2019-10-21

μ's原理主義者がバンナムフェスGuilty Kiss出会ってしまった話

要点だけ言うと「元μ's原理主義者がバンナムフェスGuilty Kissステージを見てAqoursに対する負の感情浄化された話」もしくはバンナムフェスday2感想

殴り書いているので、読みにくいし、文章稚拙だし、ただバンナムフェスの終わってすぐの新鮮さだけは補償します。

はいわゆる「μ's原理主義者」だ。

今となってはもはや、そう自称することが許されるかどうかも怪しい。μ's原理主義が極まり過ぎてファイナル以降は完全にラブライブ!から足が遠のいてしまったし、他のアイドルコンテンツ(後に言及するがアイマスである)に今は浸っているし、かつてのようにμ'sの声優達を追うようなことはもうなくなってしまった。

来年にμ'sが出演する大きな合同ライブが決まったという知らせにも、当時大好きだったμ'sの曲を懐かしむように聞いてひっそりと嬉し泣きをするだけで、リアタイで集めたブルーレイディスクがあるのに更にチケット先行のあるブルーレイBOXを買う気になれず、チケット戦争に本気になれていない。そのレベルで心が離れている。

それでも当時は、μ'sが大好きだった。東條希は私の女神だった。曲の全てが、メンバーの全てが大好きで、ラジオノベルを含めた全てのコンテンツをチェックして、スクフェスにもめちゃくちゃ課金して、大型ライブのみならず、声優個人イベントにも行った。

μ'sが私に元気を、生きる気力をくれたから、私も全力で応援した。

Aqoursが、ラブライブ!サンシャインが大嫌いだった。

μ'sのいないラブライブなんて、見ていても辛くなるだけだ。そんなの私の好きだったこコンテンツじゃない。

ラブライブ!を冠にしていれば売れると思っているようなこいつらのせいでμ'sが休止になったんじゃないかとすら考えた。

すぐに東京ドームライブが出来たこだって、μ'sの実績があったから押さえられたんでしょうと。

二番煎じが万人に快く受け入れられるわけがない。

発表当時はキャラデザだけで吐き気を覚えていたのでアニメなんか見る気にもなれず、少し落ち着いた頃に再放送をやっていたので視聴してみたらまぁまぁひどい(ネットで散々言われていることなのでここでは割愛します)し、一生今後の人生においてAqoursなんかには触れないだろうなと、思っていた私が、

ついにGuilty Kissに触れてしまった。

なんの因果か、μ'sファイナルを行った東京ドームという場所で。

憎きAqoursの片鱗に。

10/21 バンダイナムコフェスティバル day2

アイマス目的に通し券で両日現地参加していた。

結論から言うと、めちゃくちゃに良かった(語彙力の喪失

本当に申し訳ないが、拒否反応が酷過ぎて彼女たちが登場した1曲目が始まった瞬間トイレに立った。ギルキスの登場までアイマス曲が連続披露され、そろそろMCだろうという流れでの登場だったので、ここで1曲消化し、MCの二人が出てきてトークを挟み、その後1曲ぐらいやって終わりだろうと。トイレ休憩を入れるなら今だろうと。

そんなことはなかった。

いや、お、おわらねぇ。

挨拶もなしに立て続けに3曲、MCも彼女自身で行うもほんの一瞬で、続けざまに2曲、更にし、新曲~~!?!?!?

シンデレラth名古屋渋谷凜役のふーりんがMCとアンコールを挟んで最後のおねシンまで6曲連続で歌いきったことが話題になったけれど、彼女たちは与えられた短い時間で全力で6曲歌い、踊り続け、東京ドームに集う4万7千人を完全に圧倒させた。

トイレからの帰り道に通路聴く歓声も凄かった。出演者ほとんどをアイマス関係で占めるこのライブで、たった3人で乗り込んできた彼女たちに湧くこの轟音、え!?ここってバンナムフェスじゃなくてラブライブライブ会場ですか!?というくらい。

席に戻った時には2曲目の「Guilty niguht, Guilty Kiss」が始まっていて、まわりのアイマスTシャツを着ているPちゃん達も皆が「ギルティキスギルティキス!」とコールしている。アイマスPもアイカツおじさんも皆ライブライバーになっている。さっきまで皆でアスタリスクににゃーにゃー言ってたじゃないか。HANABI打ち上げたじゃないか。一瞬にして世界が変わった。

たった3人だけの女の子たちの力で。

正直、9人中の3人だけの出演っておいおい大丈夫ラブライブ、ただでさえほぼ四面楚歌状態なのに狼の中に羊放り込むようなものだぞと思っていたけれど、そんな世界をひっくり返してしまうほどの力を彼女たちは持っていた。

善子ちゃん役の小林愛香さん、あの方凄いですね。ライブ後すぐ調べたんですが声優デビューが本作品だそうじゃないですか。甘くてとろけるような可愛いお顔にして力強い歌声しかもめちゃくちゃ踊りが上手い。ステージ上でバキバキのHIPHOP踊りだした時にはびびりすぎておしっこ漏らすかと思った。

メンバー全員のパフォーマンス力が高すぎて、開いた口が塞がらない。

ライブ披露だという「New Romantic Sailors」(あれってガチの未発表新曲だったんですか?それをバンナムフェスという場で初披露した彼女達の度胸がすごい)。

ちょっとお遊び感をまぜたライブぶち上がり曲、「PSYCHIC FIRE」だ!!と思った。BiBi系譜を感じてしまい泣きかけた。本当に素直にそう思えた。そう思った自分自身に心底驚いた。

μ'sの仇と、Aqoursを敵視していた私はもう、この最後の曲の時にはいなかった。

『μ'sの二番煎じ

私が思う以上に、彼女達は何度もその言葉を浴びさせられたんだろう。

彼女達の受けた矢の痛みは計り知れない。想像することもできない。それでも彼女達はそれらを跳ね除けて、ここまでやってきた。二番煎じで、μ'sが大きくしたコンテンツ名前を背負うからこそのプレッシャー彼女達にはあったから、ここまできた。アイドルジャンル作品は星の数ほどあって、その中で本気でコンテンツ過去の栄光に、ラブライブという作品名前に乗っかってやろうとしか考えていなかったらもうとっくに飽きられて終わっていただろうに、彼女達は彼女自身の力でこうして未だに輝きを放っている。その輝きは終わりが見えない。

Aqours普段聞かない私達が見た今回の6曲は、Aqours全体からしたらほんの氷山の一角に過ぎなくて、そんな齧っただけの私にも「わからせる」力を感じられて、でもきっとその力は一朝一夕のものではなくて、

そのための努力を知ろうとも、見ようともしないで鼻から拒絶したことを、私は心から恥じた。

アイマスだって、DSデレミリシャニゼノグラシアには765本家があった。アイカツだって大正義いちご先輩の存在があって、それらの「はじまり象徴」と後継のシリーズが集まって今回のフェス大成功に収めた。

後継だって、そこに携わる、そこにしかいない演者がいて、ファンがいて、本家にけして負けないパワーがあって、シンデレラガールズのPである私はその世界を知っていたはずなのに、どうしてAqoursだけは気付けなかったんだろう。Guilty Kiss彼女達は、私にそれを気付かせてくれた。

違うな。

気付けなかったんじゃなくて、気付きたくなかった。二番煎じで始まったAqoursが、μ'sと並ぶ存在になっていることを。ずっとAqoursにはμ'sより劣った存在でいてくれないと、私がμ'sを神聖視する感情に都合が悪かった。ただ目を瞑っていただけだった。その事実に気付くことができた。

ありがとうバンナムフェスありがとうGuilty Kiss

μ'sが終わってしまったわけではないのに、勝手Aqoursのせいで終わってしまったと思っていたことも、きっと希に「こらこらこらこらー!」って怒られるね。

貴方達が撒いた種は、貴方達と同じくらい大きな花を咲かせていたよ。

来年には58輪の花が並ぶんだね、すごいね

  • 善子じゃなくてヨハネ

  • 都合良すぎ 今までずっと目の敵にしておいて こういう奴大っ嫌い

  • 公野櫻子教徒から言わせればお前らなどただの通俗的な傍流に過ぎんわ何がμ's原理主義じゃ アニメもライブもただの二次創作、神のテキストだけが本物であとは全部偽物

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