業務上の知り合いの既婚女性から関東から関西に異動になりましたというメールが来た。
確か結婚されているはずだけど、旦那さんが異動になるので合わせて異動したのだろうか。それとも彼女が単身赴任・別居婚になるのだろうか。
たかが業務上の知り合いにそんなプライベートなこと聞けるわけはなくて、気になって調べていたらこんな小町にぶつかった。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2012/0202/480230.htm?o=0&p=2
男女雇用機会均等法の世界に住む女性は、一億総活躍社会に生きる女性は、かくあるべきなのだろうか。
女性であろうと全国転勤を是とし、別居婚も辞さず、それを受け入れられない女性は最初からお茶汲みを選ぶべきなのだろうか(尤も現代においてお茶汲みに給与をくれる会社はなかろう)。
自分は既婚30代女で、まだ子なし。総合職だが管理職レベルにならない限り大きな異動はない会社で働いている。
男女共に薄給のブラック企業だが、転勤は嫌だったので今の会社を選んだ。
とある全国転勤の総合職の最終面接では「転勤できますか?」と聞かれ、「できません」と答えた。もちろん落ちた。もう今の会社の内定をもらっていたので、この面接には落ちてもいいと思って素直にそう答えた。
弊社においては「転勤しません!」はこれだから女は、とはならない。転勤自体がレアケースだから。ただ、「夫が転勤になりましたので、同じ地方に転勤したいです」はどうなのだろう。
実際、「遠恋の彼と結婚したいので異動させてください」といった先輩後輩は何人か知っているが、成功率は半々くらいだ。叶わなかった子は退職した。
これを小町に言えば「こういう女がいるから女の地位は向上しない」と叱られるに違いない。
転勤を拒む働き方は会社にとって役に立たない人間なのか、そういう働き方が出来ない女が高等教育を受けることは教育の無駄なのか。
この小町の返信を書いている人に「ワークライフバランス」という言葉を投げかけたら「甘い」と言われるのだろうか。
そうやって女性が意識高く働いた結果、別居婚で育つ子供は幸せなのだろうか。
もちろん、女性だけがこういった考慮をしなければいけないことを問題視するなら分かる。
例えば妻が転勤になったので夫が同じ地方に転勤を希望するということも考慮されてほしいというなら尤もだと思う。
これは女性だけの問題ではなくて、性別関係ない労働者としての働き方を改善しなければいけないという話なのよねえ。 残念なことに、根深い男女間の対立によって、自分たちの労働環...