2017-05-09

父が殺せない

http://anond.hatelabo.jp/20170309180653

もうすぐ、回復リハビリ病院に転院して2ヶ月になる。

1ヶ月経ったところで、担当医師からリハビリ状況について説明があった。なんか通信簿が2種類あるのだが、ほぼ最低点の17点だか19点だ。「なんとなく座れるようになったから」ということで一月で2点ほど上がっていたが、正直大して変わらない。

これを受ける前に介護認定調査もあった。回答は2週間ほどで出ると言われたのだが1ヶ月ほどたった今もまだ来ていない。ただ医師からは「この状態なら間違いなく要介護5ですね」とは言われている。

で、リハビリ状況とともに脳の断面図も見せられた。案の定左脳ほとんどは死んだそうだ。「ここまで死んでて、脳浮腫で死ななかったのは逆に奇跡ですね」と言われた。もう少し若ければ脳細胞が詰まっていて圧力がもろに来たのだろうけど、年寄りで脳細胞スカスカだったから良かったのだろう、と言われた。言われてもどうしようもない。

今後の状況については、胃ろうを勧められた。経鼻チューブでは本人が外す危険があり動く左手を拘束する必要があるが、胃ろうにすればその心配がなく、転院(ただし次は病院ではなく特養になる)もしやすくなるというのだ。

このままのほうがいいんだけどなあ、とやんわり延命治療を断るつもりで答えたら「経鼻栄養では死にませんよ」と言われた。昔より流動食の性能が良くなっていて、栄養バランス絶妙だというのだ。

胃ろうではQoLが良くなって死ににくくなるのであろうが、親族筋には反対している者もいる。経口で飯を食わせられる可能性がなくなると思っているのだ。

個人的にはその可能性はもうないと思っているが、やはりそれは言えない。

誰の手も借りず、うまいこと死んでもらう方法がないだろうか考えている。

特養は空きがないため入れる可能性が少なく、有料老人ホーム夫婦年金を全て使っても足が出る。数ヶ月なら援助も可能だが、数年ならこちらが詰む。

記事への反応 -
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    • 家庭看護になることへの恐れがあるみたいだけど、今の病院が月末まででも、そのあと、緩和病棟などがある病院への転院ができるのが普通だと思う。 ただし、早くから取り組んでおか...

      • 元増田だ。ありがとう。 退院即自宅介護にならないことについては初日に医師から説明があったのでその心配だけはしていない。ただ、ヨイヨイになっても最悪意識くらいは戻るだろう...

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      • 人間、生きるそのものだけでは強いんだな、と本当に思うよ。 あと、数年前より医療の進歩もマニュアルの充実も進んでると思う。 人工呼吸器と胃ろうはなし、とは言っているんだけ...

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