■前田の手記読めなくなっとるね

前田の人生については自殺を選んだ時点で前田の負けなので、同情も学習もする価値がないよ。

生前にあっていたら「一度病院に行ったほうがいいと思う」と言ってしまうだろうし。

そこに「いや、俺人生に絶望してるから自殺するから」と言われたら、もうその時点で救うとか救わないとか環境がどうのこうの言える立ち位置じゃなくなる。

あいつは親との戦いに自殺を選んだ。楽になる方を選んだ。それだけしかない。

あいつの場合選ばざるを得なかったは無いだろ。選んだんだよ。仕向けられもしない。良い方を選んでくれ！というところもあったのに選ばなかった。

それはあいつが高校を退学する時に選んだような漠然とした精神状態のままだからで、

それを環境のせいだとすると、たとえ環境が良くなったとしてもあいつがそういう性格なのは変わらない。楽な方、楽な方を選ぶんだろう。

だったら誰が悪いでも誰が無意味でもない。そうなっちまったら「そうですか」と思う他無い。そう、私とは関係がありませんね。になる。

母親も多分数ヶ月後にはそうなる。どれだけあいつが恨もうと「まぁひとちゃん死んじゃったからね」ちーん、となる。

恵まれた人生も恵まれていない人生もそうなる。「あのイカれた奴の人生はそういう終わり方だったなぁ…あぁ、早く寝ないと」となる。

片隅に置いておいたところであいつの人生の異常な部分、異常な性格が普通とはかけ離れているのだから、頭の片隅の後で片しておくボックスの中に詰め込まれていることだろう。

あいつ自身が自らの中の有り触れた悪意を整理できていなかった。それに目を向けられなかった。幼いから。だから今更になって自殺することにした。そんだけ。

Permalink | 記事への反応(3) | 09:05

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