あの名著がどうしてこうなった…
アドラー心理学の観点からいかにこのドラマが酷いか書かせてもらう。
というか、題材がアドラー心理学なのだから、ドラマ作ってるうちに矛盾に気づかんのか。
・庵堂蘭子の部下への態度が酷い
部下を携帯代わり、教育を放棄し、さらに無視と問題行動のオンパレード。
挙句は「お前は刑事に向いていない」と部下の勇気をくじく有様。
その行動はアドラー心理学を持ち出すまでもなく、いわゆるアダルトチルドレンそのもの。
というかどうやったらこんな勘違いを起こせるのかすら理解できないレベル。
この主人公はアドラー心理学を生まれたときから実践しているという設定らしい。
いやいや、一番アドラー心理学を学ぶ必要があるのはこいつだろ。
いやいやいや、ちゃんとアドラー心理学教えろよ。お前も教育さぼってんじゃねえよ。
本来最も罰を避けるべきアドラー心理学の実践者が進んで、人々を罰して刑務所にぶち込むという矛盾…。
薄っぺらい勧善懲悪のストーリーならアドラー心理学なんて持ち出すなよと。
「あなたは(刑務所で)ずっと不幸に浸っていてください」なんて、
数々の重症精神患者を病院から救ったアルフレッド・アドラーが言うわけ無いだろ。爆発しろ!
ということで、ただのドラマで、ここまで突っ込みたくなるという点では大成功だな。
引き続きたくさんの突っ込みどころに期待しよう。