2017-04-18

知らない人に100円あげた話

会社の昼休み定食屋へ向かって駅前を歩いていると、中年くらいの女性が道行く人に声を掛けていた。

マスクを付け、いやに汚れたコートを着込んでおり、遠目にも怪しい感じがする。何かの勧誘だろうか。

当然のように、みんな無視している。

私も絡まれるのは面倒だし、昼休みも短いので足早に通り過ぎたが、後ろから

「〇〇(バス停名前)までの運賃分かりませんか?」

と言っているのが聞こえた。

どうやら勧誘では無いらしい。というか普通に困ってる?

気になったので、一応話を聞いてみることにした。

話し方がたどたどしく、要領を得なかったが、どうやら買い物をし過ぎて帰りのバス運賃が足りるか不安らしい。

家に帰るような口ぶりだったので、料金くらい分かっているのでは?と思いつつ、スマホで調べていると、

障碍者手帳を持ってるから安くなる」と横から言われた。半額になるらしい。

手持ちがいくらなのか尋ねると、茶色封筒を取り出した。小銭がたくさん入っている。

一緒にお金を数えてみると、90円足りなかった。

近くに交番があるので、そこで事情を話せばお金を貸してくれるかな、とも思ったが、手続きとか面倒そうだし、警察に預けるのも何だか可哀相な気がしたので、100円あげることにした。

もの凄い勢いで感謝されたが、結構時間が掛かってしまったので、適当にあしらって別れた。

買い物をするために、近所のバスを利用するのにもお金が掛かる、という当たり前の事実と、周りの人に無視され続けていた彼女の姿を思って、少しだけ悲しくなった。

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    突然思い出したが、 1ヶ月前くらい、京王線の駅の近辺で、フィリピーナっぽい若い女が数人で、 募金お願いしますとかやってたな いろんな駅で数回見かけたのが胡散臭さ倍増だった

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