そろそろ後期試験だろうか。
私は4年制薬学部の最後の入学者で、1回生を2回やった薬剤師です。
留年した人間の国家試験体験記というかただおばちゃんが思い出を書くだけなので、気が向いたら読んでいってほしい。
書いてみたらクソ長い。ごめんなさい。
講義をサボったわけではない。(皆勤でもないが)真面目に勉強して2回生に上がれなかったのだ。
こちらのほうが致命的である。
私が親なら退学を勧める。
しかし別学部卒で自身も留年経験のある親は留年を許してくれた。
今思えば、
当時の自分は、いわゆるプライドの高い真面目系クズに該当すると思う。
自分は人並みに頭が良いと思っていて、誰かに頼らずとも自分でなんとか出来ると奢っていた。
元同級生と顔を合わせたくなくて、キャンパスの中で一人になれる場所を探した。
結局それなりに友人もできて、面倒見の良い教授にあたり、その後は国家試験までストレートに合格できたのだけど。
◆その国家試験前の話。
私学なので国家試験前は予備校の先生を招いて講義をするのに、空白の2年に卒業する=合格率に直結しないという理由で私たちにはそれがなかった。
今でも納得いっていない(笑)
ほとんどの子が自費で予備校に行くなか、私はお金もないので、教授が借りてくれた空き教室で毎日自習した。
お湯を沸かすためのポット。
無機質な真っ白の部屋に
これらを持ち込んで占有させて頂いた。
こんなに頑張ったのは初めてだった。
考えたらいつも、あと残り2割か3割の努力ができなくて。
できない、というのはなんとなくだらだらして。
無意識のうちに、全力で努力することが怖かったのかもしれない。
余力を残すことで、結果が出なくても言い逃れできるようにしていた。
ほら、やっぱり真面目系クズだ。
クズにも底が見えた。
勉強していたら、身体がバラバラになるような感覚がして、涙が出て来て、気がついたら貴重品持って大学を飛び出して
行ったことのない駅で降りていた。
風のすごい強い寒い日で、我に返って大学に戻ってコーヒーを飲んだ。
そんな意味不明な1日。
(ちなみに一般的に国試より厳しい卒試は、非常に優しかった。だってお荷物だから追い出したいし…なので割愛。)
今でも全力の努力って中々できないけど、やったことのある人はわかるだろう。
毎日毎日目新しいこともなく、見覚えのあるものを解いてはため息。
解けたら安堵の、解けなければ落胆と不安の。
悔しいことに、この苦しい日々を忘れつつある。
今一児の母だが、出産の痛みさえ1年も経たずに忘れる。
そういう風に人間できている。
だけど、大学を飛び出したあの日のことは、何故かハッキリと覚えている。
◆今、卒試国試前の人へ
6年間も(それ以上かな)本当に良く頑張ったから今そこにあなたは立っている。
ゴールより手前で息を吐かないよう、走り切ってほしい。
◆留年した人へ
ドラマのような、逆転劇は残念ながらない。
留年や休学を繰り返すループに入ると、時間的にも金銭的にも人生に響く。
それは全然悪いことじゃない。
自分の人生を、大事な時期を真剣に考えての判断なら、それは後退ではなく前進だ。
上でサクッと書いたけど、「それなりに友人ができて面倒見の良い教授に出会えた」のは、大学に行き続けたからだ。
必ず授業にはでること。
頑張れ。
これは純粋な門外漢の疑問。 何か必要な手続きをしてるのはわかってる。 昨日も近所の大きな薬局にいったんだけど カウンターの向こうには薬剤師とおぼしきおばちゃんたちが20...
ズバリお答えしますと、処方箋の厳密なチェックや処方記録の作成、過去の処方記録との照合、処方する薬を複数の観点から確認、を行っています。 コンビニのように棚から商品を取っ...