2016-12-25

[]陸上胎生動物誕生

 増田アースにおける陸上胎生動物歴史は奇妙な形ではじまった。

そもそも、陸上から水中にもどった肺呼吸生物が一生を水中で送る場合

胎生を獲得することが必要となる。

そうでなければ生まれた瞬間に溺れてしまうからだ。

 たまたま海退に取り残された彼らが再上陸を果たす形で増田アース陸上胎生生物誕生した。

前足はヒレの形で残っていたが、後ろ足は退化が著しかったため、

彼らが四足歩行に戻ることは困難だった。

代わりに立派な尾が橇の役割果たして前足に引きずられる体の抵抗を減らした。

その際に胎児が押しつぶされる危険があるため、そいつ背泳ぎの形になった。

 陸にあがった海竜が仰向けになりやけくそになった人みたいに

ぶんぶん前足を振り回して尻尾の轍を残して移動する。

そんな奇妙な光景が現出する。

 優勢な卵生陸上生物がいない新しい陸地に生まれたことが彼らに幸いした。

 尻尾の轍は代々深く堅くなっていき道になった。

そのまま地下に潜ってしまう種もいて、彼ら「マスダモグラ」が

最も原始的な姿を残したまま成功することになる。

 のちの生きた化石ンモーである

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