2017-01-15

2016年テレビ屋さんの映画」の時代、やっと終わる。

 いまさら指摘するのもなんだけどね。

 テレビ屋さんのつくった映画、なかでもテレビドラマ映画化作品は、結局、「ホームビデオ」だったんだよね。

 「ホームビデオ」ってのは、映画としては悪口

 だけど、映画化されるテレビドラマ場合、もとになるドラマ自体ホームビデオ」としての消費を前提とした造りになっていること、多いよね。

 特徴は、こんな感じ。

 配役は演技の向き不向きによるものではなく、視聴者よく知っている「顔」で選ぶ。

 筋立ても、あまり重要ではない。

    と言ってもしょせん「ホームビデオ」。内容がどうのこうのというのは、おカド違い。

    あまり難しいはなしはだめ。オチャラけたものでもいいだろう。マンガ原作ものも多いね

 画面を見なくてもわかるよう、筋や登場人物心理は、極力台詞説明する。
  •  つける演技もおのずと決まってくる。

    「ホームビデオ」だから普通、家でみる。みんなで晩飯を食べたあと、ビデオを放映する。

    大した筋でもないが、せっかくなら洗い物をしていて、画面を見られないお母さん(お父さんかも)にも、よく分ったほうがいいだろう。


 最近みたテレビドラマ映画化作品が、異様につまらなかった。

 だけど、これ、他人の家で「ホームビデオ」を見せられていると思うと合点がいった。それがこれを書いた理由

 なるほど、そこの家のお兄ちゃんはかっこいいし、お姉ちゃん美人だ。

 でも、だからといって「ホームビデオ」が面白いわけではないんだよね。

 某脚本家ネットやそこに書き込む若者を嫌う理由もよくわかる。

 ひとんちの「ホームビデオ」に難癖つけてくるような連中に怒ってるんだろうね。

 10年くらい前、「踊る大捜査線シリーズってテレビドラマ映画化で大当たりした。「ヒーロー」ってのもあったよね。

 あの頃からホームビデオ」だったよ。

 でも、あの頃は自分ちの「ホームビデオ」だったんだよね。

 自分ちのお兄ちゃん、お姉ちゃん、そして自分の彼、彼女が出ていたんだ。だから、みんな見に行ったんだよ。

  • 終わる理由が全く書かれてない…

  • 本人です。どうも、コメントありがとうございます。 ですよね。 どうも、書きなれていないもので、一番、メインの話題がすっほ抜けてしまった。 書き終わってから、とらば しよ...

  • これってつまり、『視聴者よく知っている「顔」』が存在しなくなったってこと?

  • 少なくとも、映画館に人を呼べる「顔」がなくなったんじゃないかな、と思う。 あくまで個人的な意見なんで、反論があれば、訊きたい。 面白いのは、なにか契約があるのか、視聴率...

  • どうなんやろね テレビドラマの延長としての「映画化」は終わったのかもしれないが、 2016年になって テレビアニメの延長としての「映画化」が激増したように思う

  • http://anond.hatelabo.jp/20170115073928 書いた増田がはてブに出ていて、びっくりしたぞ。 でもちょっとうれしいぞ。それにしても、遅レスだよね。すまんそ。 で、なんで2016年「テレビ屋さん...

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