2017-08-20

キラキラネーム読解術

https://anond.hatelabo.jp/20170819083313

塾講師なのでキラキラネーム読解にはかなりの自信がある。

そんな私に言わせれば、羽奏=わかなはまだ標準レベル

なのでみんな読めたほうがいいんじゃないか。

こういう名付けの是非についてはいろいろ議論もあろうかと思うが、今後キラキラネーム勢が社会進出してくることは確実なので、この程度が読めないようでは老害烙印を押されることは必至。

というわけで、以下の原則マスターしてキミもキラキラネームマスターになろう!

大半のキラキラネームは意外に常識的だと心得る

キラキラネームには大きく2つのパターンがある。

①読みは普通だが漢字の当て方が変

漢字の当て方は普通だが読みが変

「羽奏」のばあい、読みの「わかな」は普通なので①というわけ。

①+②の最終形態になるともはやどうしようもないが、①か②のどっちか片方である=読みか漢字の当て方のどっちかは常識的である確率はけっこう高い。

天使=えんじぇるみたいなのばっかだと思っていると思考放棄に陥りがちであるが、「羽奏」は慣れれば余裕。

音のかわいさ・かっこよさ重視

これは大原則として知っておきたい。

「羽奏」を「はねかな」「うそう」などと読んでしまう人はこの点を理解できていないと思う。

読みは音・訓なんでもよい。熟語しか出てこない読みも可

羽=はね・は・う・わ

奏=そう・かな-でる

この時点で「わかな」を出すことができるので、「羽奏」はまだ常識的なのだ

これが無理でも、直翔=なおと 程度は現代人として即答したい。

この原則では処理しきれない場合は、次の手法へ。

読みの一部を使う

音・訓読みの一部だけを取り出すのはもはや常識的な名付け法となっている。

取り出すのは前でも後ろでも可。たとえば、由望=ゆみ、美星=みほ、という要領。

なお、読むのは難しくないが、望海=のぞみ、みたいになくても良い黙字的な一字を足すパターンも頻出。

最近よくいる翔汰のさんずいといい、不要不急のパーツは人間ロマンなのだ

というわけで、中級者であれば「羽奏」も「はな」と読む可能性が視野に入ってくる。

漢字から色々連想する

本当に難しいのはここからです。

キラキラネーム読解の達人になるためには、漢字から連想されるものも読みに含めてよい、という原則マスターせねばならない。

美宙=みそら、那奏=なおと、など。

文字もつ観念連想によって羽ばたかせる詩的センス要求される高度な技術

ワイルドカード

最後に、現在の名付けには何とでも読めるワイルドカード存在するということを知っておこう。

とりわけ「空」「海」「星」など自然物はワイルドカード率高し。

これに当たってしまったらもはや諦めるしかないが、男なら「と・た・き・ま」、女なら「あ・か・や・ら」あたりで読んでおけば、それなりの確率で当たる。

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