2016-09-15

ある日、所用で普段行かない土地に行き、たまたま目についたファミレスに立ち寄った

飯どきなこともあって店内は少し混んでおり、順番待ちの紙に名前を書く必要があった

俺の名字漢字文字の少し珍しいやつなので、他人と間違われることもなく俺は席に案内され、黙々とハンバーグステーキセットを食い始めた

しばらくすると、店の入り口で俺の名前がまた呼ばれた

いや、俺と同じ名字他人

いったいどんな人なんだろうと、思わず俺は入り口の方を振り向いた

高校時代同級生の女だった

とうぜんだが、そいつ名字は割りとありふれたものだった

偶然にも俺と同じ名字の男と結婚したのだろうか

振り向いたときそいつと目が合った

彼女驚愕とも恐怖ともとれない表情のまま体を硬直させた

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