2016-12-15

堀込泰行ライブに行った

彼はキリンジ脱退以降、ちまちまとした活動はしていたが、先日ようやく新作ソロアルバムリリース。今回はいわゆるレコ発ライブ

私はキリンジインディーズの頃から長い間聴き続けていた。バンド末期は、メロディーアレンジ、ひねくれた歌詞ライブパフォーマンス含めてすべてが完璧状態だったと思う。だからこそ堀込泰行脱退の話を聴いて愕然とはしたが、これも彼が新しい音楽を生み出すための第一なのだろうと好意的解釈した。

それから3年後、新しく出たアルバムの出来もそこそこ良いと感じていた。ライブ前のプロモーション活動もこれまでを思うと信じられないほど精力的だった。その分、期待は大きかった。

ライブ当日、歌声完璧演奏もそこそこのレベルを確保していた。が、私は結局最後まで乗り切れなかった。セットリストキリンジの曲が多く含まれていたのが直接の原因だと思う(調べてみたら21曲中7曲がキリンジであった)。堀込泰行としての新しいライブパフォーマンスを期待していた自分にとっては、かなり期待はずれだった。

思うに彼は兄の呪縛から離れて自由自分音楽をやりたかったのだろう。兄を含めたキリンジ内での彼の立ち位置評価、脱退直前のゴタゴタ騒ぎを思えばそれは十分理解できる。

キリンジKIRINJIとなり、まったく新しいバンドとして昇華しているように思う(あんまり聴かないけど)。堀込泰行は、キリンジのまま。あれだけ完成されていたキリンジを脱退してまでのソロ活動ライブパフォーマンスが、キリンジ楽曲を多く含むことに、寂しい気持ちになった。

  • 最近、聴かず嫌いだったキリンジにハマって ペアパードライヴァーズミュージックやFine、For Beautiful Human Lifeなどなど絶賛ヘビロテ中なんだが あの人はソロになっちゃうとサニーデイサ...

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