2017-04-15

親のありがたみがわからない

大人になると親のありがたみがわかるよね?」

こう聞かれると、自分は困ってしまう。

親のありがたみがよくわからいから。

正直によくわからないと言うと相手の気分を害してしまうことが多いので、表面上は「そうだね」と言ってはいる。

仕事をするのも、家事をするのも、つきつめれば自分のためだと思う。

子どもはまだ育てていないからよくわからないけれど、少なくとも、作る行為も産むこともつきつめれば自分のためだと思う。

自分の両親の話を長年聞いてきて自分が思ったことは、

「両親が子どもを産み育てた理由は、自分の親に『がんばったね!』と認めてほしいからではないか

ということ。

そう、自分は、自分の両親の親孝行に利用された気がしている。


育ててくれてありがとう、と素直に思えない理由の一つはたぶんこれ。

自分は育ててもらった。

両親は子どもを育てたことで、両親の親と良好な関係を築けた。

両親の親と折り合いが悪い時は、子どもをかすがいにしたり、八つ当たりすることができた。

ウィンウィンだったじゃないか


自分は、親と祖父母や親戚のことを考えることが減り、自分人生に集中することができてうれしい。

親のありがたみはよくわからない。

※ちなみに、祖母たちへのありがたみはある、なぜだ。

おいしいご飯を作って食べさせてくれたり、一緒に遊んでくれたり、畑仕事を教えてくれたり。

祖母たちへはなぜか無性に恩返しがしたい、お世話がしたい、介護がしたい、と思ってしてきた。

両親と祖父たちにはそこまで無性には感じない、なぜだ。

私はもしかして祖母たちに育てられたのか?

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