見て覚えろ。周りはみんなそうしているんだ。
ならば、社内の清掃やパシリは多くやれ。使えないしやることないならそうしてろ。
社会性がきちんと備わっていて、人から可愛がられるタイプの人間なら、掃除やらお茶汲みや買い物等の機会を活かして社内に馴染んで通常の仕事も任せられるだろう。
しかし、そのようなおべっかが上手くいかないタイプは、嫌われて社内の雑務の時点で見限られる。
大体、このようなことを言ってくるのは小規模な組織ですぐ真上に経営者がいるような所である。
当然、新人いびりは教育で、社員は経営者の都合の良い駒と思っているので離職率は高い。
清掃員や召使いとして雇われてるなら掃除やパシリが上手くできなくて文句言われるのも筋が通るが、実務教えないのにそれってなんなの?
今回、そんな小規模なところを辞めて大きな組織に正社員で入ってみたら、
雑務は総務の人がたくさんいるのでほぼない、
鍵開け等は当番制で全員が行う。
そうしたら、雑務で1日が終わるような場所とは違い、初日から業務に必要な知識と実際に顧客に関わる実務をやらせてもらった。
社会的に価値や意味のあることを最初からやれることで、仕事へのモチベーションがあがる。
……どう考えてもいきなり仕事教えた方がちゃんと実務ができて戦力になる。
上手く生きられない人間ほど、教育システムが備わっている大企業や公務員目指した方が生きていく為に稼ぐ術なんだなと身をもって知った。
仕事なんか身過ぎ世過ぎなんだから、自分の性格や特徴に合わない職場に行くのは自殺行為である。
ただ、周りを見て自分の立場を弁えることはどの職場でも大事だし、周りが見えなきゃ出世はない。
しかし、実務以外で余計なストレス溜めすぎないような場所で生きていきたい。