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2022-06-06

響きで得してる単語

例えばっすよ、「庭」ですよ

庭って、響きとしてカッコいいかダサいかでいうと、ややダサいと思うんすよ

歌にもそんな出てこねえじゃん

パッと思いついたのはハナミズキの「つぼみをあげよう 庭のハナミズキ」くらいだ

庭で踊ろう、とか言ってもさあ、狭い、ショボい、クソみたいな、灰色の、陰鬱空間でさあ、

居た堪れなくなるような、リズム感のない、奇妙で、恥ずかしくて、見ていられない踊りを踊っている姿しか想像できねーわけ

 

それが例えばスペイン語なんかだと、Jardínですよ

ジャルディンじゃないぞ ハルディンだ

しかもハの音は、なんかノドを擦って出す、カッコいい音だ

ニワ ハルディン そらハルディンのほうがカッコいいですわよ

歌にだって出てきます

"El jardín que nunca vas a conocer”

「君が知ることはない庭」

“Nube gris riega todo jardín”

灰色の雲が庭すべてに水を撒く、庭すべて、僕

あっ…2曲しか思いつかねえ

いやしかし、庭なんて一曲っすから

アレなんすよ

庭って多分あんま歌で言及したくないんすよ

俺の好きなランタナって歌にこんなフレーズがある

「君の好きだったあのランタナの影の中」

これ、スペイン語だったらぜってえjardínへの言及があるよ かっこいいか

なんならフレーズ最後に持ってくるくらいですよ

文法的にも、素直な語順でいけば影ofランタナof庭だから

そういうポジションなんだ

Bailamos en la jardín、なんか言ったらもうカッコいいじゃないすか、庭で踊ろうってのとは話が違う

オシャレで、広くて、カッコよくて、明るくて、陽が射していて、あるいはいい感じの夕焼けで、とにかくステキ空間で、

イケている2人が、目が釘付けになるような、あるいは逆にあまり不快感がないのでまったく目に留まらないような、良い踊りを踊っている

そういう印象になってくる

ホントですか?

ホントなのかな

これは俺の心から言葉なのか

もうわかんないよ

仕事やめたいよ

仕事やめて庭で踊りたいんだ俺は

それだけなんだ

できたらこう、アルハンブラ宮殿みたいなところでさ

2017-03-12

初デートの時、相手女の子臨月になった姿を想像してる

それって俺だけ?

女の子を首尾よくデートに誘い出して、今日はドキド初デートっていう時、

例えば一緒に洒落レストランに行って、

目の前の席で少し頬を赤らめて座る女の子を見て、

ゆっくり僕は目を閉じ、

もしこの子が僕の赤ちゃんを孕んで、臨月を迎えたら、どんな姿になるか

そう、僕は想像するんだ。

決して顔には出さない、出してはいけない。

顔には出さないまま、鮮明にイマジネーションするんだ。

その花柄ワンピースが、臨月によって膨らむ様を。

僕は答えを急がない。すなはち、すぐに身体関係を結ぶようなことはしない。

無粋な恋愛工学など僕には不要だ。

ゆっくりワインを静かな蔵の奥でゆっくりと寝かせるように、恋を育んで行くんだ。

されど、臨月

その来るべき未来に、僕は思いをはせる。

僕は目を開く。目の前には先ほどと変わらず、女の子が僕を見つめている。

彼女は僕が臨月の事を考えていたことなどつゆほど知らない。

僕もその事を、あえて告げたりはしない。

そして何事もなかったかのように、軽妙なトーク彼女を楽しませるのさ。

恋のレコンキスタ

アルハンブラ宮殿は、もう既に、陥落しようとしている…。

 
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