2016-06-23

くまみこ vs ガリレオ・ガリレイ

僕「先生、僕はくまみこアニメ激怒している原作ファンの気持がわかりません。同じ話ではありませんか?」

物理学者を辞めてアニメオタクになったガリレオ・ガリレイ「ふむ。では私がこのタカメロンを見てくれ」

僕「まだ食べごろではなさそうですね」

ガリレオ「このメロンを私の胸の高さから地面に落としたら、どうなるかな?」

僕「跳ねますね」

ガリレオ「そうだな。そしてメロンは無傷だろう。では、あのピサの斜塔天辺から落としたら?」

僕「粉々になります

ガリレオ「そういうことだよ。おなじ落下という痛みでも、一メートルの高さから落ちるのと五十五メートルの高さから落ちるのでは強さが違うものだ」

僕「なるほど、またひとつ教えられました。先生

ガリレオアニオタの高みは一歩ずつたゆまぬ歩みによってのみ到達できるのだ……ところでここにわしが編集した『カバネリの無名ちゃんの萌え萌えシーンだけを編集した最強無名ちゃんビデオ』があるのでいっしょに観よう」

僕「いまどき『萌え萌え』もキツいですが、VHSというのもアナクロすぎてステキですね」

ガリレオ「十六世紀生まれからパソコンオンチでのう……ん? 誰かこっちにきよるぞい」

僕「すごい形相ですね。警察かな?」

警官A「警察だ」

ガリレオ「ほんとだ。すげえなお前」

警官B「貴様ガリレオ・ガリレイ教授だな? 署まで同行してもらおうか」

ガリレオ「え、なんでですか」

僕「あれかな。最近児ポ法的な何かに抵触したおそれ」

ガリレオ「あ、あれはあくま趣味使用であって」

警官A「余罪は署で聞こう。目下の罪状窃盗だ。このタカメロン千葉県旭市農場から盗んだものだと認めるな?」

ガリレオ「ううっ……(ガクリと膝をつく)。そのとおりじゃ……私がやった……。私は……どうしても許せなかったんじゃ……子供の頃に母に対してあんなことをしたあいつを……」

警官A「おい、立たせてしょっぴけ」

警官B「さっさとこい!」

ピーポーピーポー

僕「まさか先生犯人だったなんて……」

名探偵「悲しい事件でしたね……くまみこがキチンと終わっていれば彼もこんなことをしなくて済んだはずだ……」

僕「まあ嘆いててもしょうがないし、形見メロンでも食べましょう」

名探偵「そのメロン、まだ食べごろではないようですが」

僕「大丈夫大丈夫(パク)……まずううううううううううううU!!!!!!!!!!!!!!!!」

[ED: くまみこ DANCING!!]

檻の中のガリレオ・ガリレイめっちゃハッピーデイズ〜!♪ やっぱハッピーデイズ〜〜!!!♪」

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