気持ち良く2発抜き、翌朝目覚めて風呂に入ろうとしたとき衝撃を受けた。
おれの精子本当にくさい。
毎日のように励んでいた頃は全く気付かなかったけど、本当に吐きそうになる。
口臭とか汗臭さとはまた違う、刺激臭。
イカくさいとか、金木犀の香りとかでは表現できない身の危険を感じる臭い。
石鹸で一回軽く洗ったくらいでは落ちないから、ケアが雑だとすぐばれると思う。
「今日あの子生理くさいわーw」とか言ってるやつ、おまえのほうが精子くさいぞ。
「今日〇〇君、精子くさいなー」って会話、絶対女子会でもしてるだろ。
余談
精子について書いてたらふと思いだした、インターネットコミュニティの歴史を以下に記録する。
アフィブログ騒動を経て今でこそ隆盛を極めている2ch嫌儲板がまだ過疎っていた7年前の話。
独特のまったりした雰囲気と、独自の文化(極左けいおんスレ、花言葉さん、ペンギン博士、フリゲスレ、ハワイアン、声優の生理周期予想)があって居心地が良かったのだが、1日のレス数が100を切るようなあまりの過疎っぷりに危機感を覚えた有志が板起こし運動を始めた。
それがミニコミ誌Zartanの制作(くそつまらなった)、嫌儲の日といった催しにつながったのだが、最大の盛り上がりを見せていたのは天下一射精会だろう。
これは毎年クリスマスの0時から24時までに何回射精できるかを競う祭で、ライダーと呼ばれる男が30回前後射精していつも優勝していた。回数を競う一方で、日々の射精活動の成果を見せ合う芸術部門もあり、皆思い思いにフィギュアへのぶっかけ画像を投稿していた。
その中でも特に称賛を浴びたと同時にドン引きされたのが、「ザータン」と「きのこの山の箱」だ。
ザータンとはザーメンタンクの略で、日々放出した精子を貯めたペットボトルのことだ。確かにこの方法ならティッシュの処理に困ることもないだろうが、黄味がかった精子が一杯に入った2Lペットボトル数本の画像を開いた時は思わず鳥肌がたった。
しかし密封保存されているだけまだましだろう。もう一方は、もう想像がついたとは思うが、射精の的となり干からびたザーメンの層が幾重にも重なって厚さ数センチに達した、きのこの山の箱だ。精子が染み付いたせいで箱全体がヨレヨレになり、箱の中の一種神秘的な白さを完全に失ったザーメンは腐敗した茶色い固形物となって、掃除を怠った排水口の様だった。あれに比べたらザータンのほうがまだ清潔だ。画像を思い出すだけで、あの独特の、むせ返るような魚臭さを思い出す。