はてなキーワード: 「詩」とは
いつも思うんだけど小説に「文学的」と言われる表現は要るのか?
たとえ悪いかもしれないが「月が『煌煌と』輝く」の煌煌みたいなやつ。
小説で大事なのは作中の誰がどうしてそれに誰がどう思うかという部分がどれほど面白いかだけじゃないのかといつも思う。
風景の描写とかで技巧的な比喩を使ったり小難しい言葉を使うのはあくまで「詩」の分野であって、それは文学的というよりは詩的であるに過ぎないんじゃないかと。
複雑化すべきはプロットそのものであってそれを伝える表現を複雑にする必要はない。表現はむしろケータイ小説を見習うのがいいぐらいなのではないか。
作中の人間を動かすでそれは描写しておかないと説明不足になってしまうみたいな風景や状況に限って最低限日常会話と同レベルの言葉で伝えればいいと俺は思う。
夏目漱石のこころにしても表現自体よりもそれが示す人間ドラマの方がはるかに奥深い魅力があるわけで。別に表現自体の技巧はなくてもよい。
技巧面で詩的な表現にこだわって考えあぐねて筆が止まるぐらいならそんなもの投げ捨てて書きたい人間模様だけを書き進めればいいと思う。
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「新潮」note開設の一発目の記事として谷川俊太郎が投入された
それに加えて、谷川俊太郎をよく知らない人への説明でもあったのではないか
名前と一部作品程度しか知らない人(増田のような)にわざわざ何を説明する必要があるんだ
と思うだろうけど、時事ネタへのコメントが苦手な件で、谷川もいよいよ大丈夫なのかな
などと邪推していた増田は、アレは平常運転であり老いてますます元気なんだなと納得できた
なんとなく、追悼文にアレは大丈夫なの?みたいな声が新潮の耳にも届いており
1月号にちょうどいい記事があったので編集部が気を利かせて、一番に出してくれた
と見るのは穿ちすぎだろうか
https://note.com/monthly_shincho/n/n74bb120454d4
>新聞雑誌ラジオテレビなどのいわゆるメディアから、発言を求められることがあります。大体時事的なテーマが多いのでほとんど期待に添えない。情報過負荷で矛盾に満ちたこの時代に、公的な発言ができるほど僕は知識がないし、器も大きくない。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20220201-OYT8T50129/
西村賢太さんとの最後のやり取り…石原氏追悼原稿に「動揺もあって汚くなって申し訳ありません」|読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20220205-OYT1T50204/
記事掲載の2日後に急逝した西村賢太の絶筆の石原慎太郎への追悼文
詩人の谷川俊太郎さんの話 として短い思い出だけが掲載されている
【特集】天才詩人と石原慎太郎氏の意外な接点 「あいつはいいやつだ」の関係|47NEWS
https://www.47news.jp/1466515.html
>彼は僕が全然やらないことを知っていて、クレー射撃の散弾銃を撃たしてくれたり、ヨットに乗せてくれて三浦半島の方まで連れて行ってくれたり。
例えば、売れてる中では、それなりに「とがってる」事になってるRADWIMPSなんて、すべてがクソ幼稚で赤面ものでヤバイし、変な事やってます風のバンドも、とがった女ソロの連中も、すべて判を押したように「詩」が書けない。
これって、昔のミュージシャンは、歌謡曲の職業作家の歌詞を知っているから、アンチ歌謡曲な立場をとるにしても、その上で歌詞を書いてたのに対して、今のミュージシャンはそれらの表層的なメッセージ(言いたいことを自由に歌詞にしていいんだ!)を受け取って、まともに「詩」としての歌詞の価値を考えてこなかった結果じゃないだろうか?
単に自分が理解できないという世代的なものかとも思ったけど、例えばヒップホップなんかは言葉が命だから、若い人でも、そのあたりちゃんと考えて作ってるのはハッキリわかる。
あのなあ。
ノーベル賞ってのは、勝った負けたじゃねーんだよ。その発想、いかにも頭悪いからリアルで他人に言うなよ? だいたい勝ち負けってなら先に取ってたやつは勝ちか?負けか? 取られたらその時点で負け? チャンピオンベルトかよ。そうじゃねーだろ。「その人の作品自体偉大であるとともに、そのジャンルで他に類のないぐらい偉大な影響を与えたことに感謝と畏敬の念を込めて表彰します!」ってことだろ。変なたとえだけど「命を救ったのですごいです表彰状」みたいなもんだろ。たとえば町の中学生が「命を救いました表彰状」をもらったとしたらその町の警察官と消防署の皆さんは全員「負け」なのか? 違うだろ?
ボブ・ディランはフォークシンガーで、でもその歌詞は実質「詩」と言っていいボリュームや質の高さをもっていて、その作品群は、時代性から同時代や後世の多くの文学に(村上春樹も含めて)多大な影響を与えたことは間違いないだろ。むしろ今まで表彰されてこなかったのが不当なだけで。「ハルキにやるならそもそもボブディランにやらなきゃならねえ」って話になるのは、なんだか理解できる気もするねえ。
というわけで、そういうものが評価されるようになったんだ。「第2の文学」って言いぐさは少し気に入らないが、いい時代になったと素直に喜んでる文学者が大半じゃないかと思うよ。
最近の中学受験国語では「重松清」「あさのあつこ」辺りの小説が多く出題される傾向にあり、
★「中学受験によく出る作家」カテゴリにうまいこと入りこめれば、作家稼業はラクだな。
毎年コンスタントに10万冊は売れる
「12歳前後の多感な年代を主人公にした作品が多く、受験生世代に近い」
「親の離婚など複雑な家庭を描くことが多く、心理状況を出題ネタにしやすいから」とのこと
「大人を主人公にした作品を書きたい!」と内心思っている場合でも、それをグッと抑えて、
「主人公が12歳で、両親離婚などの複雑な家庭を描く」方が、将来の印税収入が期待できるかも。
社会人は小説読まない・読む必要ないが、受験生は小説読む必要がある。だからコンスタントな売上が確保される。
★義務教育って、コンスタントに小説売上を約束する社会モデルだからなあ。
仮にシェア10分の1の国語教科書会社に小説が採用されたら、年間児童数をかけ算して、年間10万部分の著作権収入が入る計算になる。
小説作家収入の数%程度は義務教育とか公立図書館に支えられているのでは?
★特に、「詩」とか「短歌」の世界なんかは、義務教育国語教科書依存度が相当高いと思う。
社会人は詩なんか読まない・買わないが、何故か国語教科書には詩が掲載される。
谷川俊太郎とか、収入の半分以上は義務教育国語教科書掲載料なんじゃないかと思う。