2016-06-09

瞑想うんこ

瞑想とは何か?

一言でいうならば、「“いま・ここ”に全神経を研ぎ澄ます」ということになるだろうか。

人類は、過去を省みて言動を改め、未来想像して予め備えるという能力武器に、

あらゆる動物との生存競争に打ち勝ってきた。しかし、それは弱点を抱え込むことも意味した。

今更変えられれない過去執拗に囚われてしまうこと。

または、来るか来ないかからない未来必要以上に恐れを抱いてしまうこと。

これらは、“いま・ここ”ですべきことを疎かにしてまで、

偏執的に過去未来に拘ってしまうこととなり、生きやすさを毀損する。

程度が過ぎれば、うつ不安障害などの精神疾患もありうるだろう。

瞑想は、通常ならば受け流してしまうような、かすかな音・感触を今一度大切にすること。

そして、脳が作り出したにすぎない過去未来を受け流すこと。

そのことによって、人間は改めてリアルな“いま・ここ”を取り戻し、

かつ、本当に取り組むべき人生を取り戻すのだ。

また、現在ストレス社会といわれている。ストレスは交感神経と副交感神経の

バランスを乱し、下痢を引き起こす。また長時間労働による食生活も乱れも、

それをより一層助長するだろう。

通勤電車といった閉鎖空間での腹痛は、他に例えようのない苦痛であろう。

しかし、よく考えてほしい。それは本当にリアル苦痛なのだろうか?

過去に起きた今更変えられない下痢にまつわる恥辱や、

起こるかどうかはっきりしない未来への不安によって引き起こされた苦痛ではないだろうか?

その脳が作り出したにすぎない苦痛が、さらストレス引き起こし

腹痛をより一層悪化させているのではないか

そうならば、答えは一つである瞑想である。“いま・ここ”に神経と研ぎ澄まし、

有りもしない過去未来の想起を受け流すことによって不安を解消し、

“いま・ここ”でリアルに発生している苦痛のみに集中するのだ。

この真理に気づいてから数ヶ月の間に、俺はうんこを2回もらした。

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