まぁ、エロというゲテモノをうまい具合に料理していく技法が、ここにきて注目を浴びすぎだろということだろうか。
元々、エロ方面の偽装は都条例やPTAへの対策という点が大きいんだが、
作品としても、作者が好きなもの+エロ で、安直にオリジナリティあふれる作品ができるうえ、
あと、生臭い話として、マンガの書き手を育てる余裕が無くなったというのがでかい。
出版不況でマンガ雑誌が減り、読みきりを乗せる枠が無くなった。
昔は穴を埋めるために読みきりマンガを入れたりしていたのだが、第一線の週間マンガではそれすら無くなった。
売れるものだけを載せる。本当に切羽詰っているのだ。
本来、その枠は次の漫画家を育てるための大事な枠のはずなのに。
そして、編集部の方針として育てないと割り切ったところもある(サンデーとかサンデーとかサンデーとか)
で、同人の有名人から引っ張って漫画家に仕立て上げるのが、ここ5年のトレンド。
(これはエロマンガから引っ張ってくるというのも含まれている。エロマンガの書き手はほとんど夏冬の災典参加者)
ただ、絵はいいとしても、単純に体力が足りないというのが目下の問題だろうか。
作家としては、夏冬コミ1+月産30Pとかになるのだから、いきなり6倍以上の仕事量になるのを耐えろと言うほうが、酷にもほどがあると思うが。
で、木主が聞きたかった「最近の漫画やアニメって、エロゲーやエロアニメと何が違うんだ?」って話なんだけど
あとは編集者がZ指定なりR-18指定する、それだけの話なんです。
編集者にはウケないだろうけど、読者にはウケるだろうなーという作品をガンガン作ってほしいです。