2017-05-14

[] からすみ

からすみは、岐阜県東濃地方長野県木曽郡南部下伊那郡南西部愛知県奥三河に伝わる銘菓で、米粉でつくった蒸し菓子のこと。

  

下記の地域では「からすみ」と言うと、鯔の卵巣の加工品ではなく、米の粉を加工した和菓子意味する。

 岐阜県中津川市恵那市瑞浪市などの東濃地方

 長野県木曽郡南木曽町大桑村下伊那郡根羽村平谷村

 愛知県北設楽郡設楽町豊田市稲武町などの奥三河

  

このからすみは、全体に細長い棒状の棹物菓子で、包丁適当な幅に切って食べる。特徴的なのは、長い側面の上部を両側から

中央に向けて押し寄せたようになっており、切った断面が富士山のような山の形になっていることである

これは、蒸した団子を長く伸ばし、このような形の木型に押し入れて作られる。

  

食味や作り方は名古屋名物ういろうに似ているが、より固く弾力があり、べとつきが少ない。

  

からすみ名前の由来は、子宝象徴としての縁起物であるカラスミの形に似せて作ったという説と、中国で作られた富士山の形を

した墨、すなわち唐墨に形が似ているため、この名を取ったという説とがある。

この地方の各家庭では、桃の節句からすみを作りお祝いをするという風習がある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%BF_(%E8%8F%93%E5%AD%90)

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