2016-06-30

通勤中に自転車パンクした

パンク修理は、昔から何度か習得しようとして練習してて、修理の手順自体はわかるんだけど、

あのヘラみたいな道具を使ってゴムを押し込むパワー勝負フェーズがどうしても突破できないクソ雑魚モヤシナメクジなので、自力では直せない

……というわけでプロに頼むのだけど、家の近くならいつも世話になっている自転車屋まで持っていくのだが、

会社の近くでパンクしてしまったので近くの自転車屋を探して昼休みに持っていくことにした

前も通ったことのない店にいきなり行くのはなかなか勇気がいる

ストリートビュー確認したところ、バイクや車から自転車まで修理します、みたいな小さな修理工場っぽい店のようだ

念のため行く前に電話をかけてみたら、ぶっきらぼうなおじさんが出てビビった

お店自体はちゃんと営業してて、パンク修理もしてもらえるらしい

自転車を押して20分ほど歩いて到着すると、ちょうど何人かおばさんやお姉さんが自転車で乗り付けて整備や部品交換や修理の依頼をしていた

なんか、思ったよりはやっている

正直だいぶビビってたお店のおじさんは、全然怖くなかった

作業服は油で汚れてるのになんか妙に小奇麗だし

結構人が多くて、一人で捌ききれず処理落ちしてアワアワしているおじさんをしばらく眺めて待機

電話したこととパンクの症状を伝えると「わ、フレンチバルブかー、コネクタないんだよなー」とか言いながらも、まあなんとか空気入れとくよーと預かってくれた

今まで持ち込んだ自転車屋で何も言われたことがなかったので全然知らなかったけど、通販で見た目が気に入って買っただけの折り畳み自転車のくせになにやら妙なパーツを使ってたらしい

とりあえず昼休みが終わる前に連絡先を伝えて退散した

夕方自転車を取りに行ったら、おじさんが「なんか2ヵ所、針みたいな小さいのが刺さってましたよー」と言いながら自転車を出してきてくれた

うん、この人あれだ、なんていうか、かわいい系のおじさんだ

そして修理や整備の依頼をしてた奥さん方の中に、かなり常連っぽい人が複数名いたのも多分気のせいじゃないぞコレ

やっすい修理代金を払って自転車を受け取ったら、「タイヤ結構ヘタってるから近いうちに交換した方がいいですよー」と言われた

一瞬そのままお願いしようかと思ったけど、自転車を預けてしまうと通勤ちょっと困るのと、会社と店の距離が割とあって何度も訪れるのは移動がしんどいので今回はやめておいた

お礼を言って、直った自転車会社に戻りながら、もしかしたらあれがおじさんの精一杯の営業だったんじゃないだろうかと思って、

なんか悪いことしたような、別に気にしても仕方がないような妙な気分になったので今これを書いている

書いてて思ったけど、俺が罪悪感みたいなのを抱いてるのは、

出先でパンクになった困り具合や、直してもらえて助かった度に対して、1000円ほどの修理代金が不当に安い感じがするせいなのかもしれない

しかもめんどくさい形式バルブのやつをいきなり持ち込んでるのに追加料金とかなかったみたいだし

昔、田舎学校とズブズブに癒着した寡占状態自転車屋で、チューブ交換したわけでもないのにパンク修理1ヵ所で4000円取られたことがあるが、

もし今回も4000円払ってたら、きっとこんな気持ちにはならなかっただろうなーと思う

あのおじさんになんかいいことありますように

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