今回は少年ジャンプ+
車の移動中に出来たやり取りを後に回してしまって、結局テンポが悪くなってないか、これ。
そのせいで車の移動部分が空虚になって、構成的にも不自然だし。
わざとギャグでやってるのか分からないが、テンポがいいってのはA⇒B⇒CとあったときにBを丸々カットすることじゃないよ。
構成が不自然にならない範囲内でカットするならばテンポがいいといえるけれども、これは描くことを単に放棄しているだけ。
ラストのダブルミーニングは嫌いではないけれども、そこに至る過程はちゃんと描かなきゃ主人公の言動に説得力がなくなる。
この感想読んでいる人は、やたらと扱き下ろしているように感じるかもしれないけれども、点数的には100点満点中70はあるから。
非常に不愉快な漫画だけれども、まだ読めているし感想も書けている程度には期待しているってことなので。
このパターンもやっておくべきだよな。
普段はウルトラマンが怪獣バトルの花形だけれども、地球防衛軍だけで怪獣倒したりとかアツいしね。
ただ、これまでもアプリが助けになることはあっても、当事者たちの言動が大事ってのが一貫したテーマだからなあ。
いつも通りのノリで読んでしまった。
話はそこまで進んでないが、色々と新事実が明かされる回で結構重要。
あの「Z」が、自分の母星では最下層の身分だというのは衝撃だったな。
「Z」にとってはこの任務はその身分が上がるチャンスなのだけれども、失敗すれば階級が上がるどころか、その機会すら二度とこない、と。
中だるみしてきかなあと思ってきたところで盛り上げる展開にしてくれるね。
こうなってくると、この世界がARに依存しているのリスクが高すぎるんじゃないかって思えてくる。
まあ、だからこそARのないノエルが活きてくるわけだが、メタ的にみればそのためにARの設定自体が割食っているキライがあるなあ。
さて、イレギュラーの存在で、予想以上にもあっさり捕まえられたけれども、反応からしてもゾロは犯人じゃなさそうだよなあ。
となると、次回はゾロの無実証明も必要になってくるわけだが、どうするんだろうか。
いわゆる、おさらい回なのだが、これまでの予選結果を別キャラ目線で描く、と。
32話で、ちょろっと出ていたアイドルユニットか。
あれだけでも酷いと思ったが、まさかの再登場。
モチーフがあからさまなのに、それをここまで下品な方向に振り切るのもすごいな。
普通なら、こういう発想が仮に出てきたとしても、やろうとは思わないぞ。
まあ、おさらい回だから話は全く進んでいないけれども、楽しく読ませてもらった。
私も「話が進まない」という批判をすることがあるけれども、話が進まないこと自体は必ずしもダメってわけじゃない。
話を進めない以上、それ以外の部分で魅せなきゃいけないってこと。
それができていれば満足度は高くなり、ストーリー自体は進んでいなくても不満は出にくい。
で、それができていない時に「話が進まない」という批判の意が強まると思うんだよね。
コレみたいに、話が進まないなりに面白く魅せようという気概を、あのマンガとか、あのマンガとかにも見習って欲しい。
メタ的にみて、さすがにこれ以上はないだろうなあと思っていたので、予想通りで安心。
で、新たな協力者が登場、と。
まあ、今までだとジリ貧気味だったので、そろそろ新たな方向から攻勢しないと厳しいだろうし、タイミング的には妥当か。
さて、「奴ら」の大まかな傾向が説明されたな。
やはり不審に思う人が他にも少なからずいたようだけれども、「奴ら」の統率の取れた行動と、神宮寺家から奪い取った経済力によって上手いことやってきたということか。