2017-06-28

インスタントラーメンがどうしても伸びてしま

タイプラーメンを作ると、何度作っても伸びてしまう。

原因がわかってはいるのだが解決策が見つからない。

わたし調理をしながら片付けないと気がすまないタイプだ。

食材に火を通している時間があれば包丁まな板も洗ってしまいたいし、調理で汚れた手を洗うのだから一緒に食器も洗ってしまいたい。

インスタントラーメンを作るにあたって、どうしても最後に鍋から丼に移すという作業必要になる。

そうなればラーメンが出来上がった後には必ず鍋が残る。

そのまま放っておけば、熱をもった鍋はさっさと乾いてスープや小さな食材がこびりついてしまうだろう。

かと言って全体が浸かるほどの水をいれるくらいなら、まだスープなどが乾いてしまわない今のうちに洗ってしまったほうが楽だ。

そう思うとラーメンの入った丼を食卓においては、すぐに洗い物に取り掛かってしまう。

曲者は卵だ。

ラーメンに入れる卵は溶き卵と決めている私は、それでもなお澄んだスープを楽しみたいがために黄身が固まるまで火を通さないと気がすまないのだ。

できるだけ早めに卵を入れるつもりでいるのだが、麺がある程度ほぐれるのを待ってからでないときれいな溶き卵にはならない。

そのために、必ずと行っていいほど麺に火が通るギリギリ時間まで加熱が必要になってしまう。

その結果、いつも丼に移した直後がもっとも麺の食べごろになってしまうのだ。

そこから大急ぎで鍋を洗っても1分半。

コンロ回りを拭き取って布巾を絞り直して手を拭いてなんてしているうちに、あっという間に2分は経過してしまう。

丼の中の麺がどうなっているかはいわずもがなだ。

これはもう誰かに作ってもらうしかない。

そう思って、先日だんなに作ってもらうことにした。

わたしの大好きな溶き卵のこだわりをしっかりと伝えた上でだ。

そうしていよいよベストタイミングで目の前に丼が運ばれてきた。

律儀にラーメンをしっかり二等分に取り分けようとするだんなの愛らしいこと。

早く椅子に座れよと、だんなの一挙手一投足に釘付けになる。

いざ椅子に手をかけただんなは、何かを思い出したように流し台に戻ってしまった。

やっぱり気になってしまったのだ。鍋が。

そうしてだんなが席について、一緒に食べ始めるころには結局いつも通りの伸びたラーメンになってしまった。

ついぞわたしの夢は叶わなかったがそれでもいつもより美味しかったので許すことにする。

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