2017-04-09

YouTubeエロゲソングを聞くのが好き

自分がまだ小学生の頃、ふとしたきっかけでエロゲ存在を知った。

成人しか遊べないゲーム存在に何か安心感を覚えた。

自分はきっと大人になってもゲームをすると信じていた。

だけど、その頃の世の中にはまだ大人ゲームなんて遊ぶことを馬鹿にするような所があった。

それなのに大人しか遊べないゲームが一部でだけど話題になっている。

まり大人になってからゲームやってる人も沢山いるって事じゃん!

そう自分は感じた。

そして大人になってからゲームで遊ぶであろう、そしていつまでたってもモテたりはしないであろう自分はきっと彼らエロゲーマーといつか合流するのだろうと感じた。



まだエロゲで遊べない自分エロゲOPを聞くことにした。

たまにムービーも見た。

まだ動画配信サイトがない頃は公式ホームページから動画や歌を落として聞いていた。

紙芝居切り貼りもあれば、他の一般ゲームに負けないような出来のものもあった。

そしてどれもが独特の甘酸っぱいような、子供っぽいような、それでいて大人向けと思わせるような、何か懐かしい雰囲気があった。

その頃自分エロゲに一番感じたのは憧れよりも懐かしさだった。

そしてある時YouTubeがやってきた。

簡単に沢山のエロゲOPが見れた。

次々にOPを見てOPソングを聞いて、ときにはED挿入歌も聞いた。

しかった。

真夜中に自分のような人間の将来が不安になったときYouTubeを見れば何だか安心できた。

自分のような人間のまま大人になった人がいて、それなりに楽しく生きているのだ。

そして今どこかで同じ動画を見ているかも知れない。

その感覚はまるでこの世界のものに包み込まれるようだった。



実際にエロゲをやってみたら想像よりもつまらなかったので、実はあまりエロゲはやっていない。

だけど今でもエロゲの曲をYouTubeで聞くのは好きだ。

あの頃感じたネット越しの一体感がまだそこにあるような気がするから

そして、エロゲOPに感じる懐かしさは今も変わらないから。

寂しい人間の心を埋めるために作られた曲を聞くと安心する。

同じ気持ちの人がどこかにいる、同じ傷をずっと昔幼い頃心に負った人がどこかにいる、そんな気がするのだ。

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