はてなキーワード: アルハンブラ宮殿とは
例えばっすよ、「庭」ですよ
庭って、響きとしてカッコいいかダサいかでいうと、ややダサいと思うんすよ
歌にもそんな出てこねえじゃん
パッと思いついたのはハナミズキの「つぼみをあげよう 庭のハナミズキ」くらいだ
庭で踊ろう、とか言ってもさあ、狭い、ショボい、クソみたいな、灰色の、陰鬱な空間でさあ、
居た堪れなくなるような、リズム感のない、奇妙で、恥ずかしくて、見ていられない踊りを踊っている姿しか想像できねーわけ
それが例えばスペイン語なんかだと、Jardínですよ
ジャルディンじゃないぞ ハルディンだ
しかもハの音は、なんかノドを擦って出す、カッコいい音だ
"El jardín que nunca vas a conocer”
「君が知ることはない庭」
“Nube gris riega todo jardín”
「灰色の雲が庭すべてに水を撒く、庭すべて、僕
あっ…2曲しか思いつかねえ
アレなんすよ
「君の好きだったあのランタナの影の中」
これ、スペイン語だったらぜってえjardínへの言及があるよ かっこいいから
そういうポジションなんだ
Bailamos en la jardín、なんか言ったらもうカッコいいじゃないすか、庭で踊ろうってのとは話が違う
オシャレで、広くて、カッコよくて、明るくて、陽が射していて、あるいはいい感じの夕焼けで、とにかくステキな空間で、
イケている2人が、目が釘付けになるような、あるいは逆にあまりに不快感がないのでまったく目に留まらないような、良い踊りを踊っている
そういう印象になってくる
ホントですか?
ホントなのかな
もうわかんないよ
仕事やめたいよ
仕事やめて庭で踊りたいんだ俺は
それだけなんだ
それって俺だけ?
女の子を首尾よくデートに誘い出して、今日はドキドキ初デートっていう時、
目の前の席で少し頬を赤らめて座る女の子を見て、
ゆっくり僕は目を閉じ、
もしこの子が僕の赤ちゃんを孕んで、臨月を迎えたら、どんな姿になるか
そう、僕は想像するんだ。
僕は答えを急がない。すなはち、すぐに身体の関係を結ぶようなことはしない。
ゆっくり、ワインを静かな蔵の奥でゆっくりと寝かせるように、恋を育んで行くんだ。
されど、臨月。
その来るべき未来に、僕は思いをはせる。
僕は目を開く。目の前には先ほどと変わらず、女の子が僕を見つめている。
僕もその事を、あえて告げたりはしない。
そして何事もなかったかのように、軽妙なトークで彼女を楽しませるのさ。
恋のレコンキスタ。
アルハンブラ宮殿は、もう既に、陥落しようとしている…。