今回は少年ジャンプ+
ここにきて、様相がはっきりとしてきたな。
この世界において強力な力を持つことと同義の凄腕のハッカーであっても、死ぬときはあっけなく死ぬという無常さ。
“盗賊”までならともかく、前回の“剣士”死亡で明確にこの作品の方向性を示してきた感じがする。
記者会見で明確に“一行”に呼びかけるという展開で、話はぐいぐい進んでいくんだけれども、読者目線でみれば内通者の暗躍に加え、今回で明確に“一行”の中に例外がいることが示唆されて不穏が凄まじい。
けれども、何というか、個人的にはそれがワクワクと比例しないんだよね。
叔父の助けもあり店も上手いこと回り始めて、イギリスへのチャンスも家族含めて後押ししてくれる展開。
普通なら、もう悩む必要はないんだけれども、アゲ太郎にとってはそうはいかないよなあ。
アゲ太郎のDJとしての根幹には「とんかつ」が結びついていて、どちらかだけを取るってのは、実はその他のことも捨てているに等しい。