まず、このような事態になっていることを大変遺憾に思います。そして、このような事態に対して意見を申し上げなければいけないということ自体も遺憾に感じています。このような事態というのは、「もしかすると総合図書館の蔵書が利用できなくなるかもしれない」という事態のことを指しています。
大学として図書館の本が利用できないというのは、あり得ない選択肢でしょうし、それがあり得てしまうかもしれないという状況になっていること自体が、おかしいのではないでしょうか。図書館の閉鎖は大学の閉鎖と同じくらい重大な事態だと認識しています。
研究者や学生あっての図書館であり、図書館という施設が主体ではなかったはずです。それにもかかわらず、施設を中心に考え、施設のためには利用者を犠牲にしても仕方がないという立場には反対いたします。
なによりも要求したいのは、図書の引き続きの全面的な貸し出し可能です。これが守られる限り、図書館は図書館としての機能を果たしているといえるでしょう。今でさえ、辞書・辞典コーナーを一部使用できなくしていますが、そのような基礎的な資料をないがしろにする図書館の姿勢はおかしいのではないでしょうか。