2016-10-27

YouTube動画を真似した子の話を読んで

レンジで字が消える!」というYouTube動画を真似した息子がノートを黒焦げにした話

http://blog.jnito.com/entry/2016/10/26/113920

この記事ブコメが盛り上がっているようだ。「考えさせられる」程度のコメントが多いが、「配信者が悪い」「YouTube側で対応すべき」「電機メーカー対応すべき」「親の指導問題」といった意見コメントされている。

そもそもYouTubeは、利用規約を見れば分かる通り、小学生が見ることを意図していない。

12. 本サービス条件を受諾する能力

お客様は、お客様20歳以上の成人であること、又は法的に効力のある親若しくは後見人同意を有すること、並びに本サービス条件に定める条項、条件、義務確約、表明及び保証を締結し、本サービス条件に従い、これを遵守する完全な資格及び能力を有することを確認します。いずれの場合も、本サービスは13歳未満の子供による利用を意図していません。あなたが13歳未満の場合YouTubeウェブサイトを利用しないで下さい。あなたに、より適しているサイトが他にも沢山ありますあなたにそのサイトが適しているか、ご両親に相談してください。

よって、YouTube配信者に対応を求めるのはお門違いだ。

規約なんて関係ない、配信者は小学生が見ていると分かっているだろう」などと言い始めたらキリがない。YouTube配信だって「こっそり見ているなんて関係ない、小学生教育に良い動画ばかりではないと分かっているだろう」と言う権利はあるはずだ。

電子レンジだって、大抵のものには、取扱説明書に「子供だけで使わせないこと」といった注意書きがあるはずだ。

このブログ主対応は、当該動画への恨みがにじみ出てはいものの、少なくとも、声高にブログ主批判しているブコメが滑稽に見える程度にはしっかりとした対応に思える。

そこまで出来るのであれば、利用規約についてもぜひお子さんと一緒に読んでみてほしい。

・・・

ちなみに、YouTubeは前述のように固い利用規約を用意しつつも、もっと分かりやすガイドラインも制定しているようだ。

2つのページより一部抜粋する。

https://www.youtube.com/yt/policyandsafety/ja/communityguidelines.html

https://support.google.com/youtube/answer/2801964

他者特に子どもに対して大けがにつながる危険性のある行為を促すような動画投稿しないでください。

問題行動を促す可能性のある動画について、行動を起こすのは動画問題があるのではなく見る側に問題があるのだという考えもありますが、YouTube では、暴力扇動、深刻な身体危害あるいは死亡の恐れがある危険行為違法行為を誘発することを意図したコンテンツ許可していません。

爆弾作成手順、失神ゲーム覚せい剤使用、深刻なけがを起こしうる行為などの有害不法行為助長すると思われる動画です。危険行為を描画している動画でも、教育ドキュメンタリー科学芸術(EDSA)が主な目的であり、過激映像でなければ許可されます

このポリシーを遵守していないと思われる動画や、未成年者にふさわしくないと思われる動画は、動画を報告する機能使用して報告できます

初めの利用規約と合わせると13歳以上の子供が対象となる文章だとは思うが、気になる動画は報告してみるのも良いだろう。

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