2016-12-02

日本英語教育で間違いなく変えるべきだと思うこと

未だに手書きが基本だということ。

正直言って手書きする機会は少ない。日本語でも手書きは少ないのに英語ならなおさらだ。会話の授業は置いておくとして、読み書きの授業は全てパソコンを利用したものに置き換えてほしい。

メリットをあげると、

1. 今までできなかった句読法の指導を行うことができるようになる

2. タイピングが速くなる

3. 単語スペリング勉強する時間を減らせる

以下順番に、

1. について:

ある程度英語ができる人でも、正しくスペースを空けられない人が多い。英語のスペースはカンマとピリオドの後に一つ打つ必要があるのだが、日本語の習慣を引きずってか、カンマやピリオドを打った後にスペースを空けずに平然としている人がいる。これは知っていればすぐに直せるミスなのに、知らないせいで読みにくい英文が量産されている。はっきり言ってウザい。

2. について:

今の時代手書きなんかしないから、手書きが速くてもメリットあんまりない。それよりも速く正確にタイピングできることの方が重要だ。国際比較でよく弱いと言われている、日本の子供のITリテラシーも補強できるかもしれない。

3. について:

パソコンを使って英文を書くことが当たり前になれば、スペリングにこだわる必要性は減る。毎日単語テスト10分費やしていた時間から解放されれば、読み書きの練習に充てられる時間は多くなる。そもそも、単語スペリングなんて覚えたって英語の仕組みの理解には全く役に立たないのだ。

たいてい、教育を変えようというのは方針の変更であって、例えばよく言われる「今までは読み書き変調だったがこれからは会話を重視しよう」なんていうのは、会話のために読み書きを犠牲にしようという論である。でも「読み書きの授業をパソコンベースで行うべき」というのは、何も犠牲にしない。学校によってはパソコンの台数が十分用意できないかもしれないが、カリキュラムの変更は必要としないから、パソコンを使うことができない学校では引き続き紙ベースで授業を行える。パソコンが用意できる学校では、同じカリキュラムパソコンを使って授業をし、空いた時間で追加の読解・作文の練習をさせることができる。

  • 御説ごもっともだと思う。 特に、スペルを暗記させる意味は、実際には殆ど無い。ああいうので時間を潰す英語教育はムダでしかない。そういう意味で、スペルチェッカー付きのワープ...

    • 学生の英語力を予備校と参考書が支えてる現状で、学校が何をやろうとムダ。 予備校の授業を学校でビデオ配信した方がまだまし(実際にやってる高校が一部あるらしいが)。

      • 予備校の英語で英語力がつくと思うのが、また誤解だ。 もしそうなら、大学生全員がちゃんと英語力をつけてるはず。 実際には、学校と予備校が束になってかかっても、英語力はついて...

        • そうか?予備校・参考書で入試レベルの文章を読めるようにして、そこから目的に従って会話に行くか、論文なんかを読めるようにしていくって割とスタンダードなコースだと思うんだ...

          • http://anond.hatelabo.jp/20161202121959 ここに書いてあるけど、受験英語は基礎になる。ビジネスレベルの英語力を身につけるにはそれなりの時間が必要ということ。もちろん、最初からビジネス...

        • 予備校に行っている学生の英語力は実際に高い。受験勉強では英語力は身につかないというのは誤解。

        • 「英語力」のイメージが完璧にちがってるんで、話が噛みあうわけ無いわ。 受験英語で何点取ったって、実際にビジネスで使えんかったらなんにもならんだろうが。 ビジネスとまでは言...

          • ビジネス英語はビジネスで英語使いたい奴(日常生活にしても同じ)が覚えりゃいいことで、 大学としてはまず学問に必要な英語能力を求めて何が悪いそんなもん駅前でやってろっつー...

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