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はてなキーワード: デフェンスとは

2024-03-01

●覚えておきたいボクシング

・前の手の位置

前の手の位置相手視線誘導して隙を作る

 

・ジャブの差し合い

ジャブが当たればストレートも当たる

ジャブが当たりにくい相手は諦めてデフェンス主体攻撃

 

・高い位置でのジャブ

ジャブにフック気味のストレートかぶせてくるパターンもよくあるので腕を伸ばし切ったときに肩が頬につくくらいにしてカウンターにたいして肩でガードできるようにする

被せが怖いのでなるべく早く戻してガードしたいと思っても間に合わないし伸び切らない威力のないジャブになるので逆に伸ばし切って肩でブロックするイメージ

またストレートじゃなくジャブをかぶせてくることも多いので右手は鼻と顎を守る位置に持ってきておきたい

 

攻撃後の動き

攻撃後にカウンターや反撃を返すやり取りが普通なので攻撃後は必ずブロック、移動を心がける

できれば左右に回り込む形で移動したい

 

・前足でブロック

前足そのままで後ろ足を半歩引いて相手の突進を遮る

 

・避けてフック、ボディ

ジャブからくる単調な攻撃は右に避けてから攻撃

後ろ足を半歩よこにずらす体の動きが必要なので事前に予定しないと動きにくい

 

・左右に動く

左右に動くことで相手の体が正体するところを狙う

両足がそろってることが多いので転ばせやす

逆にこちらは相手に対して半身の状態に常になるよう意識すること

 

クリンチ

力量差があるとクリンチさせてくれないけど似たような相手とのマッチングだと突進をブロックして仕切り直しできる

 

・ワンツーの連続

ダメージがなくてもやられると意外とめんどくさい

終盤でやられてガードし続けると戦意喪失判断されることもあるので押し込むのに使える

やる方はワンツーの連続が出せるように体の軸を意識してリズム良く体をひねって出せるよう練習すること

 

・あごを引く

あごが上がってるとむち打ちで体にダメージをもらうし印象も悪いし転ばされやす

疲れると上がり気味になるので意識してあごを引くように

 

なんとかこの辺を意識して頑張ること

2023-11-03

自分なりの闘い方のメモ

最初の1分半はジャブだけで距離感をつかむ

なんとかジャブで相手を触る頻度を上げれるかテスト

ジャブで触れることが確信できたら右を入れれるタイミングを作るように頑張る

ジャブで触らせてくれない相手場合はガードを固めにしてなんとか手が届くところまで近づくようにする

2Rめはジャブが触れるパターンだとそのまま詰める

触らせてくれないパターンデフェンス7割と早い手打ちでなんとかタイミングを探る

上下の打ち分けを明確にして攻撃を読まれないように、頭を止めないようにして致命症を負わないように、体力を温存できるよう軽く早いパンチ相手のスタミナを奪うことに専念する

3Rめは勝負のラウンド

触らせてくれるような相手なら連打で押し込めるチャンスが数回はあるはず

スタミナをうまく奪えてたら相打覚悟の左右を振り切りでラッキーパンチを狙うしかない

さくっと倒されることも十分あるけど基本的プランはもうこれしかない

2023-09-16

2023ラグビーW杯 スタッツで見る 仏vs新 ・ウェールズvsフィジー

おはようございますこんにちは、こんばんは。

レビュー増田です。

みんな4年ぶりのW杯を楽しんでくれているだろうか。


見ているだけでエキサイティングラグビーだが、このスポーツ試合後にすぐスタッツが発表され、これをもとに議論が交わされるという特徴があり、この統計を見ると、感覚で見ていた試合の姿が詳細に浮かび上がってくる。

各チームの開幕戦となった先週の試合から2試合ピックアップして、スタッツから試合を振り返ってみよう。


フランス vs ニュージーランド

W杯開幕戦南アフリカと並ぶ最多3回の優勝を誇るニュージーランド開催国フランスの対戦となった。


テストマッチ調子が上がらない上、キャプテンFLサム・ケイン出場停止で欠くニュージーランドに対し、直近のテストマッチオーストラリアを41-17で降し、好調を維持して自国開催W杯の初戦を迎えたフランス

地の利を活かし優勝候補にも挙げられるフランスを、それでもオールブラックスが上回るのかとの注目が集まった。


アーロンスミスリードするハカ、カパ・オ・パンゴの後に始まった前半、マーク・テレアトライで早々にリードしたニュージーランドだが、その後はトライを取れないまま、PGで刻むフランスシーソーゲームを演じることとなる。

後半もテレアトライを奪ったが、その後はフランスの猛攻にさらされる。

印象でいうと、フランスデフェンスが冴え渡りフィジカルでも押されたニュージーランドが攻めあぐねている感が強かった。


テリトリー

フランス 62% / 38% ニュージーランド


ボールポゼッション

フランス 49% / 51% ニュージーランド


ボールを保持して前進したキャリーメートル

フランス 449m / 631m ニュージーランド


という数字は、押し込まれニュージーランドが自陣からよく走ったということだ。

もともと切り返しからボールを動かしていくオールブラックスにとって、このスタッツは特別ものではないが、結果としてトライがついてきていない。


キックゲインメータ

フランス 1747m / 1312m ニュージーランド


という数字を見ると、フランスキックで陣地を押し込んだ上でタックルを決め、ニュージーランド前進をよく防いだと言うことになるだろう。


自陣でのターンオーバー

フランス 4 / 10 ニュージーランド

に対し

敵陣でのターンオーバー

フランス 10 / 6 ニュージーランド


というのも、フランスほうがより押し込んだところから切り返せていたことを示している。


試合中、ずっと感じていたのが、ニュージーランドラックで食い込めていないと言う印象で、この身体ひとつ分の前進ができるかできないかが、相手ディフェンスのしやすさに大きく影響する。

NO8、アーディー・サヴェアのチップキックなど、個々の引き出しの多さは随所に見られるのだが、フランスパニックに陥れるような状況で技を繰り出せていたのかと言うと、そうではなかったように思う。

サム・ケインを欠いていたことが、地上戦で多少なり影響していたのかもしれない。

フィジカルのぶつかり合いで利が相手にあるなら、ハイボール後の混乱状況などで打開したいところだが、キャッチ役割を担うウィルジョーダンまた当たってなく、イエローカードで一時退出したあとも、あわや2枚目という場面があった。


結果、ニュージーランドPGつけたリードを維持したまま、試合を決定づけるジャミネのトライフランス開幕戦を制した。


開幕戦を落としたとはいえ今日試合ナミビアを71 - 3 で降したニュージーランドは、プールAを突破する公算が強いが、残り2試合修正をかけ、決勝でフランスリベンジとなるだろうか。


ウェールズ vs フィジー

ウェールズオーストラリアフィジージョージアが同居し混戦の予想されるプールCでは、伝統国の一角ウェールズと、台風の目と噂されるフィジーが対戦した。


今まで国内に大きなリーグがなかったため、個々の力は強かったものの、才能あふれる選手の寄せ集め感という感が強かったフィジーだが、2年前から国内選手で結成した「フィジアン・ドゥルア」でスーパーラグビーに参戦。

スコッドにも多くの選手を送り込んで、外国活躍する主力選手ミックスしたことにより、大人のチームへと変貌。

強化策は功を奏して「フライング・フィジアンズ」とも呼ばれる魔法のようなパスとランはそのまま、しっかりとラックでもファイトする安定感で、直近のテストマッチでは日本代表を圧倒した。


対するウェールズは、3度目のW杯で今大会最後に国際レベルから引退を表明しているSO、ダン・ビガー、前大会に続きビガーとコンビを組むSHガレス・デービス、前大会トライ王のジョシュアダムズ、鋭いランとハイボ処理に抜群の安定感を見せるリアム・ウィリアムズといった歴戦のベテランを揃え、屈強なFWと共に赤い壁となってフィジーを迎え撃った。


試合は、ゲームの大半の時間フィジーが攻め立てて、ウェールズが守って切り返す展開となる。

フィジー前評判通り、ラックでしっかりボールを落ち着かせながらも、一度ライン突破すれば魔法のようなランやオフロードに次々と湧き出てくるフォローでこれぞフィジーというトライを決める。

しかし、立て続けに2本トライを決めると、その後は赤い壁の向こうのゴールラインが遠くなる。

気がつくと、ほとんどボールを渡していないはずのウェールズリードを広げられていた。


試合後のスタッツを見てみよう。


獲得したテリトリー

ウェールズ 35% / 65% フィジー


ボールポゼッション

ウェールズ 39% / 61% フィジー


ボールを保持して前進したキャリーメートル

ウェールズ 396m / 655m フィジー


タックルメイド

ウェールズ 253回 / 70回 フィジー


これらの数字を見ると、ゲームほとんどでフィジーボールをもって前進し、ウェールズは自陣に侵入してくる敵に3倍ものタックル数を強いられていたことになり、ウェールズがまるで防戦一方にみえる。


しかし、数字が別の顔を見せ始めるのがここから先。


タックル成功率

ウェールズ 82% / 64% フィジー


キックゲインメータ

ウェールズ 674m / 387m フィジー


フィジーの6割ほどしか走る機会のなかったウェールズだが、走れば4割に迫る確率フィジータックルを外させ、キックではフィジーの倍に迫る距離前進したことになる。


後半に印象的だったのが、出入りの激しい展開のなか、ノータイムで蹴ったダン・ビガーのキックが50:22になり、その後のセットプレーできっちりトライをあげていた事で、これに限らず、ウェールズは機会こそ少ないものの、攻めに出れば、確実にトライして帰ってくる。

まさに一撃必殺。


対するフィジーは圧倒的に攻めているのにウェールズタックルに次々と捕まってしまう。

こんな言い方は変だが「相手ウェールズじゃなかったら」という言葉が頭に浮かぶ


最終スコアウェールズ 32 - 26 フィジー

成長を見せたフィジーを高く分厚い赤壁が跳ね返すという結果に。

フィジーは確かに素晴らしかった。

しかウェールズ守備力と脅威の決定力が印象に残った。

荒れると見られたプールCでも、伝統国は甘くないと言うことだろう。


最後スコアやスタッツとあまり関係ないが、プレーが止まる度いちいち文句を言うウェールズの大男たちに対し、レフェリーが「喋りすぎ」と注意を与えていたシーンがこの試合増田お気に入りだ。


ラグビーW杯公式サイトでは試合後のスタッツが公開されている。

気になった試合のスタッツを確認して分析して感想戦に興じるのも面白い

https://www.rugbyworldcup.com/2023


ラグビーW杯は2週目となり、1週目に試合がなかったチームも登場、いよいよ勝ち点争いも本格的にスタートしている。

日曜未明はいよいよ日本代表イングランドと戦うこととなる。

チリを破って勝ち点5で暫定トップに立つ日本は、追う勝ち点4の強豪イングランドに、どのようなディティールで差を生みだすことができるだろうか。


大一番は日曜の未明キックオフだ。


anond:20230915004627

2023-06-26

昇格戦に挑む増田酢魔無土井人急く化うょし(回文

おはようございます

せっかく一生懸命スプラトゥーン3をやってんだからってXマッチもやって参加してみたく、

じゃどうしたらいいの?ってなったらランクを上げないと行けないしかもSランクに!

ってことで

最近また一生懸命ただ勝てばいい!と思っていた時代が私にもあったんだけど、

ただただ勝てば良いだけではどうしようもないので、

ちゃんバンカラマッチチャレンジでがっぽりポイント稼いで一気に昇格戦Sに挑戦!ってところまで到達したのよね。

最近ガチアサリも慣れてきたので、

これってもしかして

守るより攻める方が手っ取り早くね?って思って

味方陣地ゴール前でハイドラントフルチャージガルガル言わせて構えていたんだけど、

そううじゃないかも!って気が付いたのよ。

そんでN-ZAP85に持ち替えて挑んだら結構ガチアサリゴール決められて楽しいわと言うか一気にそれで昇格戦挑戦出来るように上がっていったのよ。

あれってさ、

シャープマーカーよりN-ZAP85の方が動き素早くね?って

N-ZAP85の方が圧倒的軽さなのかしら?

そんで、

早速昇格戦挑んだんだけどガチエリアね。

もうハラハラキドキの2勝2敗で最初の挑戦は次負けてしまって、

また再チャレンジよ。

そんでまたポイント貯めるために

ガチエリアチャレンジ連戦

今度は5連勝!とか

ここで連勝いらないつーの!って思いつつ

やっぱりSランクの道のりは速さかける時間公式に基づいているんだわ!って思ったわ。

次昇格戦得意な比較的上手く立ち回れる、

ガチエリアかガチアサリかにしぼって再チャレンジよ!

ここら辺まで来るとさすがにみんな立ち回りがエグくて強い人たちで

スペシャルばんばん飛んでくるし、

メインとスペシャルちゃんと上手く使わないとこの先勝てないような気がするわ!

なんかみんな強いのよね。

でも私はまた負けずに昇格戦チャレンジするのよ。

でさ

思ったんだけど、

BからAになるとき昇格戦やったっけ?って

思い出せない昔1回それ突破したら

下がって上がっても再昇格戦はしなくていいのかしら?

私は3か月のシーズンが終わるごとに

弱いクラスに変更してリセットしてるんだけど、

AからBに下げたら次シーズン何もしなくてもまたAランクに戻ってたりして、

私がポンコツを装ってもそうはいかない仕組みのようね。

まあ弱いランクで美味く立ち回って優雅になっていても仕方ないので、

行けるところまで行ってみるランク上げーのXマッチ体験してみるべき山脈に向かってヤッホー!って叫びたいのよ。

昇格戦強くて凹むけどまたポイント貯めて再昇格戦までは時間がかかって仕方がないわ。

でもやるからには一度到達してみたいわよねSランク

あと思ったんだけど、

強いガチチャレンジ結構スペシャルゲージ貯まりやすギア付けて

スペシャルの打ち合いに強く性質が変わってきていて、

私はセブンファイブオーライダーカスタムアメフラシ

高台チャージャーとかを蹴散らしたり停滞している相手を散らばせるようにしているんだけど、

もっと積極的な攻めのスペシャルにした方がいいのかしら?って思っても

私が愛用するブキはアメフラシ率100パーセントの降水確率なので

まあ6回か8回ぐらいアメフラシ使えたらゲージ貯まるギア付けた甲斐があるってもんよね。

もうさ、

バンカラマッチチャレンジ

負けても金賞受賞したモンドセレクションだったらとりあえずポイントはゲット出来ていたんだけど、

そんなセコいポイントの稼ぎ方しててもスカッとしないので、

ガチアサリに関してはデフェンスハイドラントで構えていたらと思っていたけど、

軽量N-ZAP85でゴール前にガチアサリ自ら立ち回って持っていった方が活躍してる感はあるわよね。

最後延長戦ガチアサリ決めたときは泣いたわ!

もーさ

昇格戦連勝できなくて

どうでも良いときリラックスした状態でのガチアサリチャレンジで5連勝!とか

それ昇格戦で欲しくない!?って思ったわ。

昇格戦緊張するけど、

その時の良いメンバーに当たったときの運もあるので、

全てが天に祈るばかりよ。

あとバンカラマッチは上位になってくるとスペシャルの打ち合いになるから

スペシャル貯めるギアがっちり付けた方がいいのかも?って

これ戦い方や立ち回り方も上底たす底辺かける高さ割る2とは変わってくるのかしらね?って思ったわ。

次昇格戦勝てますように!

うふふ。


今日朝ご飯

ヒーコーに牛乳たっぷり入れて飲むスタイルのそれだけ朝ご飯ね。

最近食べ過ぎていた感じ?

とも言い切れないけどちょっと控えめにしたいところね。

デトックスウォーター

ネーブル買ってきたわ!あとレモンも皮ごと使える国産のものもあったので、

レモンは切って冷凍して氷がわりに飲む直後に入れて使えるわ。

ネーブルは昨日切って入れて仕込んだので、

なんか今日ネーブルレモンウォーラーってところかしら。

輪切りのネーブルが涼しげよ。

緑の柑橘類とかの方が夏っぽい色かも知れないわね。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2022-12-17

anond:20221217090728

ルールOKというか「隠し球」って便宜上名前がついてるけど

ただインプレー中で野手ボールを持ってますってだけの特別でも何でもない状態から

サッカーでいうならデフェンスが目を切った瞬間にうまく動いて死角に入りました、くらいのプレーから卑怯と言われても

2022-03-31

anond:20220331080535

ゴロフキンの強さは強打と打たれ強さデフェンス一般クラスちょっと上くらいなのでちまちまやってけば勝てる可能性あると思う

2020-11-13

anond:20201113201654

パチスロではなくてソシャゲカードゲームの方やな

課金せずとも遊べるゲームなのはええんやけど

そのおかげで微塵もタワーデフェンスしてない

スキップしてもいい戦闘をひたすら待つゲームとかしている

かつ1戦闘40ー50秒も掛かる

2019-10-21

[番外編]ラグビーW杯 準々決勝概観準決勝展望

こんにちは

レビュー増田です。

日曜の日本×南ア戦、結果は少し残念なものとなったが、ちょっと苦し紛れっぽくポストしたプレビュー試合の見所を紹介でき、観戦の良い補助線になったというコメントいただき、多くの人に楽しみを提供できたかもしれないと思うと嬉しかった。

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日本代表の試合となると、勝ち負けの結果が最大の観戦ポイントとなるのは避けがたいが、そうなると負け試合になった時、ただ悔しい、辛い、つまらない、みるんじゃなかった、という思いも心に湧き上がってしまう。

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増田としては、それだけではなくて、事前に何をもって戦いに臨み、実際にフィールドで何が起きているのか、というところに目を向けて、このスポーツ面白みを発見できる見方を知って欲しかった。

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また、見方において日本戦だけでなく他の試合においても思うところあり、スコットランド戦レビューでも触れたように、「勝者の物語」はまた「敗者の物語」という側面を持っている。

日本に敗れたチームや、強豪に敗れたチームの詳細にも触れて、普段の観戦よりもう少しだけ多くの視点から風景を共有したいと思った。

そう言った意味では、ウェールズ×ジョージア戦や、ちょっと説教を頂いた日本×スコットランド戦レビューも、その遂行面ではともかく、視点としてはまあまあ気に入っている。

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さあ、準々決勝の4試合だが「多分リアルタイムで観るの難しいっぽいなー」と言っていたものの、蓋を開けてみるとクアラルンプールから帰国便は6時間余りあり、機内のモニタでも国際スポーツチャンネルがあったので、19日の2試合リアルタイム観戦ができた。

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さらに、南ア戦の翌日は1週間の旅の疲れを癒すために休暇をとっていたので、オンデマンド放送ウェールズ×フランス戦も観戦できた。

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詳細なレビューは書ききれないが、これらの試合概観し、準決勝展望についても触れたいと思う。

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イングランド×オーストラリア試合は、伝統的な重くてシンプルフィジカルラグビーに4年で鍛え上げた強力なオープン攻撃を組み合わせたイングランドの「進化フィジカルラグビー」と、「ストラクチャー」ではあるが地上戦のランで組み立てる今となってはクラシカルオーストラリアの「シークエンスラグビー」の激突となった。

シークエンス台本)」と言いながらも、オーストラリアはその布陣においてSHウィルゲニア、SOのクリスチャン・リアリーファノ、FBカートリービール試合タクトを振れる3人を並べ、トリプル司令塔攻撃冗長性と予測不能性を加えていた。

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しかし、その3人をもってしてもイングランドの強固なディフェンスの穴を見つけることができず、長時間ボール支配したにも関わらず、その時間に見合ったスコアを獲得できなかった。

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スタッツをみることができるなら、「ボール支配率(possession)」と「ゲインメーター(meters made)」に注目してほしい。

オーストラリアは62%もポゼッションし、イングランドの2倍以上の距離メイドした。

にもかかわらずスコアにはつながっておらず、これは多くの場合エラーディフェンスにあって突破ができなかったという事で、非常に効率の悪い攻めをしていたことを意味する。

このことの視点をひっくり返してタックルに注目してみると、イングランドタックル数において86回のオーストラリアに倍する193回のタックルを見舞っていたにも関わらず、オーストラリアの13回のタックルミスに対して21回のタックルミスしかしていない。

6.6回に1回捕まえられなかったオーストラリアに対し、倍の数を試して10回に1回しかミスしていないということだ。

イングランドディフェンスのなんと強固なことか。

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効率無視したメーター数と運動能力で圧倒するのはオーストラリアスタイルであり、簡単に変えるのが正しいとは言い切れないが、ボールを持たずに白い壁を作り、切り返しからの一発で獲るのもまたイングランドスタイルであり、オーストラリア自分たちプランに持ち込めたが、遂行の面でイングランド問題を突きつけられた、という形になった。

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オーストラリアイングランド、双方のHC、マイケル・チェイカエディー・ジョーンズコーチボックスでブチ切れる事で名高いが、フラストレーションの溜まる展開も、結果はかなり一方的ものとなり、チェイカはキレるというより憮然としてしまった。

こうしてイングランドが準々決勝に次いでまたも準決勝に一番乗りした。

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スタイルを貫いたのに壁に跳ね返される展開となった第一試合だったが、第二試合増田さらに息を呑むような衝撃的な光景を目の当たりにする。

ニュージーランド×アイルランド

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今年のテストマッチオールブラックスを破り、直前まで獲得した世界ランキング1位を引っ提げてW杯に乗り込んだアイルランドだったが、彼らはその「1位」という数字の当てにならなさを残酷なまでに突きつけられた。

もっと確実な数字で。

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36%しか獲得できなかった「地域獲得率(territory)」、オールブラックスと比して8割ほどの回数はボールキャリーできたのに半分ほどしかメイドできなかった「ゲインメーター(meters made)」、クリーンブレイク僅か2回、そして最終スコアの46−14は、「どんなプランを持っていたにせよ、ほとんど何もさせてもらえなかった」という事を意味する。

守備においては悲劇的ですらある。

オールブラックスとほぼ同じ回数タックルを見舞っていたにも関わらず、2.5倍もタックルミスをしてしまい、8回ものターンオーバーを喫している。

実際見ても、あの緑の壁が地上戦でズルズルと下がっていたのは恐ろしい光景だった。

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オールブラックスはアーディー・サヴェア、ブロディ・レタリックなど強力FW陣が躍動し、コーディーテイラー、デーン・コールズ(驚くべきことに2人ともFWだ)、ジョージブリッジなどの驚異的なランナーが次々とラインを破り、アーロンスミスボーデン・バレッドがその閃きで違いを作り出したが、増田個人的POMとしてSOのリッチー・モウンガを挙げたい。

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この地味な司令塔は、敵陣に侵入し、すわ驚異的なアタックが始まるぞという時でも、デフェンスラインが浅いとみるやゴロパントを蹴って22mのさらに深くからセットプレー相手に強い、ボールが暴れるやドリブルで蹴だしてボーデン・バレットへ脚でのパス

黒子に徹しながらも異常な反応速度と驚異的な回転の早さで黒衣の王者を動かした。

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後半2トライを奪ったアイルランドだが焼け石に水

緑の巨体を一蹴したオールブラックスが今度は白い壁がまつ準決勝に駒を進めた。

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かい数字の話が続いたのでスタッツからは少し離れることにしよう。

ウェールズ×フランスは、準々決勝で唯一、1点を争うクロスゲームが演じられた。

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緑の芝に赤と青のユニフォームが映える一戦は、個人の閃きで予測不能攻撃を仕掛ける青のフランスに対し、壁を作って切り返し、直線的なランとハイパントサインプレーからの一発を狙う赤のウェールズという展開となった。

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前半からボール支配し、次々と不確実性を突きつけるフランスに対し、守勢に回るウェールズは、数少ない攻撃のチャンスを得ても、ダン・ビガー、ガレス・デービスリーアム・ウィリアムズ個人しか出来ることがない。

そもそもウェールズは3フェイズ以上の攻撃になるとすぐに手詰まりを起こしてしまい、そこから先はキック個人技と密集戦くらいしかやることがなくなってしまうのだが、その3フェイズの切れ味で尸の山を築いてきたチームだ。

ボールをもってジャズセッションを奏でたいフランス相手に気分良い時間提供してしまう。

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しかし、しかしだ、フランスにはなぜかW杯で顔を出す、悪い、致命的に悪いクセがある。

前回W杯で密集のどさくさに紛れてオールブラックスリッチー・マコウに芝との挟み撃ちにするプレスパンチを繰り出し退場者をだした様に、今回もLOセバスティアン・ヴァーマイナモールのどさくさに紛れてウェールズ選手に肘打ちを見舞ってしまう。

しかもこれがレッドカード

掲げられた赤いカードは同じ赤のジャージを着たウェールズにとっては幸運カード、青のフランスにとっては逮捕状に見えたことだろう。

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ここからウェールズは徐々に息を吹き返し、ついには土壇場で勝負をひっくり返した。

フランスは優位に進めていた試合を自ら壊してしまい、涙を飲むことになった。

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W杯が始まってからというもの、「あーこりゃマズいな」という状況を執念でひっくり返し、薄氷勝利の道を踏み抜かずに歩き続けるウェールズは感嘆に値する。

毎度毎度、怪我人の穴埋めで呼び出されて司令塔になるW杯男、ダン・ビガーは、男であればこうありたいと思わせる勝負強さだし、肘打ちを食いながらもPOMに輝いたアーロン・ウェインライトは全てのパパが見習うべきで、父たるもの大男はちょっと厳しくてもヤンチャな娘の肘打ちくらいには耐えないといけない。

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土壇場に強い男たちの活躍準決勝3番目の椅子ウェールズのものとなった。

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そして準々決勝最後試合は昨日のレビューで書いたとおり。

4番目の椅子の獲得者は南アフリカだ。

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準決勝ニュージーランド×イングランドウェールズ×南アフリカという組み合わせとなった。

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ここで準決勝2試合展望について考えてみたいと思う。

ニュージーランドイングランドの対戦は実力伯仲だ。

ここまで圧倒的な強さを見せつけるオールブラックスだが、相手に付け入る隙を与えずねじ伏せてきたのはイングランドも変わらない。

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しかオールブラックスが優位に試合を運ぶのではないだろうか。

重厚クラシカルスタイルから進化して、未来フィジカルラグビーとでもいうべき戦法で次々と対戦相手を沈めてきたイングランドだが、その選択肢の多さが逆にオールブラックスの付け入る隙となるかもしれない。

いっそランニングを捨てて激しく前に出る高速ディフェンスによってオールブラックスモメンタムがつく前に潰し続け、ロースコアの展開に持ち込んだほうが勝機が見えて来るのではないかとも思う。

オールブラックスとしては、いかにして前に3mのスペースがある状態ボールを持つかということになる。

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名将スティーブハンセンと、勝負エディー・ジョーンズの采配に注目だ。

また、エディーがいつコーチボックスでブチ切れるかにも注目だ。

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南アフリカとウェールズの戦いに関しては、ともにフィジカルを盾にしたディフェンスに特色のあるチームであり、小細工を弄するような対戦になると考えづらい。

双方ともペナルティゴールを積み上げた上で、試合合計でも3個以内のトライを奪い合う展開になるのではないかと思う。

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自分自尊心を守る為に見えてるものに目を瞑る誘惑には耐えなければいけないが、それでも南アフリカが優位にゲームを進めるのではないだろうか。

南アフリカの方が取れる選択肢が多い気がするのだ。

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翻って必殺の一撃が世界最高クラスフィジカル相手にも通じるのか試さないといけないウェールズだが、どうもクロスゲームには縁があり、かつて日本相手テストマッチでも70分過ぎのドロップゴールで逃げ切った経験がある。

今回ももし75分を過ぎて手が届く点差なら何でも起き得る。

渡りうまい大男達がまたも勝負の谷を超え、頂への挑戦権を得るだろうか。

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日本の挑戦は終わったが、W杯で残された4試合はいずれも興味深いものばかりだ。

みんなも是非もう少しお付き合いいただきたい。

anond:20191020231916

2019-09-21

anond:20190920171818

解説してくれてありがとう

でもまだ疑問点が残ってたので引き続き調べてみた。

ピックアップジャッカルと呼ぶかどうかは分からなかったので、ここではまとめて仮に「ボールスティール」と呼ぶことにする。

で、タックルからターンオーバー
タックルオフェンス側が倒されると、ラック形成されるまではデフェンス側に一方的ボールスティール権がある」
って事でいいんかな?

ディフェンス側にボールに手を掛けられたときオフェンス側はボールを手放さなければノットリリースザボールの反則を取られるって事はそういうことだよね。

んで、この「ラック形成」の判断審判毎にふわふわしていて、ラック形成しないよう相手を避けたりすればスティール可能だったりしたので、2018年でもう少し明確に変えたと。

2018年改正

タックルをした選手が一度自陣に下がってからプレーしなければならない
ラック形成前でも敵プレイヤーが到着した瞬間、手の使用禁止

らしいけどつまりは、審判毎に判断曖昧な割に多用されるターンオーバー手法規制をかけ、またルール曖昧な部分(=ラック形成)を減らしたってことだろう。

これはこれで、ノーボールタックル判断基準によってはアメフトでいうバンプみたいなテクニックが出てきそうだけどw

一通りジャッカルに関して書いてあるところをザッと見てると、この辺のルール立法趣旨
オフェンスが一人で突っ走ったらタックル喰らってスティールされるぞ、ちゃんとチームとまとまって動き、One for all, All for one精神で攻めるように」
って事なんだろうなと思った。
単にボールを盗ませたいわけではなく。

解説者の方がその辺の趣旨まで解説してもらえるといいんだろうけどね。難しいとは思うけど。

主に参考にしたところ:

https://sposhiru.com/72629

https://www.nikkansports.com/sports/rugby/column/rwccomes/news/201904250000159.html

2011-04-03

http://anond.hatelabo.jp/20110402082105

リビア戦争法に関するQ&A | Human Rights Watch

http://www.hrw.org/ja/news/2011/03/25/qa

戦時においては、空港道路発電所などのインフラを攻撃対象とすることが許されるのか?

空港道路や橋は、実際に軍事目的で使用された場合は攻撃対象としての軍事目標になり得る民用物です。このような場合においても、比例性の原則は適用されます。紛争当事者らは、文民に対する短長期的な被害を軍事利益に対して比較しなければなりませんし、文民被害を最小限に減らす手段を講じなければなりません。 それでも文民被害が軍事利益を上回るのであれば、そのような攻撃は実施してはならないのです。このような場合に想定される要素の一つとして、特定の道路や橋の破壊が、その他の代替ルートに比べて軍事輸送を妨げる効果が高い場合が挙げられます。つまり、攻撃したインフラが攻撃者の軍事行動に「効果的に寄与するもの」であり、その破壊によって「確実な軍事的優位をもたらすもの」である場合です。あるいは、それらの破壊文民に不便を生じさせ、さらには戦争を逃れて安全な地域に避難する行為までも阻害してしまう攻撃なのか、比較しなくてはならないのです

軍隊だけでなく一般市民にも供給される電力施設などは、軍事目標となりえます。その一方で、電力の喪失は、冷蔵や衛生、病院施設その他の現代生活に不可欠なものすべてに波及するなど、市民生活に甚大な影響を及ぼすことが想定されます都市生活においては、正に「市民生活に欠くべからずもの」と言っても過言ではないでしょう。つまり、非常に特別の場合や、短期的な被害に留めることのできる方法でないかぎり、禁止される攻撃だと言えます。実際、一般市民にも供給されている電力施設を攻撃するのではなく、その攻撃を軍事施設そのものに対して行うか、軍事施設に供給している電力区画に絞って行うなどのより限定的な攻撃でも、同様の効果をあげることができることが多いのです

をみるかぎりでは基本的には攻撃されないみたいね。

でも、比例性の原則らしいから大義名分があれば普通に攻撃されるだろうし、

また、誤爆なんかで応用的に狙われるのはありえそう。

そして発電所の中でも原発重要軍事目標の一つだと思われるけど、

某国のミサイル攻撃に対しては、格納容器はミサイルを食らっても大丈夫とか

ミサイルデフェンスに力入れているように思うけど、911のようなテロ対策はどうしてるのだろうかね。

というか、太平洋戦争で数々の島で玉砕を繰り返して、沖縄を切り捨てたように、今の福島を切り捨てそうで怖い。

 
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