフィンをするといったただぐだぐだ遊んでいるだけという事すらまともにやろうという気力がわいてこない。

無理やり youtube を見てみたりしたが、以前楽しめていたものにも集中できずにぼんやりしてしまう。

これは最近耳にするようになったコロナ後遺症ブレインフォグというものなのだろうか?

一時的ものであればよいのだが…

参考

https://news.yahoo.co.jp/articles/88bb81d237124661b1addeb7da17166d96eaf169

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