実親は両家顔合わせの時に、「お披露目の時に、援助してあげる」と言われた。
お祝いしたい、晴れ姿を見たい、けじめをつけたいという思いをひしひしと感じるが、
全部突っぱねて、受け取らなかった。そんなものは無駄だと思っていた。
親を宙ぶらりんにして、けじめをつけさせないという復讐をずっとやってきた。
中学受験の途中で勉強がつらくなってドロップアウトし、大学受験も失敗して一浪した。
失敗を挽回するために、なるべくお金も手間もかからない子どもになろうとずっと思いながら生きてきた。
ずっと育ててもらって申し訳ない、手間も金も吸い上げてごくつぶしでごめんなさいと思いながら生きて生きた。
ずっと親は何かにつけて、茶化すように
「お前の塾代は大変だった、何百万もかかった」「大学には偶然受かったようだが、お前は浪人した上に、(別の私大)には落ちたからな」
と金銭的負担や私が失敗したということを言われ続けた。(どんなにやめてと言っても、やめてくれなかった)
なんとか必死に頑張って、公立高校から、実家から通える国公立大学の就職がいい学部に進学して、条件のいい職場に就職して、
自分にはもったいないような最高の相手と結婚した。留学もしなかった。
弟は自分の倍以上の学費がかかる高校大学に行き、低賃金の気ままなフリーランスのため、いまだに実家から出られない。
しかし、弟に親は何も言わなかった。お金のことは何も言わなかった。
親の甘えで、愛情表現なのだと頭では分かっているから、我慢してきた。
最近になって子どもができ、親は「孫の学費は心配いらない」と言い出すようになった。
何かが切れてしまった。
お前ら、経済的に苦しいんじゃなかったのか。
これまで頑張ってきたのはいったい何だったんだ。
やっぱり私が失敗したから、まだ挽回できてないからまだ許されていないのか
進学就職結婚孫もうあともうできることなんて残ってない、どうすればいいんだ。
本当は着飾りたかったけど、くだらないことにお金をかけるのに抵抗があった。
お披露目や挙式がしたかったけど、何事もなかったかのように笑顔でスピーチなんてしてほしくなかった。
結婚祝いにせめて何か贈りたい、と言われたときに、冗談で「じゃあ訪問着がほしいな」と返したら
親はとてもうれしそうにしていた。それを着て、お宮参りのときにお食事会をしよう、ちゃんとした写真を撮ろうと言われた。
それを見て、やっぱりいらないと言ってしまった。
喜んでお金を出したいというそぶりを見せられ、反射的にそう言ってしまった。
お金はもう受け取れない、おめでとうとだけ言ってほしい。
『最後まで余計なこと(挙式)にお金をかけないで、偉いね、失敗を挽回したお前は手間もかからない上に黒字だよ、結婚おめでとう』
と言ってほしい。
本心じゃないことを苦しみながら、自分の子供のために言ってほしい。子どもに尽くすことができないという不幸を味わってほしい。
「あなたが我慢してきたおかげでみんなが経済的にも気持ち的にも楽できた」と言ってくれれば、
私に一銭も出さないまま、おばあちゃんの入院や弟の結婚式に何百万突っ込んでも、許せる。
自分はみんなの踏み台だと言い聞かせないと自分の心がもたない。
逃げるなんて許さない、孫の誕生で一旦リセットできると思ったら大間違いだからな。
親だって完璧な人間ではないのもわかっている。逆恨みの親不孝なのもわかっている。
親にもう囚われたくない、執着したくない、こんなどうしようもない形で甘えたくない。
好きなようにすればいいと言われたけど、親の喜ぶことと親が悲しむこと以外にやりたいことが見つからない。
どうやったら親離れできるんだろう、性格悪すぎて手がつけられない。
誰も私にそうしてほしいなんて言ってない、恩着せがましく「~してやった」て思っているところが独りよがりでばからしい。
早く楽になりたい、前向きになりたい、こんなくだらないことで悩まず、何も気にしないで生きていきたい。
どうして子どもを作ってしまったんだろう、生まれるまでには自分の気持ちの整理をつけないといけない。
ごめんね。生まれるまでにちゃんとした人間になるから、ごめんね。
ヴィパッサナー瞑想をするのがいいよ これは責任もって言える あんたのそれは意味のあることじゃなくて脳にそういうこと考える癖がついてるんだよ だから考えるの止める訓練が必要...
表現できると言うことは、見えてきているということなんだろうな。 私の場合、親からされたある虐待がすっぽりと記憶から抜け落ちていた。 本を読んだのをきっかけに思い出して、自...