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はてなキーワード: プロチームとは

2024-03-23

狭い界隈のゴミの話

私はVALORANTというゲームお金をもらう仕事をしている。

無料ゲームは、民度も良くないため、幼稚な人間が多い。

そんな幼稚なヤツの記録

https://twitter.com/himolintiktok

コイツ一般人よりもちょっとゲームが上手かったようだが、プロにはなれなかった典型的落ちこぼれだ。

VTuber配信者、プロチーム、ゲーム内でマッチングした一般人に対して暴言を吐き炎上することで配信の同接を増やして小遣い稼ぎをしているらしい。

つい最近大手VTuber配信外で遊んでいる際に暴言などを一方的に浴びせ炎上していたのをXで話題になっていた。

流石の大手事務所、法的措置をチラつかせたのかここ数日でみるみるコイツの様子がおかしくなり、恐らく自演だろうが母親代理精神病から許してほしいとXに投稿している。

https://megalodon.jp/2024-0323-0114-39/https://twitter.com:443/himolintiktok/status/1771141986466332805?t=_ZgvD_LeJUyYN38Ql833KA&s=19

一般人よりもちょっと上手いだけで調子に乗り、ちやほやされるもプロにもなれず、挙句の果てには炎上して金稼ぎするも企業に訴えられてママに泣きついてる様を記録として残しておく。

コイツマッチングした何百人もの一般人が本当にかわいそう。

ゲーム内の暴言がもう少し厳しく取り締まれ未来は来るのか。

2024-02-22

ロードバイク趣味を始めたら予想以上にゴミだらけの界隈で後悔した

ロードバイクに乗ること自体楽しいのに周囲の自転車関係者を冷静に見るとゴミみたいな奴しかいないので嫌な気分になる

チェーン店じゃない自転車屋に行くとまず基本詐欺師だと思ってかからないとヤバいことになる店しかない

中華パーツ愛好家が集まる所に「中華製品に命を預ける馬鹿w」とかわざわざ言いに来る割にシマノリコール事件には何も言わない

・「変速段数が多いと偉い」とかい小学生みたいな価値観で生きていて9段で足りるくせに何十万円もかけて24段の自転車を買う

・「クランク高身長なら長いもの、低身長なら短いものを使うのがいい」とされていて自分自転車クランクの長さを自慢する奇行に走ったり体格に合うクランクが売られていないチビ女性バカにする

自分体重を減らすのが最も効果が大きいのに何万も出して数十グラム軽いパーツに替えるという愚行から量化スタートさせる

別に強いプロチーム応援してたら自分の足が速くなるわけでもないのに「俺はユンボファンやぞ」みたいな無意味に偉そうな顔をする

Twitter名前IDに「Tarmac」とか入ってるような奴は9割ゴミ

2024-02-21

anond:20240220153725

刑事かどうかは正直本気でどうでもよくて、結婚してて離婚してないはずなのに性行為自体は認めてて不倫事実がある点が一番の問題で、そんなんもう誰もファンやらんしスポンサーもつかんし契約するプロチームもおらんやろって話なので刑事事件についてはどうでもいい

2023-09-03

田舎にあるスポーツ宿泊所の行末を心配してた

そこを本拠地にしてたラグビープロチーム解散したのでどうなるんだろ?と思ってたらすげー利用者が多いみたいで当分安泰そう

そこのレストランバイキング結構うまいから帰省の時には食いに行きたかたか心配してたけど安心だわ

2023-08-27

「暇空茜さんは東大寺学園合格した程度のことを誇りにしています」って暇空さんそんなこと言ってたっけ?

高校サッカーだってテレビ中継されとるやろがい」

と言われそうですが…高校サッカーって「高校受験」みたいなもんで、本当に優秀な人はプロチーム下部組織(ユース)に所属してたり、15歳でプロデビューしてたりします。

受験業界で言えば、中高一貫校なしで、誰が頭いいか決めてる高校受験は、中高一貫校出身から見たら「おままごと」です。

これ、千葉御三家出身の人が本当に言ってた話ですし、

東大寺学園合格した暇空茜さんとかも、それをすごく誇りにしてます

から…ツラいけどおままごとなんですよね。

例えば…中高一貫校の中でも4割は東大に行くという灘高校から見たら、同じ県の神戸市で一番いい長田高校の連中でさえ、まだまだなんです。

東大寺学園合格した暇空茜さんとかも、それをすごく誇りにしてます

暇空さんそんなこと言ってたっけ?

2023-08-03

岡山文化

田舎代表岡山県

県外に誇れる文化的ものを紹介する

美術館

いま日本存在するのが奇跡と言われる名画を見られる大原美術館倉敷市にある

岡山市内には岡山県美術館もあり、まあそれなりな絵は見られるし、企画展が回ってくるのでそこそこなものは見れる

博物館遺跡

・知る人ぞ知る、という感じだけど、オリエント博物館がある

中東エジプトインドあたりの貴重な品々がそろっており、その界隈では有名らしい

・あと岡山と言えば古墳

大和に滅ぼされた吉備古墳がたくさんあり、天皇陵ではないので発掘調査が進んでいる

造山古墳日本最大級

古墳に関する展示も多い岡山県博物館がある

・あとは岡山県と言えば備前長船刀剣の里がある

刀剣博物館刀剣ブームもあり腐女子に人気

女の子に話しかけるの大好きな刀匠が待ってます

伝統文化

備前焼は有名

人間国宝もいるし、現代アート的に備前焼活用している人もいる

なんかアニメ備前焼の窯元の子の設定の子がいるらしく、オタクにも優しい

音楽映画

音楽地方都市並みの、交響楽団とかはいるみたい

映画は、岡山は雨が降らないことを売りにして、ロケを呼び込んで助成出している

推し武道とか、岡山で撮られた映画は多数

あと中山下に有名なミニシアターがあるらしい

食文化

美味しいものはないけど、ピオーネと桃はうまい

魚は美味しくない

同じ漁場で魚とっているのに、お向かい高松は美味しい

吉備団子はお土産用で地元民は食わない

大手まんじゅう餡子の塊でしかないけどおいしいっちゃおいしい

学問

旧制第六高等学校ルーツとする名門岡山大学がある

地味だけど優秀

地方都市としてはちょっと見ないくら大学は多い

短大含め、岡山県内には26もの大学短大がある

仙台のある宮城県で19、広島県28香川県はたった8、愛媛県12だと思うと、岡山いか教育環境に恵まれいるかかると思う

大学がある=教育研究環境がある=県民文化的、みたいな乱暴な考えもできるっちゃできるだろう

歴史

日本大和朝廷あたりから続いていく歴史だけど、岡山大和敵対した吉備の国という大勢力があった

そこから大和に負けて吸収されるわけだが、当時から文化水準が高い街があったのは間違いない

国分寺もあり、古墳もあり、平安時代吉備真備の出身国としても有名

戦国時代宇喜多氏が治め、江戸時代から池田氏

池田の殿様には皇室からプリンセスが嫁いできて、池田動物園の園長をされている

演劇

知らん

全く知らん

けど、そういうのができそうなホールはいくつかあるのを知っている

最近馬鹿かい立派なホールができたので楽しみ

自然

瀬戸内中国山地に囲まれているので、海の自然も山の自然もある

酒造好適米の産地でもあり、山田錦以外で名前があがる雄町、赤磐雄町などは岡山品種

赤磐市岩盤が硬く、災害が少ない

安全を求めた移住者も多い

高精度な望遠鏡の設置にも向いているようで、京大施設天文台なども浅口市にある

プラネタリウム見れる場所県内にいくつもある

笠岡市にいけばカブトガニ繁殖地もあり、カブトガニ博物館もある

山にいけば蒜山牧場もあり、オオサンショウウオ繁殖地もある

美作三湯温泉もある

10スポーツ

基本的プロスポーツはあまり根付いていないが、

サッカーならファジアーノ岡山がある

バレーボールシーガルズ

バスケトライデンツ?かなんかがある

卓球岡山ベッツというプロチームがある

高校野球は初戦敗退レベルだけど、オリックス山本由伸とか、古くは星野仙一八木祐なんかも岡山出身

高校バレー就実高校がたまに優勝するし、高校サッカーも去年岡山高校が優勝した

11おまけ

福岡県福岡という名は、岡山周辺に住んでいた黒田氏が、福岡の殿様になる際、地元近辺の名前を付けようということで、岡山県備前市の一部の地名福岡という名を持ってきた

まり福岡県岡山県備前福岡からもらった名前

福岡岡山の舎弟

2023-06-22

たぬかなはあの炎上プロチームをクビになった結果、

ミルダムかい配信業界牢獄脱出し、視聴数1桁2桁当たり前だったのが4桁安定。

収入は一時期ほぼなくなったが莫大な知名度を得た結果、数カ月で全盛期を越えた。

指原くらい人生逆転バント決めとる。

2023-04-01

自転車ロードレース最高峰とも呼ばれるツール・ド・フランス

そのツール・ド・フランスヘルメットの着用がルールにより定められたのが2003年

それから20年経って、日本公道においてヘルメット着用が努力義務化された。

まり関係がないことのようでもあるが関係がないわけでもないだろう。

プロ自転車競技においてヘルメットが着用されるようになると、

アマチュア自転車愛好家たちもそれを見て真似るようになる。

それを見越してメーカーは自社の製品プロチームに採用されるように積極的に売り込む。

当然、プロチームとしてはより高い機能性を求めるので製品としての質が上がっていく。

同時にメーカーは性能とプラスしてデザインも工夫することで販売の機会を増やそうとする。

そういった自転車ヘルメットという製品熟成がなければ、

自転車ヘルメットという存在のものがないのはいうまでもない。

2023-02-10

自称プロゲーマー日本10年たっても世界で戦えない」←嘘でした

anond:20181217093803

ゲーマープロ団体を辞めた

ZETA DIVISIONが2022年に人気FPS世界大会3位に輝いた。

この自称プロゲーマー増田はい反省文を書くんだ?

偉そうに「日本プロチームが何故世界だとさっぱり勝てないのか」と語っておいて、たった4年で自説が崩れたことへの反省は?

お前は環境文句ばっかり言って努力しないかZETAになれなかったわけ。

ZETAは大して見られもしないCS:GO時代から努力して、お前が指摘するコーチング問題解決していた。

そしてVALORANTで世界大会3位になって世界を見返した。

そもそもこの増田が元プロゲーマーかどうかも怪しい。

話の細部にリアリティがない。

こんな創作っぽい匿名日記でも「ためになる」だの「コーチング問題日本全体の課題だ」だの、ウンウン頷いて信じる奴が大量にいて、世の中アホばっかりだと思った。

そんなアホ共が喜びそうな文章増田投稿して、くだまいて、それで満足してるからお前はプロゲーマー成功できなかったわけ。

一生そうやって無理無理とネット文句言ってろ。

2023-01-06

anond:20230103194524

そもそも世代No1を決める大会じゃないのがね

プロチームのユースからこぼれた子供たちの大会だし

もちろんユース並に強い高校があるのもわかってるけど、どうしても二線級の大会って感じちゃう

子供サッカー部に入って知ったけど中学世代でさえ結構な数のジュニアユース(プロ傘下でもないチーム)があって

部活に入るのはそこからこぼれた子供たちが大半って事実にびっくりした

2022-12-29

投資家?がオーナーやってるゲームプロチーム、顔出しを推しているようだが、未成年が多いゲームなのでそれでいいんかと心配

親御さんがしっかり見ているだろうと思うけど…


好きなゲームなのでトラブル起こさないでほしい…

何より未成年選手はしっかりフォローしてほしい…

何だか大人の夢と商売が見え隠れするので…

心配し過ぎでありますように…

2022-08-20

甲子園学校対抗でなく、県対抗にしてほしい

まり、その県のトップナイン同士で対決するってこと。

試合レベルもあがって、視聴者も楽しめるだろうし、県同士の戦いであることを強く打ち出すことで、さらに盛り上がると思う。

さらに言うなら、部活動自体学校単位実施するのを辞めて、県ないし地域単位実施すればよいと思う。

それは、教員負担軽減のためもある。

教員希望者の減少は、もうのっぴきならない状態まで迫っているのだ。

部活動学校単位でなく地域単位実施することで、それに関わる教員を減らすことができるようになる。

実際、地方大会では複数高校がまとまった合同チームがあるので、そのイメージ

大会ときだけ合同するのではなく、普段練習から一緒にチームとして活動する。

中学校くらいまでは市町村単位で集まればいいだろう。

高校なら県単位で、土休日に月何回か集まる他は、リモート指導などを併用すべきか。

とにかく、教員希望者の減少は、部活動による大幅な時間外労働(なのに残業代が出ない)が大きな要因になっているのは間違いない。

いかにして、部活動効率的運営していくかを考えなくては、いつか「負担軽減のため、部活動廃止!」となる日が来てもおかしくない。

授業も部活動も、同じ内容を各学校バラバラに展開するのではなく、配信や合同により効率的実施することを考えないといけない。

ちなみに、授業の課外活動バージョンが「塾」であるなら、体育の課外活動バージョンは「部活動」でなく「民間スポーツクラブであるべきな気がする。

部活動の合同化に加えて、実施者が教員以外(民間スポーツクラブ)になれば、さら負担は軽減できる。

教員の片手間な指導そもそも教員スポーツ指導本業ではないはずだ)より、民間プロ指導員が教えた方が、子供たちにとっても意義のある活動ができるだろう。

先の甲子園の話だって学校対抗でなく、民間スポーツクラブ対抗にしたって良いはずだ。

それに、例えばサッカーのように、プロ球団学生チームを持つみたいな方法も考えられるはず。

うそう、ほとんどのスポーツが、学生プロ化させる手間を学校にぶん投げてしまっているのは本当に良くないことだ。

これは野球に限らずだが、今の部活動は、プロスポーツ負担すべき手間を肩代わりしてしまっていて、その意味では公益私物化とも言えると思う。

興行利益を以て、プロチーム自体が自腹で育成団体経営し、学校及び教員本来的でない負担を減らすことが社会的責務だろう。

そのためにもまずは、甲子園など部活動大会に、学校以外の団体民間スポーツクラブ等)が参加できるようにしてほしい。

そうすれば、学校の枠に縛られず、個々の学校よりもさらなる強いチームが誕生して、スポーツ団体にとっても有益だろう。

また、そうなれば、学校部活動は良い意味で弱体化する。

学校単位での大会参加が困難になるので、大会目標とした、「名監督」による何時間もの指導みたいなものはなくなる。

そうすれば、部活動サークルのように緩い活動となり、教員負担は減る。

よって、教員部活動負担を減らすためには、プロスポーツ側の育成団体義務化と、大会への学校団体の参加許容が有効だと思う。

また、大会参加を目指すガチ部活動員は民間スポーツクラブへ、そうでない部活動員はゆるふわサークル化へと、子供たちにとっても選択肢が増えるので喜ばしいことではないかと思う。

私も、ガチ部活動を求めていない子供だった(軽く身体を動かしたかっただけ)ので、学校部活動大会参加を目指さなくなるのは、個人的基準でも妥当だと思う。

2022-08-06

anond:20220806005750

そもそも高校日本一トーナメントで決めるというのが狂ってるような気がしてる。

陸上のように、試合時間が短ければできんことないが、野球サッカーでそれやるのは冷静になるとすごい。

その辺の草サッカーサークルからプロチームまで含めた全クラブチームトーナメントをするなんて言い出したらみんな笑うだろ?

そういう規模じゃん、全国の高校対抗でトーナメントなんて。

2022-06-29

滝沢ガレソってあんま調べたりしないの?

https://twitter.com/takigare3/status/1542028952457609217?s=21&t=O933d2-zN2qOMouc-rqsVQ

【#第五人格中国NetEase社のスマホゲー「第五人格」の公式大会開催

出場した日本石橋選手が突然「影響力を持ちながら他人誹謗中傷した」という理由で失格処分

石橋選手「身に覚えがない」

失格処分前日、石橋選手靖国神社を参詣していたことが処分理由では?と話題に…

---------

ってツイートしてるんだけど

石橋選手

普段から味方敵問わず暴言煽りを繰り返す

ファン過激ファン扇動し気に入らないやつに嫌がらせするなど日常茶飯

大会スポンサー批判を繰り返す

プロチーム移籍情報勝手に話す

その他書ききれないほどの問題児

それとこれとは関係なくね?って思われるかも知れんが

第五人格日本運営はこれまで石橋選手を甘すぎるくらいの対応で許し続けてきたんだよね

石橋選手は良くも悪くも有名で客寄せパンダとして優秀だったか

そんな中石橋選手が特級のタブーにわざわざ触れたか

第五人格運営中国会社を滅ぼされないために必死石橋選手の尻拭いをしようとしてる

要するに第五人格被害者石橋選手加害者なんだよな

中国の統制が日本から見たら異常なのはわかるけど中国ゲームで飯食ってるやつがやることではなかったしこれで謝罪しないどころかまたファンを煽って騒いで第五人格を潰しにかかってるのやばすぎるんだよな

チャイナリスクとか中国やばいって話だけではないんだよ

このくらいのことちょっと調べれば分かるだろうに滝川ガレソは数字取れたらなんでもいいって感じなの?

2022-05-25

eスポーツってどこれ見れるんだろ

って思って検索したら 

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って出てきてひえってなった

2022-04-27

LoLのeSportsプロチームトップ2のレギュラー選手の5人中3人が韓国籍という事実

こんなもんが日本で定着するわけないだろ。

2022-02-23

たぬかなって盛大に炎上したけど、差別はしてなかったよねという話

たぬかな炎上の件でCAG(CYCLOPS athlete gaming)がだんまりを続けてるから一言書くよ。

個人的には、これってここまで大きく炎上する案件じゃなかったと思うんだよね。

だって考えて欲しいんだけど、今回の炎上って「差別は許されない」という文脈なわけじゃん?

それなら、論点本来「たぬかなは差別をしたのか、差別発言をしたのか」のはずなんだよね。

これははっきりしておいた方がいいと思うんだけど、ぶっちゃけ差別はしてない。

言い方が悪かっただけなんだよ。

その言い方は最悪だったけどね。

大事なのは言葉じゃなくて差別感情でしょ?

この問題ウォッチしている人は知ってると思うけど、ゲーマー界隈で使われている「人権」というワードは、いわゆるヒューマンライツ的な「人権」ではない。

ゲームにおいて「極めて重要キャラアイテム」程度の話でしかない。

たぬかなはこれを容姿の好みの話に援用して、「身長170cm以下は…」の発言をした。

そもそもこの話、やってきたウーバーイーツの配達員ヤバい人で、その場でたぬかなをナンパしようとしたらしいんだよね。

それを受けて「いやー、身長170cm以下は恋愛対象にならないから論外っすわ」というニュアンスで言ったのが件の発言

まあ実際はゲーム界隈のワードとしてではなく、もっとシンプル身長が低いことを最大級貶める方法としてあの言い方をしたのかもしれない。

それは分からない。

ただ、その後に「ハゲデブとは付き合ったこともある、でもチビは無理」みたいな事を言っていて、話の内容が好みの異性についてだったことは間違いない。

かにリスナーとのやり取りの中でそこだけ切り取れば差別しか聞こえない発言もしてたけど、全体を見れば趣旨は好みの話に集約されるわけで、低身長男性差別する話題ではなかったんだよ。

実際チームメンバースタッフ、付き合いのある人の中にも身長150cm台や160cm台の人なんていくらでもいると思うんだけど、そういう人達に対して無意味嫌がらせをしてたとかそういう過去はないわけでしょ。

から、たぬかなは差別はしてない。

じゃあなんでこんなに炎上してるの?って言うと、CAGの対応がクソだったからだと俺は思う。

いやさ、差別じゃないんだよ。

なのに差別として処理しちゃった。

その結果、差別したという事実ができあがっちゃった。

たぬかなはこの先ずっと「差別した人」という烙印が残るよね。

でも、差別はしてないんだわ。

これおかしくない?

差別と受け取られる言葉を使ったのならアウトだ」って言う人もいるかもしれないけど、ちょっと考えてほしい。

野球選手新庄が、海外で「苦っ」て言ったら「ニガー」と勘違いして黒人チームメイトが怒ったというエピソードがあるよね。

今回の件は、あれと似たようなものだと思うんだよね。

大事なのは使った言葉なんて表面的なものじゃなくて、当人差別感情でしょ?

少なくとも、話の流れを見る限りたぬかなの発言差別的な意図は見えない。

「本人の意図関係ない、差別と受け取られたら駄目なんだ」とか言い出したら新庄もこのエピソード差別野郎ってことになっちゃうよ?

そのチームメイト差別を感じ取ったからこそ怒ったんだから

すぐに誤解が解けたのは、新庄差別感情がなかったからでしょ?

たぬかなの物言いは最悪で腹も立つけど、あれに差別見出しちゃだめだと思うんだよね。

好みのタイプ話題って差別なの?

CAG、なんかおかしくない?

もう一つCAGはおかしなところがある。

たぬかなのインタビュー記事とかを読んでると、CAGは(レッドブルもだけど)たぬかなの人柄や言動を知っていて、その上でチームに所属させ、やりたい放題させてたんだよね。

チームって所属プレーヤーサポートをするものでしょ?

5年も所属してたのに、なんで放言をやめさせてないの?

たぬかなの発言に罪があるなら、問題認識しながら放置してきたCAGも同罪としか思えない。

しかも、なぜか被害者みたいな態度で「当社として決して容認できるものではなく」みたいなリリースを出してる。

容認できないなら、なんでもっと早くクビにしなかったの?

なんでクビをチラつかせてでも矯正しなかったの?

どれだけ酷い発言してもクビになんかならねーよって思わせ続けた結果がこれだよ。

たぬかなを甘やかしたことは、結局たぬかなを成長させないばかりか、ゲームの才能の芽をも摘む結果になった。

CAGはたぬかなが初めて所属したプロチームなんだから、これはCAGが潰したも同然。

そんな風に思ってしまう。

本人に問題あり過ぎ問題

ただまあ、ね。

彼女発言は本当に酷くて、差別じゃないってだけで本当に酷い。

ナンパされて「好みじゃないかお断りです」ってだけの話を、あそこまで悪意に満ちた表現と態度で表明できるってのは別の才能を感じる。

本当に昔から性格が悪かったんだと思う。

どこかのインタビューでよくアンチとバトってるとか言ってたけど、アンチとの付き合い方も三十路前とは思えないほど幼い。

掘り返されてた「自○しろ発言も、「消えろブ○」的なコメントを見て「戦った」結果だった。

その時に語ってた理屈が「あいつが先にコメントしてきたんだからいいんだ」「あいつの方が悪いだろ」なんだけど、中高生かよって思ったよね。

何も背負ってない匿名リスナーと、チームとスポンサー看板背負ってるプロが同じレベルで罵り合っていいはずがないだろうに。

そんな基本的なことも教えてもらってないのかと思うと、ある意味かわいそうではある。

思考の幼さという点では、自分が正しい、自分OKという子供臭さもある。

女性ゲーマーたぬかなが嘆くeスポーツ界の女性蔑視」というタイトルインタビュー記事があったんだけど、まあ酷い。

「当時一番辛かったのは、やっぱり容姿に対する誹謗中傷ですね。」

容姿に対する誹謗中傷は辛かった、でも身長が低い男性に最大の侮蔑を送ることに躊躇はない、と。

子供だよね(29歳だけど)。

チームはちゃん選手を支えなさいよ

話を戻すんだけど、たぬかなは口が悪い、性格が悪いってだけで、差別はしてなかった。

だとするなら、CAGは、チームとして

「これは言い方の問題差別意図はなかった。しかしそれで済む問題ではないので、同じ事を繰り返さないようきちんと指導して参ります

みたいな形で幕引きを図るべきだったんじゃないのかと思う。

マジモンの差別だったのなら一発クビも致し方ないけど、違うじゃん。

なんとかならんかったのかな。

プロゲーマーゲームが上手ければ馬鹿でも口が悪くてもいいじゃん。

才能があるのなら、それを支えて表舞台に立てるようにするのがチームスタッフ仕事だろ。

本当、なんでこんなことになってしまったのか。

2022-02-18

anond:20220217200516

スポンサー企業のいるプロチーム所属選手から処分されただけでしょ。

個人配信者でも炎上たかもしれないけど、それをファンが受け入れてるなら「外野がうるせえ」で終わりだろうし、その後の活動にもほとんど影響ない。

アングラでやりたいならプロチームに入って表に出てきちゃダメだったし、プロとして人前に出るなら相応の振る舞いが求められるってだけの話。

2022-02-17

anond:20220217145503

ほならね

スポンサー様が「そいつ問題発言キツいわ。そいつには金出されへん」って言ってきたら

チームとしてどうするべきやと思うんや?

他のスポンサー候補も当然「あの問題発言した奴おるんやろ?金出したくないな」って思ってると思うで

どうすりゃええんや

プロチームとして金銭ビハインドを許容してまで問題発言者を囲っとく理由なんや

 

スポンサー商売なんか須らくそういうもんやろ

ベッキーとかと同じで「自分が何を売っとるんか」に対して無自覚やったか

自分自分の売りモンをダメにしただけちゃうんか?

今回のプロゲーマー問題についてちょっとだけ語らせてほしい

前置きとして、今回の炎上については意見が両極に分かれている印象がある。

そうなっている理由の一つに、「人権」という言葉カジュアルに使っていたかどうかという違いがある。

ここでいう人権とは、当然法律解釈されるような人権ではなく、勝敗を決めるゲームに参加する上での必要最低限の条件という意味で使われている。

ゲーマーは「そんなことすら知らないでゲームに参加するなよ」という牽制を込めてこの「人権」という言葉を好んで使うのだが、そこには多少の侮蔑やらエリート意識的なもの最初から組み込まれていることは否定できない。

まりこの「人権」という言葉カジュアルに使われていることもそれを擁護するということも、今の世の中的には容認されるべきではないよねというのがまずこの議論の始まりにある。

結論から言えば、この言葉カジュアルさは容認されるべきではない。

個人配信であっても言語翻訳されて世界中に発信される世の中において、突然飛び込んでくる「human rights」という言葉センシティブすぎるといっていいだろう。

やり方に問題はあったが、この一件にてゲーマー界隈で「人権」という言葉カジュアルに使われることへの終止符となった。

仮に世界的なトッププレイヤー彼女プロゲーマーの中ではかなりメジャーではあるが)が、海外選手相手挑発的な言葉として使っていたらどうなっていたかと考えれば、今回の一件は小さな犠牲で済んでよかったとも考えられるだろうと自分の中では結論づいている。

実は、ここで語りたい問題はそこにはない。

それ以上に深刻なのはプロゲーマー、ひいてはesports産業自体地盤の危うさにある。

自分立場を明かすことはできないが、esports関連事業に半身以上を突っ込んですでに笑えない程度には資産を投げ売っている人間の一人と考えてもらえればよいだろう。

全てのプロゲーマーが抱える危うさとは、ずばり「生殺与奪の権利がほぼ100%他人に握られている」ということにある。

そしてこれは、いわゆる一般的になプロスポーツプレイヤーとの一番の大きな違いでもある。

結論から言う。

その違いとは、一般的スポーツと違って、全てのゲームすべからくメーカー著作物であるという点にある。

まり権利者の許可なくしてプロは一切の活動ができない。=プロゲーマーとしての生命権利者の一存によって握られているといって過言ではないのだ。

例えば一般的スポーツであれば、誰が大会を開こうともその観戦料を取ろうともどこかに許可を得る必要なんてない。

プロプレイヤーは自らの得意な競技において自由経済活動を行える権利を持っている。

(もちろんスポンサードとの契約内容や、公認大会のほうが集客力が高いなど、自由度と収益は相反する関係にあることのほうが多い。)

極端な話をしてしまえば、プロ契約を失った後でもそのスポーツを使って自由経済活動を行うことが許されているのだ。

しかプロゲーマーは違う。

そのゲームを使って少しでも収益を得たいと思うのであれば、必ず権利者の許可必要になる。

そこには必ず著作権存在するからだ。

まり、どれだけそのゲームの実力があったとしても、権利者が首を縦に振らなければ一切の利益を得ることも許されないのだ。

これからプロゲーマーを目指す人間は、まずこの点について考えてみてほしい。

esportsの世界においても、トッププレイヤーでいるための犠牲投資一般的プロスポーツと大差がないところまで来ている。

それなのに、権利者の一存で全てが奪われかねないプロゲーマーという職業をそれでも選ぶべきかという点についてはよくよく考えてほしい。

そしてこれは、業界を盛り上げるべく関連事業においても同じことが言える。

クリアすべき法的な問題ですらまだまだ山積みだというのに、ゲーム権利者の一存で事業の存続すら危ぶまれるような事業に誰が投資できると言えるのだろうか。

自分はもう後には引けないところに来てしまっているが、メーカー活動を見ている限りはesports自体を盛り上げたいというよりは自らの利権を独占したいという行動のほうが当然目立っている。

権利を守ることで成長してきた業界から仕方ないことだが、それ故著作権ヤクザと言われてしまうのも仕方のないことだろう。

そう考えれば、今回の一件がゲームのものが持つイメージに対してどのよな影響を及ぼすかも無視することはできない。

自分の知る限り、今回話題になった彼女プレイする鉄拳というゲームは、とある名物プロデューサーによって運営管理されている。

鉄拳というゲーム自体コミュニティによって支えられてきたゲームであるし、彼自身コミュニティとの関係性を大事にすることで鉄拳をここまで成長させた腕利きの人物でもある。

問題の引き金となったプロプレイヤーはそうした鉄拳コミュニティの中心にいて、内外に多くのファンを持つ存在でもあり、その点だけを考えれば寛大な判断が期待される。

しかし、世界中課題となっているダイバシティ化について、ゲーム業界も、そしてこの鉄拳シリーズもいち早く取組んで来た事実がある。

登場キャラクターたちを見てもらえればわかるが、かつて日本ローカル偏見の塊でしかなかった登場キャラクターは、まさにダイバシティ体現するかのようなキャラクター達に置き換わっている。

いわゆる市場グローバル化による経営判断しかいかもしれないが、他業界よりもダイバシティ化に対して過敏であることは事実だ。

その中において、容姿による差別発言人権という言葉を用いて行ってしまたことの罪は重く、たとえそれが本来意味を持たない慣例的な単語であったとしても、簡単に看過できる問題とは言えないであろう。

現在、当プロデューサー含めメーカーから特に動きは見られないが、動く立場にないことにしてこのまま動かないのではないか個人的には思っている。

いずれにせよ、これら問題において、簡単自業自得で切り捨ててよい話ではないということだ。

スポンサー契約打ち切りまでなら理解できる。

双方契約書を交わし、打ち切りに該当する違反行為があれば打ち切ることができるのが契約自由からだ。

しかし、プロ契約となると話は違ってくる。

従来のプロスポーツと違って、あくまで一企業著作物を扱う上でのプロ契約となれば、当然プロ契約側に著作物の許諾についても含まれるべきであり、もし仮に契約打ち切り理由著作物ブランドを著しく傷つけたからとなってしまえば、これは事実上の永久追放と言えてしまうからだ。

先述した通り、トッププレイヤーとして居続けるための犠牲投資は並のものではない。

いくらつのゲームを極めた立場だとしても、例え同じ格闘ゲームというジャンルであっても、トッププレイヤー上り詰めることは不可能といっていい。

一般化できる能力はもちろんある。しかし、トッププレイヤー達はそれらを持ち合わせた上で、そのゲーム独自しかない知識情報による攻略で競い合っている。)

まりは、プロゲーマー解雇は、単純に失職するだけでなく、過去積み上げてきた経験と実績全てを失うことと同じなのだ

残念ながら、これがesportsを取り囲む現実であり、最も解決すべき課題に他ならない。

それに比べたら業界がこれから取り組もうとしているセカンドキャリア問題が風前の灯にすらなってないのは皮肉以外の何ものでもない。

今後、esportsのような一個人が突然プロになるような世界において、「人権」に限らず、翻訳が難しいセンシティブスラングは今後使うべきではない。

今回は直接的な相手が目に見えていなかったことは不幸中の幸いであり、これをきっかけに「人権」という言葉がこうした場面で使われなくなるなら結果的には良かったと思われる。

スポンサー打ち切りはある程度仕方ない。

ただ、プロ契約打ち切りも仕方ないと言われると、それは疑問だ。

なぜなら現状においてプロ契約打ち切り文字通り永久追放にもなりえてしまうからだ。

その原因は、ゲームがどこまで行こうとも一企業著作物に過ぎないからであって、こんな権利者の気持ち次第でどうにでもなるような産業には誰だって金も時間投資しようだなんて思わないほうが普通だ。(自分は異常だと自覚がある。)

自社の権利を守ろうとすればするほど、産業の成長を阻害するジレンマ解決しない限り、esportsに明るい未来はこないと断言してもいい。

今回の炎上については、発言のものよりも背景にあるオタサーの姫とかアンチ存在なんかが大きいけど、だからといって芸能人ほどのタレント性がない人間が突然今まで積み上げてきたもの全てを奪われて無職になっていいかと言われればそれは疑問。

プロチームもクビにして終わりじゃなくて、esports産業が抱える問題が端的に表れた一件として中にいる人は皆で解決しないとこの業界まじでやばいよ。


追記

ちげーんだわ。

今回の件がプロ追及になるかどうかは全然どうでもよくて、いつでもゲームメーカーお気持ち一存で永久追放できてしまう仕組みが危ういといっているんだわ。

おそらくだけど、今回メーカーノーコメントを通すと思うよ。

自分たちの一存でそうできることを知っているから。

仮にも「鉄拳プレイヤー」っていう一企業商標を背負ったプロの行動に、版元がコメントするってことはそういうことなんだよ。

これは設備投資する側にも言えることで、メーカーお気持ち一存で数千万って投資が吹っ飛ぶような事業に誰が金出すんだ?って話なんだわ。

そんなのお互いの利害がしっかり一致できているようなずぶずぶのエンコ企業しか出さねーだろ。

それで市場健全な成長ができるか?そういうことを言っているんだよ。

スポーツ選手芸能人が明らかな不祥事で姿を消すのとはわけが違う。

例えば野球ルールについて批判しても思想の違いだって受け入れてくれるチームはあるかもしれないけど、ゲームでそれやってメーカーに睨まれて許諾を得られなくなったらどのチームも拾ってやることはできないんだよ。

(くどいけど、今回の話は別。その理由妥当性に関係なく、そういうことが起こり得る仕組みに問題があると言っている。)

「あれ?こちからのお願い聞いておかなくて大丈夫ですか?じゃぁ許諾取り消しますね。」が、簡単にできる世界に、夢と希望に溢れた子どもたちをどうやって預けられるんだよって話だよ。わかれよ。

からこそ、スポンサーではなく、チームとプロ契約を行う場合著作権に対する許諾も含めるべきで、許諾に対しての教育啓蒙もセットにしたほうがよいんじゃないってことだよ。

あぁーあ。そういうことをユーザーメーカーとの間に入って権利問題解決してくれるようなプレイヤーや各メーカー同士で作られた中立的団体があればいいのに(棒

追記

ごめん。もう一回ちゃんと書く。

今回は(今の所)メーカーが許諾させないとは言ってないし、おそらく言わない。

から今回は違うだろ?っていうツッコミはもうやめて。

だけどプロチームはいつそのゲームを扱えなくなるかわからない状況にいつでも怯えてなくちゃいけないのは事実

たった一つのきっかけで育ててきたプレイヤー全員無職になることだってありえるってこと。

今回の契約解除までの早さだって、それを勘ぐりせざるを得ない。(本人の素行が今までも相当にひどかったのは知っている上で。)

もちろん普通プロスポーツだってあり得ることだけど、極論出してきてどちらも一緒は詭弁

著作権はそれほど権利者にとって強い権利だっていうこと。

もっと話を単純にすれば、家庭用ゲームの許された利用範囲っていうのは、本来個人利用のみっていうのが現実

当たり前のように配信して収益を得ている人がいるけど、あれだって権利者がいつだって理由なく止めることができる。

もちろん経営判断ですぐにそんなことはしない。

頑張って強くなってファンも増えてきてこれから収益化だ!って思った矢先、何の説明もなくそゲームが扱えなくなることだって十分に起こり得るってこと。

そんな危うい状態人生かけてまでプロストリーマーになろうなんて思えるか?

著作権放棄しろなんてことは言わないけど、最低限プレイヤー側の権利保証しようよっていうのがこの話の全て。

ゲームを作った人間著作権があるのは当然だけど、ゲームプレイした人間時間だって権利があっていいだろ?ってことはこれからもっと議論されるべきだよ。

Jesuって団体ができたときはそういった権利者とプレイヤーの間に立って紛争回避権利保護ガイドライン化を進めてくれるのをまじで期待したんだよなぁ。今でも彼らにしかできないと思ってるけど。

それと例えばプロ野球でも永久追放されたら終わりというけど、野球場合野球教室を開く自由は残ってるけど、ゲーム場合はそのゲームを使った教室を開く自由は残らない。

著作物の商用利用全てを権利者によって禁じることができるから

他には個人としての大会参加資格があるとして、その賞金については景品表示法問題が関わってくるから一概に言い切れないけど、一般的スポーツなら受け取れるけどゲームだと受け取れない場合も出てくる。

というかゲーム大会で高額賞金を出すこと自体が今の所出演料という雇用契約以外に事実上無理なので、結局無理。

それを特に理由なく権利者の一存で行使できる状況の上にプロシーンを作り上げることに無理があるって思わないならもう勝手にしてください。

さら追記

ごめんな。なんか俺の例えが悪かったんだろうな。

例えば、漫画の描き方でもプログラミングの言語もものづくりのための技術でもいいんだけど。

話題業界プロになるために学びませんか?って言われて、お金時間つかって一生懸命学んで、いざお金儲け始めようとしたら「今まで学んできたもの私共著作物なので一切の商用利用は許可しません。」って言われたらどうする?っていう話なんだよ。

自分の飯の種が突然誰かの権利でしたって言われて使えなくなるって知ってたら最初から身につけようなんて思わないだろ?

今のesport業界はそれがいつ起こってもおかしくない状態なのに、プロゲーマー!賞金大会!って騒いでるのおかしいっておもわないか

それは学ぶ場を提供する側にも言えることで、育成施設作ろう!って投資して全部準備が揃った状態になってから突然「許諾しません。」とかってことが起こり得るということなだって

メーカー確認しろって思うかもしれないけど、そんな個別のケースに対応するわけないし、回答するとしたら「許諾しない」以外ないのよ。

今のプロシーンで活躍する人たちは、みんながそういう不安定な土台の上にいるんだよってことを、今回の件をただ批判して契約解除で大勝利!って話で終わらせてほしくない気持ちでつづりました。

もちろんそれを外に求める話ではないんだから中の人たちでどうにかしないとやばいよっていうのは最初に言っている通りです。

2021-10-31

FPS推しチームが勝てなくて自分のように辛い

とあるFPSゲーム世界大会出場を決めるための、各地域ごとの予選大会が今行われている。


その大会に出場している、応援しているとあるプロチーム最近調子が悪い。

いや、もちろん実際のチームの調子の良し悪しは、そのチーム本人たちやコーチなどしかからいから、言い切れない。

でも、そのように感じてしまうくらいには、以前のように勝てていない。


そのチームに興味を持ったのは、IGLを行っている選手がチームに所属する前からやっている配信を見たことがきっかけだった。

一体どれだけこのゲームが好きなんだろう、毎日二桁時間以上ランク配信を続けられていた。

その時、仕事が辛かった自分にとってはその配信をだらだら流しながらぼうっとするのが日課になっていた。とても救われていた。


プレイがとてつもなくうまかった。本当に同じゲームをやっているのか分からない、という形容詞はよく使われるが、プロまたはそれに準ずるようなゲームプレイヤーは、本当にそのようなプレイをする。

そんな、ずっと密かに見続けていた人がプロチーム所属し、ゲームで食っていく事になって驚いた。

その時から競技シーンというものに興味を持った、そして現在進行系で興味を持ち続けている。


そのチームは強かった。結成わずか数ヶ月で、アジア大会で、それまで活躍していた強豪チームをなぎ倒して優勝レベルの成績を残してしまった。

またそれ以後も数々の大会で結果を残しまくった。


何が言いたいかというと、応援しているチームが勝っているというのは本当に楽しいし、嬉しい。

圧倒的な力で敵を倒す、天才的な判断力で盤面を制す……もちろん負けることもあるが、負け続けるということはなく、どんな大会でもそれなり以上どころか常に上位の成績を残し続けていた。


そして、現在進行中の世界大会予選、その予選では「これまでのような」快進撃は見られていない、というふうに感じている。

結果が全く出ていないわけではない。しかし、以前のように常勝ではなくなってきている。


この記事で言いたいのは、そうやって自分応援してきたチームが試合で勝てない姿を見ると、とてもとても辛いし、悲しいし、ストレスも溜まるということである

自分でも本当に驚いた。大会配信は、その試合で負けた瞬間に止めて、次の試合が始まったらまた再生するということを繰り返している。

ずっとライブ配信に居続けるのが辛くてしんどいので、逃げているのである


これまで自分は、特定スポーツチームを必死応援したことがなかったんだなと感じた。

それと同時に、ここまで応援したいと思うチームが見つかり、競技シーンの試合観戦が趣味になるほどのめり込めたことが嬉しい。


からこそ、推しチームが勝てなくて自分のように辛い。

そして、勝利したとき自分のことのように嬉しい。一緒にガッツポーズが出るし、選手たちの「よっしゃ」という声を聞くと涙が溢れそうになる。


強いチームだけを応援し続けることは精神衛生上とても良いと思う。

だけど、自分の好きなチームを見つけて、そのチームを、調子が良いときも悪いときも信じて応援し続けるということは、辛いときもあるけれどもそれ以上に楽しみや喜びが大きいことに気づいた。


世界大会予選はまだ終わっていない。選手たちのモチベーションも高い。だから、ただの1ファンとしては、信じて見守っていきたい。そして、勝利を一緒に喜びたい。


2021-10-19

チームメイトになるということ

先日、プロ野球ドラフト会議がありましたよね。私も野球が好きなので興味深く見ていました。

ふと、思いました。

プロ野球選手を輩出する学校ってある程度絞られますよね。

すると同じ出身校で同じプロチーム入団することって結構あると思うんですよ。

するとね、その同級生やら後輩やらがたまたま同じチームにあとから入ってくることもありますよね。

嫌なものじゃないんですかねぇ、特に若くしてプロ活躍している選手の、先輩があとから入ってくるケース。

感じの悪い先輩。

それでスランプになる選手っていると思うよ。

2021-08-06

オリンピック女子ロードレースで2位だったオランダ選手解説する

7月25日の13時から行われた東京オリンピック 女子ロードレースで起こった奇跡について書いた前回の記事(https://anond.hatelabo.jp/20210727115101)が思いがけず多くの人に読んでいただけたようなので、その時に2位となったオランダ選手についても解説してみました。

そう、前にいたキーゼンホファー選手を見落として自分が1位だと思ったまま、2位でゴールしてしまった彼女物語です。

(前の記事を読まれているのを前提で書いてます)

彼女はどんな人なのか

名前はアネミーク・ファンルーテン、1982年まれの38歳です。

38歳という年齢は選手として決して若いとは言えませんが、現在でもスペインプロチーム「モビスター」に所属し、エースを務めています

エース」というのはそのチームで1番の実力者であり、チーム全員が力を合わせて1位を取らせる人です。

他の選手は「アシスト」となりエースの前を走って風よけとなったりしながら、エースの脚を温存させてゴール前まで送り届けるのです。

そんな彼女自転車競技を始めたきっかけは、2007年オランダのワーゲニンゲン大学疫学修士号を取得した頃に、同時に楽しんでいたサッカーを膝のケガのために止めることになり、自転車競技に参加するようになったそうです。

スタートは遅かったですが、その後順調に自転車選手としてのキャリアを積み上げ、2009年にはプロチーム契約し、2012年ロンドン五輪では4人のオランダ チームの一員として女子ロードレースに参加して、オランダ選手金メダルを獲得するのに貢献しました。

そして、2016年リオ五輪にもオランダ チームの一員として参加しました。

しかし、ここで今回の東京オリンピックで何としても金メダルを獲得したい理由が生まれしまったのです。

リオ五輪で何があったのか

リオ五輪女子ロードレース全長137kmのコースで行われ、彼女はゴールまで残り約10㎞という地点で2位に差をつけて単独1位となっており、金メダルをほぼ手中にしていました。

しかし、そこは前日の男子ロードレース複数選手が転倒して鎖骨や骨盤肩甲骨骨折するという事故が発生していた魔の下り坂だったのです。

そして、ファンルーテン選手も右カーブを曲がる際に一瞬後輪がスリップしてコントロールを失い、かなりの速度で落車して頭から地面に叩きつけられてしまいました。

その結果、重度の脳震盪腰椎の3か所を骨折し、直ちに集中治療室搬送されるという大ケガを負ってしまったのです。

レースは当然、リタイアDNF(Did Not Finish:ゴール出来ず)扱いとなり、同じオランダ選手金メダルを獲得しましたが、彼女自身メダルを手にすることは出来ませんでした。

そんな経験をしている彼女が今回の東京オリンピックでの金メダル獲得に並々ならぬ意欲を抱いていたことは想像に難くありません。

そして東京オリンピック

リオ五輪で大ケガをした彼女はその後、事故から10日目には自転車に乗り始め、その年のベルギー ツアーというステージレース総合優勝を果たすというとんでもなく順調な回復を示しました。

ステージレースというのはオリンピックロードレースのように1日で終わるワンデーレースではなく、様々なステージ(コース)を舞台として何回もレースを行い、その総合成績で勝者を決めるという形式レースです。

2016年ベルギー ツアーは全4ステージ、4日間というものでしたが、有名なツール・ド・フランスというような大きな大会になると、今年は全21ステージ、2度の休憩日をはさんで全23日間で3,383kmを走破するという過酷ものになります

彼女はその後の4年間も様々なレース勝利を重ねており、万全な体制東京オリンピックに乗り込んできたものと思われます

またチームとしても、パレード スタート後あまりの暑さに冷たいボトルを無理やり背中に突っ込んでいる選手もいる中、オランダ チームの4人はオレンジジャージの上に揃いの白いアイスベストを着ていたこから準備万端整えてきたことが伺い知れました。

ちなみにパレード スタートというのは、今回のコース全長147kmのうち最初10㎞は観客への顔見せのため、選手全員が先導車の後についてゆっくりパレード走行するというものです。

TVニュースネット自転車集団神社境内突入していく映像を見た人もいるかもしれませんが、あれはパレード走行中の映像です。

さすがに多くがプロ選手とはいえ、本気で走っている時にあそこを集団で走り抜けるのは無理があるでしょう。

また、パレード走行中も選手同士は集団の中でどの位置を確保するか戦略を巡らせています

オランダ チームは4人並んで集団の先頭を堂々と走り、キーゼンホファー選手スタート直後から最後尾を単独でずっと走っているのが確認できます

そして、10㎞を走ってアクチュアル スタート地点の是政橋を過ぎたところから、本当の戦いに雪崩れ込んでいったのです。

悪夢再び

レースは前回の記事説明したように、スタート直後にキーゼンホファー選手を含む5人が飛び出して逃げ集団形成し、しばらくは何事もなく進んでいきました。

ところで、逃げ集団最後にはほとんどの場合、メイン集団に追いつかれてしまうのになぜ良くつくられるのでしょうか。

理由の一つは、万が一にでも勝てる確率があるからです。逆にメイン集団に残った場合、ゴール前までついていけたとしても「ゴール スプリント」と言われるゴール前数十メートルから数百メートルで行われる最後ラストスパート争いに「スプリンター」でないと勝てないからです。

スプリンターというのは長距離は苦手だが、短距離を爆発的な加速力で速く走るのが得意という選手のことです。

特に今回のオリンピック場合、国毎に参加人数が違うので単独で参加している選手スプリンターであっても、他の国がスプリンターアシストを付けている場合ほとんど勝てる可能性は無かったでしょう。

もう一つの理由は「目立つため」です。

メイン集団にいると先頭付近にいないとカメラに映ってもほぼ分かりませんが、逃げ集団であれば必ずカメラに映れます

目立ちたい理由選手によって「家族に見てほしい」や「より良いチームにスカウトされたい」というものがあるようです。

さらに、有力チームが逃げ集団選手を送り込んでおくというのもあります

万が一、逃げ集団が逃げ切ってしまった場合でも勝利可能性を残しておくという目的もありますが、逆に逃げ集団のペースをわざと遅くさせて、確実にメイン集団が追いつけるようにするという目的場合もあります

そしてレースに戻ると、ゴールまで残り約80km弱の地点に近づいた時にそれは起こりました。

ファンルーテン選手の前を走っていた選手が突然、転倒したのです。

実は前日の男子ロードレースでもまったく同じ場所で5人が落車するという事故が起こっていました。

道路に横たわった選手自転車を前に彼女ブレーキを掛けますが止まり切れず、相手自転車に突っ込んで前に投げ出される形となりました。

映像を見ると分かるのですが、2車線道路中央部分に細い溝のような部分があるのが見て取れます

どうやら、この部分でタイヤを取られて転倒してしまったようです。

バイク乗用車タイヤの太さな問題ないのでしょうがロードバイクの細いタイヤにとっては危険構造になっていると思われます

今後もし、同じコースロードレースが開催されることがあれば何らかの対策が欲しい所です。

幸い速度が落ちていたため大きなダメージは無かったようで、彼女は直ぐに起き上がりました。

しかし、2台の自転車は知恵の輪のように絡み合ってしまってはずれません。

すると、サポートカーから降りてきた男性が2台を引き離してくれ、転倒した選手自転車は交換となりましたが、ファンルーテン選手はそのまま自転車に乗り、再び走り始めました。

しかし、落車した瞬間はリオ五輪悪夢脳裏をよぎったことでしょう。

追走

ロードレースでは暗黙の了解として、落車した選手がいた場合などは集団スピードを上げずに、その選手集団に復帰してくるのを待つという慣習があります

また、サポートカーを風よけにして後ろを走るのは普段は許されませんが、こういう時は暗黙の了解で許されたりします。

結局、彼女10分弱でメイン集団に復帰しました。

そうして、メイン集団に復帰してしばらくすると、ゴールまで約60kmの山伏トンネルの手前でアタックを掛けて先行し、一時はメイン集団から1分以上先行しました。

しかし、それでも逃げ集団との差は5分以下には縮められず、ゴールまで約30㎞ぐらいの地点でメイン集団に戻ってきてしまいました。

さすがに5分以上先行している逃げ集団に一人で追いつこうというのは無茶だったようです。

レース後のインタビューで3位になったイタリア選手が「逃げ集団を追う責任オランダにあった」と言っていますが、これもロードレース暗黙の了解ひとつで、そのレースで一番強いと思われているチームはメイン集団コントロールし、レース終盤に確実に逃げ集団に追いつくよう集団のペースを調整する責任があるという考え方が下敷きにあります

今回オランダ チームはその責任を果たすことが出来なかったわけです。

ファンルーテン選手山伏トンネルの手前で逃げ集団を追うべく先行したのはタイミングとしては正しかったと思いますが、さすがに一人で追いつくのは無理なので他のオランダ チームの選手同調して動くべきだったと思います

これは単に無線が使えなかったからというよりは、誰がエースで誰がアシストをするかというチームとしての戦略が徹底されていなかったか、あるいは最初からそんな戦略が無かったように見えました。

オランダ チームの4人はそれぞれがすごい人ばかりなので、調整がつかなかったのかもしれません。

ゴール

終盤はメイン集団の先頭をオランダ チームの4人が並んで引っ張るシーンもありましたが、時すでに遅しで富士スピードウェイに入ってから2位と3位のイスラエルポーランド選手には追いつくことが出来ましたが、キーゼンホファー選手背中を見ることは最後までありませんでした。

そうして前にキーゼンホファー選手がいることに気がつくことなく、彼女自分が1位と信じてガッツポーズをしながら2位でゴールラインを越えたのです。

ゴール時のガッツポーズ暗黙の了解として1位の選手のみがするものとなっているため、彼女自身を1位だと思っていたのは明らかでした。

ゴール後に自分が2位だったことを知らされ、レース後のインタビューで「銀メダルでも美しい」と答えたファンルーテン選手の胸中はどのようなものだったのでしょうか。

仮に現国試験で「この時の選手の心境を説明しなさい」という問題があったら、いくらでも書けそうな気がします。

こうして彼女東京オリンピックは終わりま……せんでした。

その後の彼女

女子ロードレースが行われた3日後の7月28日彼女富士スピードウェイスターティング グリッド自転車に乗って立っていました。

個人タイムトライアル競技に出場するためです。

個人タイムトライアルというのは、ロードレースと違い数分間隔で選手が一人ずつスタートし、単独走行でゴールするまでのタイムを競うという競技です。

今回は富士スピードウェイとその周辺道路全長22.1kmのコースが設定され男子は2周、女子は1周します。

そして、今度こそ彼女は本当に金メダルを獲得したのです。

それも22.1kmを30分13.49秒というタイムで走り切り、2位に約56秒差という圧倒的大差をつけての1位でした。

この差がどれだけ圧倒的かというと、2位と3位は4秒差、3位と4位は7秒差、4位と5位は4秒差でしたので、どれだけ彼女が頭抜けた選手なのかが良く分かります

最後の走者がゴールして金メダルが確定してから表彰式が終わるまで、ずうっと嬉しさ爆発という感じで喜びの表情だったのが印象的でした。

歓喜の様子はNHKの見逃し配信(https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/list/sport/cycling/)で「女子個人タイムトライアル」とタイトルに入っている動画の1:12ぐらいから見られます

しいて言えば、タイムトライアル競技コースというのは普通、平地が主体コースとなるのが通例なのですが、今回は富士裾野にある富士スピードウェイとその周辺道路コースとなったため、タイムトライアル競技としては珍しく上り下りの多いコースとなっていました。

そのため、タイムトライアル競技に特化した選手は記録があまり伸びなかったものと思われます

それでも彼女と同じオールラウンダー型の選手大勢参加していたので、彼女のすごさは変わらないでしょう。

しかレース後のインタビューによると、タイムトライアル用の自転車にはDHバーという肘を載せるパッドがついた前に2本の棒が突き出した形の部品ハンドルの上に付けられているのですが、棒の先っぽにギヤ変速(シフト操作と言います)を行うためのレバースイッチが付いています

このスイッチが本番で機能しなくなり、ハンドルブレーキバーについている本来シフトレバーを使うしかなくなってしまっていたそうです。

シフト操作自体は出来るとはいえタイムへの影響は避けられなかったでしょう。

それでもこの圧倒的大差です。

また、件のスイッチレース後は正常に動作して、レース前の確認でも正常だったため、これは仕方がないということで整備したメカニックが怒られることは無かったそうです。

ちなみに、キーゼンホファー選手個人タイムトライアル競技には出場していませんでした。

もし、この競技を得意とするキーゼンホファー選手も出場していたら、ものすごく興味深い対決となっていたことでしょう。


こうして彼女東京オリンピックは今度こそ本当に終わったのです。


その後、彼女オランダには帰国せず直接スペインに飛び、7月31日に行われた「クラシカ・サンセバスティアン」という全長約140kmのワンデーレースに出場して、最後は独走で優勝したそうです。

東京オリンピックロードレース金メダルを逃した影響の心配はいらないようです。

最後

ロードレースの基礎知識を盛り込んだら随分と長文になってしまいました。

今後も機会があったらロードレース観戦を楽しんでいただければと思います

それでは、またいつの日か。

2021-07-27

オリンピック女子ロードレース奇跡素人にも分かるよう解説する

7/25(日) 13:00から行われた東京オリンピック 女子ロードレース奇跡が起こりましたので普段自転車ロードレースに関心の無い方でも分かるよう解説してみました。

何が起こったのか

オーストリアからたった一人参加していたプロではない博士号持ちの数学研究者アンナキーセンホーファー選手スタート直後から飛び出し、そのまま最後まで逃げ切って金メダルを獲得してしまいました。

何がすごいのか

通常ロードレースでは大きな集団(メイン集団とかプロトンと呼ばれます)になって走りますが、そこから飛び出して先行する少人数の逃げ集団も良く作られます

今回もアンナ選手と他に4人がスタート直後にメイン集団から飛び出し、5人の逃げ集団を作って先行しました。

しかし、そのような逃げ集団レース終盤にはメイン集団に追いつかれて吸収されてしまうのが一般的です。

たまに逃げ集団選手がそのまま逃げ切って勝ってしまうこともありますが、それだけでニュースになってしまうぐらい珍しいことです。

しかも、今回はオリンピックという一大イベントで逃げ勝った選手プロではない数学研究者だったということでロードレース界隈を越えて大きなニュースとなりました。

なぜ逃げ集団はメイン集団に追いつかれてしまうのか

そもそも逃げ集団が終盤にメイン集団に追いつかれてしまうのは一言で言うと「人数が違うから」です。

自転車スピードを出すと空気抵抗が大きくなります

集団場合、先頭の人はこの空気抵抗をまともに受けながら走ることになりますが、2番目以降の人は直接空気抵抗を受けないので楽に走れます

どのくらい楽に走れるかというと先頭の人の6割程度の力で同じ速度で走れると言われています

そこで、集団で走る場合は先頭でしばらく走ったら後ろに下がって、次は別の人が交代して先頭を受け持つという戦術が取られます

この場合、交代要員がたくさんいるメイン集団の方が少人数の逃げ集団より圧倒的に有利なため、ほぼ必ずレース終盤には逃げ集団はメイン集団に追いつかれてしまうのです。

なぜ今回は最後まで逃げきれたのか

ところが今回、アンナ選手最後までメイン集団に追いつかれませんでした。

理由の一つは今回勝ったアンナ選手最後まで速かったからです。

スタート直後からゴールまで残り40kmぐらいの籠坂峠というところまでは複数人で走っていましたが、そこでアタック(スピードを上げて飛び出すこと)を決めて他の人を振り切り、以降はゴールまで単独で走っていました。

下記のリンク女子ロードレスコース図があります

http://www.vill.doshi.lg.jp/ka/info.php?if_id=929&ka_id=4

単独だと空気抵抗をずっと受け続けるので、しばらくすれば速度が落ちてくるものですがゴールまでスピードを緩めることがありませんでした。

これは彼女ロードレースよりも単独走行時間を競う個人タイムトライアルという競技を得意としていたからだと思われます


そして、もう一つの理由は今大会随一の強豪であったオランダ チームが彼女の事を見落としていたことです。

今回のオリンピックでは各国毎にポイントで参加人数が割り当てられ、強豪国オランダは最高の4人が割り当てられていました。

そのメンバーリオ五輪優勝とかロンドン五輪優勝とかのすごい選手ばかりです。

ところが、そんなオランダ チームはアンナ選手に振り切られた2位のイスラエル選手に追いついたところで、それ以上追おうとしませんでした。

なぜなら、そのイスラエル選手の前にまだアンナ選手がいることを見落としていたからです。

なぜこんなことが発生したのかというと、通常のプロレースでは選手無線を使ってサポートカーに乗ってる監督から様々な情報や指示を受けることが出来ます

しかし、今回のオリンピックでは国毎に参加人数が違う有利不利を緩和するため、選手無線を使うことが禁止されていました。

そのため、情報を得るには集団から離れてサポートカーまで下がって直接聞くか、ホワイトボードを持ったバイクが先頭との時間差を書いて教えてくれるのを見るかしかありませんでした。

しかに終盤はオランダ選手サポートカーまで下がる場面は見ませんでしたが、バイクホワイトボードで先頭との時間差を伝えていたでしょうから、なぜこんなことが起こったのか本当のところは良く分かりません。

いつものレースの様に無線で十分な情報を得ることのできない環境に戸惑っていたのか、あるいは日本真夏の暑さにやられてしまっていたのでしょうか。

彼女は運が良かっただけなのか

もし、オランダ チームが彼女を見落とすなどというミスをしていなかったら、彼女は勝てなかったのでしょうか?

一般的に逃げ集団をメイン集団が追う場合「平地なら10kmで1分差を縮められる」と言われています

今回のレースでは中盤のゴールまで残り約60kmの山伏トンネルあたりで、逃げ集団とメイン集団の差は7分弱ありました。

しかも、下り坂ではコーナーを曲がるために単独でも集団でもある程度以上の速度を出せないため、あまり差を詰められません。

そんな下り坂がゴールまで約40㎞の籠坂峠から10キロあるのです。

この時点で当然、オランダ チームは前に逃げ集団がいることと時間差を把握していたでしょうから、確実に捕まえるならここから既に追走を始めていなければならなかったと思われます

しかしながら、オランダ チームはまだ追走態勢に入りませんでした。

追走態勢というのはこの場合、メイン集団の先頭でオランダ チームの4人が次々と交代しながら全力でスピードを出して集団を引っ張っていくようなことを言います

自チームだけが全力を出していると相対的に他の国のチームが有利になるので、逃げ集団の5人がアンナ選手も含めて有力な選手では無かったため、ここで追わなくても後で追いつけると判断したのでしょう。

しかし、結果的にこの判断は間違っていたわけです。

これは運が良かった、悪かったというレベルではなくオランダ チームの判断ミスだったと思います


次に、アンナ選手に振り切られた逃げ集団の残り二人をメイン集団が視認したのはアンナ選手がゴールまで残り10km前後の時点と思われます。(逃げ集団の他の二人はそれ以前にメイン集団に吸収されていました)

この時、アンナ選手とメイン集団時間差は3分以上ありましたので、仮にオランダ チームがアンナ選手を見落としておらず、その二人の前にアンナ選手がいると認識していてそこから全力で追ったとしてもゴールまでに追いつくことは出来なかったでしょう。

また、オランダ チームは二人を視認するまではアンナ選手認識していたかどうかに関わらず、先頭に追い付くつもりで追っていたのでしょうから、結局予想よりも先頭との差が詰まらず追いつけなかったという判断ミスを犯したということになると思います

よって、自分としては彼女は運が良かっただけでなく、終盤にオランダ チームが彼女を見落としていなかったとしても逃げ切っていたと考えます

ちなみに2位となったオランダ チームの選手との差は1分15秒でした。(あれ、けっこう微妙?)

彼女はどんな人なのか

そんな彼女学歴は下記のように立派なものです。

現在スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)で非線形偏微分方程式研究するポスドク研究員だそうです。

先月も学術誌に論文投稿しています。下のリンクがその論文ですが、さっぱり分かりません。

https://www.researchgate.net/publication/352447874_Small_data_global_regularity_for_half-wave_maps_in_n_4_dimensions

そして彼女スポーツ歴はというと下記の通りで、短期プロチームに在籍していたこともありますが、オリンピック参加時はプロチームとの契約の無いアマチュアです。

最近は大きなロードレースに参加することも無かったため完全にノーマークだったようです。


彼女を含めたレース後の選手へのインタビュー記事が以下にあり、彼女名言を読むことが出来ます

https://www.cyclowired.jp/news/node/350652


研究者らしくツイッターではオリンピック前に準備として自身の体の熱順応を分析してたりします。

トレーニングから機材管理まで全部自分で行っているそうです。

https://twitter.com/AnnaKiesenhofer/status/1411359788454363138

(元のツイートにあったグラフが削除され、URLが変わったようなので修正しました)

最後

今回のロードレースNHKの下記のページから見逃し配信で全て見ることが出来ます。(いつまで見られるかは分かりません。大会間中ぐらいは見られるのかな?)

表彰式まで含めると5時間ほどあって実況も英語しかありませんが、綺麗な景色も見れるので環境ビデオ代わりにずっと流して見てみてください。

https://sports.nhk.or.jp/olympic/highlights/list/sport/cycling/

ちなみに男子ロードレース女子のようなサプライズはありませんでしたが、普通にかなりおもしろレース展開でしたのでこちらもお勧めです。8時間弱ありますけど……

(好評だったので続きを書きました。https://anond.hatelabo.jp/20210806115303)

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