はてなキーワード: 一定レベルとは
この人の過去作を見ていくと、ものすごい典型的な昭和的な価値観を持っていたことがわかる。
今やっちゃいけない表現をすべてやっている。
とくに男女のあれそれについては、本当に「不適切にもほどがある」レベル。
まじっく快斗を見てから映画を見るほうがいいが、主人公がまあセクハラ野郎なので現代っこはドン引きするかもしれない。
ただこうやって名探偵コナンが受け入れられているのは一定レベルまで時代とともにアップデートできた人だからだと思う。
勿論、青山剛昌の価値観は今では古いものだと言わざるを得ない。
でも、小五郎はずっと駄目な大人として描かれているからなんとかなっている。
新一が修学旅行で風呂を覗きたい話に賛同しそうになったときも結構叩かれたけど、でもまぁ高校生男子にそのような欲があること自体は否定できない部分だし、元々新一って聖人君子なキャラでもないのでとくに好感度が爆下がりすることもない。
そういえば新一と蘭の両親はびっくりするほど自由人だ。平成初期だと(いや令和でもだめか)虐待と言われても仕方ないレベルだが子供がハイスペなのでなんとかなっている設定である。
まじっく快斗の親レベルになるともう好き勝手しすぎて犯罪だ(泥棒だ!)快斗普通に可哀想な子だろ。最新話で出てきた青子の母親も仕事が人生のようだった。(読者は死んだと思ってた)
家庭を大切にしなかったり暴力的だったり人を殺したりする。
家庭にとらわれず好きなことをする大人たちと、自由行動ができる子どもたち。
全体的に大人も子供も好きに生きろ感があるのが今も生き残れている理由かもしれない。
好きに生きればいいけど人は殺すなよって感じかな。
あと青山は子供向けに描いてはないと言っているけど、それが結局少年誌らしからぬ描写となって、まあコナンだから良いかと青年誌的な扱いを受けた感じもする。(たまに少年誌なのに!と怒られてるけど)
もう一つ言うと青山の女性趣味が「自立した女性」だったのもあるかもしれない。
青山は強気な女が好きだ。見た目が弱々しくても中身はツンとした女ばかり描いている。芋女キャラでも浮気した男にムカついて惨殺するくらいには強気だ。
おそらく青山の中で女性はそういうものという想いがあるのだろうし、長年、毎クール恋愛ドラマを見まくってるせいで変な女がインプットされ続けているのかもしれない。
そしてサザエさん方式の作品だが時代設定だけは現代だ。必然と今の日本を描くことになるからアンテナは張っていないといけない。結果的に青山の価値観は現代の最先端ではないが大衆の中では「あるある」レベルを維持できているのだろう。
コナンが生き残れたのは青山の価値観だけではなく、多分いろいろと偶然が重なっているのだろう。どうやったら第二のコナンのような作品が生まれるのか、さっぱり分からない。
婚活で最初の顔合わせが大戸屋だったっていうツイートが物議かもしてて、個人的には大戸屋はないと思う派の女なんだけども
それに対して大戸屋でいいっていう女性だと判断された、その程度の価値って言ってる男性いるけどそんなわけない
本当に本当にこういう男女で行くお店というものが判断できない人はいる
中学生の頃に、突然手土産買ってきてって言われたら変なの持っていっちゃう可能性あるし、どこに売ってるのかどのくらいの価格帯なのかもわからなかったと思うしそういうことなんだよ
ただそこで、なんとなくちゃんとした方がいい気がする、有識者に聞いてみようができないとこういうことが起こる
そういう男性を育てる気は無いのかっていう意見も見たけど、婚活市場で年齢の期限もあるなか新卒採用からの研修はじまりは厳しすぎる
家事全般できません!って女の人に教えればいいじゃん(ただし今後一定レベルまで成長するかはわかりません)とは割り切れないと思うんだよね
増田もだけどマラソン完走してタイム聞かれてサブ5(5時間切りの事)と答えると「遅っw」とか「俺、練習なしで走ったけど初挑戦でそのタイムより早かった」とか言われて心が折れかけた人は居ないか?
オマケにググるとネット記事で「初心者が目指すべき」「歩くよりちょっと早い速度」「練習すれば比較的簡単」とか書かれているものが多く、息切らしてゴールした感動と達成感が一気に無くなる。
結構この手の心無い言葉や記事でせっかくのランニング趣味を辞める人が多いのでフォローがてら書きたい
タイムでマウント取ってくるのは大体体育会系。社会人だと営業。そうでもしないとマウント取れないから。
それはともかくどんなスポーツも一定レベルまでは土台次第で練習無くても行けたりする。マラソンで言うとサブ4.5(4時間半切り)まではこれまでの経験やジムに通ってたりする習慣のおかげで軽く出来たりする。サブ4以降はそれなりに練習をこなさない限りは無理である。なので気にせず練習して少しづつでも4時間台を安定して叩きだせるようにしよう。正直個人差はあるのでめげないのが大事
km/7分で走るのがサブ5の目安だが多くのネット記事は「歩くより少し早いスピード」みたいに書いている。実際歩けば分かるが歩いてkm/7分は無理だしそもそも5時間近く歩くことを考えていない。
たぶん未経験者のコタツ記事なので自分の日常生活のイメージで考えて早歩きだから余裕みたいに書いているのだろう。実際やれば分かるが2時間以降は歩こうが走ろうが疲れて動かない。
完走は関門さえ超えれば歩いても出来る。サブ後は正直歩いては無理だと思う。理論上出来るが5時間歩いても悲鳴を上げない下半身を持っているのなら走った方がむしろ楽だ。
なので途中歩いたりしたかもしれないけどサブ5出来たのなら周りがどう言おうが凄い事だ。大半の人はフルマラソン完走は出来ない
そうは言っても完走証とか見ると順位が書かれていてサブ5だとだいたい下位1/3くらいの順位かと思う。これを見て雑魚と思うかもしれないけど上位以外は1秒で順位がガクンと上下するスポーツなので気にしても意味ない。それこそ同率が何人もいるかもしれない
無理せず怪我せず完走することが第一でタイムや順位はオマケだ。それでも悔しいなら変に負荷とか変えずに練習をまた1年続けよう。大体1年続けりゃ20分はまた早くなりサブ4.5が見えてくる。あれこれ考えるのはその後で充分。
芸能人とかの完走報告のタイムとか見てもし凹んでたら彼らは仕事だから気にすんな。こっちは趣味だ。各地のマラソンとオールスター感謝祭くらいしか目標が無いと思うと逆に悲しく思えてこないか?(そんなことは無いと思うが...)
男らしさとは社会的強者としての経済力、その対としての女らしさとはその男を魅了することができる容姿・若さのことを指しているという前提で、書いてみたい。
男らしさを降りた男とは、経済力や甲斐性等を放棄した男である。
女性の脱コルのように、異性からモテなくなることを受け入れているのならともかく、大多数の男はそれを受け入れられない。
なので多くの男は男らしさを安易に捨てられない。
しかし男らしさを捨てたとしても、その上で女からモテる条件があるとしたら、どうだろうか。
性的魅力とは、現在の多くの女性たちが実践しているように、美容やファッションに気を使って、異性に気に入られるように媚びを売り、性的に魅力的な存在になることである。
(性的魅力を努力によって手に入れることができるのは、一定レベル以上の顔とスタイルという土台をもった男女だけではないか、という話はややこしくなるので置いておく)
「男性の外見的な魅力とは清潔感があるかどうか」なんて低レベルな議論をしているはてな界隈は、はっきり言って40年は遅れている。
清潔感があるのは当然の話で、その上で性的魅力を身に着けるという話にどうしてならないのだろうか。
このことを本能的に分かっている男子は、10代の頃から女子並みに美容に興味を持って魅力的な自分を作るために努力している。
性的魅力を持った男性は、旧来の男らしさとしての経済力もマッチョイズムも何もかも必要ない。
むしろ女性に媚びを売る存在になるためには、それらの要素は邪魔となる。
女性の経済力や発言力や影響力が増えれば増えるほど、男の「顔」の価値は暴騰する。
10~30代の若い男性の6割が専業主夫になりたいと考えている。
これはどういう意味かというと、経済力のある女性から選ばれるための性的魅力が大事だと考えている男性の方が既に多数派になっているのである。
プログラミングを学ぶ際、初心者としての期間が長く続くことはよくある現象です。初心者の段階では、基本的な知識やスキルを身につけ、それを活用して実際に何かを作ってみる、というアプローチが一般的です。スポーツを例にとると、初心者はまず基本的なルールを学び、それから実践を通じてスキルを磨いていきます。しかし、スポーツと異なり、プログラミングでは初心者でも作成したコードが実際のプロジェクトの一部となることがあります。そのため、初心者であっても一定レベルのコードの品質を保つ必要があります。
最初は手探りで学ぶことも大切ですが、初心者のコードが重要なプロジェクトに影響を及ぼすリスクもあります。特に仕事でプログラミングを学ぶ場合、このバランスを取るのは難しいと感じるかもしれません。良い方法としては、最初は大規模なコードベースに参加するのではなく、小さなツールを作成することから始めることをお勧めします。また、初心者としての成長過程で受けるであろう批判やフィードバックに耐えられるメンタルの強さを持つことも重要です。このような心構えとアプローチが、初心者がプログラミングの世界で成長するのに役立つでしょう。
喋った内容をChatGPTで書き直してもらい日記にする試み。
自分で推敲して文章書くより格段に楽だし文意も普通に分かるのですごいと思った(小並感)
元の文章:
プログラミングについてなんですけど、プログラミング初心者というのが結構長い針と他の何回いろいろ初心者の私が何かある程度ざっくりと覚えてそれをやってみようみたいな学び方があると思うんですけど何かスポーツとかなったら初心者それだけよへ覚えておいて。ルール治寿覚えといてじゃあそれを見つけていこうみたいなことがあると思うんですけどまぁそれはスポーツやったらあの後に残らないので江頭間成果物としのぶやったらそれでは良いね。まぁなんですけど 雲がプログラミングとかだったら、初心者の私でもあの書いたものがコードベースになっちゃうわけですよね。なので、割と最初の子でもある程度コードベースの子温大大潤位の品質を担保していかなければいけないっていうことになってくるのではないかと思います。なのでまぁ最初は手さぐり変えてもらってもいいと思うんですけど、まぁ実際それが後力割とエビとか出木木に言われてしまうということがお風呂なるかと思います なので、それどうしようかなぁと言う考えがあります。 そこがまぁ仕事でプログラミングを覚えていくと上での難しいんじゃないかなと考えておりました。どうしたら良いのかって言う話ですけど、最初は大きいコードベースに入らない小さいツールとかを作っていくであるとかまぁそうですね。コードベースの 母杯やるとしたら円程度は気にせずに帰ってから。ビューされても無きにしないメンタルですね。そこが結構なかなか難しいかなと思います。
上記をいい感じに書き直して下さい。
(前part)
https://anond.hatelabo.jp/20231213191557
直情的なタイプだった。怒りだろうと悲しみだろうと、感情の振れ幅が大きいタイプである。
最初の方で説明した場面で、職場のコピー機が置いてある台を蹴っていたのが彼になる。傍目から見ても、「どうして採用されたのだろう……」と疑問が湧いてくるほどだった。
ストレスには耐えられないし、自分勝手なスタンドプレーは多いし、立場が弱い人間には辛く当たるし、自分は凄いといった主張をしていた(「俺の親、若くして自治会長だから!!」など)。相手の意見を曲解することが多かった。
私も手痛い思いをしたことがある。私がいた指導課には住民基本台帳ネットワークシステム(戸籍課や税務課の職員が使っているものと同じ)があったのだが、B君は特に許諾もなくそれを操作し、職務遂行に必要な個人情報を入手していた。本来であれば事前申請を要するし、厳しい自治体だと戸籍課以外の職員によるシステム操作を認めない。これが普通である。
ただ、ほかの部署から個人情報取得の依頼があった場合でも、身内だからということで、口頭による承認で住基システムを使わせることはあった(課員への一言)。能率を考えてのことだ。が、B君の場合は明らかに一線を超えていた。職務遂行に必要であることがわかるが……一度だけ、彼を思い切り叱り飛ばしたことがある。以降は、口頭で課員の承認を得てからシステムを使うよう徹底させた。
ところで、あなたの職場にもいるのではないか? 仕事でも家庭でも趣味でも、何でもいい。ストレスで精神的に潰れかけた人間の姿である。B君は、元々コミュニケーション能力に難があった。いわゆる話がわからないタイプだった。
残業も多かった。指導課や学事課の教員出身者と同程度と仮定すると、おそらく月60h~70h程度か。彼の上司は「仕事をたくさん振っていないのに……なぜ?」というスタンスだった。
市職員の場合は、予算がある限り時間外勤務手当が支給されるという。私が若い頃だと、時間外勤務をしていないのに、予算消化のために闇残業を認めるという慣習があったほどだ。
教員出身者の場合は、月20hまで支給されていた。学校現場から教育事務職に移った者にとって、長時間労働やサービス残業は避けて通れない。この試練があるからこそ、一定の基準に達した教育人材を育成することができている。
人は光を求める。そして、その光の見える方向へ動いていく。教職員にとっては、教育に関する哲学、という光を見出すための修行の場こそが教育委員会である。量・質ともに圧倒的なレベルでの修行。厳しい体験を幾度となく積み重ねるから人格や能力が磨かれ、玉になっていく。
さて、彼の上司はB君を徹底指導して残業縮減に務めた。だが結果は出ない。残業縮減の効果は僅かだった。ところで、B君の場合は学校歴がよかった。地元の名門公立高校を卒業して、大学も相応のところを出ていた。地元的には血筋もいい。それが採用に繋がったのだろう。
縁故が悪いか? といえば時と場合による。一概に悪いとは言えない(ex.公共の学童クラブの指導員は、その多くがスカウトである。特に、男性の場合はほぼ100%だ)。教職員の採用試験においても、学科・面接試験の点数以外で、非公式に評価すべき点というのは確かにある。
行政一般事務の職員のことはよく知らないが、彼らと仕事をしていると、確かに地元において血筋がいいとされる人に仕事のできる人が多かった。※主観的な統計である。
高等学校の入学試験ですらそうだ。学科試験以外で評価される要素がある。内申点などは、その典型である。本人の人柄や人格、学習態度や常識力、社会への順応性が点数化される。内申点以外にも、+-の評価がされる要素も一応はある。
プラス評価の例としては……今では絶滅した慣習であるが、昔は公立校でも縁故による入学があった。とある高等学校の名門運動部などが、どうしても○△中学校のあの子がほしいという場合、事前に保護者・児童や中学校側と話をつけておく。かくして3者が合意に至った場合、入試前に合格が決まっていた。内申点は中三期を満点にするなどして対応する。
マイナス評価の例としては……生活習慣だろうか。公立高校の入学試験の基本は、学科試験+内申点の合計で決まる。とはいえ、点数に関わりなく不合格になるケースもある。こちらは犯罪行為であるとか、補導されるのを繰り返したとか、入学試験の際に相当奇抜なことをしない限りは関係ない。
ただ、その子が合格基準点に達していた場合でも、入学試験の要綱要領に定めのある範囲で不合格になることはありうる。欠席数が極端に多かったり、在学中に異常な行動を繰り返したなどが内申書に書いてある場合だ。学校教育とはいえ、高校側も不用なリスクを取りたくない。名門とされる公立高校に問題児が少ない理由のひとつである。
B君の話に戻ろう。その年の夏頃に聞いたところだと、どうやら事件を起こしたらしい。
梅雨が明けた頃に、霞が関の新卒キャリア官僚が研修にやってきたという。T区の各部署を廻って地方行政の実務を学習するのだ。T区は、その年の中央省庁の研修先のひとつに選ばれていた。
キャリア官僚達は、ごく普通にT区の歴史や成り立ちを勉強して、地方行政の実務を視察して、心ばかりの現場仕事をこなして、一週間ほどで霞が関に帰る――はずだった。
最後の日に行われた交流会(飲み会)で、B君はやってしまった。喫煙所のよもやま話で聞いたところだと、以下の流れだ。
ex.研修先部署の部長の肩に手を置く、女性職員の体に何度も触る、別省庁のキャリア官僚に「ぶっ殺す」と発言するなど
③国交省キャリアが「お前の区の国庫補助金ゼロにするからな」と言ったところで、B君がキャリア官僚を蹴り飛ばし、馬乗りになる
④ほかのキャリア官僚とB君の部署の係長が、彼を羽交い絞めにして止めた
……気持ちはわかる。侮辱されて悔しかったのだろう。だが、いくら何を言われようと、暴力だけは駄目だ。確かに、若手官僚の場合、調子に乗っている者は一定数いる。子どもの頃から勉強に勉強を重ねてきた自負があるとともに、仕事では自分の親ほどの年代から神輿を担がれるような扱いを受けるのだから。調子に乗るのも当然である(上に出てきた国交省キャリアは東京大学卒だった)。
かくいう私自身も、文部科学省の事業査定担当官であるとか、会計検査院の検査官から相当辛辣なことを言われたことがある。だが、怒りの感情に囚われてはいけない。駄目なのだ。
人間はいかなる状況の下においても、自己の衝動をそのまま表に出してはならないし、出すべきでもないし、さらに言えば、出したいとも思わない、という主張はまったくの真実であり、妥当な見解であると私は考える。衝動は制御することができるし、制御しなければならない。それは現実の要請というだけでなく、一人の個人としてのまとまりや一貫性および価値観の要請でもある。突き詰めて考えるならば、人生には実存的葛藤や解決不能な問題、さらには、あることのためには別の何かを諦めなければならないというような状況が数多く存在しているのだ。こうした状況こそ、人間が生きる上での本質的条件となっているのである。何らかの葛藤が常につきまとい、ある方向へ進もうとすれば別の道を諦めざるをえない。人間はこうした状況に苦悶しつつ、自己を制御しながら生きていかなければならないのだ。 完全なる経営(2001) A.H.マズロー (著), 大川 修二 (翻訳) P.295
私とB君が教委事務局で一緒だったのは一年だった。その年は、社会教育課にとって厳しい年だったらしく、彼は相当追い詰められていた。年度末の三月時点では、まるで50代のごとく自分が思ったことを脊髄反射で口に出すようになっていた。
声をかけようか、とも思った。あまりに辛そうだったからだ。係長も課長も、彼を見放しているところがあった。どれだけ残業が積み重なろうと、仲間によるフォローを呼び掛けたりはしなかったし、むしろ失敗に対して反省文を書かせていた。
B君は、口に出すのが憚られるほど救いようがなかった。もし、上司や仲間にとって彼が『かわいい奴』だったら、こんな事態にはなっていない。彼は、実際に不良な人間だった。職場の仲間から非人格的な言動を咎められるのはまだいい方で、はっきりいって見捨てられていた。自業自得だった。
しかし、やはり可哀想に感じることがあって、廊下をすれ違う時やトイレなどで「元気?」「今日は温かいね」「辛くないですか」など声をかけることがあった。
それから、彼がどうなったかというと、真相を確かめたわけではないのだが……私が定年になる前に退職したらしい。別の部署に異動しても活躍できず、しかしながら、何の因果だろうか――霞が関への出向を命じられたという。省庁までは不明。
本来名誉であるはずだが、その出向期間中に退職を申し出たということだ。もしや、生贄型の出向だったのだろうか?
現代社会において、感情が表に出るタイプの人間はしんどいのだと思う。彼が今、どうしているかはわからない。ほどほど幸せにやっていることを祈っている。
先ほどの2.3.でいうところの係長にあたる人物だ。この人は、冷血漢と呼ぶにふさわしい人間だった。サイコパスとは書いたが、私は臨床心理学の碩学ではない。仕事熱心で、結果を求めるタイプだったのかもしれない。目的のためであれば何でもする人だった。思い出してみる。
例としては、部下の叱責だ。普段は物静かで、部下の相談や報告を聞いている。が、一定レベルの何かに触れると怒号を発する。
C係長「お前、こないだできるっていったよな!」
若手部下「すいません」
「なんでできねーんだよ」
「……なんとかします」
「言ったな? じゃあしろよ。今週末までだ」
※部下ができなかった場合は、定時を過ぎても何十分でも説教していた。そして、できるまで残業をさせる。
後は、イベントだろうか。市区町村においてイベントを主催する部署はいくつかあるが、教委事務局もそのひとつである。教育○○大会などの厳かな発表会もあれば、○○総合フェアなど若い人や家族連れが多く集まる文化的なものもある。
さて、そのT区にとっての○○総合フェアの時だった。毎年過ごしやすい季節に、とある大公園で実施されるのだが、50以上もの出店が立ち並ぶ大イベントだった。
その年のイベントは、残念ながら雨天だった。初日は少雨で済んだものの、翌日以降の天気は崩れる可能性が高い。社会教育課は、教育総務課・指導課と並んでイベント主管課のひとつだった。
その初日の、夕方~夜にかけてのことだった。教育長を始めとする幹部級職員が現地に残って、明日以降の対応を話し合っていた(ほかの教委スタッフは全員帰っていた)。主な論点は次のとおりである。
□ イベント会場は維持できるのか?
上記3点のうち、2点目がなかなか結論に至らなかった。イベント会場には、テントも備品も野外展示物も並んでいる。風雨によって損傷する可能性があった。そして、2点目の解決手段を提示したのがC係長だった。
彼は、「業務委託している会場警備員がいるでしょう。数十人。彼らにやらせましょう。折り畳み式テント(※鉄パイプではない)の屋根を低くする作業や、野外展示物の収納もです」といったことを述べた。
私は「それは契約内容に入っているのですか?」とC係長に問うた。すると、彼は「緊急事態です。契約内容にあろうがなかろうが、現場の指示に従ってもらわないと」と言っていた。
教育局長は「後で問題にならないか?」と聞いたが、「私の責任で収めます」と彼は返した。教育長に「本当にできるんだな?」と聞かれると、「問題ありません。警備の発注は当課です」と返していた。ここから先はうろ覚えだが、C係長は警備会社の現場責任者と交渉を始めた。
夜7時頃だったか。私がトイレに行く途中で、社会教育課長とC係長、警備会社がロビーで交渉しているのを見た。当然ながら、相手方は渋い反応だった。
私はそのままトイレに行って、また帰り際にロビーを通りかかったところ、「契約切るぞ。ええんか!?」というC係長の声が聞こえた。この人は、気分が高まると大体こうなる。
以下、会話を手帳にメモしているわけではない。思い返してはいるが、やはりうろ覚えである。
「切るといっても来年からね。今年はもう契約してるし。来年は、こちらの権限でほかの警備会社と契約します。それでいいなら、あなたの判断で断ってください。テントの作業OKなら、これから私の責任で指示しますが」
「いや、でも。ちょっとの量じゃないでしょ? テントの数は何十個もあります。それをひとつひとつ、高さを下げていくんでしょ? それはもう――」
「あなたが決めるしかないでしょ。責任者なんだから。この時間、あなたの会社に上司がいるんなら電話で伺ってください」※このあたりから方言になる
「判断ができません」
「毎年、あんたの会社と契約しとるんやぞ。しっかも言い値で。本来なら正式に競争入札せんといかん金額やのに。こういう時のために、うちは権限使っとるんやぞ。官製談合みたいなこと、してやっとるんやぞ。俺らとあんたの会社のためを思って。で、上の人間に電話するか、あなたの判断で決めるかのどっちかや。あなたが決める場合は、契約切られても全部責任とるんやぞ」
「……」
「俺が責任を持つ。あんたが上司に怒られんようにする。後で言っとく。知り合いだから。頼む!」
「わかりました。指示をお願いします」
C係長のこの判断が正しかったのか、誤っていたのか。今でもわからない。
結果だけ見れば正しかった。その夜は雨も風も激しかった。(鉄パイプ式でない)テントを張ったままだと、風雨で確実に潰れていた。テントや野外展示物を片付けるといった作業は絶対に必要だった。それを怠って、一般スタッフを帰した私たち幹部の落ち度である。
手続き的には違法である。正しくない。警備会社をロハで使ってしまっている。C係長のことだから、きっと事後処理はうまくやったのだろう。あの後、彼やその上司が処分を受けたという話は聞いていない。
個人的には、C係長の行いは正しかったように思える。実際、あの場面だとああするしかなかった。組織のために泥を被ってくれたとも言える。ただ、それが未来に繋がる行為だったかというと怪しい。
例えば、テントが崩壊する未来を選んでいれば――教委事務局が「組織として学習」することができていた。それがいい未来につながった可能性もある。
(次part)
「一定レベルを超えたブサイクに不潔感を感じるのはもう本能なんだからしょうがないじゃん。存在そのものが汚らわしいんだよ」って言って欲しければ言うけど、それでお前らは何の満足を得るの?
「やっぱそうだったわ!俺なんて頑張ってもどうしようもないんだから頑張る意味なんかないわ」ってまた何もしないで人生諦めるの?
"清潔感のない容姿端麗な人はいるじゃん。ぎゃくに容姿端麗じゃないけど清潔感のある人もいるよ。"
元増田が言いたいのは「風呂上がりで支給品の浴衣に着替えた直後でさえ、不細工は顔だけ見て『清潔感無さすぎキンモー☆』されるんだからもう清潔とは無関係だろ」って話をしてる。
このコメントはそれに対してちゃんと答えずに見事に誤魔化してる。
「容姿端麗じゃないけど」っていうさも不細工を内包してるように見える言葉を使って、実際には「清潔感のある人もいる」によって弾き出してる。
2つの形容詞によって作り出されるベン図を利用した叙述トリックみたいなもんだよ。
結局このコメントは元増田への反論にはならず、「不細工はどうあっても清潔感はないよ。清潔感のある容姿端麗な人に含まれる最低ラインを超えていない不細工に救いがないことの何が悪いの?」って開き直りでさえある。
「清潔感のない容姿端麗な人はいる」ってのは確かにそうだけど、彼らはひとっ風呂浴びて全裸でベッドに寝転べば途端に清潔感に溢れ出すんだろ?
同じことを不細工がやったら体表に済む雑菌の数が同じにも関わらず不潔な豚のノーモザショック映像なんだろ?
(゚Д゚)ハァ?
マジで滅茶苦茶すぎる。
なにが「清潔感」だよ。
清潔と何も関係がない。
本当に卑怯だな。
相反するような二重形容によって読み手の理解にモヤをかけた上で「こともある」で曖昧に〆る。
これでさも反論した気になるなんて、もうね見ていて恥ずかしいよ。
ならもうハッキリと「一定レベルを超えたブサイクに不潔感を感じるのはもう本能なんだからしょうがないじゃん。存在そのものが汚らわしいんだよ」って言い切ったほうがまだマシだよ。
はてなってこういう時本当に輝くよな。
そこそこ規模が大きい派閥の最も香ばしい人間が仲間からは神輿にされ敵からは藁人形にされる形で晒し上げられる仕組みが発達してる。
仮に・・・というところで国語と算数の話を一瞬出したが、俺は体育教師の話をしている
体育しかりすべての強化は本来何かしらの技術を教えるべきなのに、体育ではそういうの一切合切放置していきなり生徒どうし戦わせて素点の高さを競い合わせるのクソだなとずっと思っていた
他の主要科目でそんなんあるか?算数で講義もなしにいきなり計算ドリルだけやらせて、点数差を前に張り出してバカはこいつです!とかやらんやろ
算数でも結果として点差が出てしまうことはあるだろうが、俺の時でさえ試験の点数とか張り出したりもなかったし一定レベルの個人情報扱いだったしな
体育とかって否応なく出来不出来が外に見えてしまうから、本来そのあたりをケアしないといけないのに、
体育教師になるのってだいたい学生時代に脳味噌に栄養が届かなかったボスゴリラしかいないから、子飼いの猿の群れを争わせて特定の猿を贔屓するくらいしかできないっていうね
日 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
01 | 2018 | 213800 | 105.9 | 43 |
02 | 2629 | 255890 | 97.3 | 42 |
03 | 3072 | 300689 | 97.9 | 41.5 |
04 | 3269 | 305029 | 93.3 | 41 |
05 | 2880 | 297265 | 103.2 | 44 |
06 | 3387 | 413304 | 122.0 | 44 |
07 | 2068 | 185808 | 89.8 | 41 |
08 | 2660 | 229913 | 86.4 | 37.5 |
09 | 2251 | 261676 | 116.2 | 45 |
10 | 3299 | 302621 | 91.7 | 43 |
11 | 2862 | 277885 | 97.1 | 44 |
12 | 3274 | 283327 | 86.5 | 40 |
13 | 3343 | 295104 | 88.3 | 43 |
14 | 2866 | 286554 | 100.0 | 40 |
15 | 2160 | 226544 | 104.9 | 45 |
16 | 2565 | 267323 | 104.2 | 41 |
17 | 2737 | 254059 | 92.8 | 39 |
18 | 2714 | 266013 | 98.0 | 42 |
19 | 2754 | 262692 | 95.4 | 42 |
20 | 2551 | 227694 | 89.3 | 40 |
21 | 2462 | 225453 | 91.6 | 42 |
22 | 2345 | 231564 | 98.7 | 44 |
23 | 2730 | 232564 | 85.2 | 36 |
24 | 2989 | 282866 | 94.6 | 41 |
25 | 2879 | 281407 | 97.7 | 41 |
26 | 2533 | 217379 | 85.8 | 38 |
27 | 2348 | 198363 | 84.5 | 38 |
28 | 2037 | 237278 | 116.5 | 44 |
29 | 2069 | 216199 | 104.5 | 42 |
30 | 2713 | 255907 | 94.3 | 42 |
31 | 2619 | 264520 | 101.0 | 42 |
1月 | 83083 | 8056690 | 97.0 | 42 |
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あ、そういう人は外資に行くんだよ。
小中学校は変わってるけど、勉強ができる人ってのを扱う方法を知らないなとは思う。多分、元増田はそういう時代に悲しい思いをしたのかなと思った。
ある程度進学して、教員が「〇〇大学〇人」みたいなことを意識するところまで来ると、そういう子たちを金の卵を生む鵞鳥だと思って保護する人たちが出てくるんだけどね。
一定レベル以上の大学はそれなりにそういうやつらがいるし、共感もそっち系だから、変わってても浮くことなく楽しく過ごせるんじゃないかな。そのまま入院しても楽しく過ごせるだろう。
学位を取って企業に入ると、打って変わって普通を求められる。JTCだとね。
外資だといろんな国の人がいて当たり前なので基本的にローコンテキストカルチャー。
むしろ、オーバーコミュニケーションが求められるので、顔色が読めないでも全然困らない。
「エントロピー」という概念がよくわかりません。 - Mond
https://mond.how/ja/topics/25cvmio3xol00zd/t242v2yde410hdy
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/mond.how/ja/topics/25cvmio3xol00zd/t242v2yde410hdy
「エントロピー」は名前自体は比較的よく知られているものの、「何を意味しているのか今一つ分からない」という人の多い概念である。その理由の一つは、きちんと理解するためには一定レベルの数学的概念(特に、微積分と対数)の理解が必要とされるからであろう。これらを避けて説明しようとしても、「結局何を言いたいのかすっきりしない」という印象になってしまいやすい。
「エントロピー」を理解し難いものにしているもう一つの理由は、「エントロピー」という概念が生まれた歴史的経緯だと思われる。
エントロピーが提唱された時代は、物質を構成する「原子」や「分子」の存在がまだ十分に立証されておらず、それらの存在を疑う物理学者も少なくなかった。エントロピーの提唱者クラウジウスは、「原子や分子の存在を前提しなくても支障がないように」熱力学の理論を構築し、現象の可逆性と不可逆性の考察から「エントロピー」という量を発見し、非常に巧妙な手法で定義づけたのである。
その手法は実にエレガントで、筆者はクラウジウスの天才性を感じずにはいられない。だが、その反面、熱力学における「エントロピー」概念は簡単にイメージしづらい、初学者には敷居の高いものとなってしまったのだ。
その後、ボルツマンが分子の存在を前提とした(よりイメージしやすい)形で「エントロピー」を表現し直したのだが、分子の存在を認めない物理学者達との間で論争となった。その論争は、アインシュタインがブラウン運動の理論を確立して、分子の実在が立証されるまで続いたのである。
現代では、原子や分子の存在を疑う人はまず居ないため、ボルツマンによる表現を心置きなく「エントロピーの定義」として採用することができる。それは次のようなものである。
例えば、容積が変わらない箱に入れられた、何らかの物質を考えて欲しい。
箱の中の物質の「体積」や「圧力」「物質量」などは具体的に測定することができる。また、箱の中の物質の「全エネルギー」は測定は難しいが、ある決まった値をとっているものと考えることができる。
ここに、全く同じ箱をもう一つ用意し、全く同じ物質を同じ量入れて、圧力や全エネルギーも等しい状態にするとしよう。このとき、二つの箱の「巨視的状態」は同じである。では、内部の状態は「完全に」同じだろうか?
そうではあるまい。箱の中の物質の構成分子の、それぞれの位置や運動状態は完全に同じにはならない。これらの「分子の状態」は刻一刻と変化し、膨大なパターンをとりうるだろう。
このような分子レベルの位置や運動状態のことを「微視的状態」と呼ぶ。
「微視的状態」のパターンの個数(場合の数)はあまりに多いので、普通に数えたのでは数値として表現するのも難しい。そこで「対数」を用いる。
例えば、巨視的状態Aがとりうる微視的状態の数を1000通り、巨視的状態Bがとりうる微視的状態の数を10000通りとする。このとき、Aの「パターンの多さ」を3、Bの「パターンの多さ」を4、というように、桁数をとったものを考えるのである。
この考え方には、単に「とてつもなく大きな数を表現するための便宜的手法」という以上の意味がある。
先の例では、AとBを合わせた微視的状態の数は1000×10000=10000000通りであるが、「パターンの多さ」は7となり、両者それぞれの「パターンの多さ」の和になるのである。
「微視的状態のパターンの個数」をΩ通りとしたとき、エントロピーSは次のように表現できる。
S = k*logΩ
(ただし、kはボルツマン定数と呼ばれる定数であり、対数logは常用対数ではなく自然対数を用いる。)
この「エントロピー」は、同じ巨視的状態に対して同じ数値をとるものであるから、「体積」や「圧力」などと同じく「状態量」の一つである。
このような「目に見えない状態量」を考えることに、どのような意味があるのだろうか?
その疑問に答えるには、エントロピーとエネルギーの関係について考える必要がある。
再び箱に入った物質を考えよう。この箱に熱を加え、箱内の物質のエネルギーを増加させると、エントロピーはどうなるだろうか?
まず、総エネルギーが増加することにより、各分子に対する「エネルギーの分配パターン」が増える。さらに、個々の分子の平均エネルギーが増えた分、可能な運動パターンも増える。このため、エネルギーが増えるとエントロピーは増加すると考えていいだろう。
では、エントロピーの「上がり方」はどうか?
エントロピーは微視的状態パターンの「桁数」(対数をとった値)であるから、エネルギーを継続的に与え続けた場合、エントロピーの増加の仕方はだんだん緩やかになっていくだろうと考えられる。
ここで、多くのエネルギーを与えた「熱い物質A」の入った箱と、少量のエネルギーしか与えていない「冷たい物質B」の入った箱を用意しよう。箱同士を接触させることで熱のやりとりが可能であるものとする。
物質Aには、熱を与えてもエントロピーがさほど増加しない(同様に、熱を奪ってもエントロピーがさほど減少しない)。言いかえると、エントロピーを一定量増加させるのに多くのエネルギーを要する。
物質Bは、熱を与えるとエントロピーが大きく増加する(同様に、熱を奪うとエントロピーが大きく減少する)。つまり、エントロピーを一定量増加させるのに必要なエネルギーが少ない。
箱を接触させたとき、AからBに熱が流入したとしよう。Aのエントロピーは下がり、Bのエントロピーは上がるが、「Aのエントロピー減少分」より「Bのエントロピー増加分」の方が多くなるので、全体のエントロピーは増加するだろう。
もし、逆にBからAに熱が流入したとするとどうか? Aのエントロピーは上がり、Bのエントロピーは下がるが、「Aのエントロピー増加分」より「Bのエントロピー減少分」の方が多いので、全体のエントロピーは減少することになる。
エントロピーが多いとは、微視的状態パターンが多いということである。従って、「AからBに熱が流入した」状態パターンと、「BからAに熱が流入した」状態パターンとでは、前者のパターンの方が圧倒的に多い(エントロピーは微視的状態パターン数の対数なので、エントロピーの数値のわずかな差でも、微視的状態パターン数の違いは何十桁・何百桁にもなる)。これは、前者の方が「起こる確率が圧倒的に高い」ということを意味している。
これが、「熱は熱い物体から冷たい物体に移動する」という現象の、分子論的な理解である。
冷たい物体から熱い物体へ熱が移動する確率は0ではないが、無視できるほど小さいのである。
物体が「熱い」ほど、先程の「エントロピーを一定量増加させるのに必要なエネルギー」が多いといえる。そこで、この量を「絶対温度」Tとして定義する。
エントロピーの定義のときに出て来た「ボルツマン定数」kは、このTの温度目盛が、我々が普段使っているセルシウス温度(℃)の目盛と一致するように定められている。
さて、ここで用いた「エントロピーが減少するような変化は、そうなる確率が非常に低いので現実的にはほぼ起こらない」という論法は、2物体間の熱のやりとりだけでなく、自然界のあらゆる現象に適用することができる。
すなわち、「自然な(自発的な)変化ではエントロピーは常に増加する」と言うことができる。これが「エントロピー増大の法則」である。
ただし、外部との熱のやりとりがある場合は、そこまで含めて考える必要がある。
例えば、冷蔵庫にプリンを入れておくと、プリンの温度は「自然に」下がってエントロピーは減少する。
しかし、冷蔵庫が内部の熱を外部に排出し、さらに冷蔵庫自身も電気エネルギーを熱に変えながら動いているため、冷蔵庫の外の空気のエントロピーは内部の減少分以上に増加しており、そこまで含めた全体のエントロピーは増加しているのである。
最初に、「エントロピーの理解には微積分と対数の理解が必要」であると述べたが、なるべくそうした数学的概念に馴染みがなくても読み進められるようにエントロピーの初歩的な話をまとめてみた。如何だったであろうか。
筆者は熱力学・統計力学の専門家でもなんでもないので、間違ったことを書いている可能性もある。誤りがあればご指摘いただけると幸いである。
クラウジウスによる「原子・分子の存在を前提としない」エントロピーの定義については、筆者よりはるかに優秀な多くの方が解説記事を書かれているが、中でも「EMANの熱力学」https://eman-physics.net/thermo/contents.html が個人的にはおすすめである。興味ある方はご参照いただきたい。
「職業に貴賤はないし、他人がやってる分には別に気にしない」というものは沢山存在する。
それは他人と他人が共存するのが社会だからであり、そこには他人のやることを一定以上許容しましょうというある種の社会的合意が存在する筈だからだ。一定レベルまでは。
ただ、家族はやや異なる。「自分ではない別個の人間」という意味では他人だが、親は子が未成年である間は育てる義務があるし、成人後も親族が死ねば相続だの扶養義務だのがどうしても発生してしまう。そういう意味で「無関係な人間」とは言えない。
AV女優になるのは他人のことなら好きにすればいいが、自分の家族なら嫌だ。この間の差は一体なんなのか?
もちろんそんなものに答えはない。で、色々思考実験してみたときに辿り着いたのがタイトルの問いである。
こう、授業参観みたいなのを想像してみてほしい。あの逆バージョン。自分の仕事の様子を親が別の場所でじっと見ている。そういう状況になったとき、胸を張って「これが私の仕事だ」と言えるかどうか……というのは、一つの線引きにはなるんじゃないかなーと。
たとえば、エロイラストを書く仕事があったとして、エロ漫画が好きな親とかだったら「いい漫画書いてるじゃねえか」って会話になることもあるかもしれないし、絶縁されることもあるかもしれない。それは絵があるからだな。「巧い絵だ」ってことで許されるかもしれない。
ただ、セックス産業に関しては、AV女優の方も風俗業の人も、親の前でセックスできるかっていうのは結構厳しいものがあるんじゃねえかなとは思う。
なんか同僚と仕事のやり方が全然あわなくて、仕事が全然進まないんだけどなんでなんだろうな……と色々考えていたんだけど、そもそも以下のような前提が共有されていないことに気づいた。
で、わざわざこんな増田書くくらいなのでみんなに聞きたいんだけど、こういった考えで仕事するときのデメリットとか落とし穴って何があるか教えてくんない?
なんか放っておいたら同僚やめそうな気がしてて、別にやめさせたいわけじゃないのでもうちょい優しくしてやりたいし、↑みたいな考えは本人に伝えてるんですが、そもそも俺の方が間違ってるとしたらどの辺なのかなーってのを聞いてみたくなった。