2017-01-02

昨年、おばあちゃんが死んだ。

何度も大きな病気と手術を繰り返し、その都度不死鳥のように復活して帰ってきたおばあちゃん。春先から体調を崩してたけど、心のどこかで今回も大丈夫なんじゃないかなと思ってた。

どんどん弱るおばあちゃんが心配で、去年は10回くらい実家に帰って顔を見せた。もうすぐ初ひ孫に会えるからねと伝えると、おばあちゃんも笑って少し元気になった。

でもだめだった。寿命だったんだ。ひ孫の顔を見る少し前に亡くなってしまった。

最初は実感がなかった。けれど正月実家に帰った時、生まれて初めておばあちゃんが出迎えてくれなかった。

「よく来たね。お腹すいてないかい?」会うたびに必ず言うあの言葉は、もう二度と聞けないんだ。

悲しい。辛くて涙があふれてくる。

亡くなる間際に「おばあちゃん、いままでありがとうね」と伝えたら、朦朧とする意識の中「どういたしまして」と、目を閉じながら笑って返してくれた。

あれで終わりになってしまうとは思ってなかった。なんで。どうして。もっと一緒にいたかった。子供を抱いてほしかった。孝行も全然出来てない。

おばあちゃん、ありがとう。せめて天国でおじいちゃんと安らかに過ごしてくれることを切に願います

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん