2017-11-06

知性を持つ食人種が倫理的葛藤したり人類交渉したりする、バトルや恋愛とかがメインでない物語が知りたい

旧題:吸血鬼絶対悪ではない吸血鬼物語があったら知りたい

2017/11/06 18:34追記)タイトルに関して「別に吸血鬼じゃなくても」という意見があってそれは実際そうなので一般化して「捕食者が絶対悪ではない食人物語があったら知りたい」って頭のなかで書き直してみたら「『野火』じゃねーか」っていう気がしてきた。まああれは非常時における食人であって習慣としての食人ではない。

全部満たしていなくてもいいので吸血鬼種・人類種間の種族間の問題を描くような物語があったら知りたいです。

よろしくお願いします。

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追記:

吸血鬼に限らなければ2以降のデッドライジングがそんな感じか。

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追記2 (2017/11/06 17:32)

うぉっと、こんなにブクマがつくとは思いませんでした。

吸血鬼ものが一大ジャンルであるということを再認識しました。

全体的に単に私が読書不足なだけでサーベイ代行とかそういうのではないです。

そもそもこれを考えたときに視ていたのは『クジラの子らは砂上に歌う』です。

クジラ側の住人(特にチャクロ)などが感情共感を仲間かどうかの規準とおいている(まあ大抵の少年少女向け物語ではそうですが)のが気になって、

この世界に行動レベルでは倫理的逸脱をしないサイコパス存在したらどう扱われるのだろうとそのようなことを考えました。

しかし、共感ベース倫理を組むというのは上に書いたように多くの物語でそうですし、(少なくとも感情レベルでは)現実世界でもそういうところはあるだろうとは思います

ざっくりとした理解では食肉に絡む動物擁護派の一部は忌避行動で苦しみを測れるとし、実際攻撃に対して忌避行動をとるので苦痛を感じているはずだとして屠殺を伴う食肉が倫理的ではないとしていたと思います(それでファイナルアンサーかはともかく)。

もし、動物が人語を語るのならば苦しんでいるか否かは動物たちの語る言葉によって判断されるだろうと思います

何れにせよ共感を持てる対象かというのは言語的反応や身体的反応が似通っているかによってたいてい判断されているんだろうと思います

そして身体的反応と言語的反応を比べた時言語的反応のほうがおそらく重要視されるだろうと思います(*書いてから思ったが要検討:「言葉は嘘をつくが、目は嘘をつかない」とか)。

それで言語レベルでより強い共感性を持つ捕食者・被食者の集合というものを考えたとき吸血鬼に思い至って上のようなものを書いてしまったわけです。

http://b.hatena.ne.jp/entry/347980048/comment/hobo_king

hobo_king 本文を読むに「『その生態の特殊性から過去において様々な軋轢を生んだ吸血鬼だが、現代では人間(食料)への最大限の配慮を主張する個体存在する世界吸血鬼物語』があったら知りたい」って感じ。長い。

だいたいそんな感じです。

http://b.hatena.ne.jp/entry/347980048/comment/Silica

id:Silica タイトルの付け方が…吸血鬼ものじゃなくても、知的生物同士が捕食被食関係にあるような世界を描いた作品あるけど、そういうのはどうなんだろう

タイトルは追記にゾンビの話書いた時点で書き換えるべきでしたね。上のように言語レベル意味を共有できる知的生命ならいいのでぜひ知りたいです。

仮に吸血鬼絶対悪だとしたら人類もしくは吸血鬼どちらかが早晩絶滅するから物語が成立しないってどこかで読んだ気が。

これは数理生態学の本読むとそんな単純なものでもないというのがわかると思います中学理科でもあったように肉食獣が増えると、草食動物が減り、餌が減った肉食獣の生存率が下がり、やがて草食動物が増えという感じで振動します(植物の絡みは省略)。1捕食種-1被食種のケースが最も単純で、そうでないケースではもっと全種全滅みたいなケースが起きる確率は減ります

とは言えウナギの例もありますし捕食者の補色ペースが早すぎたら絶滅ということもあるかもしれませんね。

その他色々有り難うございます。気になるやつから読んでみます

  • 漫画やラノベを漁れば腐るほどあるでしょ。

  • これか TVアニメ「亜人ちゃんは語りたい」公式サイト http://demichan.com/

  • 吸血鬼じゃないけど「ビースターズ」はかなり希望に近いんじゃないかな 擬人化された肉食動物と草食動物が同じ言葉を話し同じ、建前上は 同じ権利を持って暮らしている世界のはなし...

  • ヒューマンライツとか議論の対立とかの話は全く無いけど、吸血鬼少女と人間の少年の恋物語を描いた描いた「モールス」っていう映画は悲劇の連鎖しか生まなくて救いがない感じがよ...

    • それに関連してスウェーデンの映画「ぼくのエリ」も同様。こちらがオリジナルだけども、映画作品いずれもスウェーデンの作家による「モールス」という小説が原作になってる。

  • ブクマカーがタイトルしか読まないことがまた証明されてしまう

  • 戦争状態ではあるがデイブレイカーだな 人類は吸血鬼にとって必要不可欠な家畜とされている

    • 私もこれが真っ先に浮かんだ 社会にとっての多数派が吸血鬼なので善も悪も無いというトンチなわけだけれども 当然悪い事たくらんでる吸血鬼も、真面目に研究してる吸血鬼もいる

  • 現代吸血鬼のすべて http://ncode.syosetu.com/n3058di/ 血棺炉神ヴァルヴェスティア https://kakuyomu.jp/works/1177354054883679024

  • 東京喰種でも読みやがれ

  • 吸血鬼でも人間ですらないけど、アニメ映画の『ズートピア』とか

  • 「ブラインド・サイト」 ピーター・ワッツ この路線の「吸血鬼のジレンマと可能性」を徹底的に考えぬいて、 「生物学的/生態学的/心理学的/社会学的に破綻せずに存在しうる吸...

  • 吸血鬼縛りではなくて、捕食被捕食関係での社会性構築ということなら、ミノタウロスの皿だな。

  • オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴとか軸が普通の吸血鬼モノとはズレてて面白いですぜ

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