萌え絵とグラビアのどこが違うんだ!って憤慨していた人がいたけど、全然違うと思う。グラビアに写っている女性は、自らの意思で服を脱いで水着なりなんなりになってセクシーなポーズを取っている。そうすることでお金なり芸能界でのポジションなりを得られるわけで、自ら積極的に性的な魅力をPRしているわけだ。(もちろん事務所に無理やり脱がされて、とかもあるんだろうけど、大半は自らの利益のために脱いでいるでしょ。)そして、世の中は彼女たちが自らの意思でセクシーなポーズを取っていることを認識しているから、特に批判も巻き起こらない。
それに対して萌え絵って、描き手が「この娘にセクシーな格好をさせよう」「この娘に恥ずかしい格好をさせよう」という意思を持って描いている。しかも多くは、男性の描き手が女性のキャラクターを描いているわけで、そこには「女性という媒体の性的な魅力を利用して一儲けしよう」というゲスな構造がストレートに現れてくる。だから、それを見た女性の一定層が不愉快に感じるんだと思う。女性が自らの魅力を使って儲けているか、男性が女性の性的な魅力を使って儲けているか。そこには歴然とした差があると思うよ。
馬鹿?グラビアはおっさんがそういう格好させてんだよ撮る時に