最近プレイしていたゲームや見ていたアニメが著作権にからんで炎上するということが実感として多いように思う。
純粋に作品を応援していた一ファンとして、もやもやした気持ちを抱えかねたので少し吐き出したい。
※私が書く話の断片から作品を特定することは容易(どれもこれもいろいろな意味で有名な作品ばかりだ)だと思うが、
私自身に作品やそのファンを貶めるような意図がないことだけは注釈しておきたい。
私が初めて炎上というものを意識したのはとあるソーシャルゲームだった。
Twitterなどで流行りなんとなく始め、それなりに楽しくプレイしていたソーシャルゲームでトレパク疑惑が浮上した。
知らなかったで看過される問題ではないと思い、疑惑をまとめたサイトを確認したりTwitter上で『愚痴垢』と呼ばれているものにも一通り目を通した。
好きな作品だったため複雑だったが、どう考えても疑惑を否定することは不可能だと思った。
結局、しばらくして運営は謝罪と問題の絵柄の差し替えなどを行った。
元々かなり怪しそうな作品だと言われていたことはインストールしてから知った。
キャラクターの容姿や設定がとある作品のものと似通っていたのだ。
設定を真似られた可能性のある作品に対して、私個人はあまり興味がなく、
キャラクターの属性としてはありがちなものばかりであるということもあって、私だけでプレイしていては気づかなかったと思う。
前回のソーシャルゲームと同様に自分なりに調べてみたが、やはり運営に弁解の余地はないように感じた。
(にもかかわらず相変わらずのことを繰り返しているようで、謝罪すればいいという問題ではないという当たり前のことを運営にはきちんと理解していただきたい)
この時点でいい加減ソーシャルゲームやアプリゲームというものに不信感が募っていた。
無料でもプレイできるゲームであるということはやはり運営にそれなりに負担をかけるものなのだとも思うが、倫理観を失うことだけは何があってもしてはいけないことではないだろうか。最低限のルール以前の問題だ。
そもそも最初から負担ありきできちんと利益を出せる、顧客を裏切らない作品作りをして欲しい。
できないのであればその作品はまだ世に出すべきものではないのではなかろうか。
散々騒ぎになってからも反応は遅く、やっと対応したと思えばそれでいいのかという内容の謝罪文。
一応未だ疑惑の段階であるが、個人的には許可を取っていなかった可能性は高いと思う。
もういい加減にしてほしい。
一番つらいのはキャラクターや作品を好きだという感情が踏みにじられることだ。
運営や制作元にいくら不信感が募ろうと、私は好きだったキャラクターを一瞬で嫌いになることができる人間ではなかった。
そう考えると私には倫理観が欠如しているのかもしれないが、しかしやはりどう頑張っても、複雑な感情を抱くようにはなっても、嫌いにだけはなれなかった。
問題を起こしても押し通せる人間たちだとは思われたくないのに、結局はそうなってしまう自分の立場が腹立たしかった。
前述した『愚痴垢』は元作品ファンがほとんどで、そんな人たちの「いくらキャラクターが好きだったとしてもこんな真っ黒な作品ではとてもじゃないが生理的に受け付けない(意訳)」といったつぶやきを読むたび罪悪感にかられた。
好き嫌いではなく善悪で理性的に判断をしていて、私情まみれの私とはまったく違うと尊敬の念すら覚える。
また、Twitter上でとにかく作品を擁護(ときには見当違いな方向で)する、『信者』と呼ばれそうな人たちにも飽き飽きしていた。
何でもかんでも受け入れるのが良きファンではない。
そんな『信者』達と未練たらしい私の立場ははたから見ていれば変わらないのかもしれないと感じる度に作品自体に近づきたくなくなった。
あの作品を好きだった人間には近づきたくないという言葉を見る度に悲しくなった。
私は無知で、まずい作品を判断する直感のようなものが欠けているのかもしれないが、だからと言って少なくとも間違った人間を無条件に擁護するような人種ではないのだということだけは言いたかった。
私があの作品を好きで、楽しんでいた時はいつの間にか私の黒歴史になり、他人の判断基準になっている。
なんだか遣る瀬無い。
散々書きなぐったが、結局伝えたいことは
ということだ。
そして、万が一やらかしてしまった場合は速やかに謝罪しきちんとした対応を取ってほしい。
謝っただけでなあなあで済ませるのはしこりが残りすぎて最早許す気にはなれない。
こんな当たり前のことを願わなくてはいけないなんてなんて馬鹿らしいことだろうか。
また、
何でもかんでも擁護することは愚かなファンの行動であり、問題を直視しないような人間でいてはいけない
鶏が先か、卵が先かなんてどちらでもいいが、根絶やしにしたいのならどちらかがなくなるしかない。
そして、運営や制作元に嫌悪感を抱きながらもキャラクターへの愛を捨てられないどうしようもなく愚かな人間がいることも知ってくれたら有難い。
思いつくままに書いてしまったせいで支離滅裂な長文になってしまいました。
もしここまで目を通してくれた人がいたら本当にありがとうございます。そして申し訳ありませんでした。