はてなキーワード: ナウマンゾウとは
それもそのはず、人間と同等の身体サイズと知能でありながら馬並みの身体能力を保有している生物だからだ。
人間の戦争のキモは「如何にアウトレンジから攻撃を撃ち、撃ち返されないか?」であることはよく知られている。
人間が事実上の地上最強生物になれた理由は、知能はもちろんのことだが、訓練した者であれば拳大の石を100m先へ投擲できるという他の生物には真似の出来ない優秀すぎるアウトレンジ攻撃能力のお陰だ。
アウトレンジから石や槍を投擲することによって自分は外敵の攻撃範囲外から一方的に攻撃することが可能で、これによってナウマンゾウを絶滅させるほど効率的な狩りを行えていた。
しかし、人間同士の争いになるとどうしても投擲した石や槍を投げ返されることが問題視され、より射程のある長弓が登場するようになる。そして飛んできた矢は弓が無いと撃ち返せない。
察しの良い者ならば気付いただろう。銃や砲はより射程があり弾の再利用すら出来ないし、大陸間弾道ミサイルは射程の究極である。
この状況でウマ娘という生物が存在する世界観を想像してみて欲しい。
ウマ娘は人間と同等の身体サイズと知能でありながら馬並みの身体能力を保有しており、人間を圧倒する投擲能力を発揮できる。人間がいくら石を投擲したどころでウマ娘に届かないがウマ娘からすると有効射程距離なのだ。
弓矢が登場しても同様だ。人間には引けぬ強弓で圧倒的なアウトレンジから矢の雨をウマ娘は振らせてくる。
辛くもウマ娘のアウトレンジ攻撃から生き残った人間が居たとしても、悪夢のような超スピードで突撃されて疲弊した人間たちは一気に殲滅されてしまったことだろう。
そして忘れてはならない、ウマ娘は人間と同等の身体サイズ、そして同等の知能を有しているのだ。
これはつまり、人間からするとバケモノのようなこの生物は高い知能で隊列を組んで軍事行動すらやってのける存在であることを意味している。
強すぎるウマ娘が古代に畏敬を集めたことは想像に難しくなく、畏敬は崇拝に、そして信仰として成立した可能性がある。
それこそがウマ娘世界の三女神であり、だからこそウマ娘は三女神の生き写しのような姿をしている。
ウマ娘世界の神話は詳細に語られていないが、すべてのウマ娘は三女神の末裔である可能性もそこそこに高いのだ。つまり全てのウマ娘は神の血統である。
ウマ娘が国家体を成し、文明を築き上げ、神の血統たる王侯貴族として治世を行い、我々人間はウマ娘の功績のおこぼれにあずかっていた。
これはウマ娘の国家体同士の戦争の過程で近代以降に人間が「解放」されるまで続いたであろう。
例えばおそらくは東方の島国では権力をウマ娘が持ち政権を築き、人間は女神の末裔へ祭祀や巫女として仕え、やがて権威化していたりするはずだ。きっとトレーナーはその名残であろう。
旧石器時代の花泉遺跡からハナイズミモリウシ(野牛)、原牛、ヤベオオツノジカ、ヘラジカ、ナツメジカ、ナウマンゾウ、ノウサギなどの化石が大量にまとまって発見され、これらの骨には解体痕があり、また骨角器と、敲石と思われる使用痕のある石器も発見された。これらから花泉遺跡は狩猟による動物を解体し食肉を得たキルサイトと考えられている。また長野県の野尻湖立ヶ鼻遺跡も、ナウマンゾウとヤベオオツノジカを主としたキルサイトと考えられている。東京都の野川遺跡などからは礫群や配石(置石)が発見されている。礫群は焼けたこぶし大の石が数十から百個ほど1ヶ所にまとまったもので、動物質の有機物が付着したものも発見されている。礫群は食肉を焼くのに用いたと考えられている。当時は更新世の氷河期で、日本列島の大部分は亜寒帯性の針葉樹林が広がっていた。植物性の食品は乏しく漁撈は未発達なため、ビッグゲームと呼ばれる大型哺乳類の狩猟を主とした食肉に依存する生活と考えられている。
一階にはナウマンゾウの模型らしき物がありましたわ。わたくしのナウマンゾウよりおっきい///
一階は後は狼の剥製があるくらいでしたわ。二階は哺乳類とか鳥類の剥製もありましたが虫の標本がたくさんあったのが印象的でしたわ。やっぱりデカイ虫のはときめきますわ。
三階は主に植物でしたわ。でも端に哺乳類の標本の作り方的なコーナーがあってなんか毛皮がたくさん干してあったのがすごかったですわ。
そしてなんと一階の受付の外にはミニ水族館がありましたわ!水槽は家庭でも置けるサイズが4つ、鯖に期待が持てませんわ。
後は倉敷美観地区とかも行きましたわ。デニムストリートでデニムバーガーとかいうパンがわたくし色をしてるのを食べましたわ。美味しく頂きましたわ。
他にはお酒を買いましたわ。枡が売ってたので一緒にお酒を買うルールですわ。本当は酒造の枡がよいのですけど倉敷って書いてある謎枡ですわ。
7月12日から10月5日まで、東京、上野恩賜公園の国立科学博物館で開催されている「太古の哺乳類展」に行ってきました。
去年の夏はダイオウイカをやってたんでしたっけ。この時期の特別展示は、いわゆる夏休みファミリー向けで、科博としても特に力を入れている展示が開催されます。大恐竜展とかね。
これの前の回の特別展示が「医は仁術展」という日本医学史の歩みを見てみましょうという地味なものだっただけに、「太古の哺乳類展」には期待していました。
(上野の科博は、生物関係、宇宙関係という二大ネタ以外に、ちょくちょく地味系のネタ、それも科学と言うよりは歴史系のネタを入れてきます。オハコなのが「インカ展」です)
で、休日は混んでるので嫌なので、今日、休みを取って(子供たちが夏休みに入ると混雑するので時期的にはこのあたりがベストだったのです)、行ってきました。それでも、いつ行ってもそれなりに混んでいますね。最近は中国人のツアー客が旅程に入れているらしくて、そういう感じの人たちもけっこう見かけます。
ちなみに、お隣の、松方コレクションで有名な国立西洋美術館では、指輪(宝石)展を今やってますよ。こちらも面白そうなんで次の休みにでも行ってみます。
で、「太古の哺乳類展」なのですが。
正直がっかり、というか、看板に偽りありですね。展示物がほぼすべて、日本産出の化石に限られます(比較参照用としてアフリカゾウの骨格標本も展示してありますから「ほぼ」をつけました)。つまり、正確に言うならば、「太古の日本の哺乳類展」ですね。ですから、新世代第四期の巨大哺乳類たち、メガテリウムとかスミロドンとか、それより前の時期のサーベルタイガーとかを期待している方は真っ向から裏切られることになります。
展示の二大柱は束柱類とゾウ、これだけですね。
だって日本ってプレートがぶつかる大陸の端にあって、環境が激変しやすくて、しかも火山の多い国土で土が酸性なんでもともと化石が残りにくいんですよね。
それでもね、国立科学博物館の恐竜化石のコレクションは世界でも随一です(これをしのぐのは、アメリカと中国の博物館ぐらいです)。バブルの頃、カネにものを言わせて買い集めたんでしょうね。あと、現生哺乳類(近代以後絶滅した種を含めて)の剥製標本はなんたってヨシモトコレクションがありますから、これは世界一といってもいい充実度です。
その科博にとっての弱点が、先史時代の絶滅哺乳類の化石標本なのですが、今回の展示は果敢にここに挑むのか、と期待されるものでした。
ところがね。
メインは、束柱類とゾウだけですからね。はっきり言ってしょぼい。
束柱類って聞いたことが無いでしょう?もう絶滅してますからね。完全な化石は日本だけで発見されているという、おそろしく生息範囲が狭い種です。見た目は、なんだろう、コモドオオトカゲをカバ寄りにしたみたいな、あんまり冴えない感じ、ただ大きさだけはカバくらいはあるのですかね。なんかね、見た感じが足が垂直に下りていないというか、横から突き出している感じがするというか、爬虫類っぽい感じですね。海生哺乳類だったらしいんですが、音声ガイドが言うように、数少ない、日本がリードできる哺乳類の化石で、逆に言えばこれ以外には大したものがないんですね。
歯が一本一本それぞれ、それぞれの歯の中に小さな山状になった歯が束になっている、これが束柱類の命名の由来なんですが、この変わった歯のために、いまだに何を食べていたかも分からない、草食なのか肉食なのかも分からないという生き物です。
地味です。ひたすら地味です。
それに比べればゾウは大きいだけ、まあ迫力はありますね。先史時代の日本はゾウの王国だったのです。
大きいと言ってもね、新生代第四期の哺乳類はビルくらいの高さにまで巨大化してますから、そういうのと比較すればゾウのくせにちっちゃいんですね。悲しいかな、なにしろ、「日本の絶滅哺乳類」ですから、日本は島国ですから島嶼化の影響を受けて、大型哺乳類は小型化するんです。一番でかいのが現生種のアフリカゾウの骨格標本だっていうくらいで。
「うわー、なんだこれ、でっけー!」
という素朴な驚きはあんまり期待できません。アケボノゾウとかせいぜい軽トラックくらいの大きさですからね。鈴木工務店さんが配管工事に来ましたよーっていう時に乗ってくる軽トラくらいの大きさです。
今回の展示目玉が、ナウマンゾウの親子の骨格標本ですね。これが一番いけない。最悪です。
ゾウは基本的に母系社会ですから、一夫一婦制ではなくて、パパ、ママ、子供が揃うなんてことはあり得ないんですよ。それくらいのことはもちろん分かってるでしょうが、ファミリー向けに目玉展示が欲しいっていう欲求に科学が負けちゃったんですね。もちろん生態のことは完全に正確なことは分からないんですが、アフリカゾウやインドゾウなどの現生種と比べても、ナウマンゾウは雌雄差が大きい。これは一夫多妻型の種の特徴ですからね、パパ・ママ・子供が揃ってのファミリーがナウマンゾウでは見られなかったのはほぼ確実です。
で、骨格標本がですね、一頭から再現されているのがママだけで、パパなんて産出された場所も年代も違うばらばらの骨格をひとつに組み合わせたフランケンシュタインです。子供なんて頭だけがナウマンゾウで、体はアフリカゾウの骨格を縮小してつなげている。
これ言わなきゃいいんですけどね、そこは科学として最低限度のモラルとして言わないわけにはいかない。それでいて、音声では「パパー、ママー、なんだい坊や」なんてやっている。よく考えりゃ相当グロテスクですね。
そういうわけで、「太古の哺乳類展」は単体の展示としてはあんまりおすすめできないかも、です。でも、科博に行ったことがない人なら、地球館や日本館の常設展示は、さすがの充実度なんで、この際、行ってみるのもいいかも知れません。ハチ公もいるしね。