2017-01-25

男女共同参画社会に関する世論調査」年度、年代比較

私の予想

ネットでは「今の日本女尊男卑」という考えに基づく女叩きが年々加速している。よって、年度が進むに従って男性の「女性優遇されている」と答える割合は増えていくと予想する

・女叩きの激しいまとめサイト等に感化されるのは10代~20代若い男性。よって、学生若い男性ほど「女性優遇されている」と答える

結果

2016年

2016年から18,19歳も調査対象となったが、すべての項目において18~29歳男性は、20~29歳と比べて男性優遇派、女性優遇派ともに減っている。ここにおいて私の予想は外れた。項目によっては「どちらかというと男性優遇」の割合が18、19歳を含むほうが高くなっている。

法律制度」の項目に着目する(2ちゃんねらーが言っていた「地位の話だから」という弁解の入る余地のない項目だ)。予想通り若い年代ほど「男性優遇」派が減り、「女性優遇」派が明らかに増えている。しか男性だけ見ると、若い年代の「男性優遇」派は特にほかの年代と比べて減っていない。ただ、「女性優遇」派は20代、30代において目に見えて増えている。男性優遇派が若い年代において減ったのは女性票の影響であるようだ。

2016年度には「学生」という項目もできている。なんと、男性優遇派の割合だけ見ると男子学生のほうが女子学生より多い(ただし、「どちらかというと男性優遇」が殆どであり、「非常に男性優遇」では女子学生のほうが多い)。女性優遇と答えた男子学生は15%。18~29歳の若い男性全体より少ない。ここでも予想は外れた。ただし、男子学生は40人しかいず、また学生若いとは限らないので要検討。

「非常に女性優遇」の項目を見ると特に若い年代学生で多いわけではない(ただし、30代では少し突出していた)。

社会全体」の項目

男女ともに、18~29歳の若い年代では「非常に女性優遇」という答えはなんと皆無。

女叩きは「日本世界一女尊男卑の国!男は奴隷で常に虐げられている!」と主張するので、「どちらかというと」等という甘いものではないはず。

男女ともに、男性優遇女性優遇ともにほかの年代との差はそんなにない。

年度比較

法律制度」の項目における、年度ごとの20代男性男性優遇女性優遇と答える割合比較した。

    男性優遇 女性優遇

2007年 37.5    16.1

2009年 21.7    18.2

2012年 26.4    20.7

2016年 38.7(38.6)21.8(20.3)

()内は18,19歳を合わせた場合割合

2007年の時点でも、若い年代の「法律制度において女性優遇」と感じる割合は高いようである観測上、「今の日本女尊男卑」という女叩きは2007年の時点であった。

それから女性優遇」と答える割合は増える一方であるようだが、2016年の「男性優遇」と答える割合2007年時点を少し上回る程度に盛り返している。2012年比較すると何か裏があるんじゃないかと思うほどだ。

続いて「社会全体」の項目を見てみよう

    男性優遇 女性優遇

2007年 62.5    8.9

2009年 57.3    6.3

2012年 51.4    14.3

2016年 67.7(67.3)5.6(5.2)

2012年では私の予想に近く、20代男性が突出して男性優遇派が少なく、女性優遇派が多かった。しか2016年において急に男性優遇派が増え、女性優遇派が減っている。本当に何か裏があるんじゃないのか?

考察

1. まとめサイトなどの女叩きの天下は終わった。今では若者ニコニコ離れも進んでると聞くし、女叩きもぼちぼち呆れられ、飽きられつつある

2.    ネットでもフェミニストの声が大きくなったこと、またろくでなし子氏などのフェミニストの台頭の影響。また高畑事件での弁護士コメントなど、「司法男尊女卑」と思わせる出来事のため。

3.    学校教育の成果。

4.     単にサンプルが偏っているだけ

5.     計算間違い

6.     調査員がなんか圧力かけた

7.     まとめサイトが猛威をふるうのは実際は18,19歳より後の年代

4,5,6ではないことを祈らずにいられない

ただ、「非常に男性優位」という声は若者だけ見ても過去調査より減っている

それも、やっぱり若者ほど減っている。

いいのか悪いのか・・・

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん