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はてなキーワード: フリージャズとは

2023-12-19

anond:20231218214639

ジャズはだいたい100年ぐらいの歴史があり、次のような特徴がある。かなりの端折りが入っていることには留意してくれ。

1920年前後 ディキシーランドニューオリンズジャズ

世界最古のジャズレコードとされているのは1917年。このころのごくごく初期のジャズで、形式や編成には幅があるが、ディズニーランド演奏されてそうなゴキゲンで楽しげな感じといえばイメージできるかもしれない。

トランペット(またはコルネット)・クラリネットトロンボーンの3つの管楽器アドリブを交えながら同時に演奏するのが特徴的なスタイル

当時の録音ではドラムセットアンプなどは発展途上の段階で、ドラムスネアやウッドブロック中心のマーチングっぽい感じ、ギターのかわりにバンジョーベースチューバなどが使われることが多い。

具体的にはこういう感じ。これはヨドバシカメラCM原曲であるhttps://www.youtube.com/watch?v=dsp-cA89Wio これぞとされる名盤特に思い当たらない。

当時の録音技術はぜんぜん良くないので、古い録音をリマスタリングした音源を聞いても聞きづらいしノイズもひどい。1950年ごろまではおしなべてこうで、それ以降に録音された音源のほうが聞きやすいと思う。

個人的にはSean MoysesのTiger Rag!というアルバムが好きではあるが、ディキシーランドジャズといよりもジャズバンジョソローアルバムという色が強い。

1935年前後 ビッグバンドスウィング・ジャズ

オーケストラっぽい大編成によるジャズであるクラシックオーケストラとは違い、弦楽器セクションがいることはまずない。ドラムベースピアノギターリズムセクションと、トロンボーントランペットサックス+クラリネットという編成が典型

リズムのキメやソリやトゥッティのかっちりとしたアレンジ、分厚いバッキングを背負いながらのソロ回し、大人数による静と動のコントラストなどが特徴である

バンリーダーとしてはベニー・グッドマングレン・ミラーデューク・エリントンカウント・ベイシーの四者が特に有名。どこかしらで耳にしたことがある曲も多数あると思う。https://www.youtube.com/watch?v=aME0qvhZ37o

個人的にはFletcher Henderson - Swing The Thingsというアルバムが好きではあるが、これもまたとにかく録音が悪い。

バディ・リッチや、BBC Big Bandによる後年の録音や、より現代的なビッグバンドであるGordon Goodwin's Big Phat Bandなどのほうが聞きやすいと思う。

1940年前後1970年前後 ビバップモダンジャズフリージャズなど

スーツを着たジャズメンが4〜5人程度でバーナイトクラブ演奏してしそうなジャズイメージしてほしい。だいたいそれがモダンジャズであるモダンと銘打ってはいるが、70年ぐらい昔の音楽スタイルである

ビバップハードバップモードジャズなど演奏理論の違いによって通常さらに細かく分けられるが、全体的な構造や編成として大きな差はあまりない。

イントロテーマアドリブソロ回し→(バース)→テーマアウトロ という構成で進むのは変わらないまま、どのように斬新なソロをとるか?という音楽理論が30年かけて煮詰まっていった思っておけばよい。

チャーリー・パーカービバップ代表的奏者であるが、当時の録音も良くはなくソロ音感が強くないとぜんぶ同じに聞こえてしまうと思う。1950年代後半あたりに聞きやすアルバムが多くある。

具体的にはMiles Davis - Bag's Groove,Sonny Rollins - Saxophone Colossus, Sonny Clark - Cool Struttin'、Art Blaky - Moanin'など。この4つは一般的にも名盤とされているし個人的にも大好きである

1965年前後あたりのマイルス・デイヴィスジョン・コルトレーンアルバムはだいぶ煮詰まっていてよりエクストリームになっていて、これはこれでまた独特の趣がある。

独特の趣でいうと、ジプシージャズマヌーシュスウィングというスタイルもある。

これはジャンゴ・ラインハルトの一強で、ギターバイオリン存在や独特のメロディセンスが特徴であるhttps://www.youtube.com/watch?v=gcE1avXFJb4

また、フリージャズという既存音楽理論的制約を無視した……平たく言えばめちゃくちゃやってるだけじゃねーのか?という演奏スタイルも勃発した。

ノイズに近い激しいロックなどが好きな人はこれを好みがちという印象がある。

1970年以降〜現代ジャズ

モダンジャズジャズという音楽は完成してしまい、以降は主流のスタイルとして盛り上がっている新しい形のジャズ特に思い当たらない。

1970年以降はおもに別ジャンル音楽(ロックファンク電子音楽民族音楽ヒップホップなど)の要素をどのように混ぜ込むか?という発展の仕方をするようになった。もちろん伝統回帰する派閥もある。

ジャズという大木の成長は1970年で打ち止めになり、いろんな枝が沢山伸びていて全方位のジャズを把握している人間は極めてまれというイメージである

ジャズファンク名盤にはHerbie Hancock - Head Huntersがあり、個人的にも好きである

フュージョンでは、伝説的な天才ベーシストであるジャコ・パストリアスが在籍していたことで有名なウェザー・リポートというグループが有名である

日本でもフュージョンブームがあり、1979年デビューカシオペアは今も現役で活動する大御所フュージョンバンである

民族音楽変拍子を取り入れたジャズにはAvishai Cohen -Continuo などがある。アヴィシャイコーエン同姓同名ベーシストトランペッターがいるが、これはベーシストアルバムである

ある意味電子音楽を取り入れたといえ演奏にはこのようなものがある。https://www.youtube.com/watch?v=KbvCgqTkj64

これは電子音楽大家エイフェックス・ツインの曲のカバーであり、ブレイクビートという電子機器使用してドラムの録音を分解して貼り直して作られた複雑怪奇リズムを人力で演奏しているのが聞き所である

ただしジャズといわれた場合アドリブソロが組み込まれることが通常のため、これはジャズかと言われると微妙ではある。

the Bad Plusの他にも現代的なピアノトリオにはGoGo Penguinなどがいる。電子音楽の複雑怪奇リズムを人力で再現する高い技量を持ったドラマーは他にはJojo Mayer,Louis coleなどがいる。

まとめ

anond:20231218214639

ジャズは大雑把に時代で分けて考えるといいんじゃないかな。

ビッグバンド時代 20世紀初頭

ビバップ前後 1940年代60年代

フリージャズ以降(マイルス以降) 70年代

この辺でスタイルがガラッと変わるからジャズCD500」みたいな入門書見ながら

実際に聴いてみて好きなスタイルのを深掘りしてけばいいと思う。

2021-05-30

ジャズに詳しい奴こい

オーセンティックジャズではソロ回しがあるじゃん

全員でテーマ演奏してからサックスギターベースピアノドラム、とソロ回ししてテーマに戻る

普通だよな

最近見たバンドライブだと、楽器ソロが2割ぐらいで、アドリブはあるんだが、

楽器が同時にアドリブしつつ、全体のアンサンブルを作っていくって感じだったんだ

フリージャズ系ということもあるけど、90年代以降のジャズフォローしてないから、

ソロ回しを重視しないというのが、最近ジャズ全体の傾向なのか、フリージャズの特徴なのか、そのバンドの特徴なのかわからないんだ

ジャズに詳しい奴、解説してくれ

2019-07-01

突然ジャズピアノを弾きだした先生が居た

赴任してきた先生が、数か月たったある日学年集会自分の半生を話し始めた。

最後の締めくくりとして、大人になってから数年でピアノを覚えたという話をしながら突然ピアノの前に立った。

その教室にはピアノがあったのだ。まるで彼がここでピアノを弾くことを待ち望んでいたかのように。

ざわつく周囲の生徒たちは心配の声をこっそりあげていた。

なにせ数年だ。数年でピアノ?うまくなるわけがない。

そんな期待を裏切り彼が引き出したのは綾戸智恵バリに形になったフリージャズピアノだった。

歓声が起きる。彼はそこそこイケメン…とまではいかないが、清潔感がある見た目だった。

女子生徒たちはきっとあの瞬間彼に堕ちたのだろう。

弾き終った彼の顔は、素晴らしく爽やかでやりきった感があった。

独学でピアノを弾きだして数年。きっと学年が揃うほどの大勢の前で演奏することなど初めてだったに違いない。

拍手は鳴りやまなかった。みんな彼を凄いと言った。

30分。授業を先延ばししての、特別コンサートだった。


数年後、彼の年齢を越えた。彼は二十代半ばだった。

一体彼はなんだったのだろう。

あの時何を言いたかったんだろう。

そう、彼のリサイタルが終わった日の教室でもみんなでその話をした。「あの先生、何がしたかったんだろう」と。

高校生とはゲスい生き物で、最近きたイケメン英語教師話題性を持っていかれてるから自分認知してほしかったのではないかという憶測が広まった。

話のあらすじは結構よく覚えていて感動的だったはずなのに、いまいちジャズピアノで印象が掻き消えたきがしてならない。

あと学生時間ってすごく早くて卒業するころに彼がジャズピアノ披露したってこと、ほぼみんな忘れていたのではないか

彼は学年担当でも副担任でもないただの教科担当教師だったから。

ついでに言うとなんかもっといろいろ話し合わないといけないことがあった気がする。

その場では流されたが、「え、それ今このタイミングでする?」というのが多分当時の生徒たちの反応だ。

色んな人が居るんだなぁとしか受け取れなかった。それこそが大切だ、というならそうかもしれない

しかし、タイミングが…タイミングが悪かったのだ…。

…なぜ増田がそのことをよく覚えているのかというと、増田音楽をしていたからで彼は練習する部室によく顔を見せていたかである

別に顧問でもなんでもないし、彼はピアノ独学なので、きっちりやってきているこちらとしては話は全く合わなかった。

今ふと、その彼のことを思い出した。

うん…あのときのやり切った顔。今思い出しても困惑だ。

別に悪い記憶でもないのだが、良い記憶にも消化できないでいる。

心の中は虚無…いや、そんな悪いものでも無いか…。いうなれば、わびさびに満ちていると言ったところか。勿論誤用である

2018-02-04

anond:20180204115242

そこそこ食っていける=無理のない正社員仕事アルバイトしながら生活できる

普通ミュージシャン普通にやってることです

フジロックに出れるくらい、が目標でしょうか

音楽的にタイプは違いますフリージャズからスタートして変化させていった

音楽好き向けのアーチストということで、渋さ知らズオーケストラモデルにすると

現在では単独キャパ500くらいの箱でやれますし、海外でのツアーも回っています

このくらいまで行ければ大成功といったところでしょう

同じく音楽好きのためのマニアック音楽という意味で、プログレパフォーマンス集団の溺れたエビ

90人くらいのキャパティ単独公演をしています

さらネオクラシカルベースドローンアンビエントや激しい音楽との融合を図っている

関西パフォーマンス集団Vampillia海外リリースしたり出来るレベルの人気のあるグループ

キャパ200くらいの箱で2days出来るくらいの集客力はあります

正業を持ちながらこのくらいの活動はできます

仕事なんかしたくない、金が大事なんやという銭ゲバさんには向かないかもしれないですね

2017-09-01

Jazz自由音楽」なんてとんでもねーぞ

ホッテントリにあったジャズ=逸脱に物申したい。

自分名義でオリジナル作品を発表するとか、周りが合わせてくれる超大御所プレイ、あるいはフリージャズという仕切りの中ではもちろん自由にやれる。

そういう特異な場合でなくて、以下は件の中学生のような一般人普通ジャズをやるときの話ね。

アドリブ音楽というイメージからジャズは何でも自由にやれると思われがちだけど、そんなことはない。

暗黙の了解のようなマナーガッツリある。

尺もかなり厳密に決まっている。構成もいくつかパターンがあり(慣れないとややこしい)、カウントし間違えたり、どの部分を演奏しているかからなくなったりすると顰蹙を買う

自体も出していい音というのが細かく決まっていて、まずはそれを覚えた上で弾けるように気が遠くなるような準備をしておかなければならない。

なまじ他のジャンルより弾いていい音の種類が多いだけに、覚えるべきことも多く難しい。

というか、そもそもジャズアンサンブルという限界を先人がチキンレースばりにじわりじわりと押し広げてきたものなのだろう。

そして、それが許されるのは「守破離」の「守」を極めたごく一握りの天才だけなのだろう。

もちろんそんなもの無視して自由にやればいいのかもしれない。

でも実際ジャズ系のジャムセッションなんかで「逸脱」すれば、さすがに引っ叩かれはしないが後で文字通り無視されたりする。ラーメン屋等で常連けが知っている注文方法等の不文律を知らずにうっかり入ってしまったイチゲンを白眼視する店主と客みたいなものだ。

しろジャズ人達は逸脱に対して非常に厳しい。ジャズ警察揶揄される所以である。件の中学生がやっていたビッグバンドなら尚のこと裁量余地は少ないだろう。

物理的な暴力というのは論外だが、精神暴力なら普通にある話。

自由だなんだと一見敷居を下げて見せながら、その実いろんな意味敷居が高い

どれほどはみ出す初心者素人を受け容れてきたかジャズやっている人達はその胸に問うてほしい。

から件の中学生は、ジャズやめてファンクやればいいよ。

ファンクはいいぞ!ワンコードかツーコード。尺も特に決まってない。

盛り上がればよしというコンセプトだから逸脱に対してもみんな寛容だぞ。

まあ自由過ぎると逆に難しくなるのだが…

2017-01-29

アートリンゼイ

マイナーというかアングラバンドDNAギタリスト眼鏡くらいな認識

その後フリージャズで頑張ってるみたいだけど所詮評論家とかマニア向けなんだろうと思ってたが

今日本屋アートリンゼイ特集本が売っててたまげた

ちゃんとDNAの事も書いてたし

まぁ考えてみると日本(外国)で名前が知られてるってだけでもかなりメジャーではあるよな

2015-05-28

[]

http://www.pit-inn.com/topics_j04.html

OMAさんの三連続中日ケイボン参加のフリージャズ見てきた。

やばかった…

OMAさんと握手した!

途中、ケイボンのキチガイつぶやき(何言ってるかわからない)に、隣にいた外人が"Hahaha :)"て笑ってたの最高だった

2015-05-02

http://anond.hatelabo.jp/20150502164612

hideが好き

メタル90年代オルタナロックNirvanaNIN

ロック古典プログレ、とくにジャーマンプログレ、CAN、キャプテンビーフハートヴェルベットアンダーグラウンド

サイケとか重いとかノイズとか形容されるロックならなんでも聞いてた。あと邦楽ロックが凄い盛り上がってた時期なのでそれも聞いた。モーサムゆら帝くるり坂本慎太郎天才

グラインドコアストーナー大好き。ブルータルトゥルース、カイアス。フリージャズ現代音楽も好きになる。デレクベイリーアルバートアイラー、スティーヴライヒ、ジョンケージ

Ryoji Ikedaの+/-に衝撃受ける。ミポリン彼氏ATAKもちょうど活動の最盛期でエレクトロニカにのめりこむ。Pan SonicPoleSNDなど

世界最古のエレクトロニカとかレコード屋で書かれてたのでダブを聞くようになる。Lee PerryMax Romeo、Scientist

電子音楽に飽きてきたのとより変な音楽を求めて民族音楽漁る

2011-10-18

電子音楽の下位ジャンル定義

テクノハウストランスエレクトロエレクトロニカアンビエントビッグビートポストロック電子音楽も、今となってはジャズロック並みに広範囲なジャンルになった。ただ、他のジャンルに比べると定義結構曖昧で、結構誤用されていることが多い。ジャンル論争はあまり意味も意義もないけど、チラ裏的に定義してみる。

ちなみに書いている人は元テクノ少年テクノ中年シロウトなので、もっと詳しい人で「違う、そうじゃない」と思った人は、トラックバックなんかいただけるとありがたい。

テクノ

電子音楽全てを包括する呼び方。ヘヴィ・メタルパンクオルタナティブを包括するのがロックフリージャズスウィングジャズハードバップを包括するのがジャズなように、エレクトロニカアンビエントトランスも全部「テクノ」に含まれる、音楽の大ジャンルの一つである

よくある批判(?)として「中田ヤスタカテクノじゃない」「小室哲哉テクノじゃない」と言われるが、あれも立派なテクノ(嫌いな人も多いだろうけど)。石野卓球は昔タモリ番組で、ユーロビート日本独自のテクノだと解説していた。現代的な意味で「テクノ」として扱われるのは、ホアン・アトキンスデリック・メイケビンサンダースの創設した「デトロイトテクノから派生したもののみとする意見もあるが、そうなるとややこしくなるのと、世の中で「テクノ」と呼ばれているものが排除されてしまうので、あまりこの定義意味が無いと思う。

ハウス

デトロイトテクノと同じ時期にシカゴで生まれたダンスミュージックリズムマシンシンセを使い、フロアでかけるという意味ではデトロイトテクノと同じだが、キャッチーメロディピアノ音が特徴。ダフト・パンクやここ数年の中田ヤスタカテクノの下位ジャンルとして扱うか、一つの独立ジャンルとして扱うかは人によって異なる。

デトロイトテクノ

上記に上げたようにホアン・アトキンスデリック・メイケビンサンダースデトロイトで創設したジャンルトランスに比べるとメロディラインが曖昧で、ストリングスやパッドを多用している。基本的にヴォーカルはない。テクノというと「白人ヨーロッパ」のイメージを持つ人がいるが、元々デトロイト黒人が始めた音楽である

トランス

ハウステクノの混合…と言うとややこしいが、うねるようなシンセパッドの旋律と4つ打ちと叙情的なメロディアラインが特徴。100%踊るための音楽。時期や地域によって更に細分化された下位ジャンルがある。日本ではチャラいイメージがある。

ミニマル

音楽のいちジャンルと言うよりも音楽の一手法。同じ旋律をパターン化し繰り返す、音の動きを最小限に絞ったもの久石譲のsummerとか坂本龍一戦場のメリークリスマスなんかがそう。

アンビエント

これもテクノのいちジャンルと言うよりも、音楽の一手法と捉えたほうが良い。直訳すると「環境音楽」でカフェサロン美術館でかかっているような音楽。或いはクラブチルアウト(落ち着かせる)させるための音楽。静かで緩やか。ブライアン・イーノ細野晴臣、初期のエイフェックス・ツインなど。イージーリスニングと混同される場合もあるが、イージーリスニングと違い明確なメロディラインが無いのも特徴。

エレクトロ

ハウスデトロイトテクノよりもやや後に発生したジャンルハウステクノファンクという形で成立。ポップでキャッチーメロディで賑やかな感じ。

エレクトロニカ

たった2文字加わるだけで全然違うジャンル。どちらかと言うとデトロイトテクノアンビエントから派生ジャンルキャッチーメロディラインがなく、音数が少なくシンプルな感じ。ヴォーカルがなくポップな部分が無いので初心者にはやや難解。アンビエントと違いビートはある。踊れない曲も多い。ただ、アメリカでは日本で言う「テクノ」的な扱いとなっている。

ビッグビート

ロック+ヒップホップ+テクノ(ドラムンベースも加わる)。ドラムの代わりにリズムマシンを使い、ベースの代わりにシンセベースを使い、テクノっぽくてヴォーカルがある、踊れるようにしたロックと思えば良い。日本ではデジタルロックと呼ばれる(最近じゃ呼ばないか)。ケミカル・ブラザーズアンダーワールドプロディジーなんかがこれ。ロックの一ジャンルにするか、テクノの一ジャンルにするか人によって分かれる。

ドラムンベース

ブレイクビーツを170BPM前後の高速で繰り替えずリズムパターンに、低いベース音を合わせた音楽トランスハウスなどがバスドラ4つ打ち(ドンドンドンドンと単純なリズム)にたいして、複雑なリズムパターンが特徴。

テクノポップ

テクノ歌謡シンセポップとも呼ぶ。電子楽器を使ったポップミュージックキャッチーメロディラインとヴォーカル1980年代小中学生流行ったように、ポップで親しみやすいことが重要。そういう意味ではエレクトロに割と近い。YMOクラフトワークPerfume現在の「テクノ」とは違うとされるが、石野卓球ケン・イシイデリック・メイなんかは影響を公言している。

ポストロック

これこそ未だによく分からんジャンルポストロックポストポストモダンポストと考えると分かりやすい。

まとめ

こうして見ると、「踊れる」「踊れない」と、「分かりやすい」「難しい」の軸で分布図が作れる。

           踊れる
            ↑
         ドラムンベース
            |   トランス ユーロビート
           デトロイトテクノ ハウス 
            |      エレクトロ
    ドリルベース |       
            |ビッグビート
難解←ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー→平易
            |
  エレクトロニカ   |      テクノポップ
      アンビエント|
            |
            |
            |      テクノ歌謡
ポストロック      ↓
           踊れない

あとこのジャンルミュージシャンは他ジャンルからの影響を受けやすかったり、時期によってまるっきり違うタイプの曲を作ったりするので、「○◯はビッグビートで、◯◯はハウスで…」といったものがない。

というわけで、電子音楽のサブジャンルの再定義をするつもりで、ジャンルで聴くのは無意味という結論に達してしまった。ジャンルと言うよりも手法といったほうが正しいのかもしれない。

余談だけど音楽ジャンル以上に、リスナーイメージのほうが日本では大きいような気がする。

ハウス:オシャレ

トランス:チャラい

エレクトロニカオタク

こんな感じ。

追記

id:miruna じゃあお前が書けよ。この一言に尽きる。最初から『もっと詳しい人で「違う、そうじゃない」と思った人は、トラックバックなんかいただけるとありがたい。』って書いてるんだから、たった100字のブコメ評論家ごっこしてんじゃねえよ。ジャンルを問わずこういうクソヲタクがその分野を滅ぼす。

id:temtan ごめん、おれハードコアとか苦手とかなんだ。頼むから網羅したのを書いてくれないか

id:yukibarashi 冨田勲以前とかまで遡るには俺の知識が足りなさすぎる。どちらかと言うと現代音楽史の領域に入ってしまう。

あと「ミニマルテクノじゃない」というブコメを頂いてますが、その一例として戦メリとsummerをあげました。

2009-03-11

http://anond.hatelabo.jp/20090308152436

初音ミクだとかがうんこってとこには同意。

それまでは気味が悪いほどニコニコ動画にハマってたのに一気に冷めた、おかげで自由な時間が増えた(笑)

ただフリージャズだとかインストゥルメンタルが好きだから人間の声に感動しろってとこには同意できない。

2007-11-13

http://anond.hatelabo.jp/20071113214532

キモくないのはダサくて

ダサくないのはキモいにゃー。

前者の代表がスピッツとかで

後者はゴア系ノイズフリージャズ系とか。そこまで行かなくても、テクノやら繰り返し電子音楽ってだけでキモいか。そうか。

あーちゃんも「ポリリズム」を「途中気持ち悪いところがあるけどいい曲です」とか紹介してたもんな。

 
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