2017-01-02

祖母宅にぶっさいくな野良猫が住み着いた

オスの老ブチ猫。でかくて不細工白髪混じり。歯はほぼない。

野良生活中は喧嘩に明け暮れていたようで、頰の皮膚は硬く、おたふく風邪のようにぶっくり膨らんでいる。

体の皮膚には生々しい傷跡がイッパイアッテナだ。彼が少年漫画キャラなら確実に元傭兵だし、暗い過去を背負っているだろう。

ビジュアル的にはかのスプラトゥーンに登場するジャッジくんに激似なので、そんな感じでイメージしてほしい。

彼の名前はそのままブチ。

5年ほど前から祖母宅に来はじめた。

祖母の家にはミーコというメス猫(手術済み)がおり、彼女を追っかけて庭先に来たのがきっかけらしい。

祖母は大の動物好きなので、ブチが来るたびに喜んで餌を与えていた。

野良生活には安定した餌場が必要なのだろう。この家は安全だと判断したブチは、そのうち毎日来訪するようになった。

先述したようにブチは大変凶暴そうな顔をしているため、当初は祖母と猫好きの伯父以外の親族に恐れられていた。

ブチ自身も人を警戒していたし、家に上がり込んでも人の姿をみるとすぐに逃げていた。

しか時間が経つにつれブチは家の奥の方まで入ってくるようになり、一昨年あたりからついにリビング家族と一緒にくつろぐまでになった。

少しずつ接触を図っているうちに、背中を撫でてやればゴロン、と寝転んで腹を見せるようになった。

猫好きの伯父は、ブチが撫でるのを許した頃からフロントライン(ダニノミ駆除薬)を施してやっていた。

ここに来ると良いことがあると学習したのだろうか。

徐々にブチは祖母宅に居る時間が増え、ついに去年(2016年)、祖母宅で寝起きをするようになり、ほとんど敷地から出なくなった。

人間に「ブチちゃん」と呼ばれると、くるりとふりかえって目を細め、ニャーンニャーンと鳴く。

祖母いわく「もうウチの子」だそうで、元野良トイレをなかなか覚えられないブチの粗相の始末をせっせとしている。

辛い目にもイッパイアッテナだろうにニャーンと嬉しそうに鳴いてくれるブチを見ると、何だか抱きしめたいような気持ちになる。

年始挨拶祖母宅に行ったとき、重ねた毛布の上でまったり牢名主しているブチを見て書いてみた思い出話。

余談だが、祖母宅のミーコはブチとは対照的クール&バイオレンス猫猫しい女子なのだが、ブチは彼女が非常に好きでいつもそばに居ようとする。

ミーコが居なくなるとナオーンナオーンと鳴いて呼ぶ。

基本2匹はとても仲良しだが、ミーコは気分次第でブチを猫パンチで殴ったり、ヘッドロックをキメて首筋に甘噛みしたりして、その都度祖母に叱られている。

ブチ自身幸せそうなので良かったが、古傷だらけの暗い過去背負い男が気の強い女と長い交際を経て同棲ってパーフェクト死亡フラグやないかいと思ってしま自分がいるのだった。

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