はてなキーワード: フィットネスクラブとは
具体的な理由は以下
言わずもがな。ジャニオタ層をライブや番組観覧に行かせなくしたり、女性が家事を放りだしてテレビを見させなくするための施策である。
このターゲットはパパ活層と、ホストとの親和性が高いバンギャ層である。実際ホストクラブでバイトしてるバンドマンも多い。そのホストに近寄らせないための施策である。
スーパー銭湯の女湯に自称トランス女性が紛れ込んだ事件がバズったが、今後同様の事案は急増する。電車の女性専用車両、フィットネスクラブの女性更衣室、女性専用ヘアサロン、女子大学、などなど。これにより、女性を女性専用施設に行かせなくすることが出来る。もちろんこれも施策である。
マッチングアプリや結婚相談所ではお互いに取り繕ってばっかで芯の部分が見えてこず本気になれなかった。
そもそも外面を許容するためには内面から好きにならないといけないのに内面を好きになる時間もない。
なのでもっと他にちゃんとお互いに人となりが見えるようなところで出会えたい。
それをChatgtpに聞いたら下記の場所を上げられたのでコメントしていきたい
よく社会人サークルに入れよとか言ってくる恋愛強者いるけど、そもそも普通に趣味として楽しみたいのにそこに恋愛を持ち込むとかもうひたすらめんどくさいやつじゃん。
いやたまたま良い人がいて出会っただけって言うけどさ、それもうお互いにワンチャンの出会い目的で入ってきてるだろ。
恋愛強者はそんなところでも恋愛しないと胸がキュンキュンして頭おかしくなるのか?
まぁ半分くらい出会いが目的で適当に趣味やってまーす映画おもろーみたいな半分ヤリサーなところだったら良いと思うよ。
いや、むしろあるなら紹介して欲しいというか、最初から出会い目的なら出会い目的でうちら集まってまーすって言ってくれ。
それならこっちもそういう感じで行くから。
でもみんな卑怯だし、ヤバい奴はフィルタリングしたいからそんなことは絶対に言わないんですよね〜
え?社会人サークルって実は全部そんな感じなの?本当?
言ってよ〜〜〜早く言ってよ〜〜〜
いや、たまにここも挙がるけどさ、こここそ出会いないだろ。黙々とトレーニングにして隙を見ては人の肉体を盗み見るどうしようもく気持ち悪いところだろ。
なにが「同じ目的を持っている人たちと共にトレーニングすることで、自然な形で出会いが生まれる可能性があります。」だ。
黙々とトレーニングしているときに声掛けるやつなんてヤベェやつしかいないわ。
いや本当にどうやってここで出会ったやつはどんな出会い方したんだよマジで。現実を教えてくれ。
いや人見知りじゃなくてもさ、無理だろ急にそんなところで異性に声掛けるの。ナンパじゃん。ナンパしろってこと?
いやそんな奴が自分の行くイベントにいたら本当に死んで欲しい。
一周回ってこれはわかる。変にコミュニティができてないのが良いのかもしれない。
「また、学びの場によってはグループワークやディスカッションなど、自然な形で交流が生まれる場合もあります。」
うん、そうね、そうかも。
いやこれは意外にありですね。
だからと言って料理教室で出会いがあるかと言われると、やっぱりそんなところで出会おうとする奴はヤベェ奴なんで近づきたくないんだよな
ブクマカや増田でなんか良いところ知ってる人いたら教えてください…もう35歳過ぎて切実なんです…
学生時代バイト先に片道20km・1時間弱でクロスバイクで通ってたことあったけど、東京とはいえ坂と冬の風が地獄だった。
特に、疲れた帰り道に向かい風で全然進まなくて、さらに武蔵野台地との狭間あたりに幾多有る坂を越える時はきつい。
大阪や東京西部みたいに平地ならいいけど、山の手あたりみたいに少しでも坂あるときつい。
あと、最低片側2車線+路側帯が広くて歩道もしっかりしてるような道を通って、かつ車道走らないと速度は出ない。
夏は暑くて汗がひどくなるら、シャワーのあるバイト先で助かってた。
都心なら、シャワー施設や会社契約のフィットネスクラブやらあるから、出勤前にもシャワー浴びれるだろう。
結局、体力が付きようが自転車の性能に左右されるし、クロスバイク以外にもヘルメットやサイクリングウェア含めた初期投資はそれなりにかかるし、
そのうち平均速度上げようとしてビンディングペダルやもっと高いロードバイクと出費が増えていくので、金ケチるためにやるのは薦めない。
「当たり前やろボケぇ」という回答がたぶん正解なのでしょうが、
業界歴がそれなりにある「当事者」からするとパチンコ店というのはかなり環境が今と昔で違う上に、今だけで見てもまさにピンからキリまであります。
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で、基本的にパチンコ店に対し攻撃的な論調な方々は、パチンコ店に対する「情報の更新」をちゃんとやった上で語っているのか?というのが気になっていました。
皆さんそうだと思いますが、人間は「嫌いなものに対する情報」を更新しておこうと思うでしょうか?思わない人の方が多い気がします。
本来、「批評のマナー」としては「ちゃんと対象について調べる」のが基本だと思うのですが、どうにもネットの無名の人々はもちろん、コメンテーター、評論家とされる方々すらそれを怠っている所があるので、もはや「ちゃんとした批評」は希少種なのかもしれません。
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ということで参考までに、そうした環境についての情報を列挙しておこうと思います。
ちなみに別に私は業界を守りたいなどというたいそうな思いはないので、皆さんがどう考えようが自由です。当然の話ですが。
重要なのは前述した「批評のマナー」を守った上での意見かどうかで、逆を言えば業界に肯定的な意見でも何の根拠もない妄想で語った意見はよろしくないと思います。
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<換気の悪い《密閉》空間>
多くの他業種店舗では「窓を開ける」「出入り口を開ける」という対応をよく見かけますが、パチンコ店は店内を「静音化」できないうるさい環境なので、この対応が出来る店は限られます。元から外も騒がしい繁華街の中の店舗なら問題ないかもしれませんが、そういう所があるのか確認する間もなく殆どの店が休業しているのでこの点は不明です。
ただ、窓・出入り口開け放しが出来ない環境でも、「空調」の点でパチンコ店は特殊な部分があります。
といっても業界基準になってるわけじゃないので、導入店舗は限られますが。
パチンコ店は4月に法律が改正されるまでは、多くの店舗が分煙・禁煙対応をあまりしてこなかった所があります。
ですが少数派かもしれませんがタバコを吸わないお客様もいます。
その結果、「ホールの分煙・禁煙化をしないままタバコの煙対策をするシステム」が幾つか開発・導入されています。
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◆台間空気清浄機/送風機
隣接する遊技台の間にそれぞれ送風機があり、近隣のタバコの煙を直接浴びない様にするものです。中には空気清浄機能、プラズマクラスター発生装置までついてるものもあります。
シャープの公式サイト情報にはプラズマクラスターがコロナウイルスを不活化させる機能があると「実証」したと記載があるので、シャープを信じるならば効果はあると思います。
とどのつまり、その機械が設置してあるパチンコ店は様々な業界と比較しても最多の空調機械が動作して空気が流動しています。ある意味お客様1人に1つ以上空調がついている事になるので。
と、言っておりますが、逆を言えば膨大な数の空調機械がホール内に存在するので、メンテナンスが追いつかない場合もあります。つまり「設備があっても十分に機能しているか」という意味でのピンキリもあります。
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たぶんアクリル製だと思いますが、遊技台の間に物理的に仕切板があって、必要な方は引き出して使います。これによって煙なども防げますが、今で言えば飛沫対策にもなります。そもそもパチンコ店は「台に向かって、殆どしゃべらず遊戯する」お客様が多いので、ダイレクトな対面会話よりは飛沫は浴びない気はしますが、仕切板があれば更に守れます。
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◆その他空気清浄機・空調
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◆天井の高さ
主に大手の運営会社に多い気がしますが、天井を高く店舗設計する傾向があります。「左右」は人が集まれば密集しますが、「上下」に関してはスペースがあります。ただそういった「天井の高さ」が密閉に対応する効果があるのかは不明ですが。
もちろん逆に昔の建物な所だと天井も低い所があるので、そういう「天井の低い店」×「人気店」だったら完全に密集悪条件が揃うことになります。まだ営業を自粛してない店舗がそういう店舗設計だったらかなり危険な気もしますが、果たしてどうなのでしょう。
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<多数が集まる《密集》場所>
これも当然ピンキリです。人気店は密集しますし、逆に過疎りまくりなのに何であの店潰れないのなんて所もあります。
ただ営業自粛状態になった事で自粛しない店舗が密集地になるという困った事も起きます。
あと開店前に行列が発生する店なんかも対応が必要です、このあたりは外なので店舗側の意識によります。行列が長くなっても往々にして人気店は駐車スペースも広いので大丈夫だとは思いますが、もしかしたらそういう店舗外のスペースに余裕がない所だと行列対応は大変かもしれません。
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<間近で会話や発声をする《密接》場面>
やはりこれもピンキリです。私が複数の店で経験した限りですと、大多数は「台に向かって黙々と喋らず、景品交換すら店員にうなづく程度で終わる」パターンです。
ただ逆にしゃべるタイプの方は店内がうるさいので大声になりがちです。最もリスクが高いのはこのあたりな気がします。
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<衛生面>
当たり前ですがこれまたピンキリです。パチンコ店は遊技台が「共有状態」になるので、不特定多数の方々が触れたものを触る事になり、衛生面のリスクは高いです。ゆえにアルコールや次亜塩素酸水を常時携帯して遊技台やお客様が触る設備をこまめに拭いたりしてる所もありますが、やるのは人間なので精度にバラツキはあると思います。
あとお客様側の衛生意識もピンキリです。元からパチンコ店は玉やメダルで手が汚れやすいので、気にする人はこまめに店内のおしぼりで手や台を拭く人もいます。
逆にどうせ汚れるからなのか、元から不潔なのか、トイレでも手を洗わない方が結構います。流水ではなくおしぼりで済ます方もいますが、言わずもがなおしぼりは万能じゃないのでリスクは高いです。
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<その他>
・多くの所でやっている店員の体温チェック+基準以上の人は休ませるも多くでやっています。出勤スタッフのマスク着用も同様です。
・あとマスクをお客様に無料配布している所もあります。全お客様に強制配布・装着義務化するぐらい出来ればいいのでしょうが、当然ながらそんな在庫を確保するのは困難だと思います。
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冒頭に記載しましたが、法律が改正された事でパチンコ店もタバコ対策が求められるようになり、多くが「店内禁煙・喫煙所設置」の対応をとりました。
この時点でお察しかと思いますが、ここが寧ろ最大の3密地点になるのでは、という気がします。特に完全に外で吸わせるパターンではなく、律儀に「分煙ボックス」的なやつを設置してるパターンの方です。狭いしみんな深く呼吸するし、換気は確か国が定めた基準値上の空気の流動状態を作っているはずですが、それがコロナ対応的にも効果があるのかは不明です。そして何よりもタバコなので肺に悪影響なのは言うまでもありません。
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以上が私が知る限りのパチンコ店の環境情報です。末端の下っ端なので全部を把握している訳ではありません、なのでこれが全部だとは言い切れません。
言わずもがな、結論から言えば「リスクゼロ」なんてありえないので、パチンコ店あぶなくないよーなんて業界寄りな私でも絶対に言いませんが、
ただ「パチンコ店ってそんなにクラスター発生させてるのか?」というのが気になっていて調べているのですが、見つけられないんですよね。
3月末に厚生労働省が「全国クラスターマップ」という「実例」が出た所をまとめたものがあるのでが、そこにはパチンコ店のクラスター発生例が「一件もない」んです。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000618504.pdf
業界が下火になっているとはいえ、パチンコ店の規模ってのは未だに膨大なものがありますし、遊技人口もかなりいるはずです。フィットネスクラブやライブハウスが複数クラスターを発生させてるのに何故パチンコ店は出てこないのか?
もちろん「出てない」=「発生してない」とは限りませんし、そもそも業界イメージ的に考えても感染した人が「パチンコ屋行ってた」と申告しない可能性もあります。パチンコ屋行ってコロナかかったなんてそりゃ笑いものじゃすまない事になるでしょうし。
だからこそ業界寄りの人間としては複雑な気持ちです、役人が名指しするほどの「危険な存在」として扱われながらも「実例」が曖昧という状況は。
フィットネスクラブと言うのかフィットネスジムと言うのかフィットネススタジオと言うのか。
どれが正しい名称なのか、それぞれ何か違いがあるのか知らん。
が、この類の施設がやたらと増えてる。
ロードサイドの空き店舗やパワーセンターの空きテナント、改装が始まったと思ったらフィットネスになってる。
ライザップの成功を扱う記事ははてブで見かけたが、フィットネス全般の流行について扱った記事、ホッテントリで見た記憶がない。
急増の理由はなんなのか?
ざっとググってみると、
・夜間はスタッフ不在で24時間営業する業態の開発により若者の利用が増加
・SNS映えする体作りのために
あたりが理由らしい。
が、いまいちピンと来なかった。
改装のためにしばらく休業してた。
DVDレンタルと本のコーナーは縮小され、フィットネスなんたらが新設されてた。
そういうことかと納得いった。
本はネット通販や電子書籍、DVDレンタルはストリーミング配信にやられてるし。
運動や食事のメニュー作ってチェックしてもらうだけならネットでも出来るだろうけど。
目が合えば嫌味の一つや二つ言われるに違いない、やれ今日は早いじゃないか。何か予定はあるのか 笑?
うるさい 黙れ、 こっちは仕事してやってんだ
残業で稼がないといけないほど、お金に困っちゃねーんだよ ボケ
こちとら独身貴族、お前はせいぜい家族のために頑張りな適材適所だばーか
と思いながら私は逃げるように会社を後にする。
ずーっと退屈だ、大体のことに興味が持てないし
今更何かを始める体力も気力もない。
冷めた日常を押し流すように
強めのアルコールを喉に流し込めば
帰って寝るまでの数時間は気がまぎれる
そしてまた 現実を突きつけられる日々
後輩の冷ややかな目
を思い出すと憂鬱になる。
最低限の会話と最低限の仕事をこなして
終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。
それにしてもただ年を取った
考えたくもないが、まぎれもないおっさんだ。
(体調不良)
この日も上司に定時で上がることを告げた。
仮病の素振りとは裏腹に
正直、気分が高揚していた
リビングへと向かう。
買ってきた夕食をテーブルに広げてテレビのリモコンの電源ボタンを押した。
映し出されるスタジアム。解説者が背番号と選手の名前を何度も正確に読み上げている。
誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ
サッカーについてそこまで詳しいわけでもないし
経験者でもないが、日本人はパスの精度が悪い、シュートの意識が低い、フィジカルが弱いなどネットで覚えたワードを並べて偉そうに批評したりする。ただボールを目で追うことしかできないのに点が決まれば独りで雄叫びをあげてガッツポーズ。
お酒が進む進む。今夜は最高だ。
ゲーム中ふと、我に帰る、画面は一時停止で止まったままだ
なにやってんだろ。 とてつもなく、
くだらなく思えてくる。静寂と不安に押しつぶされそうになる。酔ったのか。最近涙もろい。
そう思い、ブックマークしてあるエロサイト開いてむき出しのティッシュ箱を近くに手繰り寄せる
しばらくページを眺めるが
違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい
涙がぽろぽろと零れ落ちる
泣いても 仕方がないのはわかっているが
こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。
こんなはずじゃなかったなぁという思いが
込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 30で始めた1人暮らし、35には結婚してこのアパート住んでいない予定だった。
4年前に新車で買った車。当時彼女はいなかったが将来父親になって家族旅行もいけるよう大きめの車にした。馬鹿みたいだ。
顔を洗うために洗面台に向かう鏡に写る、表情が幼いおっさん どうしようもないおっさん。
奇声を上げ 哀しみを振り払う。
疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり
横になって体を震わせた。
意識が遠のく。やり直したいなぁ。
生まれ変わりたいなぁ。
しばらくして
隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。
のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いながら
今週スキーでも行かない?
また昔みたいに県外に泊まりで。
反射的に面倒という文字が浮かんだ。
めんどくさい
思えば相手の要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。
翌日
久しぶりの運動の為になまった体に鞭を入れようと地元のフィットネスクラブに向かった。
土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている
鏡の前で、20代後半らしき女性がストレッチをしているのが見えた。
自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れ軽くジョギングするくらいのペースで走る。
鏡ごしに視界に入る女性のヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。
顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。
30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて
この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。
「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」
「よかったら一緒に走りませんか?」
いつのまにかおばさん達もいなくなって
あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。
こっちに向かってくる男性が目にとまる。
私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。
すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。
危ない危ない
まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ。
そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。
着替えてジムを出てそのまま
また涙で視界がぼやけてきた。
どのくらい時間が経とうが構いやしない。
予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。
人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?
鬱陶しかったり役に立たなければ
目立たず大人しく弱々しく
誰にも見つからないように
生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか
行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが
そんな気持ちも心の片隅に顔を出している
これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか分からない
承認欲求がどうこうとか言われるが
しれんな。
なんだか前にも同じこと考えた気がする
疲れたしもう帰ろう、
間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。
出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていく、
丸見えだし気が引ける
今度行ってみよう。
孤独感や焦燥感、不安で目眩と吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。
上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にする。
誰かたすけて
視線を合わせないように俯いてスーッと通り過ぎる。
「上司と目が合えば嫌味の一つや二つ言われるに違いない、、、」
特に悪いことをしてるわけではない
定時で上がっただけなのに私は小走りで
逃げるように
会社を後にする。
「夕焼け小焼け」が聴こえてきた。
早く帰ろう。
退屈だ、大体のことに興味が持てない。
冷めた日常を押し流すように
強めのアルコールを喉に流し込めば
朝になるまでの数時間は気がまぎれる
そしてまた 現実を突きつけられる日々
後輩の冷ややかな目
を思い出すと憂鬱になる。
あげる
最低限の会話と最低限の仕事をこなして
終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。
しかし確実に歳はとり、 老ける。
シワが増え 記憶力と体力も低下していく
白髪が混じりの44歳。
考えたくもない。
この日も上司に定時で上がることを告げた。
正直、気分が高揚していた
リビングへと向かう。
夕食を広げると同時にテレビの電源をつけた。
映し出されるスタジアム。
誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ
点が決まると独りで雄叫びをあげる。
お酒が進む進む。
前半戦が終わりハーフタイムになって
一息ついた時、我に帰った、
「俺が応援したところで何があるのかな。」
「ただ1人で叫んでいるだけではないか。」
たまにあるのだ、
そんな時はアダルトビデオでも見ればいい
ひとりの時間は十分過ぎるほどあるんだ
そう思い、ブックマークしてあるエロサイトの中からDMMの文字をクリックした。
しばらくページを眺めるが
すぐに手が止まっていた。。
違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい 虚しくて涙が溢れてきた
泣いても 仕方がないのはわかっているが
こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。。。
こんなはずじゃなかったなぁという思いが
込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 無理して住んでいる家賃が高いアパート。
無理して新車で買った車。
すべて偽物の願望で、空虚な心を埋める為に過ぎない。
顔を上げて洗面台に写る、幼いじじい どうしようもない。 声を上げ奇声を上げ咽び泣く。
疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり
横になって体を震わせた
そして胎児のように丸くなった。
そこに写っているのは
まだ幼い頃の私と弟と父、母
あぁ、この頃に戻りたいなぁ。
意識が遠のく。やり直したいなぁ。
生まれ変わりたいなぁ。
しばらくして
隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。
のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いとは裏腹に
着信音は鳴り続けた
また昔みたいに県外に泊まりでさ! 」
声に出してはみたが頭の中で
反射的に面倒という文字が浮かんだ。
思えば相手の要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。
数年前、自分含め友人三人でスキー行ったのだが自分以外の二人はちょくちょく会っているようで
そこにどう入っていけばいいか分からず あんまりいい思い出はない。
翌日
スキーの為になまった体に鞭を入れようと地元のフィットネスクラブに向かった。
土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている
受付と着替えを済ませ
鏡の前で、20代後半らしき女性がストレッチをしているのが見えた。
自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れペタペタと歩いてみる。
視界に入る女性のヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。
顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。
30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて
この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。
「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」
「よかったら一緒に走りませんか?」
いつのまにかおばさん達もいなくなって
あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。
こっちに向かってくる男性が目にとまる。
私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。
すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。
危ない危ない
まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ。
そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。
着替えてジムを出てそのまま
また涙で視界がぼやけてきた。
どのくらい時間が経とうが構いやしなかった。
予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。
人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?
目を瞑り、答えのない答え探しの時間に入った。
それは蜂やハエやムカデだったり季節ごと様々だが、見つけたら容赦なくシューズで踏みつけ
その死骸をつまんで作業台の上に乗せる。
拡大鏡を取り出し、潰された虫の変わり果てた姿をまじまじと見つめていると段々気持ちが楽になる。
少し経って死骸に問いかける
「お前は何の為に生きていた?
私に殺された気分はどう?死んだら生まれ変わったりする?」
返事はないようだ。
鬱陶しければこの虫けらのように
いや既にされているのかもしれない。
目立たず大人しく弱々しく
誰にも見つからないように
生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか
行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが
そんな気持ちも心の片隅に顔を出している
これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか。
案外私と同じ悩みを抱えているの人も多いかも
しれんなぁ。」
なんだか前にも同じこと考えた気がする
びっくりするほど撫で肩になった。
指先がとても冷たい。帰ろう、
間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。
出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていくうちに。ガールズバーに行こうと思った。
丸見えだし気が引ける
次の週
前より孤独感や焦燥感、不安で目眩と吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。
上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にした。
いつもならまっすぐ、アパートに帰り
空いた時間をゲームとアダルトビデオで埋めるのだが、今日は久々に実家に帰りたくなった。
ドアを開けると空き家という感じはしなかった。
まだ生活感で溢れているせいか、つい最近来たようなそんな感じがした。
父も母も数年前に亡くなり、四つ離れている弟も
県外で暮らしている。
数年ぶりに二階にある
自分の部屋にも入ってみた。
しばらく、ぼんやりと立ち尽くしていたが、市の防災無線から流れる「夕焼け小焼け」
のメロディーが
部屋を出る前に押入れから家族写真を取り出してポケットに入れた。
繰り返される日々
(冒頭に戻る)
視線を合わせないように俯いてスーッと通り過ぎる。
「上司と目が合えば嫌味の一つや二つ言われるに違いない、、、」
特に悪いことをしてるわけではない
定時で上がっただけなのに私は小走りで
逃げるように
会社を後にする。
「夕焼け小焼け」が聴こえてきた。
早く帰ろう。
退屈だ、大体のことに興味が持てない。
冷めた日常を押し流すように
強めのアルコールを喉に流し込めば
朝になるまでの数時間は気がまぎれる
そしてまた 現実を突きつけられる日々
後輩の冷ややかな目
を思い出すと憂鬱になる。
あげる
最低限の会話と最低限の仕事をこなして
終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。
しかし確実に歳はとり、 老ける。
シワが増え 記憶力と体力も低下していく
白髪が混じりの44歳。
考えたくもない。
この日も上司に定時で上がることを告げた。
正直、気分が高揚していた
リビングへと向かう。
夕食を広げると同時にテレビの電源をつけた。
映し出されるスタジアム。
誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ
点が決まると独りで雄叫びをあげる。
お酒が進む進む。
前半戦が終わりハーフタイムになって
一息ついた時、我に帰った、
「俺が応援したところで何があるのかな。」
「ただ1人で叫んでいるだけではないか。」
たまにあるのだ、
そんな時はアダルトビデオでも見ればいい
ひとりの時間は十分過ぎるほどあるんだ
そう思い、ブックマークしてあるエロサイトの中からDMMの文字をクリックした。
しばらくページを眺めるが
すぐに手が止まっていた。。
違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい 虚しくて涙が溢れてきた
泣いても 仕方がないのはわかっているが
こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。。。
こんなはずじゃなかったなぁという思いが
込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 無理して住んでいる家賃が高いアパート。
無理して新車で買った車。
すべて偽物の願望で、空虚な心を埋める為に過ぎない。
顔を上げて洗面台に写る、幼いじじい どうしようもない。 声を上げ奇声を上げ咽び泣く。
疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり
横になって体を震わせた
そして胎児のように丸くなった。
そこに写っているのは
まだ幼い頃の私と弟と父、母
あぁ、この頃に戻りたいなぁ。
意識が遠のく。やり直したいなぁ。
生まれ変わりたいなぁ。
しばらくして
隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。
のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いとは裏腹に
着信音は鳴り続けた
また昔みたいに県外に泊まりでさ! 」
声に出してはみたが頭の中で
反射的に面倒という文字が浮かんだ。
思えば相手の要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。
数年前、自分含め友人三人でスキー行ったのだが自分以外の二人はちょくちょく会っているようで
そこにどう入っていけばいいか分からず あんまりいい思い出はない。
翌日
スキーの為になまった体に鞭を入れようと地元のフィットネスクラブに向かった。
土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている
受付と着替えを済ませ
鏡の前で、20代後半らしき女性がストレッチをしているのが見えた。
自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れペタペタと歩いてみる。
視界に入る女性のヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。
顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。
30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて
この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。
「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」
「よかったら一緒に走りませんか?」
いつのまにかおばさん達もいなくなって
あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。
こっちに向かってくる男性が目にとまる。
私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。
すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。
危ない危ない
まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ。
そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。
着替えてジムを出てそのまま
また涙で視界がぼやけてきた。
どのくらい時間が経とうが構いやしなかった。
予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。
人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?
目を瞑り、答えのない答え探しの時間に入った。
それは蜂やハエやムカデだったり季節ごと様々だが、見つけたら容赦なくシューズで踏みつけ
その死骸をつまんで作業台の上に乗せる。
拡大鏡を取り出し、潰された虫の変わり果てた姿をまじまじと見つめていると段々気持ちが楽になる。
少し経って死骸に問いかける
「お前は何の為に生きていた?
私に殺された気分はどう?死んだら生まれ変わったりする?」
返事はないようだ。
鬱陶しければこの虫けらのように
いや既にされているのかもしれない。
目立たず大人しく弱々しく
誰にも見つからないように
生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか
行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが
そんな気持ちも心の片隅に顔を出している
これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか。
案外私と同じ悩みを抱えているの人も多いかも
しれんなぁ。」
なんだか前にも同じこと考えた気がする
びっくりするほど撫で肩になった。
指先がとても冷たい。帰ろう、
間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。
出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていくうちに。ガールズバーに行こうと思った。
丸見えだし気が引ける
次の週
前より孤独感や焦燥感、不安で目眩と吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。
上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にした。
いつもならまっすぐ、アパートに帰り
空いた時間をゲームとアダルトビデオで埋めるのだが、今日は久々に実家に帰りたくなった。
ドアを開けると空き家という感じはしなかった。
まだ生活感で溢れているせいか、つい最近来たようなそんな感じがした。
父も母も数年前に亡くなり、四つ離れている弟も
県外で暮らしている。
数年ぶりに二階にある
自分の部屋にも入ってみた。
しばらく、ぼんやりと立ち尽くしていたが、市の防災無線から流れる「夕焼け小焼け」
のメロディーが
部屋を出る前に押入れから家族写真を取り出してポケットに入れた。
繰り返される日々
(冒頭に戻る)
特に悪いことをしたわけではないが
定時で上がる時は俯きながら逃げるように
会社を後にする。
「夕焼け小焼け」が垂れ流されていた。
退屈だ、大体のことに興味が持てない。
冷めた日常を押し流すように
強めのアルコールを喉に流し込めば
朝になるまでの数時間は気がまぎれる
そしてまた 現実を突きつけられる日々
後輩の冷ややかな目
を思い出すと憂鬱になる。
あげる
最低限の会話と最低限の仕事をこなして
終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。
しかし確実に歳はとり、 老ける。
シワが増え 記憶力と体力も低下していく
白髪が混じりの44歳。
考えたくもない。
上司に定時で上がることを告げた。
正直、気分が高揚していた。
リビングへと向かう。
夕食を広げると同時にテレビの電源をつけた。
映し出されるスタジアム。
誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ
点が決まると独りで雄叫びをあげる。
お酒が進む進む。
前半戦が終わりハーフタイムになって
一息ついた時、我に帰った、
「俺が応援したところで何があるのかな。」
「ただ1人で叫んでいるだけではないか。」
たまにあるのだ、
そんな時はアダルトビデオでも見ればいい
ひとりの時間は十分過ぎるほどあるんだ
そう思い、ブックマークしてあるエロサイトの中からDMMの文字をクリックした。
しばらくページを眺めるが
すぐに手が止まっていた。。
違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい 虚しくて涙が溢れてきた
泣いても 仕方がないのはわかっているが
こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。。。
こんなはずじゃなかったなぁという思いが
込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 無理して住んでいる家賃が高いアパート。
無理して新車で買った車。
すべて偽物の願望で、空虚な心を埋める為に過ぎない。
顔を上げて洗面台に写る、幼いじじい どうしようもない。 声を上げ奇声を上げ咽び泣く。
疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり
横になって体を震わせた
そして胎児のように丸くなった。
そこに写っているのは
まだ幼い頃の私と弟と父、母
あぁ、この頃に戻りたいなぁ。
意識が遠のく。やり直したいなぁ。
生まれ変わりたいなぁ。
しばらくして
隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。
のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いとは裏腹に
着信音は鳴り続けた
また昔みたいに県外に泊まりでさ! 」
声に出してはみたが頭の中で
反射的に面倒という文字が浮かんだ。
思えば相手の要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。
数年前、自分含め友人三人でスキー行ったのだが自分以外の二人はちょくちょく会っているようで
そこにどう入っていけばいいか分からず あんまりいい思い出はない。
翌日、
スキーの為になまった体に鞭を入れようと地元のフィットネスクラブに向かった。
土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている
受付と着替えを済ませ
鏡の前で、20代後半らしき女性がストレッチをしているのが見えた。
自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れペタペタと歩いてみる。
視界に入る女性のヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。
顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。
30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて
この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。
「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」
「よかったら一緒に走りませんか?」
いつのまにかおばさん達もいなくなって
あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。
こっちに向かってくる男性が目にとまる。
私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。
すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。
危ない危ない
まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ。
そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。
着替えてジムを出てそのまま
また涙で視界がぼやけてきた。
どのくらい時間が経とうが構いやしなかった。
予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。
人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?
目を瞑り、お得意の答えのない答え探しの時間に入った。
それは蜂やハエやムカデだったり季節ごと様々だが、見つけたら容赦なくシューズで踏みつけ
その死骸をつまんで作業台の上に乗せる。
拡大鏡を取り出し、潰された虫の変わり果てた姿をまじまじと見つめていると段々気持ちが楽になる。
少し経って死骸に問いかける
「お前は何の為に生きていた?
私に殺された気分はどう?死んだら生まれ変わったりする?」
返事はないようだ。
鬱陶しければこの虫けらのように
いや既にされているのかもしれない。
目立たず大人しく弱々しく
誰にも見つからないように
生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか
行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが
そんな気持ちも心の片隅に顔を出している
これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか。
案外私と同じ悩みを抱えているの人も多いかも
しれんなぁ。」
なんだか前にも同じこと考えた気がする
びっくりするほど撫で肩になった。
指先がとても冷たい。帰ろう、
間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。
出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていくうちに。ガールズバーに行こうと思い立った。
丸見えだし気が引ける
次の週
前より孤独感や焦燥感、不安で目眩と吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。
上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にした。
いつもならまっすぐ、アパートに帰り
空いた時間をゲームとアダルトビデオで埋めるのだが、今日は久々に実家に帰りたくなった。
ドアを開けると空き家という感じはしなかった。
まだ生活感で溢れているせいか、つい最近来たようなそんな感じがした。
父も母も数年前に亡くなり、四つ離れている弟も
県外で暮らしている。
数年ぶりに二階にある
自分の部屋にも入ってみた。
しばらく、ぼんやりと立ち尽くしていたが、市の防災無線から流れる「夕焼け小焼け」
のメロディーが
部屋を出る前に押入れから家族写真を取り出してポケットに入れた。
早く戻ろう。悲しくなる前に。
※繰り返される日々
(冒頭へ戻る)
1
特に悪いことをしたわけではないが
定時で上がる時は俯きながら逃げるように
会社を後にする。
「夕焼け小焼け」が垂れ流されていた。
退屈だ、大体のことに興味が持てない。
冷めた日常を押し流すように
強めのアルコールを喉に流し込めば
朝になるまでの数時間は気がまぎれる
そしてまた 現実を突きつけられる日々
後輩の冷ややかな目
を思い出すと憂鬱になる。
あげる
最低限の会話と最低限の仕事をこなして
終わりを告げるチャイムが鳴れば帰路につく。
しかし確実に歳はとり、 老ける。
シワが増え 記憶力と体力も低下していく
白髪が混じりの44歳。
考えたくもない。
上司に定時で上がることを告げた。
正直、気分が高揚していた。
リビングへと向かう。
夕食を広げると同時にテレビの電源をつけた。
映し出されるスタジアム。
誰にも言ってないが最近の楽しみがこれだ
点が決まると独りで雄叫びをあげる。
お酒が進む進む。
前半戦が終わりハーフタイムになって
一息ついた時、我に帰った、
「俺が応援したところで何があるのかな。」
「ただ1人で叫んでいるだけではないか。」
たまにあるのだ、
そんな時はアダルトビデオでも見ればいい
ひとりの時間は十分過ぎるほどあるんだ
そう思い、ブックマークしてあるエロサイトの中からDMMの文字をクリックした。
しばらくページを眺めるが
すぐに手が止まっていた。。
違うなぁ、何か違う、何かこうなんとなく虚しい 虚しくて涙が溢れてきた
泣いても 仕方がないのはわかっているが
こんな年にまでもなって、いつまでも同じことを繰り返している自分が情けない。。。
こんなはずじゃなかったなぁという思いが
込み上げて涙が次から次へと溢れて止まらない。 無理して住んでいる家賃が高いアパート。
無理して新車で買った車。
すべて偽物の願望で、空虚な心を埋める為に過ぎない。
顔を上げて洗面台に写る、幼いじじい どうしようもない。 声を上げ奇声を上げ咽び泣く。
疲れては果てて、感情を抑えきれなくなり
横になって体を震わせた
そして胎児のように丸くなった。
そこに写っているのは
まだ幼い頃の私と弟と父、母
あぁ、この頃に戻りたいなぁ。
意識が遠のく。やり直したいなぁ。
生まれ変わりたいなぁ。
しばらくして
隣の部屋に置いてあった携帯の着信音が珍しく鳴っていることに気づいた。
2
のそのそと音のなる方に近づき、なんなら出る前に切れてほしい思いとは裏腹に
着信音は鳴り続けた
また昔みたいに県外に泊まりでさ! 」
声に出してはみたが頭の中で
反射的に面倒という文字が浮かんだ。
思えば相手の要求に対してつい良い顔をしてしまうのが昔からの癖だ。
数年前、自分含め友人三人でスキー行ったのだが自分以外の二人はちょくちょく会っているようで
そこにどう入っていけばいいか分からず あんまりいい思い出はない。
翌日、
スキーの為になまった体に鞭を入れようと地元のフィットネスクラブに向かった。
土曜の昼過ぎと言うこともあり、閑散としている
受付と着替えを済ませ
鏡の前で、20代後半らしき女性がストレッチをしているのが見えた。
自分もとりあえずランニングマシーンの電源を入れペタペタと歩いてみる。
視界に入る女性のヨガか、太極拳かよくわからないがとにかく気になって悶々とする。
顔に出ないように心がけるが、むっつり顔になっているのが自分でもわかる。
30分くらい走っただろうか、顔と背中に汗が滴っているのが分かる。鏡に映る自分はいつもより爽やかに見えて
この際ストレッチをしている女性に声でもかけてやろうか!と考えた。
「おつかれさまです!! 体柔らかいですね!」
「よかったら一緒に走りませんか?」
いつのまにかおばさん達もいなくなって
あと一回り若ければチャンスだったかもしれない。
こっちに向かってくる男性が目にとまる。
私はすぐにマシンを降りて気付れないように二人の様子を伺った。
すぐに二人が親密な関係なのが見て取れた。
危ない危ない
まるでスーパーマンのようにきらきらと輝いていた。お似合いなのだ。
そう悟ったら一気に恥ずかしくなった。
着替えてジムを出てそのまま
また涙で視界がぼやけてきた。
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どのくらい時間が経とうが構いやしなかった。
予定も何もない土曜の昼過ぎに汗だくのおじさんがただ独り、意味もなく命を消費している。
人としてこの世に生まれ 私は何を残せているだろうか?
目を瞑り、お得意の答えのない答え探しの時間に入った。
それは蜂やハエやムカデだったり季節ごと様々だが、見つけたら容赦なくシューズで踏みつけ
その死骸をつまんで作業台の上に乗せる。
拡大鏡を取り出し、潰された虫の変わり果てた姿をまじまじと見つめていると段々気持ちが楽になる。
少し経って死骸に問いかける
「お前は何の為に生きていた?
私に殺された気分はどう?死んだら生まれ変わったりする?」
返事はないようだ。
鬱陶しければこの虫けらのように
いや既にされているのかもしれない。
目立たず大人しく弱々しく
誰にも見つからないように
生きてきたのに、存在自体が認識できなくなって今じゃまるで透明人間のようじゃないか
行き交う人はすり抜けるように私のことなど見てはいない。それは自分が望んだことでもあるが
そんな気持ちも心の片隅に顔を出している
これからどんな事をして、何を食べてどんな生活を送れば 世間からいいねを貰えるのか。
案外私と同じ悩みを抱えているの人も多いかも
しれんなぁ。」
なんだか前にも同じこと考えた気がする
びっくりするほど撫で肩になった。
指先がとても冷たい。帰ろう、
4
間接照明が照らすダイニングキッチンの隅に小さく丸くなり、ぼんやりと薄暗い部屋を眺める。
出てきた検索欄に「女性と話す方法」と入力したページを無表情で黙々とスクロールしていくうちに。ガールズバーに行こうと思い立った。
丸見えだし気が引ける
次の週
前より孤独感や焦燥感、不安で目眩と吐き気が増した気がしたがなんとか踏ん張った。
上司に「今日は体調が悪いんで定時で上がらせて下さい」と告げ会社を後にした。
いつもならまっすぐ、アパートに帰り
空いた時間をゲームとアダルトビデオで埋めるのだが、今日は久々に実家に帰りたくなった。
ドアを開けると空き家という感じはしなかった。
まだ生活感で溢れているせいか、つい最近来たようなそんな感じがした。
父も母も数年前に亡くなり、四つ離れている弟も
県外で暮らしている。
数年ぶりに二階にある
自分の部屋にも入ってみた。
しばらく、ぼんやりと立ち尽くしていたが、市の防災無線から流れる「夕焼け小焼け」
のメロディーが
部屋を出る前に押入れから家族写真を取り出してポケットに入れた。
早く戻ろう。悲しくなる前に。
※繰り返される日々
(冒頭へ戻る)