はてなキーワード: キグルミとは
ひとまず例をあげとくと、俺が全くオススメ出来ないアニメは「Serial experiments lain」
如何にもオタク受けや陰キャの共感を狙ったかのような小柄で奥手な主人公。
普段は口数が少ないけど友達の前では結構喋るし、得意な分野についてはやたら早口で高圧的になったりもする。
ずっとパソコン弄りとインターネットばかりしていて、周囲からも心配されてる。
寝間着が🐻のキグルミで露骨にオタク受けを狙っているのもオススメ出来ない。
やたらと衒学的にインターネットの歴史を交えつつ当時インターネットに人々が見ていた平行世界的な闇を都市伝説的に描くストーリーテリングもおすすめし難い。
今見てもレトロフューチャーというには技術レベルが低く、それでいて当初の感覚で言えば近未来的だったであろう、何時の時代ともつかない絶妙な世界観のバランスもオススメ出来ない要素だ。
インターネットの世界に引きこもっていき、ネットの交友関係に依存するうちに現実から乖離し、それの極北にたどり着く寸前にリアルの人間関係の中に自分の居場所を見出す展開もオススメ出来ない。
伶音の選択は物語の中で肯定されるが、それを世界が両手をあげて称賛するのではなく、ただ伶音とその周囲の世界の中でだけその価値が見出されるかのような物語の紡ぎ方は、今見るとなぜレディープレイヤーワンの映画はこういった納得感を持たせられなかったのかという気持ちになってしまいオススメ出来なすぎる。
OPはシットリとしながらも重さと鋭さを感じさせる曲調・歌い方は世紀末の世界を包んでいたフォークロアへの恐怖と憧れに満ちた世相に合致しており、また当時のインターネットにあった陰鬱さ・危うさ・刺激との親和性も高くありながら、歌詞そのものにはデジタル空間を感じさせる要素は一切なく、ただ人の繋がりの中にある高揚と失望の中を漂い落ちていく感覚だけが歌われる掴みどころのなさはまさしくこのアニメに相応しくオススメ出来なさがここに極める。
EDはOPと比べて語られることは少ないがこれまたオススメ出来ない作りをしている。ただただ憂鬱な歌詞の中に人生や社会に対しての絶望が詰まっており、夜中に美少女主人公のアニメを見ているような負け組共に完璧なクリティカルが入る。金属を爪弾いているということを積極的に主張する弦楽器の音色は冷たく切り裂く世間の風を思わせるが、冷たく冷えた子宮に包み込まれているような沈み込むよな心地よささえある。この曲を聞いてから布団に入れば自分の人生のしょうもなさにふと涙が溢れること請け合いでオススメ出来るなんて口が裂けても言えない。
内容としてはSFとしては不思議な要素は決して多くなく、未来の想像という点では攻殻機動隊や電脳コイルに全く及ばず、鬱アニメというには救いがあり、伶音ちゃん目当てに見るにはえっちな場面がほとんどない、それでいてやたらとカルト人気ばかりが先行しているという、どこをどうとっても薦められた側が困惑するようなアニメであり、見所といえば直接的な刺激ではなくゆっくりと取り囲むような不穏さによって作られたメランコリックなネガティブムードと等身大から始まり形而上学的領域へと超高速で飛んでいってしまうスピード感にある当時のインターネットに対する無限の期待感の共感ぐらいのアニメであり、これをオススメするのは俺のような一般独身男性には全く不可能だ。
マンガ好き、ゲーム好き、アニメ好き、二次創作も好き。コスプレが怖い。
自分でも理由はよくわからないんだけど、昔からペッパーくんとかキグルミも怖かった。人のかたちに似た、人ではないものが、人みたいな動きをしているのが怖いんだと思う。
一番怖いのは、コナンとかがやってる、体はそのままで頭だけキャラクターの頭被ったやつ。テレビで見ただけでめちゃくちゃ怖かったので絶対直接会いたくない。バッファローベルちゃんも怖い。
次に怖いのが、いわゆるコスプレ。2.5とかコスプレイヤーのしている、ウィッグ被って衣装来て、キャラクターに寄せたメイクしているやつ。どんな奇抜な衣装でも、後ろ姿とか遠くにいる写真は平気だった。でも顔が見えると怖い。クオリティが高いとか低いとかはあまり関係ないみたい。メイクは薄い方が怖くない。
人の感じが少なくなるほど怖さは薄れるみたいで、ポケモンのキグルミとかは割と平気だった。
この記事について「似合ってる」「可愛いのに」っていう擁護の意見を目にした。一見多様性を認めるというか寛容な意見のように見えるけど、これはズレてないか?
似合ってる、可愛い→良い。というのは似合ってない、ダサい→ダメだ。という今回批判した側と同じような思考形態のように思える。(ベン図で書くと必ずしもそうではないけど。)
実際今回批判した人たちは大統領夫人の網タイツを年齢的にも立場的にも不適切だとみなしたから批判したのであって、適切であるか不適切であるかという受け取り手のさじ加減で多様性か否かなんて区別するのはおかしな話だ。
今回の話なら例え布切れ一枚でも、キグルミ衣装でも、立場や見た目に関わらず本人が着たいならいいだろうという思考になって初めて多様性を認めると言えるのではないだろうか?
極端かな。
いや、その2があるかどうかは分からんけどな。
映画一作目
作監7人に補助9人、デスマーチの匂いがする…。ラスト、元栓ちゃんがなぜもう一度アイドルを
やることにしたのかがさっぱり分かりませんでした。
第一話
映画を見てないと何の話かわからなくて混乱する。ラストの胡散臭いPと机に投げ出された
白いビキニが実に不吉な予感を醸し出す。
第二話
噂の水着回。ラ!とかに見られる健全なお色気はなく色彩設計をどこかに放り投げた暗い画面で
セクハラそのものの「営業」が進む。中年オヤジがアイドルにキスを迫るシーンは、こんなもの
公共の電波に乗せるなよとカントクを殴りたくなる。声優さんお疲れ様…。
あ、あと予告でみにゃみに「朝はいっぱい出る」とか言わせるのもどうなのよ。
第三話
「うんめーにゃ」に免じて全て許したくなる回。ただちょっと実波ちゃんが頭の弱い子みたいに
描かれてるのがなんか嫌だなとは思った。あと「親の死に目にも会えないのがアイドル」と
シャチョーが言い出すかと思ったらそんなことはなかった。
それにしてもいきなりシャチョーが仕事取ってくるなんてどんなご都合主義?
第四話
オタクちゃん作画いいですね…。あと2ちゃんねるはクソ。無駄な乳揺れとかいらないん
ですけど。あとI-1ってどんだけブラック…。しかしまゆしいの過去ほじくり回す野郎といい
ゲスい大人しかいないなこのアニメ。シャチョーが相対的にまともに見えるぞ。
第五話
関係ないですけど、グループの7人の名前がよく似ていて区別がなかなかつかないですね。
もう少し工夫したほうがいいんじゃないでしょうか。声質も演技も似ているのでちょっと目を
話すと誰が喋ってるのかわからなくなる。誰が演技指導してたんだこれ?
ところで本当にI-1ってトップアイドルなんですか?ステージの配色と衣装の配色がかぶってて
第六話
なんか変なサングラス出てきた。本当にご都合主義だな。キグルミわぐちゃんたちかわいいですね…。
ところでこのサングラス、専属契約とかそういうのぶっちして生きていけるんですかね。いもいも
うるさいし…。あとやっぱりダンスシーンとか妙に華がないし、なんだろねこのカメラワークの
バリエーションのなさ。
うん、変なサングラスほんとにパワハラクソ野郎。誰がモデルなんですかね?
第七話
ほんとにいつもギスギスしてんな、どこもかしこも。見てて辛いわ。
そんな中でもみにゃみは癒やし。よっぴーとあいりはそのまま付き合えばいいと思うよ。
喧嘩して仲良くなってよかったよかった…の?
一話でこれは面白そうだぞと思った作品。推理ものなんだけど、その推理が連想ゲームみたいなところがあってそれもまた面白い。今期はこれと恋アスが特に楽しみ。
一話の最初は謎だらけで意味不明なんだけど、それがだんだんと明らかになって作品世界の輪郭が見えてくるのが良い。最高。まだ見てない奴は今すぐ見てくれ。この後の感想読まなくていいから。
2話以降ではキャラクターの背景とかも含めて色んな疑問が明らかになっていくのだけど、それをちょっとずつ自分で色々考えながら見ていくのがまた面白い。
まだ核心部分っぽいところは推測のままなんだけど、5,6話で主人公の背景や物語の核心にぐっと近づいていく気がする。
この手の作品は尻切れトンボになりがちなのでそこら辺を上手く納めてくれるのかだけは心配だけど、現時点では期待を高く持ったまま楽しみたい。
ミステリ好きとしては酒井戸が毎回「俺は名探偵」と自称するところがたまらない。
相変わらず八十亀ちゃんがにゃーにゃー言ってて可愛い。EDで二頭身の八十亀ちゃんのキグルミがこちらへ向かって爆走してくるのは毎回笑う。
一期に比べて味噌のCMを踊ったりするようなキャッチーさは減ってる感じ。
僕は只草ちゃんの落ち着ているようで時々たがが外れる感じが好きです。
きらら+動画工房の最強タッグ。今作は地層と天文と言う部活としてはマイナーな所を攻めてきたので蘊蓄アニメになったりしないのかなと思ったけどそういう事もなく楽しく観れてる。今期イチオシのアニメ。
本作のテーマはおそらく「将来」なんだけど、5話までの流れが素晴らしくて、3話でイノ先輩の目標が、4話でモンロー先輩の目標が示された中で、5話で桜先輩の目標が、とはならずに桜先輩の迷ってる様子とそれに対する先生の言葉が来るんですよ。それがもう最高なんですよ。なのでみんな見て。この後の感想読まなくていいから。
これからは青とみらは将来の夢はあっても目標がない中で、その話が展開されると思うんだけど、そちらも凄い楽しみ。二人はどうなっていくんだろう?
ストーリーだけでなく単純に影の感じとか日の当たる感じが綺麗で、全体的な絵も良い。
キャンプの話はあんまりされなくて野クルが外に行ったり、しまリンと斉藤がのんびり仲良くしたり、なんか普通のきららアニメみたいだ・・・。特にしまリンはキャンプの話が多くて、あんまり日常的なシーンが少なかったのでそういうのが見れるのは凄く良い。あとはしまリンとなでしこが買い物行ったりするところとかが見てみたいな。
エンディングはゆるキャン△でOPを歌っていた亜咲花さん。相変わらずいい声。二期もOPかED歌うと思うので楽しみ。
視聴のカロリーが低い枠。作業しながら流しで観れる。画面に可愛いがいっぱい。ねこですよろしくおねがいします。
元がえっちなゲームなんだけど、今のところお色気要素はあんまりない(ちょっとはある)。
さとうきび…じゃない、カカオが入ってこれからどうなるのか楽しみ。
良くも悪くも話題になってる。天原は貞操観念逆転世界を読んでいるくらいだけど、これもすごく面白い。
ニコニコだと規制が入りすぎて音声と画面が何も見えねえ聞こえねえってなるときがある。
エロに対して直球なので、バトル+エロとかスポーツ+エロみたいなアニメよりは気持ち的に入りやすい感じがする。(あくまで個人の感想)
森山直太朗OP。カラオケで歌ったけどこれむっちゃ歌いにくいな。
人間が退廃した後の世界の話なんだけどそういう要素は特に入ってこないみたい。あくまでソマリとゴーレムが焦点。
全体的な森っぽさが好み。
ヒメコ可愛い。OPで列車が通ってドリルがなびかれるところは笑うけど。
正直言ってSB69は1期のテンポのイメージがあるのでなんかテンポが遅く感じる。バンドを組むのは確定してるんだけど、そこの道のりもイマイチ不明瞭だし…
期待してたぶんちょっと落胆があって、良くないのは分かってるんだけど否定的な見方をしてしまってる。
ポスターで徒然やアルカレが出てたり、ヒメコがクリクリのファンだったり、そういう要素を出してくれてるのは嬉しい。シアンがアニオリの関係でプラズマジカが出ないかもしれないのがちょっとだけ懸念。
ミューモンは相変わらず可愛いし、キャラも可愛いし、ヒメコとほわんの関係とか最高で可愛いが爆発してる。ただ爆発してるんだけど連鎖してない。俺を思いは思いはもっと溢れさせてくれ。ファー!↑
盆に帰省した義実家で子供と一緒にゴーカイジャーVSギャバンを見てたら、エロい姿の悪の女幹部らしきキャラが出てきた。
私は特撮は子供と最近見始めたので、女幹部も全部キグルミしか見た事がなくなかなか新鮮だった。
昔読んだコスプレ風俗レポ漫画で、記憶に残った客として悪の女幹部コスでひらすら振り返りマントをバサバサさせて下さい接触やエロは一切なしと言われた事を風俗嬢が語っており、こういう悪の女幹部で性癖捻じ曲げられたのかと思った。
今の戦隊の悪の女幹部ゴーシュルテドゥはキグルミだがシュビドゥバーって感じのセクシー女医キャラだ。
キュウレンジャーのラプター283もキグルミだがメガネピンク可愛いキャラだった。
トッキュウジャーのワゴンさんなどテラテラ光る素材のスーツにティーバックパンツを重ねた尻をくねらせお色気を振りまくエロキャラだった。
多分幼少期に何かしらこじらせている少年が多数出ていると思う。
メスケモ派、オスケモ派にはじまり、マッチョ派、モフモフ派、デブ派、ショタ派(なぜかロリはほとんど見ない)、モンスター派(極左人外連)、トランスファー帝国、肥大化公国、融合辺境伯領、ロイヤル竜奇兵連(ドラゴナーズ)、爬虫人類委員会(レプタリアンズ)、キグルミ派、母性探求派、海生動物会議(「海の人々」)、四ツ足派だけどズーフィリアじゃないもん派(愛ケモ主義的極右)、丸呑みだけが人生だ派、卵胎生出産教会、インターレイシャル(人×ケモ)派、反インターレイシャル派……
「天はケモナーの上にケモナーを造らず、ただし、ケモナーの横には無限のケモナーを造った」
産業革命以降の通信技術の発達は、孤独だったケモナーたちに「同好の士」を発見する機会を与え、ファンダムの拡大に成功したものの、
同時に細かな嗜好の違いによる派閥間対立をも生じさせ、その軋轢がついに二度に渡る世界大戦の引き金となったことは今更説明するまでもないだろう。
そうした争いは近年まで衰えることなく続き、いつしかケモナーたちは「派閥が違えば殺し合って当然」という野蛮な虐殺言語を所与のものとして生きるようになっていた……。
私もそうだった。
私もある狭い派閥こそ唯一かつ至高と信じ、他者の排除や差別によって所属派閥への帰属意識を高めていった。
派閥の意志に叶うと思えば、喜んで我が手を血に染めてきたし、かつての友人たちをためらいなく2chに晒した。
なかでもいっそう劣悪とされ、他のありとあらゆる派閥から敵視されていたのが「ケモミミスト」である。
サイバー=コネクトツー・スペクトラムでいうところの「レベル2」。
「ニンゲンの身体に、ケモミミ(としっぽ)がついてさえいればよい」とする日和見主義的邪教徒たちだ。
彼らにはケモコミュニティ内において最初から人権など与えられてこなかった。
なので、ふだんは「一般人」に紛れて潜んでいたのだが、ときおり何かの間違いで何も知らない”レベル2”がケモコミュニティに迷い込んでくることがあった。
多くの場合、彼らは痕跡も残さずにコミュニティから「除去」された。
中道過激派の秘密ケモナー警察のあいだで流行ったジョークにこんなものがある。
「”レベル9"(いわゆる真性の獣姦嗜好)はケモナー以上に進化してしまったケモナーだ。だから畏敬をもって殺す。
”レベル2”はケモナーになれなかったケモナーだ。だから哀れみをもって殺す」
私も彼らを憎んだ。
でじ子の肖像を何枚も焼いたし、それ以上におぞましいこともやった。
現代のケモナー社会は、あらゆるケモナーには自分自身と同胞である他のケモナーの「性欲」を認め、尊重することができる能力、そして性的志向の善し悪しについて自ら判断する能力があるというフマニスト的前提をもって、各人に普遍的ケモナー権を付与しようとしてきた。
一見それは理性的で合理的、かつ人道的な判断基準なように思える。
だが、人は他者の良い面よりも悪い面を重視する傾向にあるようである。それが上記のような派閥争いとケモミミスト蔑視の引き金となったのである。
だが忘れもしない2017年の某日。
私は『けものフレンズ』を観た。
もちろん、観る前は”レベル2”だと貶していた。
しかし、一種の社会現象となるにつれ、そして「一般人」たちがけもフレを「ケモナー」と結びつける言説を多く弄するになるようにつれ、私は「世間の無理解を忠実バラなぬ」という一種の義憤から、けもフレを鑑賞したのである。
最初はなんと退屈でつまらなく、くだらないアニメだろうと思った。
だが、一話の終わりにさしかかったあたりから胸がざわめきはじめ、
画面にかじりつくようにして二話に没入し、三話を見終わるころにはすっかりフレンズたちに魅了されていた。
のみならず、こう思うようにさえなっていた。
「これは”われわれ”について語られた、”われわれ”のためのアニメである」と。
ケモナーは一般に受けいられる性的志向ではない。というか、世間的には性的志向ですらないと考えられがちだ。
同胞たちは自分たちの好きなものをカミングアウトできずに日々気持ちを圧し殺して生きている。
ファンダムとは、そうした「のけもの」たちを包摂するために存在するやさしいシェルターではなかったのか?
それがいつのまに、我々自身から「のけもの」を作り出し、排除し、殺し合い、差別するようになってしまったのか――
「姿かたちも十人十色だからこそ惹かれ合」い、「みんな自由に生きている」場所。
それこそが我々が最初に求めたファンダムのあるべき形ではなかったのか?
蒙が啓かれるとはまさにこのことだった。
私はいてもたってもいられなくなり、地下壕から出て地上へとあがった。
だが、つい先刻まで鳴り響いてはずの銃声や悲鳴はすっかり止んでいた。
地には戦車ではなく瓦礫の影で戯れる少年少女が、空には爆撃機ではなく大きな翼の鳥たちが遊んでいた。
まるで、あらゆる憎しみが「ぼくのフレンド」に包まれて溶けて消えてしまったのかように。
私はあてもなく、ただ何かにつきうごされるかのごとく歩いた。
そして、数分もしないうちに反対側の地下壕から出てきたであろう年老いた男と出くわした。
老人はあきらかに”レベル2”であった。
ふだんなら我々の姿を見て怯えて眼をそらすはずの彼らが、瞳に決意をたたえ、凛としてこちらを見据えている。
「きみも、観たのかね?」
そう老人は問うてきた。
私は無言で頷いた。
頭を傾げた途端に、一条の熱い何かが頬をつたい、顎からしずくとなって焼けた大地に滴った。
涙を流している、と自覚したのは、湿った点が地面に染み込んで数秒経ったころである。
「私は、私たちは」とうわずる声で私は言った。「許していただけるのでしょうか。あなたたちとフレンズになることは……できるのでしょうか?」
老人は痩せこけた顔に、穏やかな微笑を浮かべて応えた。
「笑おうじゃないか。ともに笑ってみよう。
そうとも、と老人は私の肩を叩いた。
ここが、われわれのジャパリパークなんだ。
われわれは『けものフレンズ』というサンドスターを通過して、今一度生まれ直したのだ。
本当の愛は、ここにあるのだよ。
なんかソーシャルゲーム業界に転職したい増田がホッテントリしていた。 http://anond.hatelabo.jp/20130122131752
自己回顧録みたいなものをつけたいと思っていたところだったので、なんとなくこの2年間について書いてみようと思う。
もともと、2年前に当時SIerに勤めてて、そこでSEとかコンサルとかしてたんだけど、会社の経営が傾き始めたのがきっかけだった。
当時勢いのある(今もかな)ソーシャルゲーム業界にしたのは、単に元々Web系やってたし、勉強会だとかやってるっぽいし、花形っぽいし…みたいな。まぁこのへんの気持ちはIT系の人ならなんとなく分かってもらえると思う。
その頃は「今までやっていた官公庁や大企業向けのコンサル事案と比べたら格下だな」と思っていたところはある。正直、今も社会的地位みたいなものだと格下だと思ってる。
2年経過して、色々な人と交流して思うことは、やっぱすげー人がいっぱい居る。反面、どーでもいい人もいっぱい居る。
なんか元増田の人の言ってるgloopsの人にも何度もあったことがある(仕事でも勉強会でも)。
実のところ全然つかえねーーーーって人も居るよ。
オチャラケてるっぽいけどすごい人ってのはいるけど、しっかりしててすごい人ってのはあんま見たことがない。しっかりしててすごい人はむしろ大企業系のほうが見たわ。あくまで俺の観測範囲。
ドワンゴの人はなんか楽しそうだし非リアっぽくて親近感だった。
グリーの人は割とさわやか系が多い。というかあんまり変な人が少なかった。
アメーバの人はなんか公共系SEのできる人っぽい雰囲気に近かったよ。もっとリア充ギャル男っぽい人だと思ったら全然だった。
でぃーえぬえーの人は数人しかあったことがないんだけどなんか雰囲気ちょっとこわいんだよなーみんな。
UEIの人はなんかとんがってた。ってか最初性別勘違いしてた。
基本みなさんすごい人だった。
あと学歴なーーー!やっぱり学歴高い人とか見るわけですよ。東大京大筑波大。あとなんかMITとか海外大学とか。あと高専生か。
学歴高いとやっぱりすごい人多いと思う。
下品なのでちょっと親しくなると学歴聞いちゃうんですよ。あとfacebookとかもあるしね。facebookで学歴見れるし。やっぱり頭いい…というか、頭よくてアクティブで社交性高めな人は学歴高い傾向あるよね。低学歴で根暗で一芸のみ、ってヤツもいるけど(俺だわ)。
でもたまに学歴高いのにヤバいくらいダメな人も居たりする。逆も居る。まぁこれはどこでもいっしょか。
デキる人と勉強会とかで話すと楽しいし、名刺交換したときに「あー…(コンサル会社か)」な反応から「あー!(あのベンチャーで○○で有名な!)」みたいな反応になってくれるのは嬉しい感じです。
スライドとかも自社テンプレとかあるので楽しい。下手糞が頑張ってパワポでつくるよりずっといい。
あとデザインなー。前の会社でも自社プロダクトなるものがあってデザイナーに発注してたけど、正直ショボかった。ちゃんとしたデザイン事務所に発注した案件(他社案件でコンサルしてた)は綺麗なんだけど。自社プロダクトは糞レイアウト…というか特徴なさすぎだったわ。良いデザイナによるデザイン主導が良いわ。
あ、あとこれはウチの会社だけかもしれないけど、イベント好きなエンジニアがいるので非技術系のイベントもしてたりして楽しい。サバゲだったりスキーだったり釣り部だったりあるっぽい。オフィスでケーキ作ったりとか。話し合う奴らとつるむ、って大学生のノリなんだけど。前の会社の同僚とかとはこんな感じじゃなくて、話を合わせるために合わせてるって感じでつらかったし、キュウべぇのキグルミで出社なんか出来なかったし。
とまぁ良い点を適当に並べた。
悪い点:
・勤怠管理がひどすぎる。残業代の有無は会社にもよると思うが。多少出社しなくてもOKなんだけど、明確なラインがないから困るっちゃ困る。あと風邪ひいてんのに家のPCから会社につないで仕事するヤツとかもいるし。
・時間ねぇー! 彼女作るひまもねぇよ! あっこれは時間あってもかもしれん。とりあえず前職の倍ぐらい働いてる気がする。明確に有給とったのもコミケの時とか母親が手術したときくらいか。土日祝も出たりしてるしちゃんと計算してないけど、めちゃんこ労働してる。
・技術ついてけねぇー!なにそのRailsとか知ってて当たり前みたいな!知ってるっつーのはRailsのActive Recordやらなんやらの実装とか、Railsライクな種々の実装とか、pythonで書かれたRailsっぽいフレームワークの実装状況とか、rakeとかえーと。まぁ色々。ちなみにうちの会社はいっさいRailsを使ってない。つまり自分が関わってない技術でも普通に語れ的な。JSフレームワークも20個くらい平気で使い込んで…というかソースまで読んでるくらいな感じの人がゴロゴロいる。20じゃ足りないかも。
・ゲーム屋じゃねー! ソシャゲ業界はわりとWeb屋です。ゲーマーが1割いればいい方。俺はエンジニアなんでいわゆるそういう企画屋さんじゃないんだけど、ほんと非ゲーマーの企画屋がズレたことを言ったりカネのことを言ったり平気でパクったりしてるのも見てる。ゲーマー系の企画屋はそれはそれで面白いけど、要するにソシャゲってゲーマーやんないしね?って感じだわ。 エンジニアもゲーマー少ない。俺もゲーマーじゃないしね。元RO廃人だけど。 なので企画段階で蹴られるフレーズのひとつに「それゲーマーしかやんねぇよ」ってのがよくある。 まぁでも流れはブラゲからアプリゲーになってきてるんで変わるかも。変わるといいね。
・使えない人の立場がなくなってく感じこええええええええ!!! これは一番でかいかも。使えない人がホントに…なんというか。恐ろしい勢いで立場が悪くなっていくのを見えてく。口には出さないけど「あいついらねー」感がひどいし、俺もそう言うのを(昔は出さなかったし、使えないなりに使える余裕があったのに)だしちゃってる。
つまりさ、高尾山にハイキングに行くなら、ハイヒールのギャルがいても別に許すじゃん?おぶってあげたらおっぱい当たって嬉しいくらいの。
でも富士山とか、登ったこと無いけどエベレストなんかに登るなら、そんなヤツがいても「今すぐ帰れ」以上には言えないわけじゃん。
そんぐらいリリース速度厳しいし、そういう意味での余裕はない。
まぁでも「○○ってフレームワークの実装が微妙に気に入らないので、新しく書きなおしてpull requestを送ったよ!」なんて仕事中にする余裕はあるので、これはなんつーのかな…。
・太った(重要)
まぁでも2年経って、面白いしエキサイティングなのは間違いないと思う。
なにより、Creativeであろうと思うなら、Creativeな人たちと多く話さないといけない、と強く思ってた。Blogを読むのもTwitterで話しかけるのもGitHubでIssueやPull Requestを投げるのもいいけど、実際に会わないといけないと思ってた。勉強会に参加して、それはさらに強く思うようになってた。
現状、そういう人たちに囲まれてるし、何人か『○○さん(自分)に影響を受けました!』とか言ってもらったり、勉強会で発表した俺のセッションがきっかけで話しはじめた人が弊社に入ってくれたりしてると嬉しい。
自分の作ったコードで遊んでくれたお客さんが居るのはうれしいもので、Muninのアクセス数見てニヤニヤしたり、自分の作ったところの課金処理が回ってる時は超テンションあがるし、何度テストコード走らせテスターさんに見てもらってても「うおおバグるなよおおおお」って神に祈ってしまう。
課金関連はお客様にお金払ってもらうわけだから、何かあるとヤバいわけですよ…。
すげーーーー長文になったけど、まとめると、『自分と近い価値観の人と居ると楽しい』『俺より強い奴に会いに行く→(転職)→会った→コテンパン…だが負けてたまるかー!→そいつらに認められる→承認欲求がすごく満たされる!』『まだまだ強いヤツに会いたい』『(SIerでもだけど)自分の関わったプロジェクトでお客様に喜ばれると嬉しい。怒られるとマジ恐縮』『当たるとうれしい。当たらないと悲しい。やめたくなる』あたりです。
「ソシャゲすごい好きだわーーー!だからこの業界超楽しいわーーー!」って言ってるエンジニアは会った中では…5%くらいかな。1割くらい行くかな。廃課金じゃなくてもカジュアルに好き、って程度の人は3−4割は居る気がする。コンテンツ寄りの人は、やっぱ自分の作ってるものが好きじゃない人はうまくいってない感じ(逆にインフラとかフレームワーク周辺の人はあんまり関係ない感じ。インフラ系の人でも廃課金はいたけど)。
2年経って自分を見直すと、もしもソシャゲ業界っていうものがシュリンクするなら、別の業界に移るとは思う。
技術的に楽しいとかそういうだけならソーシャルゲームにこだわる理由はないのです。むしろゲームなんて暮らしの役にはたたぬのです。クックパッドとか食べログとかのほうが役に立つし、ニコ生とかは政見放送までしちゃうのです。