誤解とは、聖母マリアに神性はなく、信仰の対象ではないということだ。
正確に言うと、聖母マリアを信仰の対象とする宗派もあるにはあるが、それらは多数派の聖書解釈からすると異端・カルトとされる。
聖母マリアが信仰の対象でないことは聖書にも書かれていて、聖母マリアと息子キリストとの間にこんなやり取りがある。
ぶどう酒が足りなくなったので、母がイエスに、「ぶどう酒がなくなりました」と言った。
つまり聖母マリアというのは神であるキリストに人の肉体を与えるための機械(言い方は悪いが)に過ぎないということで、神性は全くないのだ。だからこういうずさんな扱いを受けているわけだ。
ただ、ちなみにキリストを産んだ功績があるということで、一般的な尊敬(私たちが偉人の母を尊敬するという程度の意味で)は受けている。
フランシスコ・ザビエルが日本に上陸した際、マリアにこの日本を献上したというエピソードがある(真偽は不明)が、これはこういう文脈で理解される。
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イスラムは知らんがキリスト教については誤解がある。 誤解とは、聖母マリアに神性はなく、信仰の対象ではないということだ。 正確に言うと、聖母マリアを信仰の対象とする宗派も...