2016-09-27

いまだにルールがわからないローカルっぽいボール遊び

ドッキュー

転校した先の山奥の小学校で、4人で陣地の境界線がわかるように十字線を地面に引いて、

ボールを自陣でワンバウンドさせてから他人の陣地に送り込む「ドッキュー」という初めて見る遊びをみんなでやっていた。

何らかのルールに沿ってボールを投げあって、負けた人は周りの順番待ちの子供と交代していくシステム

他に遊びがなかったのか、子供は一緒に遊ぶものだと教育されていたのかわからないけど、

基本的に常に教室に残る一部の女子以外は、学年全員(20人ぐらい)が毎日毎日この遊びをしていた。

他人ボールを送る時は一旦自陣でバウンドさせないといけないという他に、

ボールを送り込まれた側がキャッチしたらだめとか、自分が触る前に自陣で何バウンドしたらだめだとか、なんかそんな感じだった気がする。

最初ルールを聞いたけど、周りでは「みんないつの間にか知ってる」「知らないヤツに会ったことない」系の遊びだったようで、

明確に説明はできないけどプレイを見れば「今のはアウト」ってなんとなくわかるから成立していたようだ。

そんな感じだったので、改めてルールを聞いても誰もちゃんとルール説明ができなくて、結局今もルールがよくわかってない。

でも上級生も上級生同士でよくやってたので、その地域ではメジャーな遊びだったっぽい。

ただ、クラスの中心にいた運動の得意な男子とかはボールを割と保持してから

相手に直接ぶつけるフリをして勢いよく地面にボールを叩きつけてビビらせたりするのが許されてたけど、

今でいう陰キャ系の子ボールちょっと手に納めると即周囲から「「「はいアウトー!」」」と声がかかるような感じだった。

実は明確なルールに沿った遊びというより、ボールをお互いに投げ合うだけのキャッチボールの亜種で、

勝ち負けとかあんまり関係なかったけど、順番を回すために適当に中心人物に都合のいいルールを付け足していった遊びだったのかもしれない。

ルールイマイチよくわからないし、順番待ち長いし、ほぼ一方的ボールを投げつけられるのも楽しくなかったので、

私はすぐに外には出るけどドッキューに呼ばれても「えードッキュー?イヤやわー」と言ってドッキューには参加しなくなった。

代わりに一人で全然使われてない遊具を存分に使って、SASUKEごっこしたり、登り棒を足を上にして登ってみたり、

ブランコねじったり、砂場に水堀を作ったり、ジャングルジムで人喰いクモごっこしたり、フェンスに張り付いてヤモリごっこをしたり、

草花クッキングしてみたり、カマキリ決闘を挑んだり、小石を集めて塔を作っては壊す賽の河原ごっこをしたり、

ヘビになりきったり、校庭の端から端まで前転で移動して後転で戻ったりして一人で好き勝手に楽しく過ごしていた。

それを見ていた影響かはわからないけど、なんとなく「いやならドッキューやらなくてもいいんだ……」という感じでドッキューに参加しなくなる子が増えて、

それぞれに仲のいい子と数人で鬼ごっこかくれんぼケイドロサッカーで遊ぶようになっていき、

私が転校してから数ヶ月で同学年でドッキューが遊ばれる機会が激減して、ドッキューはみるみる廃れてしまった。

というわけでいまだに私の中で割と謎なドッキュー、もしくは類似するボール遊びを知ってる人がいたら、どんなルールだったのか教えて欲しい。

  • 「天大中小」の亜種みたいなもんか? http://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/acp/shidousya_tendai.html ウチの地域ではサッカーボールを使って足でやってた。

  • 別のトラバにもあるとおり、「小中高大」かその亜種かだと思う。ウィキペディアでは「がんばこ」で出てる。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%B0%E3%81%93 自分の地元では「ジャラ...

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