2017-05-05

http://anond.hatelabo.jp/20170504141831

元増田だが、追記しないほうが盛り上がりそうなのでこっそり書く

 

自分10年の差を感じないのが何故か考えてみた

よく考えれば不思議もので、私はモバイルアプリエンジニアなので、最も変化があった立場にいると思う

 

しかPC世代な者にとって、スマホの登場で生活が劇的に変わるかというとそうでもなく

それまでの延長線上で「より便利になった」という感覚の方が強い

スマホアプリというのは基本、それまでの時代にあったものサービスコミュニティなんかを

 再現するのが仕事である。新しい何かではなく、最適化合理化機器であると言っていい)

 

これは結局家でも職場でもPCを触ってるせいもあると思う

PCを持っていない層なんかは大分変化を感じていることだろう

 

リーマン・ショック後の10年も確かに伸びてはいるのだが

その前の10年ではインターネットの爆発的普及があった

どうしてもアレと比べると見劣りしてしま

 

この感じは、個人的に90年台も似ていると思う

確かに伸びた時代ではあったものの、70年台80年台に普及した物がより便利になっただけで

行動や生活自体は大して変わらない10年だった

 

俯瞰で観ると

デジタル機器普及の70年、80年台 → 改善の90年台

インターネット普及の00年台 → 改善10年台

 

という構図が浮かび上がる

改善10年は、予測できる範疇で今あるものをより便利にするような時代

進歩しているようでいて、やってることは発明ではなく最適化なので

ふとした時に「あれ、それほど変わってないな」と我に返ることがある

そういった理由10年の差が感じられずもどかしさがあるのかもしれない

 

 

 

ちなみに災害戦争経済危機はいつの時代もあるので、特別なことではないと思う

 

____

 

もう一つ追記

コンテンツ業界メディア業界でも差があまり感じられない

(規模が小さくなっているという意味では悪い意味で差はあるのだが)

 

10年前とコンテンツの素晴らしさが変わったかというと、どうなんだろうか

洋ゲ―なんかは進化したが、それ以外がいまいち

 

これも考えてみると、コンテンツレベル10年前くらいにヒトの認知限界に来たのだと思っている

解像度が上がっても、fpsが上がっても、奥深さが更に奥深くなっても、それ以上良くしても人間の感じ取れる範疇を超える、あるいは超えそうな域に近づいている

簡単な例で言えば、320x240の時代から、1920x1080の時代ですごい変化を感じたが、それが4K8K時代になっても同じような感動は中々得られない

そういったことが色んな業界で起きていると思う

10年前のコンテンツが今も通用してしまうのは、私がおっさんになったからだけではないと思う

 

こういうことを考えてると、逆に70年台80年台や、00年台の方が特殊だったのでは? というような疑念に行き着く

00年台で劇的進化は終わりを告げ、これからは似た時代がずっと続くのではないか

それはそれで悪くない世界だと思う一方で、得も言われぬ息苦しさを覚えてしまうんだ

 

まあとは言え、劇的変化というものは凡人の想像の外から飛来するので、ただの杞憂かもしれないけれど

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